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ショコラティエの勲章
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ショコラティエの勲章の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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ショコラトリーのシェフと老舗和菓子店の売り子の周囲で起こるちょっとしたミステリ。 日常の謎が様々なスイーツをきっかけに紐解かれていく連作短編6作品となっている。顛末に驚きは少ないものの、よく考えられた作品集だ。 グルメがテーマであると、蘊蓄にウンザリしてしまうことが多々あるが、本作品は、スイーツに詳しくない方にも興味をそそる美味さが満開。職人肌の無骨なシェフに、徐々に信頼を寄せる女子。何も起こらない二人の先行きが気になったりして。 ガレット・デ・ロワの中の秘密「七番目のフェーヴ」がよろしいかと。 | ||||
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とても面白くお勧めの本です。読んでる途中から。チョコレートが食べたくて仕方なくなります。垂涎ものです。ただテンポのいい本だけでなく、人と人の機微をも含めた本だと感じました。 | ||||
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和菓子屋の娘のあかりが、畑違いの洋菓子のショコラティエ、長峰シェフとのかかわりのなかで、お菓子について、職人の仕事について、またお菓子とかかわる人の心について、いろいろな経験をしてゆく物語です。とりあえずはふたりの恋愛よりも、お菓子の世界の光と影が描かれています。 お菓子の描写が華やかにちりばめられ、洋菓子好きならお茶をいれに行きたくなる連作ですが、モチーフはそれとバランスを取るかのように、かなりきりっと苦めです。万引き事件や、ケーキにいれる陶器のフェーヴの数の謎や、新作菓子のコンペティションでの少しハードな結末や、病気でお菓子を食べられないのに洋菓子の大好きな紳士や・・・甘い世界とビターなテーマが絶妙の合わせぐあいをなしていて、「膨大な数の素材が奇跡のように丁寧に組みあげられ、ひとくちでは語り尽くせないような味覚のハーモニーを作り出す・・」というショコラティエの世界そのもののようにも思われます。 この苦さは、じんわりというよりも、かなり切りつけるように鋭い箇所もあります。 しかしそれゆえに夢のお菓子の世界もふしぎな実体感を帯び、第三話「月人壮士」がわたしは一番気に入りました。この名前の和菓子(とお話は)、わたしにとって究極の幻のお菓子になりそうです。 | ||||
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和菓子屋の娘のあかりが、畑違いの洋菓子のショコラティエ、長峰シェフとのかかわりのなかで、お菓子について、職人の仕事について、またお菓子とかかわる人の心について、いろいろな経験をしてゆく物語(かたちはミステリ)です。 ふたりの恋愛よりも、お菓子の世界の光と影がメインテーマ。 お菓子の描写が華やかにちりばめられ、洋菓子好きなら文字通り垂涎ものの連作ですが、モチーフはそれとバランスを取るかのように、かなり苦めです。冒頭の万引き事件や、ケーキにいれる陶器のフェーヴの数の謎や、新作菓子のコンペティションでの少しハードな結末や、病気でお菓子を食べられないのに洋菓子の大好きな紳士の生活・・・甘い世界とビターなテーマが微妙な合わせぐあいをなしていて、「膨大な数の素材が奇跡のように丁寧に組みあげられ、ひとくちでは語り尽くせないような味覚のハーモニーを作り出す・・」というショコラティエの世界そのもののようにも思われます。 全体を通して幸福感あふれるというよりは、まつわる人々の生き方がすこし痛いです。 この痛さは、ほんのりというよりも、かなり切りつけるように鋭い箇所もあります。 しかしそれゆえに夢のお菓子の世界も絵空事ではない実体感を帯び、第三話の菓子コンテストで幻になってしまう「月人壮士」がわたしは一番気に入りました。 ひとびとの人生をかかえこんでこそ、お菓子は甘いのかもしれません。 | ||||
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老舗和菓子屋さんの看板娘・あかりさんとクールで冷静な天才ショコラティエ・長峰さんが スイーツにまつわるちょっとした謎を解いていくお話です。 表紙は作品のイメージそのままチョコレート色。 本当に美味しそうなスイーツがたくさんでてきてヨダレが・・・。 嬉しいことに和菓子屋さんと洋菓子屋さんがどっちもでてくるので、和洋どちらのお菓子も楽しめるのが幸せ(^_^) 読んでいるうちにどうしても二人のラブな展開を期待しちゃうんだけど、そう簡単に甘〜い展開にいかないのがミソ。 甘すぎるスイーツより、ちょっと甘さ控えめの大人の上品な味わいの方がある方が美味しく感じるように、 単純にあまーくならないビターな二人の関係が作品の雰囲気にピッタリマッチしています。 ほどよい甘み+苦味がとっても読みやすいミステリーでした。 美味しそうなスイーツがたくさん出てくる中、いちばん食べたいのはルイのチョコレートパフェ!!! アイスクリームの原料やカカオにこだわっているから1300円もするんだけど、チョコレート屋さんのパフェ、どーしても食べてみたい! でも、ルイの夏季限定のテイクアウトアイスクリームも捨てがたいなぁ。 ストーリーそのものだけでなく、出てくるスイーツの美味しそうな描写だけでも十分楽しめる。 スイーツはあくまで脇役のはずなんだけど、主役級に存在感がありました。 これを読む時は手元に甘いお菓子を準備しておくことをお勧めします。 面白かったというよりは、美味しい気分にさせてくれる本でした。ごちそーさまでしたっ(^o^)/ | ||||
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老舗和菓子屋さんの看板娘・あかりさんとクールで冷静な天才ショコラティエ・長峰さんが スイーツにまつわるちょっとした謎を解いていくお話です。 表紙は作品のイメージそのままチョコレート色。 本当に美味しそうなスイーツがたくさんでてきてヨダレが・・・。 嬉しいことに和菓子屋さんと洋菓子屋さんがどっちもでてくるので、和洋どちらのお菓子も楽しめるのが幸せ(^_^) 読んでいるうちにどうしても二人のラブな展開を期待しちゃうんだけど、そう簡単に甘〜い展開にいかないのがミソ。 甘すぎるスイーツより、ちょっと甘さ控えめの大人の上品な味わいの方がある方が美味しく感じるように、 単純にあまーくならないビターな二人の関係が作品の雰囲気にピッタリマッチしています。 ほどよい甘み+苦味がとっても読みやすいミステリーでした。 美味しそうなスイーツがたくさん出てくる中、いちばん食べたいのはルイのチョコレートパフェ!!! アイスクリームの原料やカカオにこだわっているから1300円もするんだけど、チョコレート屋さんのパフェ、どーしても食べてみたい! でも、ルイの夏季限定のテイクアウトアイスクリームも捨てがたいなぁ。 ストーリーそのものだけでなく、出てくるスイーツの美味しそうな描写だけでも十分楽しめる。 スイーツはあくまで脇役のはずなんだけど、主役級に存在感がありました。 これを読む時は手元に甘いお菓子を準備しておくことをお勧めします。 面白かったというよりは、美味しい気分にさせてくれる本でした。ごちそーさまでしたっ(^o^)/ | ||||
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老舗の和菓子店<福桜堂>に勤める絢部あかりは、 和菓子職人で工場長でもある父のように和菓子に対し情熱や執着はなく、 会社が倒産したので臨時の気持ちで勤めている。 そんなあかりが<ショコラ・ド・ルイ>で遭遇した万引き事件から、 ショフ長峰と知り合う。 そこから様々なお菓子や人間関係が登場するのだけれど、 この本はどうにも口の中においしさが広がってたまらない。 個人的には246ページに登場するオペラに悶絶してしまった。 スウイーツ好き、ショコラ好きには、眩暈を催す描写連続に覚悟が必要かもしれません。 | ||||
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老舗の和菓子店<福桜堂>に勤める絢部あかりは、 和菓子職人で工場長でもある父のように和菓子に対し情熱や執着はなく、 会社が倒産したので臨時の気持ちで勤めている。 そんなあかりが<ショコラ・ド・ルイ>で遭遇した万引き事件から、 ショフ長峰と知り合う。 そこから様々なお菓子や人間関係が登場するのだけれど、 この本はどうにも口の中においしさが広がってたまらない。 個人的には246ページに登場するオペラに悶絶してしまった。 スウイーツ好き、ショコラ好きには、眩暈を催す描写連続に覚悟が必要かもしれません。 | ||||
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