死ねばいいのに

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評判

死ねばいいのにの評価:

3.67/5点 レビュー 166件。 B ランク

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平均点3.67pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全348件 241〜260 13/18ページ
No.108
(4pt)

初京極。面白く、一気読みできました。

京極夏彦さんの本はこれが初めてでした。
とにかく分厚く難しい本という印象があったのですがタイトルに惹かれて読んでみました。

思ったよりライトで読みやすかったです。
難しい漢字はいくつかありましたがフリガナふってありましたし、内容は現代モノで次が読みたくなるようにうまく伏線がはられています。

昔ちょっとブームになった映画「バカヤロー」を思い出しました。
少しずつ蓄積された感情が飛び出す瞬間の言葉が「死ねばいいのに」ですが、徐々に沸点が低くなっていくのが少し残念ではありました。

アサミさんが死んだのは残念。
現実の世も、本当に「死ねばいいのに」と思う人は長生きして、そうでない人が短命…少しせつなくなりました。
死ねばいいのに Amazon書評・レビュー: 死ねばいいのにより
B009GXMFTQ
No.107
(4pt)

初京極。面白く、一気読みできました。

京極夏彦さんの本はこれが初めてでした。
とにかく分厚く難しい本という印象があったのですがタイトルに惹かれて読んでみました。

思ったよりライトで読みやすかったです。
難しい漢字はいくつかありましたがフリガナふってありましたし、内容は現代モノで次が読みたくなるようにうまく伏線がはられています。

昔ちょっとブームになった映画「バカヤロー」を思い出しました。
少しずつ蓄積された感情が飛び出す瞬間の言葉が「死ねばいいのに」ですが、徐々に沸点が低くなっていくのが少し残念ではありました。

アサミさんが死んだのは残念。
現実の世も、本当に「死ねばいいのに」と思う人は長生きして、そうでない人が短命…少しせつなくなりました。
死ねばいいのに (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 死ねばいいのに (講談社文庫)より
4062773511
No.106
(4pt)

初京極。面白く、一気読みできました。

京極夏彦さんの本はこれが初めてでした。とにかく分厚く難しい本という印象があったのですがタイトルに惹かれて読んでみました。思ったよりライトで読みやすかったです。難しい漢字はいくつかありましたがフリガナふってありましたし、内容は現代モノで次が読みたくなるようにうまく伏線がはられています。昔ちょっとブームになった映画「バカヤロー」を思い出しました。少しずつ蓄積された感情が飛び出す瞬間の言葉が「死ねばいいのに」ですが、徐々に沸点が低くなっていくのが少し残念ではありました。アサミさんが死んだのは残念。現実の世も、本当に「死ねばいいのに」と思う人は長生きして、そうでない人が短命…少しせつなくなりました。
死ねばいいのに Amazon書評・レビュー: 死ねばいいのにより
4062161729
No.105
(2pt)

タイトル負けしている

衝撃的なタイトルなので読んでみたが、結末は半分も読めば想像できる。でもそれはかまわないと思う、謎解きがメインの小説ではないから・・・。
 しかし、気に入らない点がいくつか。まず、大変説得力のある頭のいい(と読んでいて感じる)主人公が、なぜか「教養も常識もない馬鹿のチンピラ」みたいな設定になっている。話の流れからは、その設定がしっくりくるが、実際のところ主人公の言い分は大変筋が通っていて、まったく「馬鹿」さを感じさせないため、話全体が嘘っぽく感じてしまった。
 「死ねばいいのに」のキーワードは、最初に出てきたときには説得力があったが、それ以降はちょっとこじつけというか、唐突過ぎて、せっかく話に引き込まれていても、そこで気持ちが離れてしまう。
 主人公が、数人の関係者と順番に話をする展開なのだが、3人目くらいからは同じ展開でマンネリ化してしまう。キャラも皆さん似たような感じなので、「またか・・・」「もういいよ・・・」と、段々読み飛ばしたくなる気持ちになる。
 読み終わって残ったのは、いまいち納得できない、何ともいえないもやもやした不快感だった。上記の難点をクリアしていれば、その不快感も満足・納得の行くものになったと思うのだが、やはりちょっと無理やりなストーリーで、完全にはこの独特の小説の雰囲気に浸ることはできなかった。物語を通して、人間の命について考えさせるような含みがあるのだろうが、それよりは上記の難点のほうが気になる作品だった。
死ねばいいのに Amazon書評・レビュー: 死ねばいいのにより
B009GXMFTQ
No.104
(2pt)

タイトル負けしている

衝撃的なタイトルなので読んでみたが、結末は半分も読めば想像できる。でもそれはかまわないと思う、謎解きがメインの小説ではないから・・・。
 しかし、気に入らない点がいくつか。まず、大変説得力のある頭のいい(と読んでいて感じる)主人公が、なぜか「教養も常識もない馬鹿のチンピラ」みたいな設定になっている。話の流れからは、その設定がしっくりくるが、実際のところ主人公の言い分は大変筋が通っていて、まったく「馬鹿」さを感じさせないため、話全体が嘘っぽく感じてしまった。
 「死ねばいいのに」のキーワードは、最初に出てきたときには説得力があったが、それ以降はちょっとこじつけというか、唐突過ぎて、せっかく話に引き込まれていても、そこで気持ちが離れてしまう。
 主人公が、数人の関係者と順番に話をする展開なのだが、3人目くらいからは同じ展開でマンネリ化してしまう。キャラも皆さん似たような感じなので、「またか・・・」「もういいよ・・・」と、段々読み飛ばしたくなる気持ちになる。
 読み終わって残ったのは、いまいち納得できない、何ともいえないもやもやした不快感だった。上記の難点をクリアしていれば、その不快感も満足・納得の行くものになったと思うのだが、やはりちょっと無理やりなストーリーで、完全にはこの独特の小説の雰囲気に浸ることはできなかった。物語を通して、人間の命について考えさせるような含みがあるのだろうが、それよりは上記の難点のほうが気になる作品だった。
死ねばいいのに (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 死ねばいいのに (講談社文庫)より
4062773511
No.103
(2pt)

タイトル負けしている

衝撃的なタイトルなので読んでみたが、結末は半分も読めば想像できる。でもそれはかまわないと思う、謎解きがメインの小説ではないから・・・。 しかし、気に入らない点がいくつか。まず、大変説得力のある頭のいい(と読んでいて感じる)主人公が、なぜか「教養も常識もない馬鹿のチンピラ」みたいな設定になっている。話の流れからは、その設定がしっくりくるが、実際のところ主人公の言い分は大変筋が通っていて、まったく「馬鹿」さを感じさせないため、話全体が嘘っぽく感じてしまった。 「死ねばいいのに」のキーワードは、最初に出てきたときには説得力があったが、それ以降はちょっとこじつけというか、唐突過ぎて、せっかく話に引き込まれていても、そこで気持ちが離れてしまう。 主人公が、数人の関係者と順番に話をする展開なのだが、3人目くらいからは同じ展開でマンネリ化してしまう。キャラも皆さん似たような感じなので、「またか・・・」「もういいよ・・・」と、段々読み飛ばしたくなる気持ちになる。 読み終わって残ったのは、いまいち納得できない、何ともいえないもやもやした不快感だった。上記の難点をクリアしていれば、その不快感も満足・納得の行くものになったと思うのだが、やはりちょっと無理やりなストーリーで、完全にはこの独特の小説の雰囲気に浸ることはできなかった。物語を通して、人間の命について考えさせるような含みがあるのだろうが、それよりは上記の難点のほうが気になる作品だった。
死ねばいいのに Amazon書評・レビュー: 死ねばいいのにより
4062161729
No.102
(4pt)

心 動かされる感じは‥

なかったけど、内容は別にガッカリもしなかった‥ 作者が理解してるかどうかは置いといて このタイトルだけはとてもいいなーと思います
死ねばいいのに Amazon書評・レビュー: 死ねばいいのにより
B009GXMFTQ
No.101
(4pt)

心 動かされる感じは‥

なかったけど、内容は別にガッカリもしなかった‥ 作者が理解してるかどうかは置いといて このタイトルだけはとてもいいなーと思います
死ねばいいのに (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 死ねばいいのに (講談社文庫)より
4062773511
No.100
(4pt)

心 動かされる感じは‥

なかったけど、内容は別にガッカリもしなかった‥ 作者が理解してるかどうかは置いといて このタイトルだけはとてもいいなーと思います
死ねばいいのに Amazon書評・レビュー: 死ねばいいのにより
4062161729
No.99
(5pt)

うまいよ、これは…

本の内容はミステリーだから書けませんが、
アマゾンの紹介文でも、
「死んだ女のことを教えてくれないか―。無礼な男が突然現われ、私に尋ねる。」
とあるとおりで、このパターンで無礼な男に尋ねられた人たちの視点で
何人かが尋ねられるわけです。

というとどこがおもしろいのかちっとも分からないでしょうけれど、
僕が思ったのは、たったそれだけの場面(移動も、動作もほとんどないわけです)
を一人称で描いているのに、心の方の「動き」はものすごく鮮やかで、
これが本当に文章だけで書かれているのか??と驚くほどでした。

地の文とカギ括弧だけの、風景描写もない、ほとんど会話しかないやりとりを
描いて、ここまで表現できるっていうのはうまいとしかいいようがない。

確かに無礼な男は決めぜりふ的に「俺は馬鹿だから」というし、そのわりに
弁が立ちますが、彼のいう「馬鹿」は学がないと言うほどの意味だと
思えば(つまり、本質的な馬鹿の意味ではなく)、全然、あらというほどの
ことはないと思います。

僕は、最初の人の話を読んで、すっかり笑ってしまい、最後のあたりでは、
だんだんくらーーい気分になっていくという、滅多なことでは得られない
珍しい感想を持ちましたが、それもまた巧みな組み立てではないか、と。

だってこれだけうまいんだもん、それで十分ですよ。
死ねばいいのに Amazon書評・レビュー: 死ねばいいのにより
B009GXMFTQ
No.98
(5pt)

うまいよ、これは…

本の内容はミステリーだから書けませんが、
アマゾンの紹介文でも、
「死んだ女のことを教えてくれないか―。無礼な男が突然現われ、私に尋ねる。」
とあるとおりで、このパターンで無礼な男に尋ねられた人たちの視点で
何人かが尋ねられるわけです。

というとどこがおもしろいのかちっとも分からないでしょうけれど、
僕が思ったのは、たったそれだけの場面(移動も、動作もほとんどないわけです)
を一人称で描いているのに、心の方の「動き」はものすごく鮮やかで、
これが本当に文章だけで書かれているのか??と驚くほどでした。

地の文とカギ括弧だけの、風景描写もない、ほとんど会話しかないやりとりを
描いて、ここまで表現できるっていうのはうまいとしかいいようがない。

確かに無礼な男は決めぜりふ的に「俺は馬鹿だから」というし、そのわりに
弁が立ちますが、彼のいう「馬鹿」は学がないと言うほどの意味だと
思えば(つまり、本質的な馬鹿の意味ではなく)、全然、あらというほどの
ことはないと思います。

僕は、最初の人の話を読んで、すっかり笑ってしまい、最後のあたりでは、
だんだんくらーーい気分になっていくという、滅多なことでは得られない
珍しい感想を持ちましたが、それもまた巧みな組み立てではないか、と。

だってこれだけうまいんだもん、それで十分ですよ。
死ねばいいのに (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 死ねばいいのに (講談社文庫)より
4062773511
No.97
(5pt)

うまいよ、これは…

本の内容はミステリーだから書けませんが、アマゾンの紹介文でも、「死んだ女のことを教えてくれないか―。無礼な男が突然現われ、私に尋ねる。」とあるとおりで、このパターンで無礼な男に尋ねられた人たちの視点で何人かが尋ねられるわけです。というとどこがおもしろいのかちっとも分からないでしょうけれど、僕が思ったのは、たったそれだけの場面(移動も、動作もほとんどないわけです)を一人称で描いているのに、心の方の「動き」はものすごく鮮やかで、これが本当に文章だけで書かれているのか??と驚くほどでした。地の文とカギ括弧だけの、風景描写もない、ほとんど会話しかないやりとりを描いて、ここまで表現できるっていうのはうまいとしかいいようがない。確かに無礼な男は決めぜりふ的に「俺は馬鹿だから」というし、そのわりに弁が立ちますが、彼のいう「馬鹿」は学がないと言うほどの意味だと思えば(つまり、本質的な馬鹿の意味ではなく)、全然、あらというほどのことはないと思います。僕は、最初の人の話を読んで、すっかり笑ってしまい、最後のあたりでは、だんだんくらーーい気分になっていくという、滅多なことでは得られない珍しい感想を持ちましたが、それもまた巧みな組み立てではないか、と。だってこれだけうまいんだもん、それで十分ですよ。
死ねばいいのに Amazon書評・レビュー: 死ねばいいのにより
4062161729
No.96
(5pt)

物語だからこそ

ヒトの心の弱さ=本音はノンフィクションの作品からはあまり聞こえてこない。
自伝を書く者は本当の弱さをヒトには見せないから。
評伝を書く者はそのヒトをどこかで理解しようとしているから。

京極夏彦という媒体を通じて、普段語られることの少ない誰にでもある闇の部分が、
物語だからこそ増幅され分かりやすく描かれている。
その闇の部分とはどこか遠い世界の非現実的なものではなく、自分自身だ。
自分を言葉で言いあてられたいヒトに薦めたい。
自分が見透かされたような気にさせられたのだが、なぜか気分が悪くない。

私は憑き物が落とされました。
死ねばいいのに Amazon書評・レビュー: 死ねばいいのにより
B009GXMFTQ
No.95
(5pt)

物語だからこそ

ヒトの心の弱さ=本音はノンフィクションの作品からはあまり聞こえてこない。
自伝を書く者は本当の弱さをヒトには見せないから。
評伝を書く者はそのヒトをどこかで理解しようとしているから。

京極夏彦という媒体を通じて、普段語られることの少ない誰にでもある闇の部分が、
物語だからこそ増幅され分かりやすく描かれている。
その闇の部分とはどこか遠い世界の非現実的なものではなく、自分自身だ。
自分を言葉で言いあてられたいヒトに薦めたい。
自分が見透かされたような気にさせられたのだが、なぜか気分が悪くない。

私は憑き物が落とされました。
死ねばいいのに (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 死ねばいいのに (講談社文庫)より
4062773511
No.94
(5pt)

物語だからこそ

ヒトの心の弱さ=本音はノンフィクションの作品からはあまり聞こえてこない。自伝を書く者は本当の弱さをヒトには見せないから。評伝を書く者はそのヒトをどこかで理解しようとしているから。京極夏彦という媒体を通じて、普段語られることの少ない誰にでもある闇の部分が、物語だからこそ増幅され分かりやすく描かれている。その闇の部分とはどこか遠い世界の非現実的なものではなく、自分自身だ。自分を言葉で言いあてられたいヒトに薦めたい。自分が見透かされたような気にさせられたのだが、なぜか気分が悪くない。私は憑き物が落とされました。
死ねばいいのに Amazon書評・レビュー: 死ねばいいのにより
4062161729
No.93
(5pt)

胸がすく理屈だ

久々に読んだ京極さんの小説です。やはり、京極さんの独特な文体はいいな、としみじみ思いました。人というものは、自分のことは棚上げし、またはしてもらったことは都合よく忘れ、不平不満ばかり言う動物です。主人公のケンヤは、殺された女の子の関係者をたずね、話を聞いてまわります。そこで、ケンヤはそういう被害者意識の強い人たちばかりに出会います。自己を正当化し、自己中心に物事を考える人々。彼(彼女)ら独自の理屈で、ケンヤを攻撃してきます。彼(彼女)らの理屈はどこかおかしいのだけれど、どこがおかしいか、指摘できない。読んでいるこちらは、もどかしさを感じていらいらしてきます。それを、自称頭が悪いケンヤが、鮮やかに看破するのです。「なるほど、彼らの論理のおかしな点は、そこにあったのか」、と胸がすく思いがします。ケンヤが看破する前に、自分だったら彼(彼女)らに何と言うか、考えてみるのも楽しい読み方かもしれません。自分もこの中の人物に似ている点があるので、ケンヤに指摘された気がしました。そして、少し、幸せになった気も。
死ねばいいのに Amazon書評・レビュー: 死ねばいいのにより
4062161729
No.92
(4pt)

京極夏彦の本は、分厚くて手が出なかったが、これは薄くて読もうという気持ちになった

読み始めてすぐ面白くなり、面白いまま読み終わった。
特に会話の場面が面白く、そして、構成のほとんどが会話。
飽きずに読めた。

主人公の渡来健也は、まるでソクラテス。
亜佐美の関係者に、"亜佐美のことを教えてほしい"と尋ねる彼は、
まさに無知の知を持つ賢人。のような気がしたが、
最後まで読むと、よく分からなくなった。

何回か読み直してみたが、やはり よく分からない。
他の登場人物の気持ちは理解できたような気がするのに、
渡来健也の気持ちだけは、腑に落ちない。

この一点のみ、とても気持ちが悪かった。

物語の内容は「現代社会に対する作者の意見」という感じで、
僕にとっては非常に耳の痛い話だった。
死ねばいいのに Amazon書評・レビュー: 死ねばいいのにより
B009GXMFTQ
No.91
(4pt)

京極夏彦の本は、分厚くて手が出なかったが、これは薄くて読もうという気持ちになった

読み始めてすぐ面白くなり、面白いまま読み終わった。
特に会話の場面が面白く、そして、構成のほとんどが会話。
飽きずに読めた。

主人公の渡来健也は、まるでソクラテス。
亜佐美の関係者に、"亜佐美のことを教えてほしい"と尋ねる彼は、
まさに無知の知を持つ賢人。のような気がしたが、
最後まで読むと、よく分からなくなった。

何回か読み直してみたが、やはり よく分からない。
他の登場人物の気持ちは理解できたような気がするのに、
渡来健也の気持ちだけは、腑に落ちない。

この一点のみ、とても気持ちが悪かった。

物語の内容は「現代社会に対する作者の意見」という感じで、
僕にとっては非常に耳の痛い話だった。
死ねばいいのに (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 死ねばいいのに (講談社文庫)より
4062773511
No.90
(4pt)

京極夏彦の本は、分厚くて手が出なかったが、これは薄くて読もうという気持ちになった

読み始めてすぐ面白くなり、面白いまま読み終わった。特に会話の場面が面白く、そして、構成のほとんどが会話。飽きずに読めた。主人公の渡来健也は、まるでソクラテス。亜佐美の関係者に、"亜佐美のことを教えてほしい"と尋ねる彼は、まさに無知の知を持つ賢人。のような気がしたが、最後まで読むと、よく分からなくなった。何回か読み直してみたが、やはり よく分からない。他の登場人物の気持ちは理解できたような気がするのに、渡来健也の気持ちだけは、腑に落ちない。この一点のみ、とても気持ちが悪かった。物語の内容は「現代社会に対する作者の意見」という感じで、僕にとっては非常に耳の痛い話だった。
死ねばいいのに Amazon書評・レビュー: 死ねばいいのにより
4062161729
No.89
(5pt)

意味?そんなものない。

生きる意味とか、死ねない理由とか、人殺しがいけないと諭す本ではない。 そんなものを勝手に求めて、勝手に『意味が???な本。』なんてレビューはお門違いだと思う。

殺された一人の女性をめぐる、関係者6人+1人の話…なのに、単純に言い切るのは難しい。 女性の過去を手繰るうちに浮き彫りになったのは、欲か、見栄か、傲慢か、妬みか……。

単純すぎる真実と複雑な『人間』を見事に描き切っていると感じた。 後味が良いものでは決してないし、ハッピーエンドも待ち受けているわけではないけれど、京極先生の新境地が見えて私は楽しめた。
死ねばいいのに Amazon書評・レビュー: 死ねばいいのにより
B009GXMFTQ