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(短編集)
ワーキング・ホリデー
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ワーキング・ホリデーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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成長しない人もいる処に共感しました。 小学生だけど、すごい人物が登場するので ちょっとだけ安心です。 | ||||
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坂本司さんの本は3冊目になりますが、 コレは、さらっと、短時間で読めました。 物語に浸かるには、少々物足りなかったかなぁ。 できすぎた子供が作るできすぎたご飯や、 2人の関係があまりにも急接近しすぎるあたり、 現実味がない気がしました。 もっと、上手く行かない事があってもいいような・・・ それと、読み始め、 主人公の言葉遣いがしっくりきませんでした。 粋がってる高校生のようで。 お話し自体はとっても微笑ましい内容なので、 疲れた日の気分転換や、ちょっと暇な待ち時間に読むにはいいと思います。 | ||||
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『シンデレラ・ティース』(歯科クリニック)や『切れない糸』(クリーニング屋)では、仕事を通じて客と接する内にふと生じた謎を解き明かすという、北村薫ばりの「日常の謎」をモティーフにした坂木だが、本作では謎は大きなウェイトを占めておらず、そのかわり父子の交流や宅配業の大変さや大切さがこまやかに描かれている。 単なる推測だが、作者は宅配業にまつわる住民の謎を解き明かす物語を当初構想していたかもしれない。クリーニング屋や歯科クリニックより、宅配業の方がいろいろな謎に遭遇しそうだ。ところが、たとえフィクションでも、顧客の荷物やお届け時間指定から私生活を探ることは、職業倫理にも読者の健全なモラルにも反する。同じことはクリーニング業にもある程度いえるかもしれないが、『切れない糸』は空想スレスレの大胆な推理のおかげでこうした問題を免れていた。反対に、宅配業者が謎を解く形式ではどうしても他人の生活を「覗く」感が否めないし、宅配業のイメージダウンにもつながりかねない。現実にこの職に携わっているひとに対する作者の敬意が、宅配業者を「覗き魔」と紙一重の探偵役に仕立てることを邪魔したとは考えられないだろうか。 元ヤンキーだが善良で素直でそそっかしい主人公の造形も、突然現れたしっかり者の息子という設定もありきたりだし、全編を貫く健全なモラルが鼻につくひとも多いと思う。しかしこうした「癒し系」的要素は「日常の謎」とは別の「坂木司」らしさであって、事実、続編『ウィンター・ホリデー』では家族の問題や宅配業の大変さが主に描かれている。その意味で本作は、この作家を好きかどうか知るためのひとつの試金石といえるかもしれない。 | ||||
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坂木司さんのは他の作品はひここもり探偵シリーズを初め気に入ってほとんど読んでいました これを読む前が【先生と僕】だったので(これは期待以上)同じようなつもりで読んだのですが日常の謎ではなかったな・・勘違いしてました 私はミステリー部分に楽しみが60%物語性に40%ぐらいの割合でいっているもんで・・ 詳しい内容は他のレビューで書かれているので書きませんが宅配便ドライバー?が主人公ということでお客さんとのかかわりに日常の謎でも絡まってくるのかとちょっと期待していましたが物語は親子の生活がメインでした。ただ坂木さんの作品入門なら他の作品が絶対いいですね。 坂木さんの作品は登場人物が魅力的で安心して読めますし進君にほのぼのしてしまいましたので★3つにしました ミステリーに期待しなければ★5つでもいいかという感じでしたけどミステリーおたくの評価も入れてしまったので・・ | ||||
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2007年に出た単行本の文庫化。 ミステリではなく、親子や家族の感動を扱った小説である。 導入部では主人公はホストをしている。それがいきなり宅配便の配達員へと転身してしまう。そこのところのギャップがおもしろい。宅配便についての取材も綿密であり、しょっちゅう利用するけれど、内実については良く知らない世界について読めて、楽しかった。 著者の持ち味である家族愛もたっぷり描かれている。 ただ、全体を通してどこか新しさに欠けるように思われ、いまいち。 | ||||
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元ヤンで現在はホストをしている大和の元に突然、息子と名乗る少年、進が訪ねてきた。 元彼女が自分に言わずに産んだ子だと知った大和は、進を夏休みの間、自分の家に住まわせることにし、 ホストを辞めて運送業で働きだした。 ホスト仲間だった雪夜、お客さんだったナナ、運送会社の従業員たち、進の友達など、 たくさんの人たちに囲まれて、大和と進が初対面から親子としての関係をちょっとづつ築いていきます。 元ヤンでホスト、血の気が多い父親と、それと対照的に家事をなんでもこなす所帯じみた息子。 まあ、ステレオタイプかもしれないけど、とても温かくて優しい物語です。 | ||||
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ホストのヤマトのもとに突然現れた小学生の男の子。息子だと 名乗るその少年と、夏休みの間一緒に過ごすことになった。 最初はぎこちない関係の二人だが、やがて父と息子の関係に・・・。 全体的にほのぼのとした作品。ヤマトの前に突然現れた少年進。 小学5年生にしてはしっかりしていて、ヤマトもタジタジ。 だが、一緒に暮らしていくうちに、だんだんと親子の絆が出来て くる。心当たりがあったにせよヤマトが、息子だという進の言葉を 簡単に信じてしまうのにはちょっと疑問を感じたが、読んでいて とてもほほえましかった。ヤマトのホストから宅配業者への転身も 笑える。二人をとり巻く人たちも個性豊かで楽しい。いい人ばかりだ。 この作品には善人しか出てこない?(笑)テレビドラマにすれば 面白いかもしれない。ところで、ヤマトの名前はやはりクロネコ・・・に 関係があるのだろうか?あるとしか思えないのだけれど(*^▽^*) | ||||
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