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忘れな草
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忘れな草の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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孤児シリーズ ネタバレ 北斗興産の創立者である南原氏と八木氏。南原氏には檀弓という一人娘がいて誘拐される。南原の血筋を表すお守り袋を持っていて、先祖の幽霊に大人になるまで育てられる。ずっと彼女を探していた使用人が彼女を見つけ出し生い立ちを伝え南原の血筋を隠すように言われる。恋人がいたので結婚して生まれたのが夕子だと思うんだけど、南原姓はおかしい。隠さなければいけないし、結婚してるはずだから。夕子はお守り袋を持っていたと記述もあるし。檀弓のノートにも触れてない。禾田氏が握りつぶしたのか。弥生は分裂しないのか。と思わせぶりに書かれていた影の姉妹と読み比べて思う。それともパワレルワールドで片付けるか? 孤児シリーズも館シリーズもなんだけど、幼児が色気を出しまくってふた回り近く年上の男性を誘惑し、男性側は彼女を可愛い愛らしいと愛情を持つものの冷静で観察するように接する。愚かで弱って守るべきものとして。それでいて頼るなとばかりに突き放す。4歳くらいで運命の人を決めてブレない。そしてむき出しの自我。頑固で依怙地で被害者意識が強い。やられたらやり返す。陰湿に。捻じ曲がった正義を突き通す。ヒロインは狭い環境を選び恋しかなくそのことしか考えてない。それを雪景色とか神話とか仏教とかに絡めた装飾言葉で包んでいて言いたいことは伝わるけど薄っぺらく感じる。文庫化された時削られた文章を見比べてイタいなと思った。 | ||||
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「雪の断章」に続く佐々木丸美・孤児シリーズの2作目になります。孤児の少女と青年の心の軌跡を描いた前作に比べ、近作は孤児シリーズの軸となる企業での権力闘争が全面に押し出され、陰謀に満ち満ちたお話になっています。北斗興業の継承権を持つ行方不明の少女・上久弥生の候補として屋敷に引き取られた二人の少女と、屋敷の主・一野木昌生の正体をめぐって物語は進行します。 権力の狭間で振り回される二人の少女の反目と友情、名前と記憶をめぐる謎、とテーマ自体はとても面白いのですが、全編にわたる葵の一人称語りのリリカルな美文(或いは怒涛のポエム)がちょっと多すぎたというか、最後の方では少し疲れてしまいました。展開も真実をつかんだと思ったら嘘で…が繰り返され、冗長な印象。もう少し短い話だと良かったと思います。葵と楊子のぎりぎりの友情は切なくて良かった。 個人的には星四つ位ですが、人を選びそうなので三つにしました。但し、孤児シリーズを読み進める場合、本作に一通りの人物関係がまとめられているので、一読は必須かと思われます。 | ||||
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「雪の断章」に続く佐々木丸美・孤児シリーズの2作目になります。孤児の少女と青年の心の軌跡を描いた前作に比べ、近作は孤児シリーズの軸となる企業での権力闘争が全面に押し出され、陰謀に満ち満ちたお話になっています。北斗興業の継承権を持つ行方不明の少女・上久弥生の候補として屋敷に引き取られた二人の少女と、屋敷の主・一野木昌生の正体をめぐって物語は進行します。 権力の狭間で振り回される二人の少女の反目と友情、名前と記憶をめぐる謎、とテーマ自体はとても面白いのですが、全編にわたる葵の一人称語りのリリカルな美文(或いは怒涛のポエム)がちょっと多すぎたというか、最後の方では少し疲れてしまいました。展開も真実をつかんだと思ったら嘘で…が繰り返され、冗長な印象。もう少し短い話だと良かったと思います。葵と楊子のぎりぎりの友情は切なくて良かった。 個人的には星四つ位ですが、人を選びそうなので三つにしました。但し、孤児シリーズを読み進める場合、本作に一通りの人物関係がまとめられているので、一読は必須かと思われます。 | ||||
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一軒の家にあずけられた孤児の少女二人。そのうち一人は大企業の創設者の血を引いている。会社を継承する権利があるのはどちらの少女なのだろう? サスペンスが盛り上がるような申し分のない設定なのだが、企業の継承権よりも少女どうしの友情や対立、恋愛、心の動きを中心に書いているので、ミステリというよりも恋愛小説に近い。それでも著者特有の幻想的、非日常的な世界が広がっていて、ただの恋愛小説とは一味も二味も違っていておもしろい。「雪の断章」に続くシリーズ第二作ということで、前作で顔なじみになった人の顔や名前がちらちらと出てくるのもうれしい、読んで損のない一冊です。 | ||||
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一軒の家にあずけられた孤児の少女二人。そのうち一人は大企業の創設者の血を引いている。会社を継承する権利があるのはどちらの少女なのだろう? サスペンスが盛り上がるような申し分のない設定なのだが、企業の継承権よりも少女どうしの友情や対立、恋愛、心の動きを中心に書いているので、ミステリというよりも恋愛小説に近い。それでも著者特有の幻想的、非日常的な世界が広がっていて、ただの恋愛小説とは一味も二味も違っていておもしろい。 「雪の断章」に続くシリーズ第二作ということで、前作で顔なじみになった人の顔や名前がちらちらと出てくるのもうれしい、読んで損のない一冊です。 | ||||
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