人質
- ドーヴァー警部シリーズ (10)
- 誘拐ミステリ (101)
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「ドーヴァー警部」シリーズの第8作。作者は40才を過ぎてから執筆活動に入った由。成熟した女性の醒めた目から見た際の最低の男性の品性である、横柄、身勝手、自己中心、無責任、女性蔑視、不潔、おまけに太った体型等を具現化した人物としてドーヴァーが創造された。そんなドーヴァーだが、事件が起きる度、ドタバタ劇の中、犯人の勘違いや偶然等から事件は解決してしまうのである。部下のマグレガーはハンサムで有能だが、いつも異動届けを書いている。 今回の趣向は爆笑もの。スコットランド・ヤードを嵐が襲った。副総裁は頭を抱え、マグレガーは快哉を叫んだ。何と、ドーヴァーが謎の一味に誘拐されたのだ。勿論、犯人の狙いは身代金。ところがヤードは金を払う気など一切ない。厄介者を取り除く良いチャンスだ。ヤードと当てが外れた誘拐団の双方の思惑のギャップに思わず腹を抱えて笑ってしまう。当のドーヴァーはと言えば、状況を認識しているのかいないのか相変わらず意地汚く、腹が減ったと怒鳴り散らし、たらふく食べる。業を煮やした誘拐団はドーヴァーを始末しようとするが...。 巧みな設定を考えるものである。この状況下でドーヴァーの捜索をするのもマグレガーであり、手柄をドーヴァーに横取りされ、苦渋を飲むのも又マグレガーなのである。奇想天外な設定で読者の爆笑を誘う後期の秀作。 | ||||
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史上最低最悪の警部ドーヴァー・シリーズの8作目。毒のあるユーモアが本シリーズの魅力だが、今回は何とドーヴァーが誘拐される。誘拐一味はドーヴァーを人質にして、拘留中の囚人と交換取引しようというのだ。 ところが勿論、スコットランド・ヤードは大喜び。ドーヴァーの部下のハンサム刑事マクレガーは快哉を叫ぶ始末。取引に応じないヤードに対し、大食らいのドーヴァーを抱える誘拐一味は困り果てる。この辺の展開は大いに笑わせてくれる。業を煮やした誘拐一味はとうとうドーヴァーを始末しようとするが...。 ドーヴァーを人質にするという奇抜な設定で、ユーモア味を一層濃くして読者を楽しませるシリーズ中の傑作。 | ||||
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