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タッキー さんのレビュー一覧

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レビュー数61

全61件 41~60 3/4ページ

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No.21: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

まさかの大胆なトリック

明治時代が舞台の本格色の濃いミステリー。黒龍荘という屋敷で殺人事件が発生。探偵の月輪が警察と協力しながら、捜査にあたりますが、虚しくも次々に殺人事件が発生してしまうというお決まりの展開。月輪もっとしっかり推理しろよ、とか、谷超警視そんなしょっちゅう本庁に帰らんと現場で捜査しろよとかいろいろ突っ込みたくなりますが、トリックはまさかのトリックで大胆ですし、時代設定もよく、すごく雰囲気のあるミステリーでした。
黒龍荘の惨劇 (光文社文庫)
岡田秀文黒龍荘の惨劇 についてのレビュー
No.20:
(8pt)

相変わらず先が気になる展開

今回はある程度、犯人は予想がついていながらのスタート。それだけに捜査班が、どうして教会に誰か見張りをつけていないのかなどなど、その動きがもどかしかったです。でも内容は面白く、先を知りたいので、一気読み。次はどんな展開になるのか更に期待が高まります。
ONE  猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)
内藤了ONE 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 についてのレビュー
No.19:
(8pt)

衝撃のラスト

比奈子の実家から始まったり、まさかの前々作の犯人も出てきたりと、出だしからいつもと違う展開に期待感が高まります。ラストまで一気に読ませるスピード感は安定の面白さ。そしてまさかのラスト。早く次を読まないと!
ZERO  猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)
内藤了ZERO 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 についてのレビュー
No.18:
(8pt)

どこか憎めない犯人

シリーズ第4弾。シリーズものらしく、作を重ねるにつれてアジが出て面白くなっています。残酷な殺人にもかかわらず、どこか憎めない犯人。今回も意外な犯人にたどり着きます。エピローグの原島とのエピソードも胸を打ち、そしてラストでは次の事件の予感が。ますますこのシリーズ目が離せません。
LEAK  猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)
内藤了LEAK 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 についてのレビュー
No.17: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ネット社会の怖さを感じる作品

以前読んだ『天使のまなざし』が良かったので、この作家の他の作品を読もうと思って読みましたが、期待どおりの面白さ。強盗殺人の『濡れ衣』でもありませんが、濡れ衣を着せられた主人公が、騙した者が誰かを突き止めようとするというストーリー。途中からは大体想像はつきますが、読みやすくて面白くて、終盤は一気読み。ネット社会で簡単に違法なことに手を染めてしまえる怖さを感じました。
ハードラック
薬丸岳ハードラック についてのレビュー
No.16:
(8pt)

いろいろニタリ

シリーズ3冊目。正直チャットや掲示板やらの詳細は分かりませんでしたが、面白かったです。シリーズも3作目となれば、キャラも確立し、また比奈子も成長しぃで、それだけでも楽しめます。前作で出てきた太鼓屋さんが出てくるのもニタリ^_^更に今回は、三木さんとその彼女が大活躍!でこちらもニタリ^_^ますます次作が楽しみです^_^
AID  猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)
内藤了AID 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 についてのレビュー
No.15:
(8pt)

一気読み必須の展開

1作目の時はそれほど思わなかったのですが、このシリーズ、いいですねぇ。終盤は先の展開が気になって気になって、一気読み。終盤は小学生の遥人くんが大活躍。この親子には幸せになってほしいなぁと思ってしまいました。まだまだシリーズが続いているようですので、ちょっとずつ読みたいと思います。
CUT 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)
内藤了CUT 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 についてのレビュー
No.14:
(8pt)

密室トリックのオンパレード

ネット上で5人の人間が、自らのトリックのクイズの問題を出すために殺人を犯して、他の4人がそれを暴くというストーリー。正直読んでいて、この5人に結構ムカつきました。でも面白い。いろんなパターンのトリックが次から次へと出てきます。これだけでも結構楽しめますが、この物語の終着点はどこにいくのだろうと思っていると、終盤にかけて怒濤の展開が。でも最後だけがちょっと。忘れないうちに、続編も読まないと。
密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社文庫)
歌野晶午密室殺人ゲーム王手飛車取り についてのレビュー
No.13:
(8pt)

珠玉のホラー集

いやぁ怖かった。まさに珠玉のホラー集。下手な映像を見るより、よっぽど怖くて、文章の力、凄さを感じる一冊です。8つの短編ですが、どれをとってもゾクッとする怖さがあり、久々にアタリのホラーです。ホラー好きには是非オススメしたい一冊です。
赫眼 (光文社文庫)
三津田信三赫眼 についてのレビュー
No.12:
(8pt)

若かりし又市の物語

これを読めば、また最初の『巷説百物語』を読み返したくなります。若かりし又市の理想を追い求める姿が描かれていてすごく良かったです!必殺仕事人ばりのやるかやられるかの緊迫した話もあり、長さを感じない出来でした。
前巷説百物語 (角川文庫)
京極夏彦前巷説百物語 についてのレビュー
No.11:
(8pt)

一気読みのストーリー

女性ヒロインの警察ものっていろいろありますが、自分の中でランキング上位に位置する郷間シリーズ。今回は『最後の事件!?』と解説にあり、またそれを匂わせるプロローグ。これは序盤から惹きつけられます。中盤で辞表提出、謹慎処分。しかし、ここから郷間班が結束。この辺りはグッとくるものがありました。ここまで慕われる班長に自分もなりたいと思いました。最後まで一気読みのストーリーでした!
警視庁捜査二課・郷間彩香 パンドーラ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
No.10: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

目の見えない主人公が新鮮なミステリー

テーマは中国残留日本人孤児。そういえば昔、ニュースでよく聞きました。そのときは意味が分かっていませんでしたが。このテーマで敷居が高い気はしますが、読みやすく、すごく勉強になりました。主人公は白杖を持った目の見えない方で、この特性を活かしたトリックは新鮮で秀逸。主人公の世界が暗闇であるのとシンクロして、ストーリーもまさに暗闇の中を歩いている感じが読んでてしました。そして結論は、、闇の中、ではなくスッキリ!良質ミステリーでした!
闇に香る嘘 (講談社文庫)
下村敦史闇に香る嘘 についてのレビュー
No.9: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

こんな司法は怖い

前作『犯罪者』がすごく面白かったので、読んでみました。今作もすごく良かったです。修司、鑓水、相馬の主人公三人が絶妙なバランスでいいです。ストーリーは過去の冤罪事件に端を発して、二転三転するストーリー。序盤からの謎の提示により、すごく先が気になる展開に仕立てられています。そして終盤も緊迫感のあるストーリー。こんな司法だったら怖いなと思う一方で、確かにそうかもとも思い、ある意味考えさせられました。
幻夏 (角川文庫)
太田愛幻夏 についてのレビュー
No.8:
(8pt)

テーマは七不思議

やっぱり宮部さんは話を作るのが上手いなぁ、と思いました。本所深川の七不思議をテーマにした7つのショートストーリー。どれも味があってオチもしっかりしていて、言うことなしです。全編通して登場するのが、岡っ引きの茂七親分。この親分、主人公ではありませんが、人情味があっていいです。満足の一冊でした。
本所深川ふしぎ草紙 (新潮文庫)
宮部みゆき本所深川ふしぎ草紙 についてのレビュー
No.7:
(8pt)

改めて著者の素晴らしさが感じられる短編集

宮部さんの作品でなぜか読み漏らしていた短編集。表題作は辻斬りの現場を見てしまった話で、なかなか一筋縄ではいかないストーリー。『師走の客』は短いながらも、話の発想と伏線から回収まで楽しい話。そして『迷い鳩』『騒ぐ刀』は霊験お初ものの連作短編。この二つは短編集を出すに当たって改稿したものの、デビュー前に書いた作品だとか。やはり宮部さんはただものではありません。宮部さんの時代物は本当に味があって素晴らしいと改めて思わせられる短編集でした^_^
かまいたち (講談社青い鳥文庫)
宮部みゆきかまいたち についてのレビュー
No.6: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ストーリーも結末もお見事

友人から借りた本。CMで『Qrosの女』として話題になった女性は何者か?ネット上ではいろんな憶測が飛び交う中、週刊誌記者がその女性を守ろうと奮闘!章ごとに一人称を変え、かつ前の章から時間を少し戻したところからスタートさせるという手法はありがちではありますが、見事にハマり、早く知りたい!という気持ちを掻き立てられ、一気に最後まで読ませられました。最後の結末もそうくるか!お見事でした!
Qrosの女 (光文社文庫)
誉田哲也Qrosの女 についてのレビュー
No.5:
(8pt)

視点の入れ替わりが楽しいミステリー

元教師で、神様のように人望があった方のお通夜の場面で、家族や故人を慕ってやって来た7人の視点で描かれる作品。視点の入れ替わりが読んでて本当に楽しかったです。神様のようだった故人が実は裏ではとんでもないことをやっていたのではとの疑惑が、話が進むごとに深まります。しかし、当然それだけで終わるわけではなく。最後にはとんでもない事実が。楽しく読めたミステリーでした!
神様の裏の顔 (角川文庫)
藤崎翔神様の裏の顔 についてのレビュー
No.4:
(8pt)

軽快なテンポとストーリー

泥棒一家の娘の華は相手が警察官とは知らず和馬と婚約することに。その和馬の一家も警察一家。そんな時にそれぞれの一家に関係する殺人事件が発生。一方、お互いに相手の素性を知らない両家が結婚に向け顔合わせ。泥棒一家も警察一家も個性的な人ばかりで、また泥棒一家の持つユーモアと警察一家の厳格さが絶妙のバランスで一気に読めました。是非続編を出して欲しいところです。
ルパンの娘
横関大ルパンの娘 についてのレビュー
No.3:
(8pt)

魔法使いの弟子たちの感想

とある感染症にかかったのをきっかけに、手に触れないで物を動かす能力やあらゆる物の過去や未来が見えるといった能力を身に付けることになった3人の主人公。途中からめぐみの能力がどんどん進化。透視の能力もいいですが、やっぱりめぐみの能力の方がどんだけすごいねんって憧れます。ラストは悲惨な結末かと思いきや・・!やっぱり井上夢人の作品は面白いです。満足の一冊でした。
魔法使いの弟子たち (上) (講談社文庫)
井上夢人魔法使いの弟子たち についてのレビュー
No.2: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

子どもを思う親の愛情

殺人者に追われっぱなしの3人がいよいよ反撃に転じる後半。そこからは更にスピード感があり、良かったです。隠蔽体質の企業とそれに立ち向かう内部の人間、病気と闘う家族、そして三人の絆、これらをつなぐ子どもを思う親の愛情とが絡み合って絶妙のストーリーでした。
犯罪者 上 (角川文庫)
太田愛犯罪者 クリミナル についてのレビュー