(短編集)

赤い月、廃駅の上に

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評判

赤い月、廃駅の上にの評価:

4.29/5点 レビュー 17件。 D ランク

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平均点4.29pt

Amazonレビュー一覧

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全29件 21〜29 2/2ページ
No.9
(3pt)

読者をかなり選ぶ怪奇短編小説集

有栖川による怪奇短編小説集(といってよいだろう)。本格ミステリの雄の片鱗も見られない作品群が収録されているもの。

冒頭の「夢の国行き列車」、なんとなく読んだことがある作品な気がするがそれはおいておくとして、唐突に終わる不条理な物語だ。有栖川らしくない展開ともいえるが、その固定観念が逆に意表をついているともいえるか。真実はあくまで闇の中、結末らしきものは語り手の心に浮かんだ単なる妄想だともとれる。純粋なオカルトにしていないところが有栖川たる所以かもしれない。
さて、巻末近くに登場する表題作、これまた夢物語だかなんだか判然としない、謎がいっぱいの物語だ。同様に、実際に何が起きたのかは語られない。あくまで主人公の主観で話は進行するのだ。この種の話を面白いと思うかどうかは読者によるのではないか。

結局のところ読者をかなり選ぶ作品群という気がする。本格ミステリ命の人は読んでも楽しくないかもしれない。一方で有栖川の新境地を試してみたいのなら、手にとって吟味する価値はあるだろう。

あと枝葉末節だが、田舎の自転車旅行で若者が一日30kmという計画は、(経路に峠があるとはいっても)いくらなんでも短すぎる。これでは江戸時代の徒歩旅行なみ。峠は上りもあれば下りもあるわけだし、平地ならクロスバイクで20km/hは普通かと。
赤い月、廃駅の上に (幽BOOKS) Amazon書評・レビュー: 赤い月、廃駅の上に (幽BOOKS)より
4840126542
No.8
(3pt)

読者をかなり選ぶ怪奇短編小説集

有栖川による怪奇短編小説集(といってよいだろう)。本格ミステリの雄の片鱗も見られない作品群が収録されているもの。

冒頭の「夢の国行き列車」、なんとなく読んだことがある作品な気がするがそれはおいておくとして、唐突に終わる不条理な物語だ。有栖川らしくない展開ともいえるが、その固定観念が逆に意表をついているともいえるか。真実はあくまで闇の中、結末らしきものは語り手の心に浮かんだ単なる妄想だともとれる。純粋なオカルトにしていないところが有栖川たる所以かもしれない。
さて、巻末近くに登場する表題作、これまた夢物語だかなんだか判然としない、謎がいっぱいの物語だ。同様に、実際に何が起きたのかは語られない。あくまで主人公の主観で話は進行するのだ。この種の話を面白いと思うかどうかは読者によるのではないか。

結局のところ読者をかなり選ぶ作品群という気がする。本格ミステリ命の人は読んでも楽しくないかもしれない。一方で有栖川の新境地を試してみたいのなら、手にとって吟味する価値はあるだろう。

あと枝葉末節だが、田舎の自転車旅行で若者が一日30kmという計画は、(経路に峠があるとはいっても)いくらなんでも短すぎる。これでは江戸時代の徒歩旅行なみ。峠は上りもあれば下りもあるわけだし、平地ならクロスバイクで20km/hは普通かと。
赤い月、廃駅の上に (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 赤い月、廃駅の上に (角川文庫)より
4041004829
No.7
(3pt)

テツ・ミス

そんなに怖くなかった(ホッ)
「テツの百物語」なんて、笑っちゃったし。

三途ライナー、デザインまで決まってるんだろうなあ。
赤い月、廃駅の上に (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 赤い月、廃駅の上に (角川文庫)より
4041004829
No.6
(3pt)

テツ・ミス

そんなに怖くなかった(ホッ)
「テツの百物語」なんて、笑っちゃったし。

三途ライナー、デザインまで決まってるんだろうなあ。
赤い月、廃駅の上に (幽BOOKS) Amazon書評・レビュー: 赤い月、廃駅の上に (幽BOOKS)より
4840126542
No.5
(5pt)

異色にして王道−ミステリーの名手による極上のホラー

「アリス」シリーズや国名シリーズなどで知られる著者による

鉄道にまつわる怪談を収めた異色の短編集。

鉄道にまつわる百物語、

最後のろうそくを消したときに現れるものとは―(『テツの百物語』)

あの世へと向かう鉄道からの脱走を試みる亡者たち(『最果ての鉄橋』)

など本当に鉄道づくし。

個人的に、印象深かったのは

各地を旅する青年が、廃駅で体験した恐怖の一夜を描く『赤い月、廃駅の上に』

ありがちともいえる展開が、むしろ恐怖感をあおり、

しばらくは小さな音にもビクビクするほど

その一方、こうした<怖がらせる>怪談の間には

『貴婦人にハンカチを』『途中下車』など、

<泣かせる>怪談が適度におりまぜられており

ビクッとして、泣いて、またビクッとして―と

読者は著者の手の上で転がされっぱなし。

鉄道もホラーも好きだという方はもちろん

魑魅魍魎こそホラーの正統!!という方であれば

間違いなくお気に召すことと思います☆
赤い月、廃駅の上に (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 赤い月、廃駅の上に (角川文庫)より
4041004829
No.4
(5pt)

異色にして王道−ミステリーの名手による極上のホラー

「アリス」シリーズや国名シリーズなどで知られる著者による鉄道にまつわる怪談を収めた異色の短編集。鉄道にまつわる百物語、最後のろうそくを消したときに現れるものとは―(『テツの百物語』)あの世へと向かう鉄道からの脱走を試みる亡者たち(『最果ての鉄橋』)など本当に鉄道づくし。個人的に、印象深かったのは各地を旅する青年が、廃駅で体験した恐怖の一夜を描く『赤い月、廃駅の上に』ありがちともいえる展開が、むしろ恐怖感をあおり、しばらくは小さな音にもビクビクするほどその一方、こうした<怖がらせる>怪談の間には『貴婦人にハンカチを』『途中下車』など、<泣かせる>怪談が適度におりまぜられておりビクッとして、泣いて、またビクッとして―と読者は著者の手の上で転がされっぱなし。鉄道もホラーも好きだという方はもちろん魑魅魍魎こそホラーの正統!!という方であれば間違いなくお気に召すことと思います☆
赤い月、廃駅の上に (幽BOOKS) Amazon書評・レビュー: 赤い月、廃駅の上に (幽BOOKS)より
4840126542
No.3
(5pt)

異色にして王道−ミステリーの名手による極上のホラー

「アリス」シリーズや国名シリーズなどで知られる著者による
鉄道にまつわる怪談を収めた異色の短編集。
鉄道にまつわる百物語、
最後のろうそくを消したときに現れるものとは―(『テツの百物語』)
あの世へと向かう鉄道からの脱走を試みる亡者たち(『最果ての鉄橋』)
など本当に鉄道づくし。
個人的に、印象深かったのは
各地を旅する青年が、廃駅で体験した恐怖の一夜を描く『赤い月、廃駅の上に』
ありがちともいえる展開が、むしろ恐怖感をあおり、
しばらくは小さな音にもビクビクするほど
その一方、こうした<怖がらせる>怪談の間には
『貴婦人にハンカチを』『途中下車』など、
<泣かせる>怪談が適度におりまぜられており
ビクッとして、泣いて、またビクッとして―と
読者は著者の手の上で転がされっぱなし。
鉄道もホラーも好きだという方はもちろん
魑魅魍魎こそホラーの正統!!という方であれば
間違いなくお気に召すことと思います☆
赤い月、廃駅の上に (幽BOOKS) Amazon書評・レビュー: 赤い月、廃駅の上に (幽BOOKS)より
4840126542
No.2
(5pt)

流石です

帯にあるとおり、切なく、どこか懐かしい感じのする短篇集でした。
この方の書くミステリーはもちろん良いですが、精緻なロジックから離れて、ひたすら叙情的なお話が読みたいときにはおすすめです。
特に作中の「海原にて」は、幻想的なラストが強く印象に残ります。
何度でも読み返して、じっくりと味わいたい一冊です。
赤い月、廃駅の上に (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 赤い月、廃駅の上に (角川文庫)より
4041004829
No.1
(5pt)

流石です

帯にあるとおり、切なく、どこか懐かしい感じのする短篇集でした。この方の書くミステリーはもちろん良いですが、精緻なロジックから離れて、ひたすら叙情的なお話が読みたいときにはおすすめです。特に作中の「海原にて」は、幻想的なラストが強く印象に残ります。何度でも読み返して、じっくりと味わいたい一冊です。
赤い月、廃駅の上に (幽BOOKS) Amazon書評・レビュー: 赤い月、廃駅の上に (幽BOOKS)より
4840126542