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判子 さんのレビュー一覧

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書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.52pt

レビュー数33

全33件 1~20 1/2ページ
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※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.33:

OUT(アウト)

OUT

桐野夏生

No.33: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

OUTの感想

生活感と薄暗い想像もしない世界、妙に冷めた女性独特の視点と生々しい死体、それらの組み合わせが絶妙です。
どろっとした倦怠感が魅力の作品でした。
生と性の書き方が上手いです。
OUT(アウト)
桐野夏生OUT についてのレビュー
No.32: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

火車の感想

カード破産の恐怖をとてもリアルに描いた秀作ですが、いくらか過大評価な気がします。
主人公が地道に靴をすり減らして事実を求める、社会派ミステリーが好きな方には向いていると思います。
同じような展開が続き、ページ以上に長く感じました。
火車 (新潮文庫)
宮部みゆき火車 についてのレビュー
No.31: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

イニシエーション・ラブの感想

ミステリー要素が限りなくゼロに近いです。このサイトで取り上げられるぎりぎりのラインな気がします。
仕掛け一本に対して3の評価ですが、恋愛モノとしては秀作だと思います。恋愛小説をもっと読みたくなりました。
読む世代によって楽しめる度合いが違ってくると思われます。
イニシエーション・ラブ (文春文庫)
乾くるみイニシエーション・ラブ についてのレビュー
No.30: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

バトル・ロワイアルの感想

物語の設定にマッチした独特の文体が大きな魅力です。
また、キャラクター全員のいかにも人間的な人物像の書き方がこのジャンル特有の安っぽさ、安直さを和らげます。
著者は、他の作品も読んでみたい作家の一人です。
バトル・ロワイアル 上  幻冬舎文庫 た 18-1
高見広春バトル・ロワイアル についてのレビュー
No.29: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(2pt)

生首に聞いてみろの感想

ランキング本上位だからといって面白いとは限らないと思い知らされました。
動きが少なく、不必要に思える描写や石膏の蘊蓄ばかりが多く感じられ、ページがとても重く感じられました。
徒労感しか後に残りません。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)
法月綸太郎生首に聞いてみろ についてのレビュー
No.28: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

扉は閉ざされたままの感想

死体が発見されないで展開していく構成が新鮮でした。
犯人視点の倒述作なので、探偵役との頭脳線に入り込みやすいです。
本編では書かれなかった扉が開かれた後が気になります。
扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)
石持浅海扉は閉ざされたまま についてのレビュー
No.27:
(4pt)

殺人鬼フジコの衝動の感想

帯のキャッチコピーにハードルを上げられたせいか、満足に至りませんでした。
生々しく進む泥沼人生にげんなりし、オチも少し予感はしていたものでした。
予備知識無しで出会っていたらもっと楽しめていたかもしれません。
殺人鬼フジコの衝動
真梨幸子殺人鬼フジコの衝動 についてのレビュー
No.26: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

七回死んだ男の感想

1日を何度も繰り返すという主人公の能力は、海外のSFサスペンス映画の様で自分好みです。
謎の解決も、この設定を生かした大変特殊で面白い、意外性のあるものでした。
ここまで面白い設定なのに、クライマックスの迫力にひどく乏しいことが少し残念です。
新装版 七回死んだ男 (講談社文庫)
西澤保彦七回死んだ男 についてのレビュー
No.25: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

グレイヴディッガーの感想

僕が過去に読んだ本の中で1番スピード感のある作品です。
無駄な描写、台詞が無く、話がどんどん展開していくエンターテイメントの傑作です。
まるで映画を観ている様な臨場感でした。
グレイヴディッガー (角川文庫)
高野和明グレイヴディッガー についてのレビュー
No.24:
(3pt)

独白するユニバーサル横メルカトルの感想

他に類を見ない程にグロテスクな作品群でした。
こういったジャンルが好きな人には堪らないでしょうが、そうでない人にとっては陰惨な気分になるだけです。
「すさまじき熱帯」の原住民の言葉はツボですけど。
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)
No.23:
(3pt)

氷菓の感想

いわゆる「日常の謎」という区分なのでしょうが、僕の肌には合わないと感じました。
謎の一つ一つが小さく、答えを知ったところで別段大きな驚きを得られませんでした。
キャラクターからライトノベル調の作られた印象を受けます。
氷菓 (角川スニーカー文庫)
米澤穂信氷菓 についてのレビュー
No.22:
(4pt)

ホラー作家の棲む家の感想

海堂尊の医療蘊蓄のように、この作品は出版業蘊蓄が過ぎると思います。その分野に興味がなければ眠くなってしまいます。
作者の体験談の様な語り口に感情移入しやすく、物語の主人公である作者の視点で事件に恐怖することができます。
どこまでが創作か解らないほど現実的です。これほどまでリアルなフィクションを読んだことがありません。
忌館 ホラー作家の棲む家 (講談社文庫)
三津田信三忌館 ホラー作家の棲む家 についてのレビュー
No.21:
(2pt)

殺人ピエロの孤島同窓会の感想

12歳が長編ミステリーを書き上げ新人賞を受賞出来たことは凄いですが、話題性の為だけに選ばれた気がします。
リアリティの無い無茶苦茶な人物描写、殺害方法、動機は「12歳相応」の一言で片付いてしまいます。
著者が大人になった時、どんな芸風の次回作を発表するかは少し楽しみです。
殺人ピエロの孤島同窓会 (宝島社文庫―『このミス』大賞シリーズ)
水田美意子殺人ピエロの孤島同窓会 についてのレビュー
No.20:
(7pt)

THE CHATの感想

聞いたことも無い出版社、作家だったのですが、読んで損はない作品だと思いました。
ホラー色が強く、グロ描写がありますが、それが上手いことミステリーと馴染んでいます。
クライマックスの勢いも盛り上がり、映画を観るように映像で読めました。
THE CHAT (アルファポリス文庫)
椙本孝思THE CHAT についてのレビュー
No.19: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

屋上ミサイルの感想

台詞、展開、キャラ設定等どう考えてもどれも伊坂幸太郎の作風で、どれも少しずつ劣ります。
伊坂幸太郎の様な見事な伏線回収はありませんが、伊坂幸太郎には無い青春モノの瑞々しさがあります。
文庫を上下巻に分ける必要は無かったと思います。
屋上ミサイル (このミス大賞受賞作)
山下貴光屋上ミサイル についてのレビュー
No.18:
(6pt)

殺戮にいたる病の感想

犯人の狂気を描いた作品では、良い意味でこれほど嫌悪感をおぼえた作品はありません。
グロテスクな描写が苦手な人にはオススメできません。
どんでん返しに期待をし過ぎない方がより新鮮に驚くことが出来て楽しめます。
新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫)
我孫子武丸殺戮にいたる病 についてのレビュー
No.17: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(2pt)

チーム・バチスタの栄光の感想

多数の作品がドラマ化映画化され、人気ウナギ登りの海堂尊デビュー作ですが、僕は好きではありません。
伏線や意外な結末が無ければ、犯人の動機すら投げやりです。犯行のトリックも医療知識を必要とします。
ミステリーではなく、医学に興味がある人なら楽しめると思います。
新装版 チーム・バチスタの栄光 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
海堂尊チーム・バチスタの栄光 についてのレビュー
No.16: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

回廊亭殺人事件の感想

醜い姿になった女性が老婆に化けて復讐をするという設定が、東野圭吾らしくなく新鮮でした。
タイトルにもある回廊亭の魅力的な舞台設定を、そこまで上手く使えなかったのは少し心残りです。
主人公視点の記述の巧みさには感心しました。犯人が解った状態で読み返したくなります。
回廊亭殺人事件 (光文社文庫)
東野圭吾回廊亭殺人事件 についてのレビュー
No.15: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ホワイトアウトの感想

心まで凍てつくような雪山の描写が圧倒的です。
また、テログループの頭脳を駆使した緻密な犯罪計画が、サスペンス好きのテンションを上げます。
最後に判明した厭な事実に、主人公に同情しました。
ホワイトアウト (新潮文庫)
真保裕一ホワイトアウト についてのレビュー
No.14:
(4pt)

六番目の小夜子の感想

ころころと視点が変わり、少し読み辛く感じました。
甘酸っぱい高校3年生の群像や、学園祭の疾走感溢れる空気は大好きです。
評価が低いのは、面白くなかったという訳ではなく、結末が釈然としないことが大きいです。
六番目の小夜子 (新潮文庫)
恩田陸六番目の小夜子 についてのレビュー


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