■スポンサードリンク
鑑識・米沢の事件簿2~知りすぎていた女~
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
鑑識・米沢の事件簿2~知りすぎていた女~の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
亀山が抜けた後、右京の実質的な「相棒」役を務めている鑑識の米沢を主人公に据えたシリーズの第二作。前作が好評だったのだろう。鑑識を中心としたミステリは欧米を中心に他にもあるが、専門知識に偏った堅いものになりがちで、本シリーズのような米沢のトボケタ味を活かした作品は貴重だろう。「人は嘘をつくけど、ブツ(物証)は嘘を吐かない」。この米沢の信念は本作でも活かされる。事件は一見、現役警察官の相楽が女性を射殺して無理心中を図ったと言うもの。 米沢は最初から事件に係るが、鑑識の結果でも上述の状況は覆せない。ところが、相楽の妹春香が登場して、何故か米沢に捜査に対する文句を言う。しぶしぶ米沢が再捜査を開始するが...。物語の進行の合間に、米沢の鉄道オタクぶり、インスタント麺好き、事件発生現場が米沢の最初の配属地だった事等が語られ、米沢ファンには楽しめると共に、作品のアクセントになっている。米沢の若い女性の「相棒」五十嵐の造形も面白い。そして、春香の強引な手段で事件現場の隣室が闇金融のアジトらしい事が分かり、かつその部屋に出入りしていた一人が殺害されるに到って、事件に別の光が当てられる。米沢は事件現場に残っていた焼け縮れた毛と相楽の制服に付着していた犬の毛に焦点を当て、あくまで鑑識として真相に迫る。 最後は米沢と犯人のアクション・シーンもあって楽しめる出来になっている。遠くイギリスから右京が関係者にアドバイスを与えていたと言う設定も相変わらず粋である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
亀山が抜けた後、右京の実質的な「相棒」役を務めている鑑識の米沢を主人公に据えたシリーズの第二作。前作が好評だったのだろう。鑑識を中心としたミステリは欧米を中心に他にもあるが、専門知識に偏った堅いものになりがちで、本シリーズのような米沢のトボケタ味を活かした作品は貴重だろう。「人は嘘をつくけど、ブツ(物証)は嘘を吐かない」。この米沢の信念は本作でも活かされる。事件は一見、現役警察官の相楽が女性を射殺して無理心中を図ったと言うもの。 米沢は最初から事件に係るが、鑑識の結果でも上述の状況は覆せない。ところが、相楽の妹春香が登場して、何故か米沢に捜査に対する文句を言う。しぶしぶ米沢が再捜査を開始するが...。物語の進行の合間に、米沢の鉄道オタクぶり、インスタント麺好き、事件発生現場が米沢の最初の配属地だった事等が語られ、米沢ファンには楽しめると共に、作品のアクセントになっている。米沢の若い女性の「相棒」五十嵐の造形も面白い。そして、春香の強引な手段で事件現場の隣室が闇金融のアジトらしい事が分かり、かつその部屋に出入りしていた一人が殺害されるに到って、事件に別の光が当てられる。米沢は事件現場に残っていた焼け縮れた毛と相楽の制服に付着していた犬の毛に焦点を当て、あくまで鑑識として真相に迫る。 最後は米沢と犯人のアクション・シーンもあって楽しめる出来になっている。遠くイギリスから右京が関係者にアドバイスを与えていたと言う設定も相変わらず粋である。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!