■スポンサードリンク
(短編集)
シンデレラ・ティース
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
シンデレラ・ティースの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
歯科クリニックの仕事が少し垣間見ることができました。人とのやり取り、性格などとても楽しく読みした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公(ヒロイン)自身がデンタルフォビア(歯科恐怖症患者)で、その心理を描いて秀逸な本である。 私も幼時から重症のデンタルフォビアであり、酷い虫歯持ちだった。 その私を救ってくれたのは、社会人になって巡り合った名歯科医のA先生で、『30年はもたせてあげる』と、あちこち治療と補綴をしてもらった。 以降、本当に30年はメンテナンス以外の通院だけで、歯科受診の恐怖と縁が切れていたが、A先生が高齢で廃業してから已む無く受診した近所の歯科クリニックが、院長も歯科衛生士も外注歯科技工所も3拍子揃って技術がなく、不親切かつ乱暴なクリニックで酷い目(殆ど拷問)に遭い、青少年時代のデンタルフォビアが再発してしまった(その後、評判を調べて「普通」のクリニックに鞍替えしたので現在は小康状態)。 多くの歯科クリニック・歯科医は、デンタルフォビアを軽視し過ぎていると思う。 この本は、デンタルフォビアに焦点を当てたところに見所がある。 推理小説としては、デンタルフォビアのほかに幻臭や難聴を扱っている。 裏方である歯科技工(士)についても、光を当てている。 ただ、肝心の歯科治療そのものについてはごく表面的で、歯学の基本的知識も、歯科治療の実務的知識も、殆ど得られない。 たとえば、デンタルフォビアにとって最も恐ろしい、歯を削る「アレ」のことを工作の世界ではリューターと言うが、歯医者さんはなぜかタービンという。そのことも書かれていない。 ライトノヴェルとしてはそんなものかも知れないが、歯科を題材にした小説なのだから、あと2歩くらい踏み込んでいただきたかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一気に読んでしまった。姉妹編にあたる物語もあるようなので、読んでみたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
普段から何気なくある他人に対しての疑問に敢えて踏み込んで謎解きをしていく坂木司お得意のミステリー。 読みやすく、流れるような展開だったため、読むこと自体が作業になることもなく、最後まで一気に読むことができた。 読後感も、アンを先に読んだ自分からしてみれば、かなりいい方。 アンは、2作とも後半にバテて、読後感がよくなかったので、いい口直しになった。 ただ、取材して作りこんでいるのだとは思うが、仕事のために仕事の取材をして、仕事仕事で肝心な何かが欠けているような気がする。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
歯医者に行くのは私も好きじゃないですが、歯医者さんって本当にみんな患者さんのことを思って一生懸命なんだなぁ・・というのが伝わってきました。 少し恋愛要素もあって、女性なら特に好きな小説だと思います。 あと、このクリニックで働いているスタッフの人の個性が上手に描けていて、それもこの小説を盛り上げてくれます。 ミステリーもあり、笑いあり涙ありで、とても楽しめる作品です。 やはり、こういうプロフェッショナルな方々を描かせると、この作者の力量が際立ってとてもいいと思います。 これからもこういう作品を期待しています。 いろいろな仕事の知られていない裏側を見せてほしいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公の咲子がアルバイトを通じて成長していく物語です。 実際に歯科医院で働いている方には色々つっこみどころもあるようなのですが、 社会人として働くとはどういうことかその心構えがさらりと描かれているのが良かったです。 坂木さんの作品はこれが2冊目ですが、人に対する目線が優しくどんなに怪しげな人物にも そうなるだけの背景を描いて下さるので描かれている人物に共感出来ます。 これから就職する方も、学生の方も一度読んでみて損はない一冊だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
坂木司さんは『和菓子のアン』を読んで以来、好きで読んでいます。こちらの作品もサクサク読みやすくって寝る前にリラックスするのにぴったりな1冊でした。特に高校生、大学生ぐらいの若い女性にお勧めです。普段本を読まない方でも読み易いと思います。通学のお供にいかがでしょうか? 私は姉妹本の『ホテルジューシー』の方を先に読んでいたので、「あのサキちゃんかぁー。」という心持で読みました。ホテルジューシーサイドからみるサキちゃんよりも、ずっと内面のしっかりした子で見直しました。坂木司さんの本は、本同士の登場人物のリンクも面白さの1つだと思います。 それほど、どこにでもあそうな日常を切り取った、『日常ミステリー』を扱っています。明日自分の身に起きてもおかしくないぐらいの些細な謎解きがなかなか面白いです。なので、大げさなミステリーよりも感情移入しやすいと思います。仕事場が舞台なのも面白いです。 このお話にはちょっとした胸キュンもあって、サキちゃんの今後がとっても気になる1冊でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大好きな作者さんで、本書も「歯科無関係」者であれば楽しめたんだと思います。…が、やっぱり歯科医療知ってる人間にしてみれば「アラ」ばかりが目についてしまいました…。 技工士はチェアーサイドに行く事はまずありません。院内技工の技工士なら、稀に「色」の確認の為に診察室に入る事もあるかも知れませんが、患者に「触れる」事はありえません。義歯の調整はドクターの仕事です。印象材は削りません。「印象」とった後、大概は石膏流して「模型」状態になってからが技工士領分です。技工士自ら印象とる事はありません。診察室から手づかみでロールワッテや滅菌ガーゼ持ってくるなどあり得ない行動です。「手」は不潔なモノなので、ピンセットでしか扱いません。予約患者を待たせない為に1人頭15分の余裕なんか入れたら経営破たんします。それが出来るのは「保険外治療」が主の高額所得者に特化したクリニックだけだと思います。 技工士がどんなに精度や技術を向上させようと、それが報酬に還る事も通常ありません。故にドイツ留学などしても「投資」しっ放しで回収できないと思われます。 フレッチャーさんの「かむ健康法」は、1度やってみると分かると思いますが、「美味いモノでも不味くする」喰い方です…。1口30回噛んで「もう飲み込むしかなくなった時」に食道に送り込め、ってやり方です…。水飲む時も「口に含んで体温と同じになったら」飲むんです。1口ずつちまちまと…。食事を「楽しむ」のではなく、「餌化」させる喰い方で、そんな喰い方しなきゃならないなら短命で好きな様に食った方がよい、と思う事請け合いです。やってみて下さい。 やっぱり小説は「知らない業界」「未知の業界」の方が楽しい。…ファンなので1冊損した気分になりましたw | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今回は歯医者が舞台の作品で、主人公は 医者ではなく、受付嬢の物語です。 しかし、いつもの坂木ワールド炸裂で、 これを読めば、あなたも歯医者が好きに なるかもしれません。 また、ちょっと安易な展開的ではありま すが、ラブコメエッセンスも入ってます。 特にどんな仕事をしたらいいかわからな いヒロインが様々な体験を通じて、仕事 というものに向き合っていく様子が素晴 らしい作品です。 これも続編が読みたくなる作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
坂木さんの物語は日常のミステリーを取り上げています。 そして、そのミステリーでは、人も死なないし、謎が解明されることでみんなが幸せになるところが素敵なんですね。 今回の謎解きの舞台は歯医者さんです。 主人公は、歯医者が大っ嫌いな大学二年生の叶咲子。 夏休みのバイト探していたところ、母親に運悪く声をかけられ、歯医者の受付嬢をすることになります。 はじめ、主人公の鈍くささが嫌だし、堪えられないと思っていたのですが、スタッフのみんながいい人たちばかりなので気にならなくなってしまいます。 なにより、バイトをすることで咲子ちゃんがメキメキと成長していくので、だんだん応援したくなってくるんですね。 ひとつ問題にぶつかっては解決し、また新たな試練に挑む姿を見ていると、自分も頑張らないとという思いにさせられる成長物語です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
歯医者を舞台にした小説なんて考えもしなかった。 それもドクターでは無く、歯科技工士がメインとは・・・・・ 小説家がどこに目を付けることが出来るのかと言うこと。 小説の可能性は無限に広がっている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『青空の卵』をはじめとする「ひきこもり探偵シリーズ」から著者の作品のファンで、『切れない糸』や『先生と僕』など新作が出版される度に読んできました。登場人物がみんな中学生かのように純粋すぎるのも、語り手があまりに自分語りをしすぎることも、非常に主観的で時に稚拙すぎる文章も、読んでいて苦しいなと思っても、それ以上にストーリーに力があったので目をつぶってきました。 でも、この作品に関してはあまりにひどい。何がひどいって女子大生である主人公の独白の表現がすべて古い。いまどき、こんな話し方や表現をする女子大生はいません。まるで、20年前のコバルト文庫のようです。40過ぎたおじさんが頑張って女子大生のふりして小説を書いています、という感じ。坂木さんって、こんなに下手だったのか!とびっくりしたし、読み通すのが辛かった。 著者のファンだからあえて書きます。もう若い女性が主人公の小説を書くのをやめてもらいたいです。別に主人公は若くなくていいし、女性でなくていい。坂木さんには坂木さんにしか書けない世界があるのだから、無理しないで自分の世界を突き進んでほしい。 あと、ファンは量産することは求めていません。それより、きちんとした小説を書いてもらいたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2006年に出た単行本の文庫化。 歯科医の受付嬢としてバイトすることになった女子大生を主人公とした、日常の謎系のミステリ。5本を収める短編集。 殺人や盗みなどはまったく出てこない。ひたすら患者さんたちのちょっとした謎や不思議を解き明かしていくストーリーである。歯医者ならではというトリックや豆知識もあり、「特殊業界もの」としてもおもしろかった。 まあ、正直言って謎そのものは大したことがない。しかし、人物造形や語り口が巧みで、読んでいて心地よい小説であった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
都会のきれいなオフィスに最新の機器を備えた歯科医院、腕利きの歯科医師が3名、熱意溢れる歯科衛生士3名、天才歯科技工士1名、有能な事務員1名、さらに受付専門の女子大生アルバイト嬢という「理想の歯科医院」を舞台にした物語。 ありえねーーーーっっ!!! な設定はエンタメ小説だから仕方がない、と目をつぶるとしても、こんなすごいスタッフ揃ってることにしてるんだったら間違わないで欲しい。 庄義歯じゃなくて「床」義歯!2か所も間違ってるよ!歯医者は田んぼを耕さないから! 衛生士のお姉さんに褒められるような「初期う蝕」ならCRの症例だから!技工士の四谷君の出番はないから! 四谷君が「最高の技工物を作ってみせるよ」って気合い入れるような症例なら、かなりでかい虫歯だから!歌子さん叱って! 正直、歯科業界で仕事してる人にはおススメしません。 つっこみどころだらけで、お話の世界に入り込めないから。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ひそかに「職人シリーズ」と呼んでいる坂木さんのシリーズ。今回は歯科医アンド歯科技工士。しかし視点人物は受付嬢で、素人。 つまり、歯医者さんをめぐる専門職の世界を、素人の目で紹介していくということ。 しかも、おなじみ日常ミステリーの1話完結ものに仕立てている。 いやー坂木さんこそ職人だわ。 テレビドラマシリーズなんかにピッタリだと思うんですけど。…テレビの人って本読まなさそうだしなあ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
歯医者(というか歯科技工士)とミステリーと淡い恋愛の話。歯医者で嫌な思い出がある方は読むと楽しいかも。この歯医者、現実に会ったらすっごくはやるだろうな。。しかし作者の取材魂、すごいです…。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ひきこもり探偵シリーズ」の坂木=サキ、鳥井=四谷とした感じ。 穏やかな日常ミステリー。 舞台が歯医者さんというのが面白い。 だが、それ以外はあまり印象に残らなかった。 四谷が完璧すぎる。物語が綺麗過ぎる。 それこそ「シンデレラ」などの、おとぎ話のようだ。 読みやすい本を探している人にはおすすめです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一つ一つのお話は短編で、気軽に読めるお話です。 そんなサービスの歯医者はないでしょ、と思いながらも、 主人公をはじめ医院で働く皆が、患者達の抱えている問題に 切り込んでいく展開がおもしろくてどんどん読み進めてしまいます。 ただ、名探偵役の四谷氏が、医院ではほとんど表に出ない、患者と 特に接する機会の多いポジションでないにもかかわらず、かなり少ない 情報をもとにひとりだけ名推理を披露する様子には、「あれ?」と いう気がしました。 また、主人公が彼に惹かれていく経過の描写が多くはないので、 気付くといきなり好きになっているようで共感できず・・・ 四谷氏のホットなところとクールすぎるところが混在している点にも 違和感を感じました。 ご都合主義的な展開で冷める人にはオススメできないかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
坂木さんの作品は、いつもホノボノ、心に陽だまりをくれます。 今回は歯医者が舞台ということで、歯医者嫌いの私はかなり躊躇いました。 が、「我慢していても、夏は動かない。歯も治らない。」の帯にやられ、 恐る恐る読み始め・・・恐怖感はどこへやら。 独特の温かい人間味がイッパイ詰まった作品に惹き込まれ、一気に完読。 主人公の目線・想いが丁寧に描かれており、引きこもり探偵3部作に引けをとらない名脇役が出現し・・・大満足の逸品でした。 この本を読んだ後、ン年ぶりに歯医者アレルギーを克服しました。 だから、有難うの思いもこめて、☆5つです♪ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
歯科医嫌いの大学生のサキは、母の計略で 夏休みにデンタルクリニックでアルバイトをすることに。 受付として働き始めたサキは、 クリニックの患者さんたちの心の悩みも解決することになり。。。 ロマンスたっぷりの、短編連作・日常の謎ミステリ。 「ひきこもり探偵シリーズ」などが有名な著者の、ロマンティックミステリです。 クリニックを訪れる患者さんの心のとげを サキと歯科技工士の四谷さんをはじめとする クリニックのメンバーたちが発見し、抜いていくという形式です。 それに合わせて、サキの内面的成長と 四谷さんとの恋が描かれていて、青春ロマンスとしても楽しめました。 ほっこりするような、素敵なお話です。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!