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判子 さんのレビュー一覧

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レビュー数13

全13件 1~13 1/1ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.13: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

バトル・ロワイアルの感想

物語の設定にマッチした独特の文体が大きな魅力です。
また、キャラクター全員のいかにも人間的な人物像の書き方がこのジャンル特有の安っぽさ、安直さを和らげます。
著者は、他の作品も読んでみたい作家の一人です。
バトル・ロワイアル 上  幻冬舎文庫 た 18-1
高見広春バトル・ロワイアル についてのレビュー
No.12: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

扉は閉ざされたままの感想

死体が発見されないで展開していく構成が新鮮でした。
犯人視点の倒述作なので、探偵役との頭脳線に入り込みやすいです。
本編では書かれなかった扉が開かれた後が気になります。
扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)
石持浅海扉は閉ざされたまま についてのレビュー
No.11: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

七回死んだ男の感想

1日を何度も繰り返すという主人公の能力は、海外のSFサスペンス映画の様で自分好みです。
謎の解決も、この設定を生かした大変特殊で面白い、意外性のあるものでした。
ここまで面白い設定なのに、クライマックスの迫力にひどく乏しいことが少し残念です。
新装版 七回死んだ男 (講談社文庫)
西澤保彦七回死んだ男 についてのレビュー
No.10:
(7pt)

THE CHATの感想

聞いたことも無い出版社、作家だったのですが、読んで損はない作品だと思いました。
ホラー色が強く、グロ描写がありますが、それが上手いことミステリーと馴染んでいます。
クライマックスの勢いも盛り上がり、映画を観るように映像で読めました。
THE CHAT (アルファポリス文庫)
椙本孝思THE CHAT についてのレビュー
No.9: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

回廊亭殺人事件の感想

醜い姿になった女性が老婆に化けて復讐をするという設定が、東野圭吾らしくなく新鮮でした。
タイトルにもある回廊亭の魅力的な舞台設定を、そこまで上手く使えなかったのは少し心残りです。
主人公視点の記述の巧みさには感心しました。犯人が解った状態で読み返したくなります。
回廊亭殺人事件 (光文社文庫)
東野圭吾回廊亭殺人事件 についてのレビュー
No.8: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ホワイトアウトの感想

心まで凍てつくような雪山の描写が圧倒的です。
また、テログループの頭脳を駆使した緻密な犯罪計画が、サスペンス好きのテンションを上げます。
最後に判明した厭な事実に、主人公に同情しました。
ホワイトアウト (新潮文庫)
真保裕一ホワイトアウト についてのレビュー
No.7: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

姑獲鳥の夏の感想

密室トリック(?)が他のミステリーとはかなり異質な作品です。僕は好きですが。
キャラクター達もミステリーの中では突出して生命力、個性があり、そこも充分楽しむことができます。
民俗学の蘊蓄で少々体力を奪われましたが、惹きつけられる文体で回復できます。
文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)
京極夏彦姑獲鳥の夏 についてのレビュー
No.6:
(7pt)

幽霊客船殺人事件の感想

犯人の動機で無理やりな所が一か所ありましたが、それ以外は文句無いです。
トリックも本格として、凝り過ぎず軽過ぎずちょうどいい塩梅で好みです。
マガジンノベルスと侮らない方がいいです。
小説 金田一少年の事件簿(2) (講談社漫画文庫)
天樹征丸幽霊客船殺人事件 についてのレビュー
No.5: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

死神の精度の感想

一つ一つの話にしっかりとしたオチがあり、なおかつ、連作としての物語の構成も上手いと思いました。
死を描いた作品なのに終始明るく、重い気分にならずに読めました。
伊坂幸太郎の持ち味、キャラクターの魅力と巧みな伏線回収を存分に楽むことができます。
死神の精度 (文春文庫)
伊坂幸太郎死神の精度 についてのレビュー
No.4: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

クラインの壷の感想

クラインの壺という言葉の真意を想像すると恐怖です。
オチの後の主人公の葛藤には戦慄が走ります。
ミステリーとSF冒険小説の調和が物語に躍動感を与えています。
クラインの壺 (講談社文庫)
岡嶋二人クラインの壷 についてのレビュー
No.3: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

すべてがFになるの感想

根っからの文系の僕は、分かり辛い用語に少し疲労しました。
これだけ科学的な話が10年以上前に書かれたことに驚きです。
密室構成についてのトリックは新本格として充分満喫できました。これ以上頭のいい犯人を僕は知りません。
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)
森博嗣すべてがFになる についてのレビュー
No.2: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
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八つ墓村の感想

正直、先駆けというだけの作品の過大評価だと思っていました。
全く違いました。常に展開していくストーリー、怪しく美しい雰囲気、意外な結末。
どれをとっても現代の作家では太刀打ちできないと思います。
八つ墓村 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
横溝正史八つ墓村 についてのレビュー
No.1: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

よもつひらさかの感想

ホラーとミステリーが同時に楽しめます。
短編の全てがバラエティに富んでいます。
ゾクッとしたオチが病みつきになりました。
よもつひらさか (集英社文庫)
今邑彩よもつひらさか についてのレビュー