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歌舞伎蝶 さんのレビュー一覧

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レビュー数54

全54件 21~40 2/3ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.34: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

双頭の悪魔の感想

これぞ本格推理小説の醍醐味と言える高評価も納得の作品でした。
フェアに展開されるお手本のような本格推理小説を2冊同時に読ませた後に、
一つにつなげる完璧なロジック。
『双頭の悪魔』というハマりすぎるタイトルが本当に見事です。
少し話は長かったですが読みやすくて素晴らしい作品だと思いす。
順番が前後してしまいましたが『月光ゲーム』『孤島パズル』も近いうちに読もうと思いました。
双頭の悪魔 (創元推理文庫)
有栖川有栖双頭の悪魔 についてのレビュー
No.33: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

赤い指の感想

ドラマを見ていたので内容はある程度知っていたのですが、読みやすくて素直に楽しめました。
ミステリーというよりはヒューマンドラマという趣きでしょうか?
犯人に対して同情の余地が全くないため、加賀恭一郎が心理的に追い詰めていくさまは読んでいて心地が良かったです。
赤い指 (講談社文庫)
東野圭吾赤い指 についてのレビュー
No.32: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

七つの海を照らす星の感想

暖かくて読後感の非常に良い素敵な作品です。
日常の謎の連作短編で1話目と2話目はかなりの秀作ですが、
3~6話目がトリックも含めて内容が微妙で正直尻すぼみの印象でした。
が…ラストお見事です。
思わず笑みがこぼれてしまいました。

▼以下、ネタバレ感想
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七つの海を照らす星 (創元推理文庫)
七河迦南七つの海を照らす星 についてのレビュー

No.31:

螢坂 香菜里屋シリーズ3〈新装版〉 (講談社文庫)

螢坂

北森鴻

No.31:
(8pt)

螢坂の感想

安定感抜群の香菜里屋シリーズ第三弾。
今回も美しい文章の中にたっぷりと毒が潜ませてあり、
短いながらも読み応え抜群の連作短編に仕上がっております。
日常の謎を取り扱った作品としては最高峰なのではないでしょうか?
癒しミステリーというべき作品です。
螢坂 香菜里屋シリーズ3〈新装版〉 (講談社文庫)
北森鴻螢坂 についてのレビュー
No.30: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

クリムゾンの迷宮の感想

物凄く惜しい作品だと思います。
ストーリー・キャラ設定・文章構成全て文句なし。
更に読みやすくて面白い。
これは傑作間違いなしかと思いきや…。
ラストがあまりに残念すぎて…。
賛否はあると思いますが、残念ながら私は評価できませんでした。
クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)
貴志祐介クリムゾンの迷宮 についてのレビュー
No.29: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

空飛ぶタイヤの感想

実際にあった事件を下敷きにしたノンフィクション風フィクションですが、
悪代官役の悪い大企業の描き方は見事の一言です。
展開はまさに王道の池井戸ワールド全開です。
読んで損は無いですが、少し長いと思いました。
空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)
池井戸潤空飛ぶタイヤ についてのレビュー
No.28: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

99%の誘拐の感想

80年代に書かれたとは到底思えない物凄い作品だと思います。
登場するハイテク技術は当時ある程度実現可能だったのか、想像部分が多くを占めていたのかはわかりませんが、
現在でもほとんど違和感がない技術で描かれているからこそ、この作品の凄味を感じます。
ジェットコースターのようなスピード感溢れる展開を素直に楽しめば良い作品だと思います。
99%の誘拐 (講談社文庫)
岡嶋二人99%の誘拐 についてのレビュー

No.27:

桜宵 香菜里屋シリーズ2〈新装版〉 (講談社文庫)

桜宵

北森鴻

No.27:
(8pt)

桜宵の感想

香菜里屋シリーズの第二弾。
優しい語り口でありながらラストに中々のエッジをきかせた良い短編集です。
個人的には前作よりも好みでした。
ガチガチの本格ミステリーではないので好みが合わなければ物足りなさを感じるかもしれませんが、
完成度の高い作品だと思います。
桜宵 香菜里屋シリーズ2〈新装版〉 (講談社文庫)
北森鴻桜宵 についてのレビュー
No.26:
(8pt)

メイン・ディッシュの感想

連作短編であり、ストーリーの収斂テクニックが光る素敵な作品です。
登場人物がそれぞれ個性的でユーモアにあふれています。
読みやすく読後感も良いので、後味の悪い作品を読んだ後なんかに読むと良いかもしれません。
メイン・ディッシュ (集英社文庫)
北森鴻メイン・ディッシュ についてのレビュー
No.25:
(8pt)

真相の感想

横山さんらしい骨太の短編集です。
人は誰しも弱さを抱えて生きていると思います。
そんな人間の弱い部分を絶妙な心理描写で一気に読ませる作品集です。
表題作の「真相」と「18番ホール」が個人的に好みでした。
真相 (双葉文庫)
横山秀夫真相 についてのレビュー
No.24: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

6時間後に君は死ぬの感想

ファンタジーとミステリーを融合させた連作短編集。
読みやすくて読後感の良さが抜群です。
非現実的な設定は扱いを間違えればリアリティの全くない駄作となってしまいがちですが、
そこはさすがの高野和明さんです。
難しい設定を素晴らしく臨場感溢れる映画のような作品に仕上げています。
6時間後に君は死ぬ (講談社文庫)
高野和明6時間後に君は死ぬ についてのレビュー
No.23: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

そして誰もいなくなったの感想

超有名作なので今更何もいうことありませんが、70年以上前にこれだけの話を創造できるアガサさんはまさにレジェンドですね。
この作品がなければ、十角館をはじめクローズドサークル物が生まれたかどうかわからないと思うとやはり感慨深いです。
そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
No.22: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ジェノサイドの感想

ミステリーというよりもハリウッド映画のような印象で楽しめました。
話のスケールが大きいのにリアリティのある世界観がこの作品の持ち味だと思います。
ジェノサイド
高野和明ジェノサイド についてのレビュー
No.21: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

臨場の感想

これまた珠玉の短編集です。
一般的に長編の方が人気もあり評価されやすい時代において、これだけ短編の名作を生み出す横山さんは本当に稀有な存在だと思います。
臨場 (光文社文庫)
横山秀夫臨場 についてのレビュー

No.20:

顔 FACE 〈新装版〉 (徳間文庫)

横山秀夫

No.20:
(8pt)

顔の感想

D県警シリーズ。
「陰の季節」の1編「黒い線」で登場した婦警さんが主人公です。
横山さんの抜群の安定感は健在です。
珍しく女性が主人公なので他の作品より柔らかい印象を受けました。
男性社会に生きる女性の葛藤がものすごく心に響いてきます。
顔 FACE 〈新装版〉 (徳間文庫)
横山秀夫 についてのレビュー
No.19: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ルパンの消息の感想

横山さんの安定感は半端ないですね。
本当に外れのない作家さんだと思います。
強いて言えば「第三の時効」や「半落ち」のようなふるえる一撃には少し欠ける感じでしょうか。
とはいえ高水準の構成の中での話ですが。
ルパンの消息 (光文社文庫)
横山秀夫ルパンの消息 についてのレビュー
No.18: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

武士道エイティーンの感想

武士道シリーズ完結編。
やっぱり面白いです。
が…16、17のほうが正直上でしょうか…。
と言っても十分水準以上の面白さだと思います。
誉田作品は姫川シリーズのファンでしたが、こちらの方が好きになってしましました。
武士道エイティーン (文春文庫)
誉田哲也武士道エイティーン についてのレビュー
No.17:
(8pt)

感染遊戯の感想

姫川シリーズのスピンオフ短編集です。
シリーズのファンはもちろんのことそうでなくても十分に楽しめる内容だと思います。
シリーズ物のスピンオフってファンには嬉しいですね。
感染遊戯 (光文社文庫)
誉田哲也感染遊戯 についてのレビュー
No.16:
(8pt)

クドリャフカの順番の感想

古典部シリーズ第3弾。
古典部の4人の視点で「期待」というテーマを中心に話が進んでいく面白い作りで、作者の遊び心が話のところどころに見え隠れします。

▼以下、ネタバレ感想
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クドリャフカの順番 (角川文庫)
米澤穂信クドリャフカの順番 についてのレビュー
No.15: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

陰の季節の感想

D県警シリーズの一作目。
短編集ながらそれぞれの話の出来は非常に素晴らしく読み応えがあります。
警察内部の描き方がリアルでオチも見事です。
陰の季節 (文春文庫)
横山秀夫陰の季節 についてのレビュー