殺しの四重奏



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    初公開日(参考)1999年06月
    分類

    長編小説

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    殺しの四重奏 (集英社文庫)

    1999年06月18日 殺しの四重奏 (集英社文庫)

    警部に昇進して新しい職場に配属されたキャロル。さっそく多発する不審火に目をつける。一方、心理分析官のトニーも六人の研修生たちとチームを発足。行方不明の女子高生をサンプルに活動を開始するが、意外にも有名なTVキャスターのジャッコが犯人像として浮かぶ。キャロルはトニーとともに捜査を始めたが…。CWAゴールド・ダガー賞受賞作のシリーズ第二弾。 (「BOOK」データベースより)




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    No.1:
    (3pt)

    マクダーミドの、ミステリーへの新たな挑戦

    本書は、ヴァル・マクダーミドが、英国におけるミステリーの頂点、「CWA(英国推理作家協会)賞」のゴールド・ダガー(最優秀長編賞)受賞作『殺しの儀式』(’95年度)に次いで書いたサイコ・サスペンスである。
    前作同様、警部に昇進した女性警察官キャロルと内務省の心理分析官でプロファイラーのトニーのコンビが登場する。いわば<キャロルとトニー>シリーズの第2弾といえよう。

    今回は、連続少女誘拐殺人事件を扱っているが、冒頭から犯人や手口が具体的に示されている。倒叙もののスタイルをとっているために、社会的な知名度も地位もありながら、一方で精神的に病んだ犯人像がストレートに読者に明かされ、それが作品のインパクトになっている。

    トニーはチームの若手刑事らと共にプロファイリングをはじめるのだが、ひとりが犯人の魔の手にかかり虐殺されてしまう。彼はキャロルの協力を得ながら、怒りを覚えながら本格的な捜査に取り掛かるが、さまざまな内外の障害が行く手を阻むことに・・・。

    映画のカットバックのような手法の短い章立てで、どんどん視点が変わる三人称の構成はリーダビリティにあふれていて、読者は、真犯人を知っているだけに歯痒さを覚えながらも、トニーたちが一歩一歩犯人を追い詰めてゆく様子を追いかけて、つい先へ先へと読み進んでいってしまう。

    本書は、マクダーミドの、実験的な、新しいミステリーへの挑戦かもしれない。
    殺しの四重奏 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:殺しの四重奏 (集英社文庫)より
    4087603601



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