哀しきギャロウグラス

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長編
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あらすじ

1993年10月31日 哀しきギャロウグラス (角川文庫)

鬱の病いを持つ青年ジョー。病院から追い出された上に、里親からも見棄てられ、絶望した彼は遂に自殺をはかる。その命を救ったのは、謎のインテリ青年シャンドー。この時からジョーは、彼の服従者になることを決意する。今まで愛された経験のないジョーが、初めて出会った「運命の人」であった…。実は、大富豪夫人ニーナの誘拐を、シャンドーは企てていた。その彼に、ジョーは邪険にされ、冷たく利用されても、盲目的に愛を捧げ続ける。しかし事件は意外な展開へ…。無気味とユーモア、欲望と狂気、悲劇と喜劇が交錯する、異色の力作。(「BOOK」データベースより)

評判

哀しきギャロウグラスの評価:

8.00/10点 レビュー 1件。 B ランク

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哀しきギャロウグラスの総合評価:

8.00/10点 レビュー 2件。

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.1
(4pt)

まったく著者はお人が悪い

絶望の淵に立たされて命を絶とうとしたジョー。ジョーはすんでのところでシャンドーに救われる。その日から、ジョーは、シャンドーの従者(ギャロウグラス)としてふる舞うようになる。やがて、シャンドーは、ある富豪の若き妻ニーナの誘拐を企んでいることをポツポツと話し始めるのだった…。

シャンドーに心を奪われたジョーの、プラトニックな同性愛に苛められる様が、じっくりと描かれる。知ってか知らずかジョーの気持ちを弄びながら、時に残酷に、時に優しく、悪事に引き込んでいく描写が素晴らしい。

果たして、ジョーの姉を巻き込んでの誘拐の行方は…。

一方、ニーナは、過去にあった誘拐のトラウマで神経をすり減らす日々。そんな中、雇い主から護衛をおおせつかったやもめの運転手ポールは、ニーナに惹かれ、ついには不倫関係に。このあたりの心理描写も秀逸である。

ジョーとシャンドー、ニーナとポール二組の主人?と従者は、シャンドーの企みの末、誘拐する者、される者の立場でで会うのだった。

クライマックスでは、シャンドーの真の狙いと、ニーナの本音が分かっておおっ!となる。そこから、ラストに突入するのだが、まったく著者はお人が悪いと言わざるを得ず。厭な後味を残す作品である。
哀しきギャロウグラス (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 哀しきギャロウグラス (角川文庫)より
4042541542

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