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nissi さんのレビュー一覧
nissiさんのページへレビュー数12件
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
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話が変わる?というより犯人が変わるんです。この小説。おそらくですが、ミステリを楽しむより錯覚、勘違いを楽しむ小説なのでしょう。作者の意図に完全に乗せられてしまった感が否めません(笑)
「ラットマン」を調べたところ、タイトルが錯覚などで有名な図形、本文にもでてきた絵のことを指すようで、錯視図形というものらしいです。視覚の「勘違い」を文章で「勘違い」させようというのが作者の意図だったようですね。やられました。 |
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ほかのレビューでもありますが、実に完成度が高いです!相当作者が温めてきた作品だと感じます。
死刑制度についてはこの本を読めば詳しくなれるほどです(笑) ミステリ色が強く、また精巧なストーリーは真保裕一に似た印象を持ちました。エンターテイメントよりの作品が好きな方には読みにくいかも。 実際、一気読みはできなかった作品です。ストーリーになかなか溶け込むことができなかった。ただ、最初の入りとクライマックスはドキドキしました。 |
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須田兄は将来有望の野球少年。須田弟は勉学一筋。そんな二人が貧しい家計を支えようとする素晴らしいも物語ですが、ある日、事件が起こり須田家は巻き込まれていく・・・意外な真相でした。読後感は須田兄の異質な性格と雰囲気がより物語を鮮明にしていたんだなと感じました。
中学生時代に読みたかったな。この本。 |
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現実ではありえない脳移植ですが、もし、現実にありえたならこの小説のようなことが起こりえそうな気はします。
東野圭吾の作品はどろどろしている話か感動する話二通りによくわかれますが、この作品はどろどろだったので読者を選ぶ小説だと思います。また、SFでありながら現実じみているので、SFミステリー目当てで買わない方がいいです。単純に本格に近いミステリーで主人公の足跡を辿るような小説でした。 |
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本格で大人の小説。読了後なんとも言えない読後感。宿命の意味。「サナエ」の死の真相。約20年前の小説ですがあきさせない小説でした。本格ミステリは最終的に面白いものでも途中読むのがつらくなるものがかなりありますがこれは違いました。さすが東野圭吾。しかも私が生まれた年に出された小説だということでかなりお気に入りの小説です。
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辻村作品を未読の方はいい話止まり。正直普通の話のいい小説です。しかし、これまでの作品を読んできた方は感動すると思います。ただ他の作品に比べるとインパクトが薄いですね。辻村さんの1作目の「冷たい校舎の時は止まる」になんとなく似てます。他の作品は色鮮やかにイメージできるんですが、この作品と1作目は全体的に平凡なイメージを浮かべてしまいます。もしかしたら登場人物の個性が薄い気がするからかもしれません。しかし、それは仕方ないのかもしれません。こればかりは辻村さんの作品を順に読んでいる人のみ理解できることであるし、他の辻村作品の既読者は登場人物の個性を薄く書かざるを得ないのだろうと思うんではないでしょうか。
ただ、いろいろ詰めすぎなところが見え隠れしている作品なので、いままで購読されてきた方たちにとってはかなり面白い展開をするのではないのかと。 不満をいえば、辻村さんの作品が未読でこの作品を初めて読む人たちにとって理解できないことがあることがどうなんだろう?と思います。 また、これからこの作品を読もうと思っている方は「ぼくのメジャースプーン」を読んでからにしてください。きっとこの作品を好きになると思います。 |
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読者がその世界に入り込めるのはいままでどおりのいい所でさらにその上をいっていると感じました。「共感」は辻村深月さんの作品には必需品として備わっていると思います。ただ今作違うところは「感情移入」が含まれていることが言えます。感情移入というのは「立場」や「思想」の違いがあってもその人の気持ちに付度して歓んだり、悲しんだり・・能動的な力のことを言います。それが、この小説には備わっていると思いました。また藤子・F・不二雄先生の「ドラえもん」を題材にして描かれているこの物語は子供が気軽に読めるし大人にも読んでほしいそう言った本です。あ、でも子供には難しいかも。でも、この小説はだれもがSukoshi・Favoriteになること間違いなし。そして読後感はなんとなく心が満たされる・・そんな感じの本です。ミステリ小説っていろいろな内容がありますよね。Sukoshi・Fushigi・・ハマりました。読了後、またこのレビューを読んでくれるとタイトルの意味がわかると思います。
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辻村深月さんの作品でもかなりミステリー色の強いものでした。しかし、残念な部分は読み進めていくとだんだん「あー。なるほど。これはミステリじゃないな(笑)」と感じざるを得なかったこと、タイトルと中身のリンクが曖昧なことでした。それを踏まえた点で今回はこの評価です。ミステリー色が強いのになぜミステリーじゃないと書いたのは、この作品がミステリーのように振る舞いながら読者に推理させないところがあるからです。というか作中の「i」が誰なのか推理してみてもわからなかったというべきでしょうか。私自身のミステリの定義はある程度読者の推理(考え)と作中の内容がマッチして納得のいく結末がミステリと考えているのでこういう言い方をするしかありませんでした。それでも面白いと感じるのがこの人の作品。
また、この作品は犯人視点とその他の人間の視点も交えて書かれています。その点では作者の小説を書く技術は素晴らしいと感じました。さらに上下巻あるのにも関わらず一気に読み進めることができるのはさすがだと感じました。評価は8としましたが実際内容は10でもいいのかもしれません。それぐらい面白かったです。表紙もかわいいし「~殺人」、「~事件」などのタイトルでもありませんしカバーで隠さなくても電車内で堂々と読めるところもよかったです。 |
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本書はミステリとしてかなり完成度の高い作品となっています。クローズド・サークル(wikiで詳しく載ってます)としてはインシテミルやすべてがFになるなどを先に読んでいるので私としてはトリックが少しもの足りないものではありました。しかしながら、約数十年たった今も読みやすく読者をあきさせない本書はミステリファンなら誰もが認める小説だと思います。特にいまから読書を始める人はこの本からぜひ始めてほしいと思います。また、この本を読んだのなら作者?が敬愛してやまないアガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」(できれば旧訳のもの。各市の図書館においてあるかも)を読んでみるといいと思います。
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本格ミステリとして確立されているこの作品はなかなか難しいトリックを使っており、森博嗣さんは作家なのか情報処理専門なのかと疑問に思うほど専門的でした。たぶんプログラミングやC言語を私が得意としていれば評価10ものかもしれません。しかし、専門に詳しくなくてもなるほど!と思えるような素晴らしい作品でした。天才の思考っていうものも味わえる作品ですね。おススメします。
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大変面白く読めました!!この物語は主人公の体質「1日を八回繰り返す」を上手く利用した小説です。あとがきに作者が自分を卑下することが書かれていますが本格ミステリより変化球の入った小説が好きな私はこの人の別の作品を読んでみたくなりました。とても素晴らしい作品でした
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とにかく内容がこわい。しかし一気読みできる。読後感は最悪です。
フジコが歩んできた道のりはこんなにも人を捻じ曲げるんでしょうか。実際、現実にこのようなことがあったらやりきれないですね。 |
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