昇進



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初公開日(参考)1981年09月
分類

長編小説

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昇進―ドーヴァー10 (1981年) (世界ミステリシリーズ)

1981年09月30日 昇進―ドーヴァー10 (1981年) (世界ミステリシリーズ)

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昇進の総合評価:8.00/10点レビュー 2件。-ランク


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No.2:
(4pt)

ドーヴァー警部シリーズの最終作にして本格風味の異色作

史上最低最悪のドーヴァー警部シリーズの最終作にして異色作。ドーヴァー警部への悪意に満ちた描写やマクレガー刑事の"ぼやき"なしに、いきなり全裸で顔を潰された身元不明の被害者の発見から始まる発端も異色なら、被害者の胃の中から検出された青いビーズ玉から<切手蒐集家クラブ>へとスピーディーに展開するのも異色。まるで本格ミステリの様な構成である。特に、その<切手蒐集家クラブ>のメンバを順々に尋問して行く過程はまさに本格ミステリそのもの。捜査中のドーヴァーの何時もの怠惰振りや、糞尿に関する作者の強い拘りは相変わらずなのだが、それよりもミステリ的趣向で勝負しようとの意図が感じられる。

そして、この<切手蒐集家クラブ>が国家的陰謀と関わって行く過程も異色である。有終の美を飾るためかシリーズでは最大スケールの作品となった(頁数はコンパクトだが)。真犯人の特定手法も鮮やかである。被害者の身元を不明にするために、全裸にしたり、顔を潰したりしているのに、何故犯人は「***」しなかったかという合理的論法である。メンバへの尋問の中で、ドーヴァーの怠惰振りの描写に紛れて巧みな伏線を織り込んでいる点には感心した。

ラストは絵に書いた様なハッピー・エンド。ドーヴァーの存在感がやや薄い感があるが、スピーディーな展開で本格ミステリ・ファンをも満足させる秀作だと思う。
昇進―ドーヴァー10 (Hayakawa pocket mystery books)Amazon書評・レビュー:昇進―ドーヴァー10 (Hayakawa pocket mystery books)より
4150013810
No.1:
(4pt)

シリーズの掉尾を飾るに相応しい異色作

「ドーヴァー警部」シリーズの最終作。作者は40才を過ぎてから執筆活動に入った由。成熟した女性の醒めた目から見た際の最低の男性の品性である、横柄、身勝手、自己中心、無責任、女性蔑視、不潔、おまけに太った体型等を具現化した人物としてドーヴァーが創造された。そんなドーヴァーだが、事件が起きる度、ドタバタ劇の中、犯人の勘違いや偶然等から事件は解決してしまうのである。部下のマグレガーはハンサムで有能だが、いつも異動届けを書いている。

今回の趣向は最後に待っているドーヴァーの昇進である。事件はありきたりに見えた。被害者の胃の内容物から、殺害場所はあるキャンプ場だと判明し、その時は二組の団体客だけだった。ドーヴァーとマグレガーのコンビにしては順調な滑り出しである。そして、一方の<切手収集家クラブ>に目を付ける。ところが、背後に潜んでいるのは悪魔のような大敵。相手の立場を一切考慮しないドーヴァーとの対決が見所。

シリーズの最後を飾るに相応しい大事件だが、それをモロともしないドーヴァーは相変わらず笑わせる。ドーヴァーとしては現金が欲しかった所だろうが...。シリーズの掉尾を飾るに相応しい異色作。
昇進―ドーヴァー10 (1981年) (世界ミステリシリーズ)Amazon書評・レビュー:昇進―ドーヴァー10 (1981年) (世界ミステリシリーズ)より
B000J7TZ3M



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