マルドゥック・ヴェロシティ

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種別
長編
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あらすじ

2006年11月08日 マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

戦地において友軍への誤爆という罪を犯した男―ディムズデイル=ボイルド。肉体改造のため軍研究所に収容された彼は、約束の地への墜落のビジョンに苛まれていた。そんなボイルドを救済したのは、知能を持つ万能兵器にして、無垢の良心たるネズミ・ウフコックだった。だが、やがて戦争は終結、彼らを“廃棄”するための部隊が研究所に迫っていた…『マルドゥック・スクランブル』以前を描く、虚無と良心の訣別の物語。(「BOOK」データベースより)

評判

マルドゥック・ヴェロシティの評価:

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マルドゥック・ヴェロシティの総合評価:

8.65/10点 レビュー 43件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.43
(1pt)

冲方丁とミステリは相性最悪?

独特の文体なんかよりも、無理やりなミステリ展開のほうがわたしはキツかったです。普段極上のミステリばかり読んでいるせいで比較してしまっているのかもしれませんが…。
なんでもかんでもシザース、意味のない犯罪、登場人物。3巻かけて読んだわりに、読み応えのない本で残念。
マルドゥック・ヴェロシティ 3 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: マルドゥック・ヴェロシティ 3 (ハヤカワ文庫JA)より
4150308713
No.42
(1pt)

冲方丁とミステリは相性最悪?

独特の文体なんかよりも、無理やりなミステリ展開のほうがわたしはキツかったです。普段極上のミステリばかり読んでいるせいで比較してしまっているのかもしれませんが…。
なんでもかんでもシザース、意味のない犯罪、登場人物。3巻かけて読んだわりに、読み応えのない本で残念。
マルドゥック・ヴェロシティ3〔新装版〕 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: マルドゥック・ヴェロシティ3〔新装版〕 (ハヤカワ文庫JA)より
4150310793
No.41
(5pt)

全編に横溢するデパルマ・オマージュ

多くの方が指摘するのはエルロイからの影響だが、それだけでなくブライアン・デ・パルマ監督の影響を強く感じた。
 そもそもデパルマはブラックダリアを映画化しているのだが、ヴェロシティにはデパルマの他作品からの影響も多く思われる。
 まず異能力者たちの猟奇的なアクションは、山田風太郎の影響もあるが、それよりキャリーやフューリーのショッキングな演出に近く感じる。
 また歪んだ欲望による事件とサスペンスはミッドナイトクロスのようだし(殺人ポルノのカメラマンもオマージュだろう)、マフィアたちが怪物的なマッチョイズムと共に哀愁を感じさせるのはスカーフェイスとカリートの道のよう。(なにかダークナイトを思わせる部分もあるが、本作の方が先。デパルマは時計仕掛けのオレンジに影響を受けた作家でもあり、ブルーマンハッタンなんかは影響が色濃い)
 ヒッチコックのようなセクシャルなサスペンス部分とファムファタール的なキャラは、殺しのドレスやだボディ・ダブルに、そのまんまファムファタールだし、身体の欠損によって内面も怪物のようになった怪物たちはファントムオブパラダイス。
 特殊な遊撃チームによってマフィアを追い詰めていくのは正にアンタッチャブル。
 名家一族の歪な家族関係はブラックダリア。
 ベトナム戦争をモデルにした戦争での非人道的行為はカジュアリティーズ、特殊能力を使って諜報任務はミッションインポッシブル。
 労組の狂騒的描写はブルーマンハッタンだろうか。(ブラックダリア冒頭でも暴動が描かれていたが)
マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)より
4150308691
No.40
(5pt)

全編に横溢するデパルマ・オマージュ

多くの方が指摘するのはエルロイからの影響だが、それだけでなくブライアン・デ・パルマ監督の影響を強く感じた。
 そもそもデパルマはブラックダリアを映画化しているのだが、ヴェロシティにはデパルマの他作品からの影響も多く思われる。
 まず異能力者たちの猟奇的なアクションは、山田風太郎の影響もあるが、それよりキャリーやフューリーのショッキングな演出に近く感じる。
 また歪んだ欲望による事件とサスペンスはミッドナイトクロスのようだし(殺人ポルノのカメラマンもオマージュだろう)、ギャングたちが怪物的なマッチョイズムと共に哀愁を感じさせるのはスカーフェイスとカリートの道のよう。
 ヒッチコックのようなセクシャルなサスペンス部分とファムファタール的なキャラは、殺しのドレスやだボディ・ダブルに、そのまんまファムファタールだし、身体の欠損によって内面も怪物のようになった怪物たちはファントムオブパラダイス。
 特殊な遊撃チームによってマフィアを追い詰めていくのは正にアンタッチャブル。
 名家一族の歪な家族関係はブラックダリア。
 ベトナム戦争をモデルにした戦争での非人道的行為はカジュアリティーズ、特殊能力を使って諜報任務はミッションインポッシブル。
 労組の狂騒的描写はブルーマンハッタンだろうか。(ブラックダリア冒頭でも暴動が描かれていたが)
マルドゥック・ヴェロシティ1〔新装版〕 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: マルドゥック・ヴェロシティ1〔新装版〕 (ハヤカワ文庫JA)より
4150310777
No.39
(5pt)

徹底的な猟奇的暴力シーンで、人間性を喪失するボイルドを描き切った作者の闘魂に拍手。

そこまでやるかと言う徹底的な猟奇的暴力シーンが圧倒的など迫力。単語をぶつ切りにするスタイルは乾いたハードボイルドタッチでグロテスクさを緩和するが、まともに想像するのすらはばかられる悪趣味な残虐さが際立っている。が、この偏執狂的暴力シーンの連続は、ボイルドが人間性を喪失してウフコックを濫用するに至る様を真摯に追及した結果と読めた。凄惨な拷問と処刑を繰り返すカトル・カールに対抗して生き残るため、人間性を捨て虚無へと突っ走るボイルドだが、死を目前にしておぞましい姿のナタリアに向けた最後の人間らしい愛情を示すのが、より一層空しさを増幅した。何しろ彼女の亡骸を文字通りの生物兵器として敵を葬るのだから。最終的に敵も味方も皆殺しにするボイルドが、何のために戦うのか、と言う哲学的問いに答えられずに終わるラストは、この上なく苦く救いのないものだったが、この途方もない物語を自身に変調を来しながら描き切った作者の闘魂に拍手を送りたい。
マルドゥック・ヴェロシティ 3 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: マルドゥック・ヴェロシティ 3 (ハヤカワ文庫JA)より
4150308713

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