■スポンサードリンク


nissi さんのレビュー一覧

nissiさんのページへ
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.08pt

レビュー数26

全26件 1~20 1/2ページ
12>>

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
 閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
No.26:
(5pt)

派手さがない・・わくわくはしないけど温まるストーリーが多い

冷たい校舎の時は止まるの主要人物たちのサイドストーリー。先に冷たい校舎の時は止まるを読んでいないとおもしろくないかも。前作の名前探しの放課後は読んでいなくても面白い内容になっていましたが今回はそうではない感じです。ただ登場人物のつながりがわかる人には、「あの○○が大人になってる!」とか「昔こういうことがあったのか」と納得のいく作品でしょう。
辻村さんはもっと有名になってもいいと思うのですが、こういった前作と絡めているストーリーが多いため、コアなファン以外が入りこめない現実が否めないですね。頑張ってほしいものです。
ロードムービー
辻村深月ロードムービー についてのレビュー
No.25: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

えー!辻村さんどうしたの!?って思う作品でした

正直面白くなかった。たぶん女性が読んだら面白いのかもしれない。女性視点の赤裸々な会話が多く書かれており、正直、男の自分からしてみると物語進まないなあーという感じで、実際最後まで読んでいません。読了できなかったのはこれが2冊目です。これ以降の作品は、レビュー見て読むか決めたらいいと思います。名前探しの放課後までは面白かったのに・・・
ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (講談社文庫)
辻村深月ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 についてのレビュー
No.24: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

作者すごいな・・

ラットマンを読んだ後、この人の作品はちょっと合わないなと思っていたのですが、これは違った。すごいの一言でした。特に最終章ですべてが覆されるというか感動しました。これ以上は語れません。ぜひ店頭で買って読んでください(笑)
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)
道尾秀介カラスの親指 by rule of CROW's thumb についてのレビュー
No.23: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

んーなんだこれ?むずかしい・・

話が変わる?というより犯人が変わるんです。この小説。おそらくですが、ミステリを楽しむより錯覚、勘違いを楽しむ小説なのでしょう。作者の意図に完全に乗せられてしまった感が否めません(笑)
「ラットマン」を調べたところ、タイトルが錯覚などで有名な図形、本文にもでてきた絵のことを指すようで、錯視図形というものらしいです。視覚の「勘違い」を文章で「勘違い」させようというのが作者の意図だったようですね。やられました。
ラットマン (光文社文庫)
道尾秀介ラットマン についてのレビュー
No.22: 6人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

秀逸!ミステリとしては最高でした

ほかのレビューでもありますが、実に完成度が高いです!相当作者が温めてきた作品だと感じます。
死刑制度についてはこの本を読めば詳しくなれるほどです(笑)
ミステリ色が強く、また精巧なストーリーは真保裕一に似た印象を持ちました。エンターテイメントよりの作品が好きな方には読みにくいかも。
実際、一気読みはできなかった作品です。ストーリーになかなか溶け込むことができなかった。ただ、最初の入りとクライマックスはドキドキしました。


13階段 (講談社文庫)
高野和明13階段 についてのレビュー
No.21: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

乙一から離れてから、数か月・・・久しぶりの乙一ワールド

暗黒童話や死にぞこないの青を次々と読破してはいましたが、乙一の最高傑作といわれる「暗いところで待ち合わせ」はまだ読んだことがありませんでした。他著者にはない発想で、また、リアリティの追求のため殺人犯の心理で進むべき道筋をことあるごとに脱線して進んでいくこのストーリーは「恐怖」「畏怖」を感じさせず、違和感を感じさせないものでした。終盤になるとなんでこのようなストーリーなのかとういうのがわかりました。納得のいく結末、そして乙一ミステリしか知らない私にとってとても温まるストーリーでした。10代のうちに読書感想文を書くためでもいいから読んでほしい本ですねこれは(笑)
暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)
乙一暗いところで待ち合わせ についてのレビュー
No.20: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ミステリというよりは・・・エンターテイメント?

私の感想としては、だれが読んでも面白く読める小説だと思います。ただ、ミステリとしてはどうだろう?という作品でした。しかしながら、読み終えた後、初めから最後まで無駄のない文章であり、また、「蓮実」のキャラクターが強く印象付けられるものだったので、続編出てくれないかな・・という感じでした。
悪の教典 上
貴志祐介悪の教典 についてのレビュー
No.19: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

恋愛小説です。ミステリではなくトリックです。

評価が高いのでどんなミステリだろうかと期待していましたが、これは恋愛小説でした。ただ最後の2行で全てが変わるといった視点では確かに変わりました。トリックも最後まで気づかなかったのでその点では秀逸だと思います。
イニシエーション・ラブ (文春文庫)
乾くるみイニシエーション・ラブ についてのレビュー
No.18: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

家族の絆が見れて感動した

須田兄は将来有望の野球少年。須田弟は勉学一筋。そんな二人が貧しい家計を支えようとする素晴らしいも物語ですが、ある日、事件が起こり須田家は巻き込まれていく・・・意外な真相でした。読後感は須田兄の異質な性格と雰囲気がより物語を鮮明にしていたんだなと感じました。


中学生時代に読みたかったな。この本。
魔球 (講談社文庫)
東野圭吾魔球 についてのレビュー
No.17: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

主人公の豹変する描写は素晴らしいの一言

現実ではありえない脳移植ですが、もし、現実にありえたならこの小説のようなことが起こりえそうな気はします。
東野圭吾の作品はどろどろしている話か感動する話二通りによくわかれますが、この作品はどろどろだったので読者を選ぶ小説だと思います。また、SFでありながら現実じみているので、SFミステリー目当てで買わない方がいいです。単純に本格に近いミステリーで主人公の足跡を辿るような小説でした。
変身 (講談社文庫)
東野圭吾変身 についてのレビュー
No.16: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

最初から最後まで面白い。名作なだけある

本格で大人の小説。読了後なんとも言えない読後感。宿命の意味。「サナエ」の死の真相。約20年前の小説ですがあきさせない小説でした。本格ミステリは最終的に面白いものでも途中読むのがつらくなるものがかなりありますがこれは違いました。さすが東野圭吾。しかも私が生まれた年に出された小説だということでかなりお気に入りの小説です。
宿命 (講談社文庫)
東野圭吾宿命 についてのレビュー
No.15: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

辻村作品を読んできた方には最高傑作かも?

辻村作品を未読の方はいい話止まり。正直普通の話のいい小説です。しかし、これまでの作品を読んできた方は感動すると思います。ただ他の作品に比べるとインパクトが薄いですね。辻村さんの1作目の「冷たい校舎の時は止まる」になんとなく似てます。他の作品は色鮮やかにイメージできるんですが、この作品と1作目は全体的に平凡なイメージを浮かべてしまいます。もしかしたら登場人物の個性が薄い気がするからかもしれません。しかし、それは仕方ないのかもしれません。こればかりは辻村さんの作品を順に読んでいる人のみ理解できることであるし、他の辻村作品の既読者は登場人物の個性を薄く書かざるを得ないのだろうと思うんではないでしょうか。
ただ、いろいろ詰めすぎなところが見え隠れしている作品なので、いままで購読されてきた方たちにとってはかなり面白い展開をするのではないのかと。
不満をいえば、辻村さんの作品が未読でこの作品を初めて読む人たちにとって理解できないことがあることがどうなんだろう?と思います。
また、これからこの作品を読もうと思っている方は「ぼくのメジャースプーン」を読んでからにしてください。きっとこの作品を好きになると思います。
名前探しの放課後(上)
辻村深月名前探しの放課後 についてのレビュー
No.14: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

前々作読んでると面白さ倍増します!

前々作「子供たちは夜と遊ぶ」を読むとさらに感動できます。私は前々作ではわからなかったことがこういう事だったと知ったときびっくりしすぎて本を投げ出しました。大げさかもしれませんが、私はそのくらい驚きました。また、心の表現がうまく描かれていて私は読みやすい小説だと感じました。さらに考えさせられる小説でもありました。
SFミステリの部類なのでラノベぽかったですが内容はとっても深いです。一読することをおすすめします


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)
辻村深月ぼくのメジャースプーン についてのレビュー
No.13:
(7pt)

SFミステリってSukoshi・Fushigi・・

読者がその世界に入り込めるのはいままでどおりのいい所でさらにその上をいっていると感じました。「共感」は辻村深月さんの作品には必需品として備わっていると思います。ただ今作違うところは「感情移入」が含まれていることが言えます。感情移入というのは「立場」や「思想」の違いがあってもその人の気持ちに付度して歓んだり、悲しんだり・・能動的な力のことを言います。それが、この小説には備わっていると思いました。また藤子・F・不二雄先生の「ドラえもん」を題材にして描かれているこの物語は子供が気軽に読めるし大人にも読んでほしいそう言った本です。あ、でも子供には難しいかも。でも、この小説はだれもがSukoshi・Favoriteになること間違いなし。そして読後感はなんとなく心が満たされる・・そんな感じの本です。ミステリ小説っていろいろな内容がありますよね。Sukoshi・Fushigi・・ハマりました。読了後、またこのレビューを読んでくれるとタイトルの意味がわかると思います。
凍りのくじら (講談社文庫)
辻村深月凍りのくじら についてのレビュー
No.12: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

一気読みしました!・・ラストの展開は予想できないですね

辻村深月さんの作品でもかなりミステリー色の強いものでした。しかし、残念な部分は読み進めていくとだんだん「あー。なるほど。これはミステリじゃないな(笑)」と感じざるを得なかったこと、タイトルと中身のリンクが曖昧なことでした。それを踏まえた点で今回はこの評価です。ミステリー色が強いのになぜミステリーじゃないと書いたのは、この作品がミステリーのように振る舞いながら読者に推理させないところがあるからです。というか作中の「i」が誰なのか推理してみてもわからなかったというべきでしょうか。私自身のミステリの定義はある程度読者の推理(考え)と作中の内容がマッチして納得のいく結末がミステリと考えているのでこういう言い方をするしかありませんでした。それでも面白いと感じるのがこの人の作品。
また、この作品は犯人視点とその他の人間の視点も交えて書かれています。その点では作者の小説を書く技術は素晴らしいと感じました。さらに上下巻あるのにも関わらず一気に読み進めることができるのはさすがだと感じました。評価は8としましたが実際内容は10でもいいのかもしれません。それぐらい面白かったです。表紙もかわいいし「~殺人」、「~事件」などのタイトルでもありませんしカバーで隠さなくても電車内で堂々と読めるところもよかったです。
子どもたちは夜と遊ぶ 下 (3) (講談社文庫 つ 28-4)
辻村深月子どもたちは夜と遊ぶ についてのレビュー
No.11:
(10pt)

これから大学生になる方にお勧め!

本当の大学の生活に似た(SF入ってるけども)小説でした。笑いあり個性あり波乱ありの大学生活。まさに青春だな~って思うはずです。また、この小説は新潮文庫で今読んでおきたい小説2012で1位の作品です。
またこの小説は名言が多いし、主人公や仲間たちの成長の変化が見れる小説でありました。一度でいいから手にとってほしい本ですね

▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
砂漠 (実業之日本社文庫)
伊坂幸太郎砂漠 についてのレビュー
No.10: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

本格ミステリといえばこれ!読書始める人におすすめ!

本書はミステリとしてかなり完成度の高い作品となっています。クローズド・サークル(wikiで詳しく載ってます)としてはインシテミルやすべてがFになるなどを先に読んでいるので私としてはトリックが少しもの足りないものではありました。しかしながら、約数十年たった今も読みやすく読者をあきさせない本書はミステリファンなら誰もが認める小説だと思います。特にいまから読書を始める人はこの本からぜひ始めてほしいと思います。また、この本を読んだのなら作者?が敬愛してやまないアガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」(できれば旧訳のもの。各市の図書館においてあるかも)を読んでみるといいと思います。
十角館の殺人 (講談社文庫)
綾辻行人十角館の殺人 についてのレビュー
No.9: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

倒叙小説として最高峰。貴志祐介は心理描写の天才!

とにかく心理描写がとびぬけて素晴らしく、1日で読み終えた。実際にモデルがいるのかと思うくらい完全犯罪(殺人)について考え抜かれており、貴志祐介の作品では最高峰な気がします。(もちろん他の貴志さんの作品も同じくらい素晴らしいですが)


青の炎 (角川文庫)
貴志祐介青の炎 についてのレビュー
No.8: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

主人公以外の人物も強烈な印象を抱く

本格ミステリとして確立されているこの作品はなかなか難しいトリックを使っており、森博嗣さんは作家なのか情報処理専門なのかと疑問に思うほど専門的でした。たぶんプログラミングやC言語を私が得意としていれば評価10ものかもしれません。しかし、専門に詳しくなくてもなるほど!と思えるような素晴らしい作品でした。天才の思考っていうものも味わえる作品ですね。おススメします。
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)
森博嗣すべてがFになる についてのレビュー
No.7: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

SFを交えたミステリー色の強い小説

大変面白く読めました!!この物語は主人公の体質「1日を八回繰り返す」を上手く利用した小説です。あとがきに作者が自分を卑下することが書かれていますが本格ミステリより変化球の入った小説が好きな私はこの人の別の作品を読んでみたくなりました。とても素晴らしい作品でした
新装版 七回死んだ男 (講談社文庫)
西澤保彦七回死んだ男 についてのレビュー


12>>