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空の境界
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空の境界の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全220件 101~120 6/11ページ
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| 刊行までの経緯が特殊なためにあらぬ批判を受けているようですね・・・。 レビューに出ている酷評の多くは、Web掲載時の形そのままで刊行する判断を 下したものに対してなされるべきでしょう(講談社?) 世界観の特殊さ・言葉の解釈の独自性は奈須作品の仕様であると言えます。 奈須氏の脳内に存在する世界の一部地域で起きている出来事の始終を切り抜いて 活字に起こした、といったような表現が恐らく妥当でしょうか・・・。 いわゆる「読みやすい」形に仕立てる必要性のないWebに当初掲載された上、 著者自身にもそのつもりが無かったために、非常に移入・読解しづらい内容と なってしまっているのは確かです。 ・・・それがなくとも人を選ぶ内容であることは間違いないでしょうけどw まぁしかし、それは普段見かけないタイプの文章に触れられる、ということ でもあります。 ためしに読んでみたら意外と「きのこ節」の虜になるかも? | ||||
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| 著作者である那須氏が「編集者の目線が入ってない作品だから」という理由で2年間断られ続け、講談社の方の熱意が伝わりようやく商業化された作品。 同人で発売された物とは多少変わっていますが、独特の言い回しや言葉の使い方は変わらず。難解な設定や心理描写の書き方など読む方に読解力が必要な作品だと思います。 現在執筆されているDDDはそういった灰汁の取れた感じがしますが、空の境界は那須氏が書きたいように書いた作品なので那須節が一番現れている作品だと思います。 DVDも発売されてこの作品に多くの方が興味持ってくれることを願います。 | ||||
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| 奈須きのこによるアクション小説。 いや、ジャンル分けは難しい。雑誌『ファウスト』によると「新伝綺」(80年代伝奇小説の影響を受けたマンガ・アニメ・ゲームなどのサブカルチャーから隔世遺伝的に影響を受けた非日常な日常を描いた新しいタイプの伝奇小説)というジャンルらしいが、要するに今までにない作品ということだ。 ・・・衝撃的に面白かったです。 ストーリーとしてはあらゆるモノにある死の線を視ることができる「直視の魔眼」をもつ少女・両儀式と友人の黒桐幹也がさまざまな怪異に立ち向かうというものだ。 たぶん読んでいて気づくことがあると思う。それは独特の文体だ。 この詩情感あふれる文体は作者がとあるビジュアルバンドの歌詞に影響されたのが要因らしく、これが好き嫌いの分かれ目だろうが私は断然この文体が好きで、ハマってしまった。 また、ストーリー構成はワザと時系列をバラバラにして両儀式がなぜこのような力を手に入れてしまったのか、黒桐幹也とはどう出会ったのかという大事なターニングポイントをあえて最初から語らず、順序では4番目ぐらいの話から始めるという構成はより作品を楽しむための布石となっている。 みどころとしては怪異と式とのバトルなどだが、式と黒桐の微妙な関係もこれから非常に気になるところ。橙子さんという話の長い人の部分はそこまで読まないでスルーしても問題ない(笑)。 とにかく新鮮で「こんな小説もあったんだ」と軽くショックでした。 もしかしたらミステリ小説なんか読んでる人には特に楽しめるかも。 人を選ぶ作品・・かどうかはわからないけどハマったもん勝ちだろう! 最高にオススメです! | ||||
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| 同人版の明朝体フォントの大きさが若干小さめで文字間隔が多少あり 非常に読み安かったためか,講談社版の印象は「字が読み辛い」でした. 作品の評価と少し違う気がするので,減点はしていません. 内容は大雑把にくくればファンタジーになるかと思います. 戦闘もの(?)が好きな人にはうってつけの内容です. クセのある登場人物ばかりで,登場人物だけ見ると非常に濃い作品で す. ですが主人公が非常にあっさりした人物なので,主人公に感情移入して 読むとストーリーもあっさりしたものに感じるのではないでしょうか. 章立ては上下巻合わせて主なものが七章です. 作者に特徴である時系列と異なる章立てのためか,章ごとの厚さがい びつです. 読みながら今まで読んだ内容の整合を取らないといけなくなりますが, この表現が好きな私にとってはうまい配置だと感じました. 文体は非常に特徴的で,文章が下手と酷評される方もいますが,私は あまり気になりませんでした. ・会話中心の茶化したファンタジー小説と比べると地の文に伏線が多いこと ・リアルな世界観と照らし合わせて一から十まで解説してくれる人物がいないこと などから,多少頭を使って読まないといけないかも知れません. ですが,ゲーム(ギャルゲですが)で世界観を同一とする作品もいくつか 出ていることからも分かるように,破綻した設定を読まされるわけでは ありません. ということで,文が特徴的なため内容の善し悪しの議論の前にそちらが 議論されてしまいますが,文の気にならない私には大満足の作品なので, 内容だけで星5つ付けました. | ||||
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| とても面白かったです。文章が読みづらいという指摘がありますが、確かにそうですね。少しくどすぎたかな、と。でもそれがほとんど気にならないくらい奈須さんの文章は読者を引き込む力がありました。 上巻はひたすらわかりにくく書かれてます。作者の意図があるようです。好みにもよりますが、本好きなら特に問題はないかと。 自分は読んでて、すぐ感情移入しちゃうタイプなので、読みにくいことすら忘れてました。 下巻からは黒幕が表立ってでて来ますし、クライマックスに向けての勢いづけでとてもリズム良く読めます。 異能として生まれたが故に、自らの内に破壊衝動を持つ主人公兼ヒロインの両儀式、彼女はそれ故に普通に生きるという希望すら持たず、孤絶されたまま生きていこうとしていたんですが、黒桐幹也という純粋な少年と出会うことで持ってしまったんですね、幻想(ユメ)を。幹也と一緒に居たい、普通に暮らしたいと。そんな彼女が怪異に出会い、その経験の中で自分の中にある葛藤に決着をつけて行くお話です。 ファンの方には怒られるでしょうが、極論としては殺人考察(前) 殺人考察(後)以外はおまけといってもいいかもしれません。 最近の恋愛物では珍しく、イチャイチャもせず、二人の間に不思議な緊張感がある小説です。なんかこう、すぐにでも崩れそうな、失ってしまいそうな感じですかね。そういうのが好きな人はいいかも。 この作品では個人的には黒桐幹也が一番好きです。とても優しくて純粋で、特に奈須さんの書く男性主人公は皆、誰にでも優しくて、それ故に孤独というタイプが多いです。 黒桐幹也が式を愛することで式を非日常から日常へ、孤独から救うというイメージが強いですが、黒桐幹也自身も、式に出会うことで、『誰にでも平等である故に誰一人として愛せない』→『一人を愛する』という風に救われてるんです。誰も傷つけまいと、誰の特別にもなろうとしなかった彼が、初めて何か特別になろうとした瞬間でした。 ジャンル的にはファンタジーを源流にした伝奇小説だと思います。興味あるかたは是非。 | ||||
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| こうゆう雰囲気の物語は好きな方なので読んでいておもしろかったです。 最後はどうなるのだろうと気になっていて、個人的には良い終わり方で良かったなと。 劇場版として映像化されるのでそちらも期待しています。 | ||||
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| 文章が下手だなんてとんでもない。ライトノベルやゲームに慣れきっている人が読めば、期待しているものと違って戸惑うのかもしれないが、文芸的にはむしろ上質。 設定の説明が長いというが、あれは必要なもの。あれが長くて苦痛と言うなら京極堂はただの本屋になるしかない。 また逆に情景や人物の描写などが足りないという声もあるが、そうは感じなかった。登場人物同士のからみもきちんとあり、人となりは十分伝わる。読者の想像力に委ねる部分のない作品などむしろ稚拙に感じられそうだが。 ファンタジーノベル大賞などでデビューしていれば、少数でも質の高い読者に恵まれたのかもしれない。もし文学的評価を望むのであれば、著者の出自はこれからもずっと正当な評価を妨げるネックになってゆくのかもしれない。もっともそんなものは望まないのかもしれないが。 | ||||
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| 私が読んだ限り、もの凄く良い作品だと思いました。登場人物の思想、価値観、意識などが細かくかかれている為、読みづらいなどと思い低い評価をつける方々もおられますが、私的にはもの凄く読んでて惹きつけられる感覚がありましたし、ライトノベルの範疇で収まらない存在感がしっかりと出ていたと思います。ただ良いと思った点の中に私個人の思想と似た寄った思想がいくつも書かれてた為、勝手に親近感が湧き読みやすく感じただけなのかもしれませんいずれにせよ素晴らしい作品である事には変わりはありません | ||||
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| 死を視る瞳[直死の魔眼]を持つ少女『両義 式』彼女にかかれば神だろうと存在するなら[殺せる]と言われる死を視る力。どのような不死の肉体だろうと。切れるはずの無い物質だろうと。最終的には空間だろうと“殺す”反則なまでの力を持つ少女を中心に繰り広げられる現代の新伝綺物語。最強なまでの彼女、両義 式が、彼女の力を望む男、荒耶 宗蓮(アラヤソウレン)に拿捕され、仕事の上司とも言える世界に5人しかいない魔法使いの一人、蒼崎橙子は殺され、上下黒一色の服センスを持つフランスの詩人の様な男の事、黒桐幹也は魔術使いに両膝切られて後頭部を階段の角に数十回打ち付けられる敗北っぷり話は難しいが…とりあえず泣ける。難しすぎてアクビ連発で涙が止まりません(笑)一番の見せ場は、魔術師の荒耶宗蓮に殺された臙条巴(エンジョウトモエ【男】)との死闘である!毎日殺され続ける両親の嘗の愛を思い出し。嘗の自分だった者の、両親達の想いを糧に…勝てるはずの無い荒耶宗蓮との死闘― 荒耶宗蓮より造られたその肉体は限界を告げ、片腕はもげ始め…何の取り柄も無いただの人間が挑むのは、魔法使いを殺すまでの力を持った魔術師。その臙条巴の家族愛には心底心をうたれた…始めは[何?このアムロ似の男…]って感じにバカにしてたけど…物語中……一番カッケー!!メッチャ泣けるよもーコレ…にしても…ここまでコメント読んだ奴……暇人だね・∀・ | ||||
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| 「場面」として見るならば,台詞回しに非常に気を使っているのが分かり,時には爽快感を与えてくれるような切れのある台詞を見て取ることができる. 反面,「物語」として捉えた場合,やたらと概念の説明が多い(抽象的な箇所が多く,あまりうまい説明とは思えない),各場面との繋ぎが陳腐といった欠点が気にかかった. 結局のところ,この作品に関しては小説という発信方法のメリットは感じられない.映画化されているようだが,そちらのほうは多くの人に受け入れられるだろう. | ||||
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| この作者は、異質な存在の人なんだと思う。 だから、好きな人は好きだし、嫌いな人は嫌い、そんな作品だと思う。 私的には、この人の感性が非常に衝撃的で、興味深い作品でした。 否定される理由はわかる、作者が未完成だから。 でも悪い所と良い所、そのバランスが自分にとってはとても好きな要因となった訳で。 | ||||
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| 文庫化したのを期に読んでみました。 上・中・下で1,000ページを越える読み応えのあるものでした。 文章は特につまることなくスラスラ読めましたよ。 一番気になったのは登場人物の思考が「くどい」こと。彼らの喋る台詞の ひとつひとつもそうだし、何より発想そのものが「くどい」。(「くどい」 ってどういうことだと言われると、なかなか説明がしにくいのですが、あ えて言うと、)自分の下す判断や行動のもとをたどっていくとその理由や 動機があるわけで、そこをこれでもかというぐらいネチネチと突き詰めて 判断・行動している類の人間かと。なぜそのような判断を下すのか(ある いは下したのか)、なぜそのような行動に出るのか(あるいは出たのか) を自問自答しているようなもんで、普通の人なら疲れるから適度に無視す る部分ですね。でも、そういうところがキャラクターの魅力だと思います。 人によっては気持ちが悪く感じたり、うっとおしいと思ったりするかもし れません。 ただ、きっとこの世界観を描くにはこういう類の人間を登場させなければ いけなかったんでしょう。ピッタリといえばピッタリ。 本作に対して「文章が稚拙」という評価がありますが、私はそうは思いま せんでした。「文章が稚拙」という人がどの部分を指しているのかわかり ませんが、必要以上に文法的な正しさを求めるのは無粋ですし、その逸脱 もまた作品の一部(さらには表現方法の一手段)なのだと思うからです。 | ||||
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| まず、ノベルス版より文庫版のほうが若干読みやすくなってますよ、といっておきます。 さて、もともと第一章:俯瞰風景は門前払いの話ですからねえ。 特に面白くしようとか、読者を物語に引きずり込もうとか、まったく考えていませんから。 むしろ全くの逆で大半の人間をここで叩き落すくらいの心意気でやっちゃったらしいですから。 好きな人が第二章も読んでくれればいい、とかそのていどの気分です。 だから「俯瞰風景」だけでこの作品は駄作だ、と考えてる人は見事に作者の意図に嵌ってしまっています。 全部読んで、この作品は好きじゃないと考えるなら、本当にそうなんでしょう。 でも俯瞰風景。この話で落ちて批判する人はなんだかな。 偉そうに持てはやす知識者気取りのオタク(僕)に、偉そうに批判する文学批評家きどりの忍耐力のない人。 だいたい傑作中の傑作と銘うったのは作者じゃないんだから、なにも作者を軽蔑しているような批評をしなくてもいいんじゃないでしょうか。 いっそ第二章から読んだほうが楽しめるかもしれませんよ。 俯瞰風景でこの作品を見捨てた人。本当にこの作品は自分に合わないかどうか、もう一度読んでみてください。 | ||||
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| 世界観の補足ではあるものの、ストーリー上あまり関連の無い文章が多すぎ。。。 しかも難解。(幹也にも「良くわからない」と言わせてるのが笑えますが) そんな橙子の「説明文」を理解しようとせず、たださらっと読んでいけば展開も早く、一気に読めます。 500ページ超ある文庫本ですが、あっというまでした。 | ||||
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| 正直言って、読み終わったあと感動しました。 レビューでは様々な意見が飛び交っていますが、読んで損をするような作品では決してないと思います。途中途中、抽象的な表現や硬質な文章に疲れてしまうこともあるかもしれませんが、投げ出さずに、ぜひ最初から最後までしっかりと読んでもらいたいです。 そうしなければ、この作品の本当のよさはわかりません! また、最後の笠井潔さんによる解説も必読です。 | ||||
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| このジャンルでは、定番のキャラ設置がバンバン登場。 良くも悪しくも表紙のイラストそのままです。 でも、なんだかんだ言いながら結局次巻も買ってしまいそう。 | ||||
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| まぁタイトル通り小説というよりは、活字を並べて話を作ったという感じまあそういうのを小説っていうんだけどこの『活字書』って意味が分かれば、多分この小説を楽しめます言葉や事象などを作者なりの私感で捉え、それがイマイチ分かりづらいこれが奈須きのこを天才たらしめている理由でしょうその矛盾理解など一割でいいおそらく作者も、そう考えているのではないでしょうか?ちなみに私は奈須さんファンです星が五個なのは、それが理由であることも忘れないでくださいつまり、これは人を選びに選ぶと、そういうことです | ||||
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| 何の予備知識もなしに読んだんですが 素直に面白かったですというかこういう表現が私自身が好きなので でもこの文章は人を選ぶと思います まわりくどいような表現が嫌いな人はちょっとダメかもしれませんね そういう意味で☆4つ | ||||
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| 映画公開で興味を持った方。 独特の世界観に挫折してしまうかもしれません。 映画公開で読み直そうと思った方。 表紙一新・挿絵追加でファンにはありがたいかと思われます。 どちらにしろ、興味をもたれたなら手に取ってみるのはどうでしょう。 ノベルスより安価。文庫サイズなので持ち歩きにも適しています。 ただ、ノベルスについていた栞がないのが残念 (時系列が分かりやすく表示されているものでした。残念) 内容については好き嫌いがかなり分かれる作品です。 ノベルスのレビュー(100以上)を読み比べてみるのも参考になると思います。 | ||||
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| 話題になっていた本だから興味があったので、文庫化されて手に取りやすくなって購入しました。 物語の進行が時間を追っていくのではなく、過去に戻ったり別の人物の視点だったりで謎を解いていく楽しみがあります。 全三巻でまだすべてが明かされていないので、今は星4つにさせてもらいました。 パズルみたいに各章の物語が繋がっていって、最後のピースに何が書かれているか今から楽しみです。 新書版から加筆修正もされているそうなので、興味のあった方はこの機会に読んでみてはどうでしょうか。 | ||||
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