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ジャム さんのレビュー一覧

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レビュー数47

全47件 21~40 2/3ページ

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No.27: 5人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

七回死んだ男の感想

月並みな発言で申し訳ないですが、とにかく面白い!の一言に尽きます。さすがに、西澤流SF本格の代表作と言われるだけのことはあるなあ。どうしても祖父の死を阻止できない少年。その謎の答えも実に意表をつくものがあり、非常によくできたSFパズラ-だと思いました!普通のミステリに飽きてしまった人にこそ、ぜひおすすめです!

新装版 七回死んだ男 (講談社文庫)
西澤保彦七回死んだ男 についてのレビュー
No.26: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

人形館の殺人の感想

異色の館シリーズ。シリーズ中もっともホラーテイストで、しかも真相には十角館の次に衝撃を受けました!

▼以下、ネタバレ感想
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人形館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫 あ 52-21)
綾辻行人人形館の殺人 についてのレビュー
No.25: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

アクロイド殺しの感想

発表当時、賛否両論を巻き起こした問題作にして傑作!この手のトリックの原点。もちろん、「フェア」だと思います!

アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティアクロイド殺し についてのレビュー
No.24:
(9pt)

山魔の如き嗤うものの感想

刀城言耶シリーズ第4弾!シリーズ中最もホラー色が強く、特に冒頭の「忌み山の一夜」は描写に迫力があり怖かった。本格ミステリ的には相変わらず2転3転する真相も良かったが、一番はやっぱりメイントリックの「一家消失の謎」。まんまとしてやられた感が強く、やっぱり三津田さんは一発大トリックの神だなあと改めて感じた。一生憑いて行きます(笑)
山魔の如き嗤うもの (講談社文庫)
三津田信三山魔の如き嗤うもの についてのレビュー
No.23: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

火蛾の感想

異色の第17回メフィスト賞受賞作!イスラム教の修行僧が体験する密室殺人。厚いノベルスが多いなかで、この短さでまとめあげたのがすごい!後世まで残る傑作だと思うが、発表後10年以上経った現在でも第2作が出ていないのが惜しい。
火蛾 (講談社文庫)
古泉迦十火蛾 についてのレビュー
No.22:
(9pt)

ラットマンの感想

ミステリ界の新鋭道尾秀介。彼の作品は初めて読んだが、本格ミステリと人間ドラマがここまで物語にリンクできるのは凄いと思った。青春劇としても切なすぎる。傑作!
ラットマン (光文社文庫)
道尾秀介ラットマン についてのレビュー
No.21: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

完全恋愛の感想

これは、傑作!現本格ミステリ作家クラブ会長辻真先さんが牧薩次名義で発表し第9回本格ミステリ大賞に輝いた本格ミステリ+恋愛小説の二重奏!戦時中から戦後、現代と3つの時代で起こる3つの不可能犯罪の裏に隠されていたのはある有名画家の恋心だった!真相は大体第1部を読んでいて察しがついたんですが、世紀を跨る一人の男の生涯愛したただ一人の女性に対する愛を見事なまでに描き切った老練の技に脱帽!「完全恋愛」というタイトルも読み終えると完全に納得できるし、結末は二つの意味で切ないですね!
完全恋愛
牧薩次完全恋愛 についてのレビュー
No.20: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

マリオネットの罠の感想

赤川サスペンスの最高傑作!映画ばりに視点が入れ替わる息つかぬサスペンスと意外な真相で新本格派にも多大な影響を与えた事実上の処女長編!赤川さんがこんな救いのない話を書いていたなんて!後味はすこぶる悪かったですが、サスペンス的、ミステリ的には大満足でした!もっと多くのミステリファンに読まれるべき大傑作だと思います!
マリオネットの罠 (文春文庫)
赤川次郎マリオネットの罠 についてのレビュー
No.19: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

夏と冬の奏鳴曲の感想

新本格に麻耶雄嵩ありといわしめた大傑作!ありえない密室トリックに、映画を観ているかのような画が浮かぶ衝撃作!自分の初麻耶作品は本作で、いきなり強烈なパンチを受けました!
夏と冬の奏鳴曲 新装改訂版 (講談社文庫)
麻耶雄嵩夏と冬の奏鳴曲 についてのレビュー
No.18:
(9pt)

悪魔の手毬唄の感想

昔の映画もこないだやったドラマも共に良かったですが、やはり原作が一番!緻密な論理と不気味な手毬唄殺人に酔いしれます!
悪魔の手毬唄 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
横溝正史悪魔の手毬唄 についてのレビュー
No.17: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

迷路館の殺人の感想

「作中作」、「見立て殺人」、そして巨大な「路」と遊び心に溢れた初期綾辻ミステリの名作!折り紙の「悪魔」折ってみたいなあ(笑)
迷路館の殺人<新装改訂版> (講談社文庫)
綾辻行人迷路館の殺人 についてのレビュー
No.16: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

彼女は存在しないの感想

浦賀初期の代表作にして、一つの頂点。香奈子の恋人貴治を殺したのは、多重人格の病を抱える亜矢子なのか?衝撃の真相に至るまでの伏線とプロットがよく練られた本格ミステリとして、また登場人物たちの苦悩を残酷なまでに描き切った青春小説としても一級品の本書をぜひお試しあれ。
彼女は存在しない (幻冬舎文庫)
浦賀和宏彼女は存在しない についてのレビュー
No.15: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

水車館の殺人の感想

自分にとっての館シリーズとの出会いは、実はこの作品。幻想的雰囲気、論理的帰結から来る真相の衝撃とミステリ読み始めの当時の私には衝撃的な出会いでした。
水車館の殺人 (講談社文庫)
綾辻行人水車館の殺人 についてのレビュー
No.14: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

笑わない数学者の感想

消えたオリオン象、そしてその裏に隠された逆トリック!森作品で唯一再読した傑作!
笑わない数学者―MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)
森博嗣笑わない数学者 についてのレビュー
No.13: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

少女たちの羅針盤の感想

青春ミステリの世界にまた一人新たな才能が現れた!女優が映画で撮影現場で脅迫される現在と女子高生4人の劇団「羅針盤」のメンバーが殺された過去が交錯する傑作!女子高生4人のリアルな心理描写で一気に読ませる新世代の青春群像劇の誕生!青春の美しさ、辛さ、儚さ、そして未来を描いた今作は紛れもなく青春小説の新たな金字塔の名に相応しいと思います!
少女たちの羅針盤 (光文社文庫 み 34-1)
水生大海少女たちの羅針盤 についてのレビュー
No.12: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

丸太町ルヴォワールの感想

謎の女性「ルージュ」との初恋にまつわる「魅力的な謎」と天才美少年、凸凹コンビ、最強の刺客と次々現れる「魅力的な登場人物」、そして始まる息詰まる法廷での「騙し合い」!麻耶雄嵩氏も絶賛する大型新人のデビュー作にして、終盤の鮮やかなどんでん返しが見事な本格ミステリ新世代の傑作ここに誕生!
丸太町ルヴォワール (講談社文庫)
円居挽丸太町ルヴォワール についてのレビュー
No.11: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

占星術殺人事件の感想

新本格の生みの親、島田荘司の衝撃デビュー作!トリックは漫画で知っていましたが、それでも愉しめたのはやはりこの作者の力量だと思います!名探偵御手洗潔にもはまりました。
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社文庫)
島田荘司占星術殺人事件 についてのレビュー
No.10: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

生ける屍の死の感想

殺されても甦る死者が溢れるパラレルワールドを舞台にした傑作!面白すぎです!
生ける屍の死(上) (光文社文庫 や 26-3)
山口雅也生ける屍の死 についてのレビュー
No.9: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

メルカトルと美袋のための殺人の感想

悪名高き銘探偵メルカトル鮎と彼に振り回される推理作家の美袋三条のコンビが贈る7つの事件!特に美袋君の恋の裏に隠された謎を解く「遠くで瑠璃鳥の鳴く声が聞こえる」、メルの描いた犯人当てに美袋君が振り回される「ノスタルジア」、メルの悪意が頂点に達する「彷徨える美袋」の3編はミステリとしてもブラックコメディとしても秀逸!ちなみに本作は自分がアンケートをとった麻耶雄嵩ファンによる作品ランキングで1位をとりました!それだけメルというキャラの人気と本格ミステリの魅力あふれる粒ぞろいな作品が揃ったファンが選ぶベスト作だということでしょう。
メルカトルと美袋のための殺人 (集英社文庫)
麻耶雄嵩メルカトルと美袋のための殺人 についてのレビュー
No.8: 9人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

消失!の感想

マリー、裕二、純の赤毛の持ち主が何者かに殺害され、しかもその死体は犯人とともに忽然と「消失」してしまった!これはネットでネタバラシされなければまず確実に騙されていたであろう大胆なトリックだと思いました(笑)それでも本格ミステリ的に非常に良くできているので楽しめましたし、最後のドンでん返しに関しても近年多くの作家たちが意識的に取り入れているものなので新本格発生直後のしかも京大ミス研出身の著者がいち早く取り入れていたのも興味深かったですね。

▼以下、ネタバレ感想
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消失! (講談社文庫)
中西智明消失! についてのレビュー