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鉄の骨
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鉄の骨の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全253件 21~40 2/13ページ
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| 新聞やニュースで目にする「談合」という言葉。 分かっているようで分からない言葉の意味をリアルに教えてくれる。 池井戸作品の勧善懲悪感は少し控えめなものの、ハラハラするストーリー展開は読み応え抜群。 | ||||
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| 談合のドラマを通じて、本当は何が正義なのかを考えさせられる作品でした。 最近、国の理不尽なルールに対抗する動きもあるようで、我々にとって大切な建設業界の良い発展を望む限りです。 | ||||
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| 富島平太(へいた)は中堅の建設会社、一松組の社員。入社して3年が経つ。営業を担当する業務課に異動することになった。一松組のメインバンクである白水銀行の社員である野村萌(もえ)という彼女がいる。 実は、平太が業務課に移ったのは尾形という一松組の常務の強い勧めがあったからだ。尾形に対して、平太は入社試験のときになかなかいいことを言ったのだ。 しかし、業務課の実体は平太の予想とは異なっていた。賄賂を使った談合が平気で行われているのだ。だから、この課は「談合課」とも呼ばれている。 もちろん談合は違法なのだが、これは「必要悪」だと平太の先輩、西田は言う。談合があるのは、役所も同じなのだ。たとえば役所に勤めている駐車場の整理係は、毎年同じ人間がしている。しかし、役所ではこの仕事を単年契約で頼んでいるはずなので、毎年同じ業者というのはおかしいのだ。つまり、ここでも談合が行われている。 ヒラ社員として、談合を受け入れるしかない平太だったが、萌の先輩である園田という男の銀行員は、談合を真っ向から否定した。談合を止めれば、消えるべき企業が淘汰され、健全な競争ができるようになるというのだ。 青臭いかもしれないが、やはり後者の方が正しい気がする。談合してすべてを丸く収めようとするより、経営努力をして入札を勝ち取り、会社を発展させる方が健全だろう。 もちろん、これだけの物語ではない。一松組は大型の地下鉄工事の案件で、新しい技術を開発し、入札競争でリードする。危機感を抱いた大手ゼネコンの真野建設の部長、長岡は山崎組の顧問、三橋に相談するが、努力が足りないと突き放される。 三橋は大きな案件を調整する(つまり談合を仕切る)フィクサーである。そこに義兄である政治家、城山から圧力がかかり……。果たして、どんな結末が待っているだろうか。 著者のメッセージがストレートに伝わってくる。建設業界の建前と本音がぶつかり合う、読み応えのある企業小説になっている。 | ||||
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| 保存状態も良く満足してます。これからも安心して購入出来るよう管理していただけたら幸いです。 | ||||
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| 大口公共事業の談合を取り扱った作品だが、主人公の彼女が勤務する白水銀行等を絡めているところは、流石池井戸と思わせる。 談合が必要悪であることが良く理解できて、知らない人でも大変読みやすい。 途中で、談合の結果が予測出来ましたが、最終結果までの過程が良く描かれた筋書きでした。 吉川英治文学新人賞に輝いた作品だけに面白く一気に読めます。 | ||||
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| 建築業界の良いところ、悪いところがよくわかる良本で3日で読み切りました。 | ||||
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| Amazon Audibleにて拝聴。 建設業界での談合をテーマとした珍しい作品。 池井戸作品らしくテンポ良く進み、気づけば没頭してしまう。 建設業界に馴染みのない人にとっても何の苦も無く読める内容で、むしろこんな世界もあるのかと学びになる。 | ||||
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| サラリーマンとして、社会人として、 会社の一員としての、やりがいや矛盾、組織、と言う当たり前の社会構造に身を置く多くの人の悲哀があります。 ですが話のテンポも良く、登場人物も分かりやすいので読みながら直ぐに感情移入出来ました。 600ページを越えるそこそこの長編ですが気付けはラストと言った感じでした。 池井戸さんの作品なので、 最後は巨悪は倒れ正義が勝つ鉄板話です。 多くのレビューで、主人公の彼女の行動が許せないとか、彼女の話は要らない。と言った意見が多いですが、私はそうは思いません。 社会人として世に出て数年間で立場の違う男女がどのように成長するのか。 正義・真実・を貫く事。 きれい事では世の中成り立たない事。 どちらも間違いじゃない。 でも立場が変わればお互いを未熟に感じてしまう。 社会に出た若者が恋愛や仕事を通じ様々な考えや経験積むのは世の中当たり前の事。 物語の中に仕事だけではない若者の日常と理不尽さと危うさを織り混ぜた事はある意味リアリティーがある気がします。 確かにここで登場する彼女の行動は、ある意味わがままで自分勝手かもしれない。 それが気に入らない人は、この鉄の骨と言う物語を、ゼネコン談合物語としかとらえられないからではないか。 様々な場面の中で未熟な若者が成長していく姿を描いた物語と思えばこの話に良い役割を持って登場していると思える。 最後に、 この作品は若い平太の目線で描かれていますが実は常務尾形が主人公なのだと最後のどんでん返しで感じました。 上層部の先を読む目と執念、会社を背負う覚悟、凄まじさを感じました。 | ||||
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| 『下町ロケット』『半沢直樹』などドラマは見てきたのですが、小説で池井戸氏の作品を見るのはこれが初めて。結論を言うと、小説も「持っていかれる」程の面白さでした。文庫で650ページ超の分厚いものでしたが、読む手を止めることができず一日で読了。 ・・・ 本作、大分持っていかれました。きっと池井戸氏は現実のリーマンあるあるを上手に掬い取り、それをフィクションとして小説に織り込む技に長けているのだと思います。 平太が当初、え?談合ってダメじゃん?って思いつつも、会社の論理に染まりつつあるところ。談合のドン三橋が談合は良くないと思っているところ(個人の価値観と会社・社会の価値観とのずれ)。一見ダサめな先輩が実はデキメンだったり、社長(上司)がボンクラ過ぎていつも方針が迷走する等々。銀行員が口ばかりで真剣に取り合わないとか。あと、二日酔いでの出社笑。今はもうないのですが、私も若い時は二日酔いで顔が赤いまま出社とか、深酒して寝坊とか、まあ結構やっていました(若気の至りです)。 このほか、恋愛的要素(銀行員園田が憎たらしい!)、平太の母親と三橋との関係、母親の病気など起伏があり、読中まったく飽きる事がありませんでした。 ・・・ これはもう絶品エンターテインメントでした。 いわゆる純文学系の作品と比べると言葉や表現の美しさはそこまで感じられませんが(サラリーマンの闘いを描いていますからそりゃそうだ)、でもドラマ・ツイストが、読者を没頭させる「危険」な作品であったと思います。アツい話が好きな人はきっと好きになる作品だと思います。おすすめ。 | ||||
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| 楽しく読ませて頂きました。 池井戸作品は読んでいて面白いです。新作に期待します。 | ||||
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| 特に問題なし | ||||
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| 談合はなぜ無くならないのか?そのことがよく分かる秀作。 談合は必要悪なのではないか、と考えさせられる本。 | ||||
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| ハラハラドキドキ | ||||
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| 読後にスカッとした気持ちになれます。 舞台は建設業界。談合の取り締まりにより疲弊する建設業界で、会社の存続をかけて必死にもがく社員たちの姿を描きます。現場に強いやりがいを感じ、建設という仕事にまっすぐな情熱を持つ若手社員。そんな彼が本社の営業部に配属され、そこで危機的な会社の経営状態を知る。そして会社を救うために、談合の世界に身を投じていく。会社のために、仲間のために。そこで優先されるのは組織の論理です。真面目な性格の主人公だからこそ「組織のために」という義務感のもと、談合にかかわる仕事にも一生懸命に取り組みます。現実の世界でも「なぜあの真面目な人があんな不正を働いたのか」というニュースが多くあります。真面目な人ほどしがらみから逃れられず組織のために不正も働いてしまう。そんな人間の性(さが)を巧みに描いていると思いました。 しかし、物語はそんな暗い結論にはなりません。ここから池井戸小説ならではの大逆転が始まります。主人公の会社を危機に陥れる強大な権力を持つ悪玉が登場。その敵に対して、革新と努力で立ち向かいます。そこで描かれる現場社員たちのプロとしての矜持と情熱、経営者の豪胆さにはしびれました。そしてそのまま物語は怒涛の結末を迎え、晴れやかな気持ちを残してくれます。 一点、欲を言えば、尾形常務の人物像をもっと深掘りしてほしかったです。部下からも恐れられ、清濁併せ呑む一筋縄ではいかない人物ですが、物語の後半で驚くべき行動をとります。彼がどういう哲学をもって建設業界の将来を考えているのか知りたくなりました。 | ||||
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| なかなかのボリュームですが、すぐ物語の世界に引き込まれ、あっという間に読み終わりました。 さすが池井戸さん!!という作品です。 | ||||
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| 談合とはなんなのか なぜそのようなことになるのか なぜ辞められないのか 業界に染まってしまった人、新しく踏み入れる人、他業界の人 色んな角度から建設業界を考えさせられる作品でした | ||||
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| この本が書かれた当初は公然の秘密として談合がまかり通ってきた時代、もしくはそこから脱却し始めようとする時代だったと思います。2021年時点はどうかわかりません。国を挙げた大規模公共事業に政治家やフィクサーが全く関わっておらず、出たとこ勝負の入れ札で決着しているとは思えません。 本著では談合をとりまく様々な思惑、謀略と若手社員の恋愛が並行して進んでいきます。談合の行く末、決着については池井戸流でスッキリしたものになっていますが、恋の行方に関してはイマイチです。あとは読者が判断してね、のような決着です。私は彼の作品で気に入っている点は、論旨明確でわかりやすく、結論がはっきりしているところなので、「あとは読者が判断してね」風の決着は好みません。スッキリしません。ここはひとつ、大多数の読者が望むであろう結論を明確に書いてほしかったところです。不満な点はそこだけ。それを除けば、いつものように引き込まれる内容だと思います。 | ||||
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| 彼女と園田が最低。 それ以外はさすが池井戸先生の作品という感じで、本当に読みやすく面白い作品です。 ただ本当に高飛車な彼女と園田が最低。その部分だけ飛ばして読むのをお勧めいたします。 | ||||
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| ゼネコン業界に蔓延る政治家、同業者者、公共団体との談合と癒着の現実が描かれている。その中で各自の個性が色濃く書かれて、更に宮島の会社へ思い、同僚、恋人、上司他の考え方がよく描かれていた。これから宮島が人生を歩んでいくのか続きを読みたい本です。 | ||||
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| 初期作品で、吉川英治文学賞、というタイトルに惹かれて読んでみた。 (吉川文学賞ははずれがないので……) 談合というのはこういうものかと、読み応えたっぷり。 政治資金のマネーロンダリングの話も非常に面白かった(馬とは!) ただ、最後が、もしかして字数が足りなかったのだろうか、と思うくらいあっけなく、もう少し書きこんで欲しかった。 ただ、「会社のため」だけだったのだろうか? 談合を終わらせる、というウラの願いがあったと思いたい。 「彼女」のエピソードには特に不満はなく、こういうこともあるだろうと思ったけれど…… 「園田さん」の最後のメールはちょっといい人すぎる気がした。 最後まで傲慢で、見くびっていた彼女が自分を振るなど許せない、というタイプとして描いたほうがリアリティがあったと思った。 | ||||
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