■スポンサードリンク


梁山泊 さんのレビュー一覧

梁山泊さんのページへ

レビュー数236

全236件 221~236 12/12ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
 閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
No.16: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

11文字の殺人の感想


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
11文字の殺人 新装版 (光文社文庫)
東野圭吾11文字の殺人 についてのレビュー
No.15: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

ブルータスの心臓-完全犯罪殺人リレーの感想

エリートの転落劇を描いた物語。
会社の偉い人の末娘の婿養子候補、玉の輿狙いのエリート主人公、同じく婿養子候補でこれも玉の輿を狙う同僚、そしてその末娘の腹違いの兄。
更にこの男3人と関係を持ち子供が出来たと3人に迫る計算高い女。
3人の男が共謀して女を殺そうとする物語ですが、人間の内面にある醜く、黒い部分にスポットを当てる東野氏お得意のパターン。
それにしても、主要登場人物にろくな奴がいないというのは・・・
主人公が加害者な訳で、しかも動機が不純、共感できるか否かという次元では無いです。

アリバイ工作のため、殺す係、運ぶ係、遺棄する係と役割分担を行い大阪-名古屋ー東京を結ぶ完全犯罪リレーをスタートするが、運搬役が車の中に殺害役の遺体を発見してしまう。
プロット自体は、非常に面白く、一気に魅了されてしまうだけのものではありました。
正直私も前半戦はかなり引き込まれました。
ただ、完全犯罪、しかもそれがエリート達の仕組んだものであるなら、いとも簡単に加害者側が窮地に追い込まれる展開となるのは如何なものか。
個人的な意見になるが、エリートを「悪」とするなら、それは手強い「悪」でいて欲しい。
その方が後読感がいいので・・・
感情移入できない悪人が窮地に追い込まれ苦悩する姿を序盤から延々と描かれても・・・
残念ながら、ページが進むにつれて興味が薄れていってしまった。


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
ブルータスの心臓 新装版 (光文社文庫)
No.14: 6人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

仮面山荘殺人事件の感想

読み終わった後、タイトルに大きな意味があった事が分かります。
作中における、第一幕、第二幕なんてのも、「うまい!」と納得させられます。

加害者は、法的に罰せられる事はないですが、心に罰を与えられます。
東野氏は、人間の内面にある醜く、黒い部分または弱い部分にスポットを当てるものが多く、この作品における加害者もそれに該当する人物といえます。
一方被害者は、最愛の人に裏切られながらも最後までその人を庇います。
しかも彼女が抱えていた身体的障害もあり、健気で非常に切ない気分にさせてくれる人物です。
本来深く感情移入できるはずの人物なのですが、この作品ではこの被害者に対する描写が少なく、同情の対象として深く心に残らなくなっています。
もう少し彼女の事を深く掘り下げて書いて欲しかった。 そうしたらこの作品にもっと違った印象を持てたのではないかと思います。
最後の「どんでん返し」にばかり目が行く作品になっており、何か勿体無い気がしました。
当方既読の東野作品で、名作として強烈に感銘を受けた作品に共通するのが「ページ数が多い」という事で、個人的にそういう先入観があります。
この作品は、本来もっと名作となり得た題材に対して「ページ数が少な過ぎる」と感じています。


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
仮面山荘殺人事件 新装版 (講談社文庫)
東野圭吾仮面山荘殺人事件 についてのレビュー
No.13: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

暗黒館の殺人の感想

「館シリース」7作目となる本作は、「綾辻ワールド」全開の長編、そしてシリーズの原点と言える作品です。
「館シリーズ・エピソードゼロ」という位置づけをするなら、この長編も納得?
作中に懐かしい名前が何人か登場するので、これまでのシリーズを読了している事が好ましいかと思います。
館シリーズのファンであれば、最後に驚きの新事実がありますから、読む価値ありというか読むべき作品と言えるでしょう。
ただ、その驚きの新事実に到達するまでの道のりがとてつもなく長いですが・・・


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
暗黒館の殺人〈1〉 (講談社文庫)
綾辻行人暗黒館の殺人 についてのレビュー
No.12: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

鳴風荘事件の感想

殺人方程式シリーズ2作目。
前作の「犯人は何故死体をバラバラにしたのか?」に対し、本作では「犯人は何故髪を切ったのか?」というのがテーマ。


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
鳴風荘事件 殺人方程式II (講談社文庫)
綾辻行人鳴風荘事件 についてのレビュー
No.11: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

封印再度の感想

S&Mシリーズ折り返しとも言える5作目のこの作品は、これまでとは雰囲気の異なる作品です。
作品のテーマが、理系のイメージからかけ離れた「禅」であると言う事と、舞台が大学構内ではなく、山奥の旧家である事が影響しているのかなと思います。

今作はは萌絵一族によるどんちゃん騒ぎ。
正直好きな作品ではありません。
謎だトリックだ云々より、読者の記憶には「犀川と萌絵が急展開を迎えた作品」として残る作品なんでしょうね。


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
封印再度―WHO INSIDE (講談社文庫)
森博嗣封印再度 についてのレビュー
No.10: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

詩的私的ジャックの感想

「動機なんて他人に説明できて、理解してもらえるくらいなら、人を殺したりしない。そうではありませんか?」

作中における犀川の言葉だが、犯人の動機について「分かる訳がない」とのたまっている。
後書きを読むと、このS&Mシリーズは、動機を明確にしないミステリーであるらしい。
これまでの3作では、そうは感じなかったが、確かにこの作品からはそんな印象を持つ事が出来た。
犯人の思考はかなり特殊であり、まさにタイトルの如く「詩的」で「私的」だ。
犯人がこの連続殺人を行った動機は、犯人が自身の中だけに持つある意味「妄想」ともいえるもので、こんな「妄想」は読者にはとうてい追従できない。


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
詩的私的ジャック (講談社文庫)
森博嗣詩的私的ジャック についてのレビュー
No.9: 5人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

笑わない数学者の感想

S&Mシリーズ3作目。(執筆順では2作目)
この作品における、殺人事件のトリック、及び犯人に関しては、他のレビュアーの方たちも書かれているように非常に容易で、
多くの方が比較的早くに気付かれたのではないかと思います。
ただこれだけでは「笑わない数学者」というタイトルの意味が全く不明です。


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
笑わない数学者―MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)
森博嗣笑わない数学者 についてのレビュー
No.8: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

人形館の殺人の感想

「おやっ、今回はクローズドサーキットじゃないんだ」
読み始めて序盤戦、その事に気付いた自分に若干酔っておりました。
シリーズ4作目にして「館シリーズ」がわかってきた気になっていました。
・・・最初の何ページかまででしたけど。

読後直ぐに、Amazonのレビューを見に行ったのを覚えています。
正直「叩いている人が多いはず」と思ったからです。
予想通りの賛否両論ぶりでしたが、
「犯人、トリックは、半ば前辺りでわかりました」という人が余りにも多いのに驚きました。


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
人形館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫 あ 52-21)
綾辻行人人形館の殺人 についてのレビュー
No.7: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

冷たい密室と博士たちの感想

S&Mシリーズ第2弾。
ただ、この作品は「F」の後に読むと(普通そうだが・・・)少々肩透かしを食らってしまう作品ですね。


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
冷たい密室と博士たち (講談社文庫)
森博嗣冷たい密室と博士たち についてのレビュー
No.6: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

摩天楼の怪人の感想

提示される謎はスケールの大きなものばかりで、序盤は非常に心引かれるものでした。
しかし、著者の真骨頂が「奇想」にあるにしても、さすがにこれは納得がいかない。
非常に興味をそそられる複数の謎で読者の気を引きながら、
回収方法がそのスケールに見合っていないというか、
トリックと言えるのかすら疑問ですし、そもそもこれが何十年も誰も真相を暴けなかった謎だったのかというのが率直な感想です。
また謎解明に至るまでのロジックも不親切な気がしました。
「何故それでわかったの?御手洗さん」
みたいな。

「回収されず放置プレイされたあの章」に関しては、
ミスディレクションを狙ったもののようですが、あとがきを読んでも、その効果の程が理解できませんでした。
摩天楼の怪人 (創元推理文庫)
島田荘司摩天楼の怪人 についてのレビュー
No.5: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

殺人方程式の感想

死体の身体の一部を切断した理由、
そしてその死体をアクロバッティックに数十メートル離れた場所に移動させるトリック。
それが可能である事を証明するために、本当に方程式が出てきます。
計算上可能という事でしょうが、実際やるとしたら非常に危険、計算通りには絶対できないでしょうね。
トリックに関しては、少しでも計算が狂うと破綻するような、がちがちに計算された印象でありながら、
一方ストーリーの展開は「偶然」に大きく左右されている印象で何か全体のバランスが悪いように思いました。
意外な犯人には驚かされましたが・・・
あと「ヒビク」さんと「今日の一本」の人のキャラがかぶっているのも気になりました。

殺人方程式 〈切断された死体の問題〉
綾辻行人殺人方程式 についてのレビュー
No.4: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

密室殺人ゲーム王手飛車取りの感想

斬新ですが、その斬新さ故賛否両論あって当然の作品かと。
私は「否」かなぁ。
拒絶反応とまではいきませんが、若干不愉快な気分にさせられる発言もありました。
ひきこもりが完全犯罪成し遂げ悦に浸る・・・リアリティゼロっしょ。
ゲーム感覚、洒落で最後まで押し通せば良いのに、あのラストは何だったのか。

強いてあげれば最初の"aXe"の話は面白い。
これを題材にして1つの連続殺人事件モノにした方がよっぽどよかった。

密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社文庫)
歌野晶午密室殺人ゲーム王手飛車取り についてのレビュー
No.3: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

月光ゲーム Yの悲劇'88の感想

火山噴火によるクローズドサーキットという設定に若干抵抗を感じました。

また登場人物が多く、あだ名で呼んだり本名で呼んだりして混乱しました。

▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)
有栖川有栖月光ゲーム Yの悲劇'88 についてのレビュー
No.2: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

ステップ・ファザー・ステップの感想

私にも中学生の子供がいるのですが、
怒鳴りつけた後「言い過ぎたか」と自己嫌悪に陥り、翌朝顔を合わした時どう切りだそうかと寝床で考えたり・・・とか、
「仕事で疲れてる」から少し子供と距離を置きたい日もあるものの、結局は子どもに・・・などなど。
7章立てになっていて各章謎解きがありますがおまけみたいなものです。
物足りなさは感じつつも、「父親あるある」に時にほくそ笑んだりしながら楽しく読めました。
自立心の強い双子を見て、私も「いつまでも子供扱いするのもやめなきゃな」と・・・そんな気にもなりました。

ステップファザー・ステップ (講談社文庫)
宮部みゆきステップファザー・ステップ についてのレビュー
No.1: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

ストロベリーナイトの感想

ドラマ化、しかも凄いキャストだし・・・って事で急遽購入して読んでみた。
これって警察モノ?
横山秀夫氏や佐々木譲氏の作品と比べるのはどうかと思うが、
捜査本部の緊迫感があまりにも皆無で・・・


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
ストロベリーナイト (光文社文庫)
誉田哲也ストロベリーナイト についてのレビュー