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国境事変
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国境事変の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 21~33 2/2ページ
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NHKの映画で話題になったいわゆる外事警察のお話で、面白かった。 あの原作本より数倍わかり易くて、こっちを先に読んでいたらと思った。おりしも 尖閣諸島や竹島など国境問題がクローズアップされている今、私たちの知らない所 で日々こういう暗闘が有るんだろうな〜と、つい思ってしまいました。 | ||||
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どういう物語なのか、何の予備知識も無く読み始めたこともあって、 前半、何がどう伏線なのかわからないままこわごわ読み始めました。 しかし、やはりさすがに誉田哲也さん。 後半のスピード感と、 読み手を良い意味で裏切る展開に、 一気に読了。 これを書くために、ずいぶん沢山の資料を読まれ、調べられたのでしょう。 その重みが、物語の中からも感じられます。 物語は、東京と対馬を舞台に、 北朝鮮に小さな核爆弾を持ち込もうとする在日朝鮮人、 その後ろにいる謎の男たち、 そしてそれを阻止しようとする者たち、 日本の警察、公安、自衛隊、そしてCIAまで出てきます。 彼は何のためにその核爆弾を手にし、 どうしようとしているのか・・・? また彼を動かしているのは誰で目的は何なのか? 日本か? アメリカか? 北朝鮮か? 敵か、味方か? もちろん、物語はフィクションだとわかっているけれど、 これが全てではないけれど、 さもありなん、という公安や北朝鮮の描写に、 私たちが日ごろ目にしていることは、 真実の何%なんだろう、と、 小説のストーリーとは関係ないところで怖くなったり、 先日、逮捕されたオウム真理教の菊池、高橋容疑者に対して、 日本の公安はどうしてたのかな?なんて考えたりして・・・。 法治国家を守るために、いかな民主主義とはいえ、 知りえないことも多いのですね・・・。 とはいえ、この作品は、重みとともにエンタテインメント性も十分あり、 すばらしい警察小説だ、と思います。 | ||||
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作者の作風を知らずに テレビドラマの補足がしたくて読んだ「ジウ」。 それで警察小説って面白いなと思いました。 そういえば前にドラマでやってた「ストロベリーナイト」を めちゃ面白いと思って本買いかけたっけ、と思いだし この人の文章は私に合うと思いました。 公安の仕事や隣国との関係性など もちろんフィクションですが 事実や資料に基づいてはいるはず。 身の回りで言われていることなんかが 腑に落ちた箇所、いくつかありましたしね 東警部補の女性に対する気持ちってそんなもん?(笑) 熱血刑事との恋愛は難しそうですね。 | ||||
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ジウの東が出ている所がひきつけられて 内容もハラハラドキドキ 公安嫌いがここでも出てきていると ちょっと嬉しくなりました。 | ||||
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ジウの東が出ている所がひきつけられて 内容もハラハラドキドキ 公安嫌いがここでも出てきていると ちょっと嬉しくなりました。 | ||||
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誉田哲也さんの描く警察小説と言えば、ジウ、姫川玲子シリーズ から連想するのは、「格好いい女性が派手な事件を解決する」 というものですが、本作は重厚な男たちの物語となっています。 日本人は普段、国境というものを意識せずに暮らしていますが、 物語は国境の島・対馬から始まります。 プロローグが終わると、北新宿で起こった会社役員殺人事件の 話に変わりますが、ここでの主人公は、あの東警部補です。 ジウを読んだ方であればお分かりだと思いますが、 歌舞伎町封鎖事件を解決に導いた刑事です。 門倉美咲とのその後や、伊崎基子の現況が出てくるのかな? と 思いましたが、そういった描写はありませんでした。 (美咲については、1行だけ記述があります。) 殺害された会社役員は在日三世であり、東は被害者の弟・英男の 事情聴取を行いますが、英男は公安が育てたスパイであり・・・ ジウでも公安嫌いを公言していた東と、公安のやり方に疑問を 感じながらも組織人として働く川尻を軸に、複数人の視点、 複数の場所でストーリーが進行し、最後の舞台・対馬へと 繋がっていきます。 警察小説の中で”公安もの”を読んだことはありませんでしたが、 公安、北朝鮮、在日といった、どうしても難解になってしまう テーマでありながら、エンターテインメントとして読者を 十分に楽しませてくれます。お勧めです! | ||||
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誉田哲也さんの描く警察小説と言えば、ジウ、姫川玲子シリーズ から連想するのは、「格好いい女性が派手な事件を解決する」 というものですが、本作は重厚な男たちの物語となっています。 日本人は普段、国境というものを意識せずに暮らしていますが、 物語は国境の島・対馬から始まります。 プロローグが終わると、北新宿で起こった会社役員殺人事件の 話に変わりますが、ここでの主人公は、あの東警部補です。 ジウを読んだ方であればお分かりだと思いますが、 歌舞伎町封鎖事件を解決に導いた刑事です。 門倉美咲とのその後や、伊崎基子の現況が出てくるのかな? と 思いましたが、そういった描写はありませんでした。 (美咲については、1行だけ記述があります。) 殺害された会社役員は在日三世であり、東は被害者の弟・英男の 事情聴取を行いますが、英男は公安が育てたスパイであり・・・ ジウでも公安嫌いを公言していた東と、公安のやり方に疑問を 感じながらも組織人として働く川尻を軸に、複数人の視点、 複数の場所でストーリーが進行し、最後の舞台・対馬へと 繋がっていきます。 警察小説の中で”公安もの”を読んだことはありませんでしたが、 公安、北朝鮮、在日といった、どうしても難解になってしまう テーマでありながら、エンターテインメントとして読者を 十分に楽しませてくれます。お勧めです! | ||||
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本書はいい意味で誉田哲也らしくない。 誉田哲也の警察小説といえば、 グロテスクあるいはエロティックな要素がふんだんにもりこまれた どちらかというとエンターテイメント性に重きが置かれていたものだったが、 本書はちがう。 警察という組織、在日韓国朝鮮人問題に真摯に取り組んだ作品である。 終盤こそアクション性が高くなり、安っぽく(2時間ドラマの終盤的に)なってしまうが、 それまでは、誉田作品とは思えない。 何度、表紙を見て、作者名を確認したことか。 私は誉田哲也をキワモノ作家と位置づけてきたが、 この作品で、 「好きな作家は、誉田哲也だ」とやっと公言できる。 NHKの外事警察が好きだという方、 公安モノが好きだという方にお勧めする。 組織の中の俺とはとお悩みのかたにもおすすめである。 公安の悲哀を汲み取ったすばらしい作品である。 | ||||
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本書はいい意味で誉田哲也らしくない。 誉田哲也の警察小説といえば、 グロテスクあるいはエロティックな要素がふんだんにもりこまれた どちらかというとエンターテイメント性に重きが置かれていたものだったが、 本書はちがう。 警察という組織、在日韓国朝鮮人問題に真摯に取り組んだ作品である。 終盤こそアクション性が高くなり、安っぽく(2時間ドラマの終盤的に)なってしまうが、 それまでは、誉田作品とは思えない。 何度、表紙を見て、作者名を確認したことか。 私は誉田哲也をキワモノ作家と位置づけてきたが、 この作品で、 「好きな作家は、誉田哲也だ」とやっと公言できる。 NHKの外事警察が好きだという方、 公安モノが好きだという方にお勧めする。 組織の中の俺とはとお悩みのかたにもおすすめである。 公安の悲哀を汲み取ったすばらしい作品である。 | ||||
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まず、誉田さんの書く小説で特筆すべきは警察組織のリアリティ。 今回は、刑事部と公安部の対立、駆け引きが描かれています。 昨今話題の対馬が一つの舞台だったり、北朝鮮や在日朝鮮人が絡むあたり デリケートな題材でありながら、それらの描写はうまくまとまっています。 それと、「ジウ」シリーズでお馴染みの東刑事が出てるのもファンとしては 嬉しい限りです(今作ではちょっとかわいげはありませんが 笑)。 全くありえない話でもなさそうな内容で、先が気になってどんどん読み進められます。 しいてあげるなら、もっと日本自体が脅かされるような事変であったなら より臨場感やハラハラドキドキがあったかもしれません。 でもとても面白かったです。 | ||||
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まず、誉田さんの書く小説で特筆すべきは警察組織のリアリティ。 今回は、刑事部と公安部の対立、駆け引きが描かれています。 昨今話題の対馬が一つの舞台だったり、北朝鮮や在日朝鮮人が絡むあたり デリケートな題材でありながら、それらの描写はうまくまとまっています。 それと、「ジウ」シリーズでお馴染みの東刑事が出てるのもファンとしては 嬉しい限りです(今作ではちょっとかわいげはありませんが 笑)。 全くありえない話でもなさそうな内容で、先が気になってどんどん読み進められます。 しいてあげるなら、もっと日本自体が脅かされるような事変であったなら より臨場感やハラハラドキドキがあったかもしれません。 でもとても面白かったです。 | ||||
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著者の既刊書で活躍している警視庁刑事部捜査第一課殺人犯捜査第六係東弘樹の正義感が本作でも燃え盛る。そして、一般庶民の目に触れることのない公安警察の世界を舞台にアクションドラマが展開される。 スパイ活動などは外国映画でしか見聞きすることのないものであるが、実は現在の日本国内でも身近で行われているかもしれないと気付かされる。しかも、スパイ活動に従事しているのは我々と同じ日本人の意識を持つ生身の人間である点を描いているところが素晴らしい。 | ||||
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著者の既刊書で活躍している警視庁刑事部捜査第一課殺人犯捜査第六係東弘樹の正義感が本作でも燃え盛る。そして、一般庶民の目に触れることのない公安警察の世界を舞台にアクションドラマが展開される。 スパイ活動などは外国映画でしか見聞きすることのないものであるが、実は現在の日本国内でも身近で行われているかもしれないと気付かされる。しかも、スパイ活動に従事しているのは我々と同じ日本人の意識を持つ生身の人間である点を描いているところが素晴らしい。 | ||||
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