ドイツの小さな町
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種別
長編
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あらすじ
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評判
ドイツの小さな町の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク
ドイツの小さな町の総合評価:
7.78/10点 レビュー 9件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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イギリスのEC加盟は、アメリカの影響を受けることを懸念してフランス、西ドイツが受け入れる気配がなかった時代である。(EC加盟したのは1973年でした)
このような時代背景を知って本書を読むとよくわかります。
ル・カレは、MI5からMI6に転籍したころ本書の舞台であるボン大使館で二年ほど働いた経験を生かして本書を書いていることは間違いないでしょう。
前に書かれた四作とは異なり外務省官吏などの実態を事細かに描写し、その欺瞞などを披瀝しているのはル・カレの実体験が本作に与えたものと想像できます。
大使館官房長ブラット・フィールドと主人公のターナーの会話など執拗なくらい微細に描写されているからです。
が、外務官吏の資質などを、ル・カレが、それなりに「こんなもんだよ!」と暴露しているようです。
ボンの町の風景描写や登場する人物などとの会話は、他作には見られないような緻密さで構成されているのは、ル・カレが前4作とは異なり、「私はこのような小説も書けるんだよ!」と、誇示した作品だと思いながら読み進んでしまいました。
「その男のポケットをあらためろ」
と、アングロ・サクソン人らしい沈着な声で、だれかがいった。
評者の予想通り「敵は内に居る」と、明らかにするところでこの物語を終えていました。