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万能鑑定士Qの事件簿 III
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万能鑑定士Qの事件簿 IIIの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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シリーズ物で、内容ははっきり前作の尾を引いている。 事件簿Ⅱのその後が全く無かったような展開からスタートしたが、あの経済危機はどうなってしまったのだろうか。 今回は音を使ったトリックから一人の音楽プロデューサーの過去の栄光を引きずった悲哀を描いている。 まあまあの出来だった。 一般文学通算2213作品目の感想。2019/03/02 21:10 | ||||
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見栄が邪魔して、一度覚えた贅沢は簡単には止められない。 プライドでは、ご飯は食べられないのに、自分が思うほど、人は他人のこと気にしないのに。 過去、時代を席捲した男も、社会の流れに負けた。 大衆が、貴方の音楽に合わせてくれることはない。 貴女が、大衆の嗜好に合わせなければ、ミリオンセラーは生まれない。 人の心を感動させるのも、また、人の心である。 落ち目になった時、人心が離れる、これって普通じゃん。 貧乏神の波動が移るから。でもね、そんなときでも離れず、親身になってくれる人こそ、福の神。 福の神すらも騙そうっていう輩は…、救いようがない。 人は変われる、絶対に。 忘れられない記憶。 | ||||
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つまらない訳ではありません。むしろ作者さんの情報量に驚かされます。 ですが私としては前巻のハイパーインフレ事件の方がありえないと思いつつもしかしたら、 現実に起こりえあるかもしれないと言ったリアルさがあり犯人の動機であった資本主義への反発も理解できるからでした。 ですが、今回の犯人の動機は過去の栄光を取り戻したいために自分のファンを犯罪の計画に利用しようとしたプロデューサーであり、 犯罪の計画も正直言ってスケールが大きすぎてリアリティに欠けていると思ったからです。 小説はフィクションですので現実にはありえないからこそ小説の面白いところですがあまりに現実離れしてもかえって面白みに欠けると思ってしまうと感じてしまいました。 | ||||
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普通に日本の社会で生活していたら、ほぼ誰もが「あぁ、あの人がモチーフか」とわかる人が出てくる。 まぁそれは良いのだが、その人物の行動が無茶苦茶。トリック(やトリビア)ありきでストーリー展開をした為か、無理やり感があり過ぎ。 エンターテインメント系小説の書き手として、類稀な才能を持つ松岡氏だと思うが、美少女系の主人公が次々に一般の人が知らない知識をひけらかして問題を解決して行くスタイルに、読み手として食傷気味になっている。 | ||||
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時事ネタを積極的に登場させるのがこのシリーズの魅力の1つだとは思うが,今回のネタはリアルタイムで読まないと面白さが半減すると思う。すでに過去の人なわけだし。 ラストのどんでん返しというか,衝撃の展開を丁寧に描写してほしかった。 | ||||
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筆のエンターテイナー、松岡圭祐の新シリーズ第三弾。 借金まみれになった元音楽プロデューサーの西園寺響が、じつは裏で詐欺を働いていると知った万能鑑定士・莉子は、その野望を砕くべく鑑定眼を駆使するのだが……。 前作のラストがすさまじかっただけに、ものすごい期待して読んだのが仇になりました。 何、これ。って感じです。 これ単体で読んだなら、まだ感想は違ったかもしれませんが、続けて読むのだったら、あまりオススメできません。 なにせ、前作の設定がまったく生かされていないのです。 壊滅した東京。だったはずが、なぜかごく普通の日常になってる。 そりゃあ、あんまりです。 昔、救命病棟24時というドラマを観ていた時にも同じことを思いました。あれも、東京壊滅。なのに、次のシリーズでは普通の日常ってパターンでした。 なんか、とてもがっかり。 でも、トリックはちょっと面白かったです。 ※ほか、ちょっと。 ・なんで松岡さんは千里眼シリーズを書かないんでしょうか。あっちを書いてもらいたいです。 ・スケールは小さくなっていますが、筆ぶりは健在。面白いことは面白いんですけどね。 ・好きな作家の作品なので点はあてになりません。 | ||||
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松岡圭祐氏のQシリーズ第3幕です。 1と2は連作でしたが、今回は1冊で完結です。 リアルな現実を忠実にモチーフにすることで作品のエンターテインメント性を上げるという手法が松岡作品の特筆すべき点ですが、本作はちょっとやりすぎな感がありました。どうしてもある人物を思い描いてしまうからです。毎度ながらテーマも内容も主人公莉子の驚愕の鑑定眼もエンターテイントとしてはとても面白いのですが、ついモチーフにされた人物に同情してしまいました。一個人が断罪されるストーリーは、たとえ最後に救いがあったとしても、正直あまり気持ちの良いものではありませんね。もちろん、これは私が「彼」のファン世代であるからではなく一般論です。 せっかく、莉子という、岬美由紀に匹敵する強力な主人公を得たのですから、もう少しテーマを選んでいただきたい、というのが松岡ファンとしての思いです。基本的に筆が速いことも魅力の著者ですが、粗製濫造のようにならないでほしいと思います。著者の中では今はすっかり興味を失っているのかもしれない、岬や嵯峨の物語もまた読みたいと思っています。Qの次回作IVでは嵯峨が出てくるらしいので、そこは大変楽しみですが、オリジナルの「催眠」や「千里眼」の行方もファンとして期待しています。 | ||||
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