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モンスター
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モンスターの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.63pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全89件 41~60 3/5ページ
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軽くて読みやすく、続きが気になって一気に読んでしまいました。 とことん女性の視点に立って、美への執着を描いてあり、整形や風俗についても具体的に書いてあるので、 裏話を覗き見るようで面白かったです。 これを読んでいて、主人公のなにがなんでも美しくなってやる!という執着心に、林真理子さんの「野心のすすめ」が浮かびました・・・ ある意味、死ぬ気を出したらなんだって手に入れられる、というメッセージも感じました。それが正解かはさておき。 読んでいて少し不自然に思ったのは、主人公は英検1級その他資格を取るような能力があるのに、なぜそれを生かさないのか、という点です。 後半の方で、私は本当は賢くないが、知的に見えるように整形しているので男は騙される。とありましたが・・・外見の他に何か自信を持てる部分がひとつでもあれば、こんなに美だけに固執した考えにはならないのではないかと思いました。主人公が賢いのか賢くないのかよく分からなかった。 また、誰か主人公の整形に気づいて暴こうとしたり、整形のメンテナンスの苦労といった整形の負の面がもっと書かれていたら面白かったかなと思いました。 主人公が不器量でも一生懸命で前向きで明るくて、いい人なら応援したくなるのですが、陰気で怒っていて何を考えてるかわからなくて、人を美しさで値踏みし、妄想に浸って逆恨みしたり突然キレて暴力をふるう人なんて誰でも嫌です。主人公もブスは性格が悪くなるなんて言っていたけれど・・・自分で墓穴を掘ってます。 しかし、読んでいて美しくなる前と、美しくなったあとで読者ですら、主人公に持つ印象が変わる(たとえば、和子の時はとても言えなかったであろうセリフも、未帆になれば自然にイメージできる)というのは・・・美の持つ力について考えさせられました。 | ||||
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私は、百田尚樹という小説家には、全くの思い入れはない。では、なぜ、この本を手にし読んでみたか。 それは、本屋で見かけた時、本の帯に映画化された時の主演女優の高岡早紀の写真をみて、所謂、Before/Afterの差に驚いたからだ。特に、醜い時の和子の顔には、これが本当なら、悲しいことだと思った。 美女に生まれたら、それだけで幸せな人生を送れる、或いは、一定のアドバンテージになる。これは事実だと思う。男だって、そういうことはある。しかし、顔を整形、それも目だけでなく、鼻、口、最終的には骨格の大手術をしてまで、そして人生の他の全てを犠牲にしてまでやる価値はあるのだろうか。それは和子にしか分からない。その金は風俗から得る。 理由にある幼少の頃の優しい男の子に愛されたいとのことだが、これは理由としては、薄弱でこじつけだと思う。私には分からない。その点、解説の中村うさぎさんの語る「そう、我々こそが真のモンスターなのだ」という結論は、小説以上に事物の的を射ていると思われた。 この本は、子供の目に触れることのないように気を付けたい。整形の詳細な部分や風俗の紹介については、刺激が強すぎる。大人の目からすれば、整形についての知識については、主人公の手術の進展に合わせ「へええ」の雑学的なところがあった。風俗業については、やや、取材不足かリアリティに欠けるきらいはある。 プロローグ、半沢直樹的な女のタンカ・復讐劇、エピローグそして解説。面白いことは面白いが、この本は、通俗小説であり、何かの真理を深く考えさせる文学ではない。通俗小説らしく、悩まずに読んで、まあ二度読み返すことのないもの程度と理解すれば、724円の価値はあると思う。映画の方なら、観てみたい気もするが。 | ||||
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生まれながらにして醜い顔を持つ主人公が、 整形によりパーツを美化させていき美人へと変貌していくお話。 美の美しさを語っている反面、そうでないものに対して肯定的でない内容であるため、 読み手次第ではイライラして途中で読み続けるのを止めそうな気がする。 外見より中身と豪語する人間も、結局は美人に弱いということを描いた展開は、 人間の偽善的な部分を指摘しており、とことん美の優位性を書き表している 男性読者は比較的客観的に見れると思うからエンタメ小説として楽しめるけど、 女性にはオススメできないかな。 | ||||
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醜い女が整形を繰り返し、絶世の美女になり世の中に復讐をしていくという、他の作家でもいくつもあるような、小説では良くある話。 醜いことと美しいことでの世の中の生き抜くさなど、リアルな心情や整形を繰り返していく描写に、男の人が作者なのが信じられない話。 その間の苦労は大変なもので、ラストもすっきりももやもやもしないかたちで終わり、まあまあ良かったと思う。 崎村が良いキャラだった。 百田さんといえばまだ読んでいないけども「永遠の0」の作者。 さぞ良い作家なのかと思ったが、いくつも素人かと思うような文章使いでかなり萎えた。 小説で「というか」はないと思う。若い者か。 ほかにも素人が描いたブログかと思うような文章使いがたびたび出てくる。 人物が発している言葉ではなく描写でそれはないと思う。 時間をかけて描いたのか、前半と後半を描いている時間に飽きがあったのかは分からないが、おなじことを描いてある箇所があって、これ前も描いてあったが忘れたのか?と思う箇所が2度ほどあった。 それが残念でならない。 | ||||
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どんな男性がいいか考える。 どんな男性が自分にとっていいのか。 結婚相手はどんな相手がいいとか 振られたら見返してやりたいとかもっと綺麗になってやるとか恋愛にとって普通に現象だと思う。 男性はただ単純な生き物である。 改めて気をつけようと思ったw | ||||
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物語として、読み物的には楽しめます。 あと、この本を読んで思ったのは、結局何だかんだ言って、 女性は見た目で判断される部分が多いんですよね。 そして、単に見た目で気に入ったのと、 全人格的に好きになったのを自分の中で判断できるほど 男は賢くない生き物なのだ。 綺麗事を言っても、見た目は重要なんですが、 一方で国や時代によって美人の基準は変わります。 いかに人間が、固定観念や社会通念に気づかないうちに縛られ、 歪んだ認識で世界を見ているかを考えるきっかけとなった。 | ||||
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面白そうな感じがして読んでみましたが、ウンウンと頷ける部分もありましたが 主人公の醜い時の和子を捨てきれないっていう部分がよく解らない。 私には読み終わった時にスッキリしないし感動もなかった。 | ||||
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女性の美の追求には限度がないことを実感した。読み始めると止まらない | ||||
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あの永遠の0だったかの作者の本。今度高岡早紀の主演で映画になるらしい。 昨日読み終わって今朝(4/21)の新聞を見たら、全面広告が入っていてびっくりした。 もうとてつもないブスが整形して絶世の美女になった時に、いったいどんな事をやりだすのだろうか…。 ブスの学生時代の色々な出来事の表現がとてもリアルなのだが、短大を出て工場に勤めながら、整形の魅力に取り付かれ、風俗で稼いですべてを整形に回して綺麗になって行くのと同時に世の中の男も女も態度が変わってくる…というのがよく描かれている。 しかしこの本何を表現したかったのかがいまいち良くわからない。ブスなら獣のように扱われ、美人ならこんなにちやほやされるのですよ〜というのは、別に言われなくてもわかっているので、小説にすべきテーマではないような気がするのだが。 映画も見てみたいが、ブス時代の映像は相当汚いだろうと思うと少し気が引ける…。 | ||||
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自分のひどい容姿を整形によって変えていく女性の話 ぐいぐいと引き込まれます。 人間の裏のドロドロしたものが沢山書かれているので読んだ後スッキリするかどうかは微妙です。 世間は見た目重視ということがかかれており、見た目の良さは大切だけど、全員見た目ばかりにこだわっている世界にいるなんて考えると、悲しい世の中だと感じた。 彼女の親がもっと愛情深く育てていればこのようなことにはならなかったのかもしれない。 | ||||
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生まれたときから定められた運命を自らの意思と努力で切り開いた ひとりの女性の物語。 残忍さ、冷静さ、歪んだ考えと客観性、あらゆる感情を抱え突き進む 人生の果ては・・・不幸とも幸福とも言い切ることができず、所詮は、 他人の出来事。深く考えさせられることはなかった。 | ||||
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女に生まれて一番得なのは、顔がいいことだと思います。 顔が良ければ、周りの扱いは天と地ほど違う。 思春期にいやというほどそれを思い知らされ、 普通にカワイイ女の子だったつもりの私はショックでした。 そのことを早めに知って無駄に悩まず、 どうすれば自分が輝くことができるか いいところを磨く努力をするべきだったと後悔してます。 この小説の主人公は、普通以下どころかとんでもないブス。 きっと笑いものにされ、あの子よりはましと最後の砦にされ、 どれだけのコンプレックスだったか。 卑屈になり、嫌人症となりさらに醜くなる。 そんな超ブスが超美人に変身していくのです。 バカにされつづけてきた毎日が、目を鼻を整えるうちに きちんと反論し、文句を言わせないようになり、 むしろ従えてあやつれるようになるのです。 整形を尽くして美を手に入れたのだけど、 実はスタイル良くて、肌も綺麗だったなんで都合いい設定。 ビューティーコロシアムなら 石田純一が「でも君はスタイルがいいよ。」と言ってくれそう。 ストーリーは前半の熱さが急にもたつきだしたのが残念。 | ||||
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作者の普通の作品レベルかと思います。書籍や送付状況は何も問題はありません。 | ||||
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※明確なネタバレは書いていませんが、何となく展開が読めてしまうレビューになっていると思うのでご注意を。 「醜かった女性が整形で美人になる話」という以外は、何の予備知識も無く、本を開いた。 その美貌で成り上がっていくサクセスストーリーか。 あるいは、醜い時に蔑んだ人達への復讐物サスペンスか。 そんな予想を抱きながら読み進んだ。 読み終えた時。 これは、一人の女性の切ない純愛物語だったのだと思った。 彼女が美しくなる過程、その手段は、傍から見れば、痛々しい物かもしれない。 だが、本人の目線で語られているせいか、目的の為に努力し、確実に結果を手に入れていくその姿勢は、いっそ潔い程だ。 この清々しさは、男性作家の視点で描かれたからかもしれない。 女性作家が描いたら、もっとドロドロした物になったのではないか。 あの彼を選んでいれば、もっと幸せになれたのに。 読んだ人は、皆、そう思うだろう。 だが、彼女にとってはそうではなかった。 過去の全てを振り切り、新しい生き方を見つけることは、彼女にとっての幸せではなかったのだ。 たとえ、他人から見たら、惨めな人生だったとしても。 あの男が、結局はそんな価値の無い人間だったとしても。 これまでの死に物狂いの努力が報われた、彼女の人生の全てが報われた、あのラストこそが幸せだったのだと思う。 読み終えた直後は、あっけ無さに呆然としたけれど。 時間が立つにつれ、本編のラストとその後のエピローグとがじわじわと響いてきて、切なさが溢れてきた。 その痛々しさも惨めさも含め。 目的の為に必死で努力した時間も、そしてラストも、彼女にとっては、充実した幸せな時間だったのでは、ないだろうか。 | ||||
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映画化もされたこの小説を 百田さんの3冊目として読みました。 TBSの「情熱大陸」によれば かなり整形手術について調べたとのこと。 一時テレビ番組で整形前と整形後をくらべ かつ費用についても公表する番組がありましたが 整形技術というのは、ここまで進んでいるんですね。 まるで現代の「人魚姫」の物語のようでもあります。 文章が短く、内容の重複もありますが 物覚えの悪い中高年には、それが読みやすいという面も。 楽しめた小説でした。 | ||||
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男性作家による女性心理描写には時としてリアリティの欠如があるものの、 この作品に関しては予想を裏切る出来栄えだった。 かつて、その容姿から「怪物」と呼ばれた一人の女性が 鬼気迫るまでの執念によって美容整形を繰り返し、真の「モンスター」となる過程が 勢いのある筆致で描かれていた。 死期が迫った終盤は彼女の切ない心情に同情すら覚えた。 | ||||
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本屋で立ち読みしましたが、結末が気になり結局、購入してしまいました。(本屋さんの思うつぼ!!!) 主人公が整形にはまる所や、終盤辺りは面白く、一気に読めたのですが、やはり主人公が薄っぺらな分、内容も薄っぺらく、前向きな部分もなく、読後感は悪いですね。 最後も本人は満足な最後だったのでしょうが、全編が自己満足の連続で、結局最後まで本当の意味で愛されていた訳ではなく、自分の事しか考えない人間は他所に愛される事がないという事でしょうか。 物語にエンターテイメント性はありますが、もう少し練って深い部分があったらもっと評価も上がったと思います。 本屋大賞に多いですが、一気に読めエンターテイメント性はあるが、いい意味で心に響く部分が少ない作品が多い気がして、良質な作家の作品が注目されなくなるのでは…。 「売れる!!」角度だけでなく、もっと良質な本も選んで欲しいと思います。 | ||||
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主人公の心情の吐露や、美人とブスの社会学的考察が クド過ぎて、少々ウンザリしながら読み進めました。 「分かったから、話を進めようよ」 と何度思ったことか… それにしても、この主人公。 振り幅は尋常じゃなく大きいが、いい思いも沢山 したのだから、太く短く納得の人生だったのでは。 | ||||
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『永遠のゼロ』と『モンスター』の2冊、どちらから読もうか迷い、とりあえず軽い方から、ということでこちらから。あっという間に読める。あまりにすらすら読めるのでつい先読みしたくなったが、なんとか我慢。 物語は現在と過去を交互に行ったり来たりしながら進んでいくが、それが全く違和感ない。過去の場面で出てくる人物が、現在のどの場面でどんなふうに登場するか(或いはその反対も)とか、読者に想像力を働かさせてくれるところも楽しい。また、主人公が登場する最後の場面では、えっこれで終わり?みたいに拍子抜けしてしまったが、そのまた後のエピローグの、これまた最後の2行で締め!という感じがニクかった。 個人的に、もう一度読み返したいというほどの作品ではないが、エンタメ性の観点からは面白くていいと思う。 | ||||
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世の問題は見かけが左右していることは否めない。造形が美しい者は得をすることは間違いではないし、「人は見かけではない」なんていう正論は真っ平ごめんだ。持って生まれた造形だけではなくそういった「美」は努力によっても作られるものであるからだ。意識していなくてもそういったイデオロギーはどこにでも存在している。綺麗事ではないことに足を踏み入れて書いているのは面白いと思った。ただ男性目線というのを少なからず感じてしまった。「美」は本当に難しくて一概には言えない言葉だ。だって人間には必ずフェチがある。主人公は顔の造形にも完璧ではない「美」を取り入れて一段階更に美しくはなるが、そこにはフェチが足りないんじゃなかと女は思うのです。結局主人公が嫁には勝てないのも男目線かな。ある意味そこがリアルなんでしょうか?でもそれって男性のリアルなんではないでしょうか? | ||||
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