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ほっと さんのレビュー一覧

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レビュー数44

全44件 1~20 1/3ページ
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No.44:
(8pt)

小説家の作り方の感想

「この世で一番面白い小説」というテーマを元に語られる小説論に、野崎まどらしい2転するSFチックなオチを組み込んだ一冊。毎度のごとくこの作家の大胆かつ綿密な伏線には驚かされます。
小説家の作り方 新装版 (メディアワークス文庫)
野﨑まど小説家の作り方 についてのレビュー
No.43:
(7pt)

パーフェクトフレンドの感想

世間知らずの天才少女が、友達とは何かを学ぶため学校へ通い始めるという平凡な設定を、野崎まど的な思考と超展開で味付けした話。個性的な少女達の掛け合いからは想像もつかないラストや、友達は人類の効率を向上させるシステムである特殊友達理論など、友情の真の回答も含めて、とても著者らしい一冊で満足
パーフェクトフレンド 新装版 (メディアワークス文庫)
野﨑まどパーフェクトフレンド についてのレビュー
No.42:
(8pt)

死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~の感想

不死という設定を利用した、ホワイダニットからのフーダニットや、不死の本当の意味などミステリした内容。ミステリな内容からの、SFなオチは衝撃的ではあったものの、作品の軽い雰囲気がラストの衝撃を殺してしまっているような気もします
死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~ 新装版 (メディアワークス文庫)
No.41:
(7pt)

舞面真面とお面の女の感想

アムリタほどの切れ味こそないものの、どんでん返しを受けてから気づかされる伏線の多さにはには納得させられます。ただ、真相に辿り着くためのロジックが曖昧であったり、作風と試みが上手く噛み合っていないような気もします。
舞面真面とお面の女 新装版 (メディアワークス文庫)
野﨑まど舞面真面とお面の女 についてのレビュー
No.40: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

消失!の感想

確かに、人物描写や文章など、小説としてはイマイチでしたが、それを吹き飛ばすほどの、大胆なトリック、限りなくフェアな伏線には驚かされました。ただ、作者名を登場人物の中に出すのならば、もっとマシな配役があったのでは…
消失! (講談社文庫)
中西智明消失! についてのレビュー
No.39:
(8pt)

ボトルネックの感想

主人公の世界では産まれなかった姉が、主人公の代わりに存在する並行世界に飛ばされる話。そこで突きつけられる現実と、タイトルの意味が、ラストの良い後味の悪さを上手く演出しています。伏線も上手く機能していて、この作家には、かなり興味が湧きました

▼以下、ネタバレ感想
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ボトルネック
米澤穂信ボトルネック についてのレビュー
No.38: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

水車館の殺人の感想

かなりフェアに書かれているため、犯人の予想はつきやすいものの、細かいところには驚かされました。過去と現在を交差し、解き明かされるトリックには唸らされる
水車館の殺人 (講談社文庫)
綾辻行人水車館の殺人 についてのレビュー
No.37: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

四季 冬の感想

四季の記憶の展開と共に再生される四季の思考は、私には全て理解できないけど、綺麗で魅せられる。人間は、子供の頃に持っていた無限の可能性を、自身の経験により選択肢を絞り、問題を解決する。そうして、無限の自由を棄てて、不自由になることが楽だと本能的に知っているから。人間の能力とは問題を問うこと。四季はずっと子供だったのですね。

四季 冬 (講談社文庫)
森博嗣四季 冬 についてのレビュー
No.36: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

四季 秋の感想

S&MとVシリーズの11作目のような内容で、シリーズを読んだ人へのサービスが満点。四季はほとんど出番なかったけど、大満足の一冊
四季 秋 (講談社文庫)
森博嗣四季 秋 についてのレビュー
No.35: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

四季 春の感想

四季の子供時代を書いた作品。天才の表面的な描写を書いた作品はいろいろ見てきたが、これほど天才の内面が書かれた作品は初めてでした。既にこの頃から天才で、いろいろ超越してるのですが、S&Mの四季と比べると、子供らしさや、あどけなさが感じられ、これからどう他のシリーズと関わりながら、真賀田四季へとなって行くのか楽しみです
四季 春 (講談社文庫)
森博嗣四季 春 についてのレビュー
No.34: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

赤緑黒白の感想

秋野秀和と紅子さんの会談がとても印象的。S&Mシリーズを読み、最初は上手く理解できなかった、四季の思考がなんとなく理解できたように、Vシリーズを読んで秋野秀和たちの考えが理解できたような気がします。なにより、今作で1番驚かされたのは、タイトルの意味
赤緑黒白―Red Green Black and White (講談社文庫)
森博嗣赤緑黒白 についてのレビュー
No.33: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

朽ちる散る落ちるの感想

地球に帰還した有人衛生の乗組員が、全員殺されていたという密室と、研究所の、隠された地下の奥の奥の密室で、死体が発見されるという、二つの密室を扱った話。事件の真相は順当もので、わかりやすかったと思います。
朽ちる散る落ちる―Rot off and Drop away (講談社文庫)
森博嗣朽ちる散る落ちる についてのレビュー
No.32:
(8pt)

六人の超音波科学者の感想

クローズドサークルで起こる事件と、首無し死体という本格らしい作品。さらに、中盤の緊張感のある雰囲気など大好物な内容。星と星を長い棒で繋いだらって話も面白かったし、研究所の平面図も素敵。一つ不満があるとすれば、文庫の解説が蛇足。最近の若者は…みたいなことが書かれていて場違いだと思います
六人の超音波科学者―Six Supersonic Scientists (講談社文庫)
森博嗣六人の超音波科学者 についてのレビュー
No.31:
(7pt)

死神の精度の感想

吹雪で死神の、閉ざされた雪の山荘で起こる殺人事件に、死神が同居するという設定が逸材
死神の精度 (文春文庫)
伊坂幸太郎死神の精度 についてのレビュー
No.30: 5人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
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大誘拐の感想

被害者であるはずのお婆ちゃんが誘拐犯の主犯格になり、そしてお婆ちゃん自ら提示した身代金はなんと100億!テレビとお婆ちゃんの人望を利用した、スケールのでかい誘拐劇は楽しく読めました。何故100億という爆弾な金額なのか?何故犯人に協力したのか?という疑問も綺麗に纏まり誘拐者の傑作と呼ばれる所以がよく理解できました
大誘拐―天藤真推理小説全集〈9〉 (創元推理文庫)
天藤真大誘拐 についてのレビュー
No.29: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

魔剣天翔の感想

二人乗り飛行機の中で起こった殺人、同乗者が疑われるが、同乗者は犯人ではないといった状況。そして、保呂草さんの本業がなんともスリリング。紅子さんが、紫子の部屋を密室にして帰るだとか、へっくんが、図工の宿題で紙粘土のざるそばを作ったりなど、Vシリーズはキャラが魅力的です
魔剣天翔―Cockpit on Knife Edge (講談社文庫)
森博嗣魔剣天翔 についてのレビュー
No.28: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

人形式モナリザの感想

今作は人形がテーマ。犯人の目星は簡単につきやすいが、ハウダニットから導かれるフーダニットは美しい。なによりも、メインの事件とは別の仕掛けに驚かされました。ラストの一行では思わず鳥肌…
人形式モナリザ―Shape of Things Human (講談社文庫)
森博嗣人形式モナリザ についてのレビュー
No.27: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

黒猫の三角の感想

固定観念に捉われるなということを、他の森博嗣作品でも、さんざんと言われていたはずなのに、やられましたね。でも、この作品は、事件の真相よりも、殺人の動機に関しての考察のほうが読んでいて面白かったです。
黒猫の三角―Delta in the Darkness (講談社文庫)
森博嗣黒猫の三角 についてのレビュー
No.26: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

数奇にして模型の感想

正常と異常の違い、人はどこまでが一人なのか、模型が模するのは形ではない、といった哲学的な話が面白く、スラスラと読めました。今作は、今までのS&Mよりも、どういった思想で実行したのかという動機に焦点が当てられている気がします。動機は(共感は全くできないが、そういう人がいてもおかしくないという意味で)納得させられてしまいました
数奇にして模型―NUMERICAL MODELS (講談社文庫)
森博嗣数奇にして模型 についてのレビュー
No.25: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ダンガンロンパ霧切 2の感想

絞殺痕から導き出されるハウダニット、さらにそこから導き出されるフーダニットはゲームのノベライズとは思えないほとのクオリティ。原作を知らない人でも北山作品として楽しめそう
ダンガンロンパ霧切 2 (星海社FICTIONS)
北山猛邦ダンガンロンパ霧切 2 についてのレビュー


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