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(短編集)
シンデレラ・ティース
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シンデレラ・ティースの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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歯科クリニックの仕事が少し垣間見ることができました。人とのやり取り、性格などとても楽しく読みした。 | ||||
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主人公(ヒロイン)自身がデンタルフォビア(歯科恐怖症患者)で、その心理を描いて秀逸な本である。 私も幼時から重症のデンタルフォビアであり、酷い虫歯持ちだった。 その私を救ってくれたのは、社会人になって巡り合った名歯科医のA先生で、『30年はもたせてあげる』と、あちこち治療と補綴をしてもらった。 以降、本当に30年はメンテナンス以外の通院だけで、歯科受診の恐怖と縁が切れていたが、A先生が高齢で廃業してから已む無く受診した近所の歯科クリニックが、院長も歯科衛生士も外注歯科技工所も3拍子揃って技術がなく、不親切かつ乱暴なクリニックで酷い目(殆ど拷問)に遭い、青少年時代のデンタルフォビアが再発してしまった(その後、評判を調べて「普通」のクリニックに鞍替えしたので現在は小康状態)。 多くの歯科クリニック・歯科医は、デンタルフォビアを軽視し過ぎていると思う。 この本は、デンタルフォビアに焦点を当てたところに見所がある。 推理小説としては、デンタルフォビアのほかに幻臭や難聴を扱っている。 裏方である歯科技工(士)についても、光を当てている。 ただ、肝心の歯科治療そのものについてはごく表面的で、歯学の基本的知識も、歯科治療の実務的知識も、殆ど得られない。 たとえば、デンタルフォビアにとって最も恐ろしい、歯を削る「アレ」のことを工作の世界ではリューターと言うが、歯医者さんはなぜかタービンという。そのことも書かれていない。 ライトノヴェルとしてはそんなものかも知れないが、歯科を題材にした小説なのだから、あと2歩くらい踏み込んでいただきたかった。 | ||||
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一気に読んでしまった。姉妹編にあたる物語もあるようなので、読んでみたい。 | ||||
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歯医者に行くのは私も好きじゃないですが、歯医者さんって本当にみんな患者さんのことを思って一生懸命なんだなぁ・・というのが伝わってきました。 少し恋愛要素もあって、女性なら特に好きな小説だと思います。 あと、このクリニックで働いているスタッフの人の個性が上手に描けていて、それもこの小説を盛り上げてくれます。 ミステリーもあり、笑いあり涙ありで、とても楽しめる作品です。 やはり、こういうプロフェッショナルな方々を描かせると、この作者の力量が際立ってとてもいいと思います。 これからもこういう作品を期待しています。 いろいろな仕事の知られていない裏側を見せてほしいです。 | ||||
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主人公の咲子がアルバイトを通じて成長していく物語です。 実際に歯科医院で働いている方には色々つっこみどころもあるようなのですが、 社会人として働くとはどういうことかその心構えがさらりと描かれているのが良かったです。 坂木さんの作品はこれが2冊目ですが、人に対する目線が優しくどんなに怪しげな人物にも そうなるだけの背景を描いて下さるので描かれている人物に共感出来ます。 これから就職する方も、学生の方も一度読んでみて損はない一冊だと思います。 | ||||
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坂木司さんは『和菓子のアン』を読んで以来、好きで読んでいます。こちらの作品もサクサク読みやすくって寝る前にリラックスするのにぴったりな1冊でした。特に高校生、大学生ぐらいの若い女性にお勧めです。普段本を読まない方でも読み易いと思います。通学のお供にいかがでしょうか? 私は姉妹本の『ホテルジューシー』の方を先に読んでいたので、「あのサキちゃんかぁー。」という心持で読みました。ホテルジューシーサイドからみるサキちゃんよりも、ずっと内面のしっかりした子で見直しました。坂木司さんの本は、本同士の登場人物のリンクも面白さの1つだと思います。 それほど、どこにでもあそうな日常を切り取った、『日常ミステリー』を扱っています。明日自分の身に起きてもおかしくないぐらいの些細な謎解きがなかなか面白いです。なので、大げさなミステリーよりも感情移入しやすいと思います。仕事場が舞台なのも面白いです。 このお話にはちょっとした胸キュンもあって、サキちゃんの今後がとっても気になる1冊でした。 | ||||
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坂木さんの物語は日常のミステリーを取り上げています。 そして、そのミステリーでは、人も死なないし、謎が解明されることでみんなが幸せになるところが素敵なんですね。 今回の謎解きの舞台は歯医者さんです。 主人公は、歯医者が大っ嫌いな大学二年生の叶咲子。 夏休みのバイト探していたところ、母親に運悪く声をかけられ、歯医者の受付嬢をすることになります。 はじめ、主人公の鈍くささが嫌だし、堪えられないと思っていたのですが、スタッフのみんながいい人たちばかりなので気にならなくなってしまいます。 なにより、バイトをすることで咲子ちゃんがメキメキと成長していくので、だんだん応援したくなってくるんですね。 ひとつ問題にぶつかっては解決し、また新たな試練に挑む姿を見ていると、自分も頑張らないとという思いにさせられる成長物語です。 | ||||
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2006年に出た単行本の文庫化。 歯科医の受付嬢としてバイトすることになった女子大生を主人公とした、日常の謎系のミステリ。5本を収める短編集。 殺人や盗みなどはまったく出てこない。ひたすら患者さんたちのちょっとした謎や不思議を解き明かしていくストーリーである。歯医者ならではというトリックや豆知識もあり、「特殊業界もの」としてもおもしろかった。 まあ、正直言って謎そのものは大したことがない。しかし、人物造形や語り口が巧みで、読んでいて心地よい小説であった。 | ||||
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ひそかに「職人シリーズ」と呼んでいる坂木さんのシリーズ。今回は歯科医アンド歯科技工士。しかし視点人物は受付嬢で、素人。 つまり、歯医者さんをめぐる専門職の世界を、素人の目で紹介していくということ。 しかも、おなじみ日常ミステリーの1話完結ものに仕立てている。 いやー坂木さんこそ職人だわ。 テレビドラマシリーズなんかにピッタリだと思うんですけど。…テレビの人って本読まなさそうだしなあ。 | ||||
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歯医者(というか歯科技工士)とミステリーと淡い恋愛の話。歯医者で嫌な思い出がある方は読むと楽しいかも。この歯医者、現実に会ったらすっごくはやるだろうな。。しかし作者の取材魂、すごいです…。 | ||||
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一つ一つのお話は短編で、気軽に読めるお話です。 そんなサービスの歯医者はないでしょ、と思いながらも、 主人公をはじめ医院で働く皆が、患者達の抱えている問題に 切り込んでいく展開がおもしろくてどんどん読み進めてしまいます。 ただ、名探偵役の四谷氏が、医院ではほとんど表に出ない、患者と 特に接する機会の多いポジションでないにもかかわらず、かなり少ない 情報をもとにひとりだけ名推理を披露する様子には、「あれ?」と いう気がしました。 また、主人公が彼に惹かれていく経過の描写が多くはないので、 気付くといきなり好きになっているようで共感できず・・・ 四谷氏のホットなところとクールすぎるところが混在している点にも 違和感を感じました。 ご都合主義的な展開で冷める人にはオススメできないかもしれません。 | ||||
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坂木さんの作品は、いつもホノボノ、心に陽だまりをくれます。 今回は歯医者が舞台ということで、歯医者嫌いの私はかなり躊躇いました。 が、「我慢していても、夏は動かない。歯も治らない。」の帯にやられ、 恐る恐る読み始め・・・恐怖感はどこへやら。 独特の温かい人間味がイッパイ詰まった作品に惹き込まれ、一気に完読。 主人公の目線・想いが丁寧に描かれており、引きこもり探偵3部作に引けをとらない名脇役が出現し・・・大満足の逸品でした。 この本を読んだ後、ン年ぶりに歯医者アレルギーを克服しました。 だから、有難うの思いもこめて、☆5つです♪ | ||||
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歯科医嫌いの大学生のサキは、母の計略で 夏休みにデンタルクリニックでアルバイトをすることに。 受付として働き始めたサキは、 クリニックの患者さんたちの心の悩みも解決することになり。。。 ロマンスたっぷりの、短編連作・日常の謎ミステリ。 「ひきこもり探偵シリーズ」などが有名な著者の、ロマンティックミステリです。 クリニックを訪れる患者さんの心のとげを サキと歯科技工士の四谷さんをはじめとする クリニックのメンバーたちが発見し、抜いていくという形式です。 それに合わせて、サキの内面的成長と 四谷さんとの恋が描かれていて、青春ロマンスとしても楽しめました。 ほっこりするような、素敵なお話です。 | ||||
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歯科恐怖症の女子大生叶サキが、ひょんな事から叔父が努める歯科でアルバイトをすることに…!? ☆青春ミステリです。こんなほんわかした歯科があれば…とついつい歯医者が苦手なので思ってしまった…。ミステリも歯医者を訪れる患者さんにまつわるちょっとした謎を解く形式となっています。そして、サキの恋のお話しもありです。 クールででも好きな子に弱いそんな四谷君が結構良かったです。 | ||||
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大学生のサキが、お母さんの策略で大嫌いな歯医者の受付でバイトをするハメになることから 物語がスタート。 そのバイトは期間限定で夏休みだけですが、叔父・唯史さんが勤めているところでもあると いうことで、断るきっかけを逃して働き始めます。 そして、そこで歯医者嫌いの認識が変わっていくようなできごとが起こります。 その内容は、 ・苦悩が深くて歯医者さんをダシにする「シンデレラ・ティース」 ・悪気ない一言がきっかけでマイナス思考「ファントムVS.ファントム」 ・ナンパにご用心「オランダ人のお買い物」 ・恋する乙女心が揺れに揺れる「遊園地のお姫様」 ・心配ご無用「フレッチャーさんからの伝言」 の5つ。 一人称での物語りなので、読み始めはちょっとキツイと感じましたが、主人公サキがバイトを 始めてからは、ぐぐっと物語に引き込まれていきます。 歯医者さんって、あの独特の音と治療中の痛みから嫌いな人って大多数だと思うけど、この本を 読むと、ちょっと認識が変わるかも・・・・・。 そんな気がするくらい良い歯医者のスタッフたちと、素直で前向きで一所懸命なサキちゃんが 素敵です。 | ||||
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別のアンソロジーに収録されていた 『ホテルジューシー』の姉妹作品。 ぎりぎりのところまで甘い展開は同じだが 歯科クリニック内という特殊な舞台設定と その設定を利用したミステリーという 小道具をうまく導入することにより、 より魅力的な作品となっている。 個性的な登場人物を数多く配しながら 個別にそれが十分に生かされていない点は残念。 望むらくはシリーズ化され、その後の姿が 描かれれば楽しい。 | ||||
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坂木さんの作品は大好き。 感情描写がとても上手です。 そこにミステリが加わるので余計楽しめます。 今回の作品もほのぼのしていてとても良かった。 ただ47歳のオバサンにはちょっと甘すぎました。 ロマンチックな展開なのでスィートティースな方にお薦めします。 | ||||
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登場人物がみな個性的で でも、狭い場所が舞台なので あまりその個性が活かされてないような気がしました。 そこが残念。 歯に関する知識も織り交ぜながら 患者の抱える秘密、謎を 歯科技工士である四谷と受付の咲子が解き明かしていく。 これは・・・ って言うか四谷が『引きこもり探偵』シリーズの鳥井に 雰囲気が似ている・・・。 後半、咲子との仲が進んでいくにつれて その印象も減っていきましたが、 ちょっと恋愛物に流れて言ってしまったのが残念。 でも、面白かったですよ。 | ||||
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この物語は『ホテルジューシー』とのリンクしている。それを知らず、嬉しい驚きだった。 歯医者嫌いの大学生が、歯医者でアルバイトをすることになった、ひと夏。ただし、アルバイト先は、昔ながらの歯医者ではない。都心にあり、サービスを重視した、進化形のデンタルクリニック、だ。 デンタルクリニックに来る患者さんは、症状もそれぞれ、背景も様々。解せない患者さんも来る。 前半は、歯科技工士の四谷の慧眼が冴えて、謎解きの要素が強い。後半は、徐々に恋愛の要素が濃度を増してくる。この作者にしては結構、甘めな印象。 個性的なスタッフの揃った職場なので、それぞれの出番がもっとあるといいな、と思った。ものすごく豪華な猫まんまが垂涎。 | ||||
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幼児期の体験から歯医者嫌いになった20の大学生叶咲子が、母の策略にはまり夏休み歯医者の受付をする1ヶ月を描いた。 坂木ワールドと呼ぶべき、ホームズとワトソンのコンビを今回は男女にした。 主人公叶咲子に対し、歯科技巧士の四谷謙吾。(余談・四谷怪談の四谷ですねぇ) このコンビを主体に、歯医者にやってくる患者さんのミステリーから、その人たちの悩みを解決してゆく。 舞台の品川デンタルクリニックで、人を大切にする気持ちだけでなく、歯も大切にする気持ちが芽生える。ただ、今回は舞台が歯医者だけにか、ユートピア感は否めません。 | ||||
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