虚構推理 鋼人七瀬

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初版刊行(参考)
種別
長編
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9,306回
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9
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60
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あらすじ

2019年01月23日 虚構推理 (講談社タイガ)

巨大な鉄骨を手に街を徘徊するアイドルの都市伝説、鋼人七瀬。人の身ながら、妖怪からもめ事の仲裁や解決を頼まれる『知恵の神』となった岩永琴子と、とある妖怪の肉を食べたことにより、異能の力を手に入れた大学院生の九郎が、この怪異に立ち向かう。その方法とは、合理的な虚構の推理で都市伝説を滅する荒技で!?驚きたければこれを読め――本格ミステリ大賞受賞の傑作推理!(「BOOK」データベースより)

評判

虚構推理 鋼人七瀬の評価:

6.75/10点 レビュー 8件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.75pt

虚構推理 鋼人七瀬の総合評価:

7.58/10点 レビュー 77件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全4件 1〜4 1/1ページ
No.4
(7pt)

人は信じたいものを信じる


 片目と片足と引き換えに妖たちの「知恵の神」となった岩永琴子、妖の肉を食らい異能力を身に着けた桜川九朗、人ならざる者通し共に行動する彼らと巷を騒がす死んだアイドルの都市伝説「鋼人七瀬」。 都市伝説を駆逐するために曖昧な伝説に合理的な虚構をぶつけろ!

  本作の主眼はおおよそ都市伝説として人の心に根付いてしまったアイドルの亡霊を滅ぼすために人々に合理的で納得のいく虚構を与えるというものだ。 人は信じたいものを信じる、魅力的な嘘を吐くには真実を追い求めるに等しいぐらい事件に対して齟齬なく挑まなくてはならない。  真実を暴くのと秀逸な偽物語を創るのではベクトルは正反対でも、事件を精査し隠されたストーリーを見つけ出すという点では一致していて、そこに既存のミステリとは違った論理性、整合性が生まれる。 このユニークな特殊設定ミステリを漫画経験が生きた可愛く魅力的なキャラクターで描いている、変な作品好きなので割と普通にミステリとして読んでましたね。 アニメの出来も上々、★は7つ。

りーり
9EDFH0HC
No.3
(8pt)

虚構推理 鋼人七瀬の感想

真相より面白い虚構をつくり信じさせたら勝ちという城平さんらしい作品でした。理屈をこねくりまわしてつくられた虚構は確かに真相より面白いもので、真相を知っている自分もこっちが真相でいいやという気になりました。続編がありそうな終わり方だったので、この設定でもう一本書いて欲しいです

ほっと
2XKXV6EI
No.2
(7pt)

虚構推理 鋼人七瀬の感想

リボンに真っ黒な顔でおまけに巨乳のアイドル七瀬かりんの亡霊―人呼んで「鋼人七瀬」が鉄骨を振り回し、道行く市民たちに襲いかかる!そんな都市伝説がまことしやかに流される都市にやってきた一眼一足の美少女岩永琴子と異能を持つ青年桜川九郎の凸凹コンビがついに現実の怪異となった「鋼人七瀬」打倒に挑む!最初から事件には謎などなく、岩永は虚構を積み重ねることで嘘を本当のようにして怪物を倒していくというゲーム世代、ネット世代ならではのミステリでこれはこれで楽しめたんですが、これをミステリと評価していいのかは悩みますね(笑)
まあ、でもこれで同票とはいえ昨年度の本格ミステリ大賞を一定の識者たちの評価を得て受賞したわけですから、推理を多重に組み立てて一つの結論に達するという筋立て運びは見事でしたし、嘘とはいえ嘘も本当のように語れば本格ミステリとなるということでこれも本格の一つの形かなと思ったりもしますが(笑)
最後にこの書き方だと次作以降も想定していそうなので大賞をとったからには2作目をぜひ書いて欲しいと思います!案外この設定で嵐の山荘とかクローズドサークルをやったら面白いかも?(笑)

ジャム
RXFFIEA1
No.1
(7pt)

虚構推理 鋼人七瀬の感想

読後は個性的で論述の新しい楽しさを感じて面白かったと思いました。
本書はとても好みが分かれそうです。

亡霊やら妖怪やら漫画のテイストで進行するストーリーは、
中盤までは色々な事が馴染めず苦労しました。
ただ、
妖怪かまいたちの正体は、真空による皮膚の亀裂というのが、
科学的には根拠がないにも関わらず、世に浸透してしまっている。という、
虚構が現実世界の解答となって浸透している例え話が出てきてから、
この本が一気に面白くなりました。

この世に生まれた亡霊の現象を現実的な解答を提示し、
かつそれを聞く観衆に対してどれだけ魅力的に説得できるかという、
法廷ミステリや探偵演説の大団円の舞台を、
世の若い世代に合わせたストーリーで描かれている作品だと思いました。

事件があって犯人がいて、
その真相にいたる唯一無二の回答を導く数学的ロジックと言うよりは、
可能性を連弾して納得させればよいという点で、
この本の扱いや好みが分かれそうです。

虚構である推理ではありますが、
その展開や結末の落とし所は成否関係なく単純に気持ちが盛り上がりました。

シリーズ物になるのかわかりませんが、
1作目ゆえ、キャラクターや舞台設定の説明が多いプロローグの印象も受けたので、
2作目へと続いて物語を見てみたいです。

egut
T4OQ1KM0

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.69
(5pt)

文字から映像が浮かぶ

流石です
虚構推理 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 虚構推理 (講談社文庫)より
4062932407
No.68
(5pt)

忍法虚構推理

いつものギャグかと思いきや、結末がとんでもない。 
虚構推理 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 虚構推理 (講談社文庫)より
4062932407
No.67
(4pt)

虚構推理合戦の話にユニークな面白さが印象的っすね。岩永琴子のキャラも魅力的だったな。

〈鋼人七瀬(こうじんななせ)〉て異形がからむ事件の真相を、探りだそうとするのではなく、「たとえ嘘であっても、こういう虚構であれば筋が通ってて、いかにもって感じで面白いだろ」とする方に持っていく、なんていうかな、虚構合戦的な話の展開にユニークな妙味があって、読みごたえありましたね。

11歳の頃、妖(あや)かしたちに右眼と左足を奪われ、一眼一足(いちがんいっそく)の身となった本シリーズの主人公・岩永琴子(いわなが ことこ)のキャラがまた、とても魅力的で良かったな。異界の妖かしたちから〝おひいさま〟と呼ばれ、慕われている彼女のことが、すっかり気に入ってしまいましたよ。

本書のクライマックス、第六章「虚構争奪」におけるネット上での攻防、虚実織り交ぜた話の支持者獲得合戦に引き込まれながら、「ああ、そういえば、あの物語もそういう面白さがたまらんかったなあ」て思い浮かべた短篇がありました。斜線堂有紀(しゃせんどう ゆうき)さんの「本の背骨が最後に残る」「本は背骨が最初に形成(でき)る」て、両作品。とってもぞくぞくする面白短篇どす。興味が湧きましたら、『本の背骨が最後に残る』(光文社)で読んでみて。

ところで、城平 京(しろだいら きょう)氏の本書を手に取ったのは、大矢博子さんが編んだ『放課後推理大全 学園ミステリーアンソロジー』(朝日文庫)収録の一篇、城平 京「岩永琴子は高校生だった」(シリーズ長篇『虚構推理 スリーピング・マーダー』第一章を丸ごと収めたもの)の読み心地が良くて、「また何か読んでみたいなあ」と惹かれるものがあったから。なので、本シリーズと出会うきっかけになった大矢さんのアンソロジー本に、「あざっす❗」て感謝っすね。
虚構推理 (講談社タイガ) Amazon書評・レビュー: 虚構推理 (講談社タイガ)より
4065145309
No.66
(5pt)

少し古くなると書店には無くなるのです

とは言っても2019年なんですけどね。
虚構推理 (講談社タイガ) Amazon書評・レビュー: 虚構推理 (講談社タイガ)より
4065145309
No.65
(4pt)

異色の対決

2011年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。
 奇抜なアイデアで構成された長編ミステリだ。ホラーや伝奇小説のようにも見えるが、根幹のところに探偵小説としてのおもしろさがあり、圧倒された。
 探偵小説における「解決」や「真相」といったものへ異議を唱えるメタ・ミステリでもある。
虚構推理 (講談社タイガ) Amazon書評・レビュー: 虚構推理 (講談社タイガ)より
4065145309

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