漱石と倫敦ミイラ殺人事件

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漱石と倫敦ミイラ殺人事件の評価:

4.56/5点 レビュー 25件。 B ランク

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平均点4.56pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全59件 1〜20 1/3ページ
No.59
(5pt)

実話とフィクションの融合

漱石がロンドンにいた時の憂鬱な日々、もしもホームズやワトソンに出会っていたら、漱石も少しは良い思い出ができただろうなと思いました。
漱石と倫敦ミイラ殺人事件 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 漱石と倫敦ミイラ殺人事件 (光文社文庫)より
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No.58
(5pt)

とても良い商品です。

大変良い商品です。ありがとうございます。
漱石と倫敦ミイラ殺人事件 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 漱石と倫敦ミイラ殺人事件 (光文社文庫)より
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No.57
(5pt)

島田荘司はユーモア作家としても一流

もう最初から最後までどれだけ大笑いしたことか。
涙で頬がぐちゃぐちゃになってしまうので女性は化粧を落としてから読んでください。
ホームズの奇矯さを漱石が自分のことは棚に上げて批判するのが何とも。
本当に、あのころホームズはコカインを「たしなんで」いたのは作品に明らかだし、
変装の天才とか言ってもあの齢のおっさんが女装して違和感ないと思っているあたり、
コカインの影響なのかもと思える節々が。
ホームズと漱石というダブル主演という豪華さには目がくらみます。
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No.56
(5pt)

この辛い時期を乗り越えなければ、『本格』も無かったのだなあ、と思ってしまう

『島田荘司全集 II』で未読だったのは、『嘘でもいいから殺人事件』だけである。これを読了すると、未読の作品は、最近の作品いくつかだけになり、ぼくの中で島田作品が初めから連続して繋がり、ほぼ網羅できたことになる。

そして、最初にいつものように『後書き』から読みだした。すっかり癖になっているようだ。ここでの4作は、作家として島田荘司が最も苦労していた時期にあたり、相当に辛い目にあっているのが分かる。胃痛に苦しみながら書き上げ、全て1984年に冷たかった講談社以外からリリースされている。

特にカッパ・ノベルスを有していた光文社の人たちとの交流は、心にしみる内容だ。吉敷誕生や、『寝台特急『はやぶさ』1/60秒の壁』のタイトル誕生の話など、島田荘司のファンとしては、驚くことばかりだ。

この苦しい時期に生み出された4作は、作家島田荘司のファンダメンタルをしっかりと確立した。この辛い時期を乗り越えなければ、『本格』も無かったのだなあ、と思ってしまう。

多くの読者は、この時期の作品を読み飛ばしてしまうような気がする。島田作品の一部だけを読み、こうした当時の経緯を知らずに語っている気がする。それでも良いのかもしれないが、それでは真の島田荘司の理解には至らないだろうとぼくは思う。

全てを読む。当時の状況も知る。それ無くしては絶対に真の理解へは到達しない。ぼくはそう確信している。
島田荘司全集〈2〉寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁・嘘でもいいから殺人事件・出雲伝説7/8の殺人・漱石と倫敦ミイラ殺人事件 Amazon書評・レビュー: 島田荘司全集〈2〉寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁・嘘でもいいから殺人事件・出雲伝説7/8の殺人・漱石と倫敦ミイラ殺人事件より
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No.55
(4pt)

漱石とホームズは、ロンドンで一緒に事件を解決した。

夏目漱石がイギリスに留学していた時には、ロンドンにシャーロックホームズが活躍していた。
漱石の視点とワトソンの視点で交互に物語は進行していく。非常に巧みな構成である。
漱石は、下宿先で夜毎、亡霊の声に悩まされ、教えていただいているクレイグ先生の紹介で、シャーロック・ホームズに相談した。クレイグ先生が、漱石にお金を無心するのが、おもしろい。クレイグ先生は、シェイクスピアの研究者であまり、お金を持っていないのだ。
漱石から見たホームズは、変人扱いで、なんとなくホームズってそんな感じかなと思わせる。ワトソンが、実に落ち着いた感じがあって、漱石という人間の置かれた状況がよく見える。
漱石の友人である正岡子規が、月給50円を目標としているときに、留学生で毎月150円もらっていたと告白する。それでも、ロンドンで生活するにはギリギリのようだった。宿泊費が高く、日本人や東洋人を受け入れないところがある。
ホームズは、メアリーという金持ち未亡人の相談に乗る。行方不明になっていた弟が、見つかり、一緒に住むことになった。弟は、中国の骨董品を持っていて、祟りを恐れていた。中国で、やばい仕事をしていたようだ。その相談に乗ったホームズは、心配していたが、数日後に弟がミイラになって死んでいたことが発見され、そしてメアリーはそれを見て精神を病むことになる。弟の喉元に、紙がありそれが中国語のような文字だった。それで漱石にホームズはそれの解読と中国では、祟りでミイラになって死ぬ事件があるのかを聞く。イギリス人からしてみれば、中国も日本もあまり差がないのだ。日本は香港につながっていると考えている人もいる。
ホームズは、見事に事件を解明する。ふーむ。漱石とホームズ、ワトソンと言う共演。発想がユニークで上手い作品だ。漱石とホームズの違った側面が見えて面白い。
漱石と倫敦ミイラ殺人事件 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 漱石と倫敦ミイラ殺人事件 (光文社文庫)より
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No.54
(4pt)

漱石とホームズは、ロンドンで一緒に事件を解決した。

夏目漱石がイギリスに留学していた時には、ロンドンにシャーロックホームズが活躍していた。
漱石の視点とワトソンの視点で交互に物語は進行していく。非常に巧みな構成である。
漱石は、下宿先で夜毎、亡霊の声に悩まされ、教えていただいているクレイグ先生の紹介で、シャーロック・ホームズに相談した。クレイグ先生が、漱石にお金を無心するのが、おもしろい。クレイグ先生は、シェイクスピアの研究者であまり、お金を持っていないのだ。
漱石から見たホームズは、変人扱いで、なんとなくホームズってそんな感じかなと思わせる。ワトソンが、実に落ち着いた感じがあって、漱石という人間の置かれた状況がよく見える。
漱石の友人である正岡子規が、月給50円を目標としているときに、留学生で毎月150円もらっていたと告白する。それでも、ロンドンで生活するにはギリギリのようだった。宿泊費が高く、日本人や東洋人を受け入れないところがある。
ホームズは、メアリーという金持ち未亡人の相談に乗る。行方不明になっていた弟が、見つかり、一緒に住むことになった。弟は、中国の骨董品を持っていて、祟りを恐れていた。中国で、やばい仕事をしていたようだ。その相談に乗ったホームズは、心配していたが、数日後に弟がミイラになって死んでいたことが発見され、そしてメアリーはそれを見て精神を病むことになる。弟の喉元に、紙がありそれが中国語のような文字だった。それで漱石にホームズはそれの解読と中国では、祟りでミイラになって死ぬ事件があるのかを聞く。イギリス人からしてみれば、中国も日本もあまり差がないのだ。日本は香港につながっていると考えている人もいる。
ホームズは、見事に事件を解明する。ふーむ。漱石とホームズ、ワトソンと言う共演。発想がユニークで上手い作品だ。漱石とホームズの違った側面が見えて面白い。
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No.53
(4pt)

漱石とホームズは、ロンドンで一緒に事件を解決した。

夏目漱石がイギリスに留学していた時には、ロンドンにシャーロックホームズが活躍していた。
漱石の視点とワトソンの視点で交互に物語は進行していく。非常に巧みな構成である。
漱石は、下宿先で夜毎、亡霊の声に悩まされ、教えていただいているクレイグ先生の紹介で、シャーロック・ホームズに相談した。クレイグ先生が、漱石にお金を無心するのが、おもしろい。クレイグ先生は、シェイクスピアの研究者であまり、お金を持っていないのだ。
漱石から見たホームズは、変人扱いで、なんとなくホームズってそんな感じかなと思わせる。ワトソンが、実に落ち着いた感じがあって、漱石という人間の置かれた状況がよく見える。
漱石の友人である正岡子規が、月給50円を目標としているときに、留学生で毎月150円もらっていたと告白する。それでも、ロンドンで生活するにはギリギリのようだった。宿泊費が高く、日本人や東洋人を受け入れないところがある。
ホームズは、メアリーという金持ち未亡人の相談に乗る。行方不明になっていた弟が、見つかり、一緒に住むことになった。弟は、中国の骨董品を持っていて、祟りを恐れていた。中国で、やばい仕事をしていたようだ。その相談に乗ったホームズは、心配していたが、数日後に弟がミイラになって死んでいたことが発見され、そしてメアリーはそれを見て精神を病むことになる。弟の喉元に、紙がありそれが中国語のような文字だった。それで漱石にホームズはそれの解読と中国では、祟りでミイラになって死ぬ事件があるのかを聞く。イギリス人からしてみれば、中国も日本もあまり差がないのだ。日本は香港につながっていると考えている人もいる。
ホームズは、見事に事件を解明する。ふーむ。漱石とホームズ、ワトソンと言う共演。発想がユニークで上手い作品だ。漱石とホームズの違った側面が見えて面白い。
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No.52
(5pt)

素晴らしいラストシーン

島田荘司先生の作品はだいぶ昔にかの有名な「占星術殺人事件」、「暗闇坂の人喰いの木」、「水晶のピラミッド」、「眩暈」を読んだだけで止まっていました。あまりにも奇想天外、驚天動地のトリックについていけなかったからです。こちらの作品は最近オススメに出てきて評価が高いし、ホームズが出るというので読んでみました。漱石パートとワトスンパートで文体を変えてあります。各登場人物の心理描写もきちんとされていました。事件解決後の長いまとめは大変素晴らしく読後感が爽やかです。私の中では、アニメ「ルパン三世カリオストロの城」にも匹敵する素晴らしいラストシーンでした。
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No.51
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素晴らしいラストシーン

島田荘司先生の作品はだいぶ昔にかの有名な「占星術殺人事件」、「暗闇坂の人喰いの木」、「水晶のピラミッド」、「眩暈」を読んだだけで止まっていました。あまりにも奇想天外、驚天動地のトリックについていけなかったからです。こちらの作品は最近オススメに出てきて評価が高いし、ホームズが出るというので読んでみました。漱石パートとワトスンパートで文体を変えてあります。各登場人物の心理描写もきちんとされていました。事件解決後の長いまとめは大変素晴らしく読後感が爽やかです。私の中では、アニメ「ルパン三世カリオストロの城」にも匹敵する素晴らしいラストシーンでした。
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No.50
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素晴らしいラストシーン

島田荘司先生の作品はだいぶ昔にかの有名な「占星術殺人事件」、「暗闇坂の人喰いの木」、「水晶のピラミッド」、「眩暈」を読んだだけで止まっていました。あまりにも奇想天外、驚天動地のトリックについていけなかったからです。こちらの作品は最近オススメに出てきて評価が高いし、ホームズが出るというので読んでみました。漱石パートとワトスンパートで文体を変えてあります。各登場人物の心理描写もきちんとされていました。事件解決後の長いまとめは大変素晴らしく読後感が爽やかです。私の中では、アニメ「ルパン三世カリオストロの城」にも匹敵する素晴らしいラストシーンでした。
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No.49
(5pt)

何度も買い直すくらい好きな漱石とホームズ

シャーロック・ホームズのパロディやパスティーシュはいくつも読みましたが、これほど面白く、また感動した作品は珍しいです。
最初に出版された際に購入し、一度なくして数年後に古本屋で購入し、この度Kindleでも購入してしまいました。
初めて読んだときから何度読んでも、ホームズのバイオリンのシーンはとにかく感動します。
漱石の手記とワトソンの記述が交互に並び、それぞれから見たホームズが180度違っていて、両方の文体がわかる方はより楽しめるかと。
少なくとも、私は十数回読んで毎回大笑いして、ラストは泣いてます。
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No.48
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何度も買い直すくらい好きな漱石とホームズ

シャーロック・ホームズのパロディやパスティーシュはいくつも読みましたが、これほど面白く、また感動した作品は珍しいです。
最初に出版された際に購入し、一度なくして数年後に古本屋で購入し、この度Kindleでも購入してしまいました。
初めて読んだときから何度読んでも、ホームズのバイオリンのシーンはとにかく感動します。
漱石の手記とワトソンの記述が交互に並び、それぞれから見たホームズが180度違っていて、両方の文体がわかる方はより楽しめるかと。
少なくとも、私は十数回読んで毎回大笑いして、ラストは泣いてます。
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No.47
(5pt)

何度も買い直すくらい好きな漱石とホームズ

シャーロック・ホームズのパロディやパスティーシュはいくつも読みましたが、これほど面白く、また感動した作品は珍しいです。
最初に出版された際に購入し、一度なくして数年後に古本屋で購入し、この度Kindleでも購入してしまいました。
初めて読んだときから何度読んでも、ホームズのバイオリンのシーンはとにかく感動します。
漱石の手記とワトソンの記述が交互に並び、それぞれから見たホームズが180度違っていて、両方の文体がわかる方はより楽しめるかと。
少なくとも、私は十数回読んで毎回大笑いして、ラストは泣いてます。
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No.46
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夢のような嬉しい世界

ホームズと夏目漱石が出会っていたら…なんて想像するとワクワクします!トリックもしっかりしているし、島田さんならではの人間の奥深さも味わうことができました。
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No.45
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夢のような嬉しい世界

ホームズと夏目漱石が出会っていたら…なんて想像するとワクワクします!トリックもしっかりしているし、島田さんならではの人間の奥深さも味わうことができました。
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No.44
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夢のような嬉しい世界

ホームズと夏目漱石が出会っていたら…なんて想像するとワクワクします!トリックもしっかりしているし、島田さんならではの人間の奥深さも味わうことができました。
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No.43
(5pt)

読み易い

漢字にふりがなが多くて最初気になったけれど、あまり普段使わない字もあったから付けてくれて良かった。出てくる人が漱石に好意的過ぎる気もしたがお話だからいいとしよう。
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No.42
(5pt)

読み易い

漢字にふりがなが多くて最初気になったけれど、あまり普段使わない字もあったから付けてくれて良かった。出てくる人が漱石に好意的過ぎる気もしたがお話だからいいとしよう。
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No.41
(5pt)

読み易い

漢字にふりがなが多くて最初気になったけれど、あまり普段使わない字もあったから付けてくれて良かった。出てくる人が漱石に好意的過ぎる気もしたがお話だからいいとしよう。
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No.40
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漱石とホームズ夢の共演

みごとな消失トリックの『占星術殺人事件』で1981年に作家デビューした島田荘司は本格推理作家として多くの読者に歓迎された。その奇想天外でありながら誰でも分かるシンプルなロジックが島田作品の醍醐味だと思う。

出版当時、その島田荘司がホームズのパスティーシュ(作風を模倣して書かれた作品)を書いたというのだから、大いに興味を持ったものだった。
彼のデビュー作であり代表的シリーズの主人公・御手洗潔はまさにシャーロック・ホームズのような存在感を放つキャラクターだからだ。
果たして島田がホームズをどんな風に書くのか。しかも本書は同時に夏目漱石のパスティーシュでもあるのだ。

ホームズが活動していた頃の1900年に漱石は渡英していた。その史実(?)を利用して組み立てられた筋立てはまさに本格推理小説。漱石ヒストリーをなぞり、漱石の在英時のスケッチ的なものが混じる『永日小品』など漱石作品のエピソードを交えながら話は進む。
漱石の書いた文章とワトスンの書いた文章が交互に現れ、互いの目線が交差する仕組みが楽しい。だが読み出してまずはビックリすることがある。漱石のパートが激しくトバしてるのだ。

漱石パートの、ホームズへの悪意あるキャラクター造形がとにかく凄い。もはやいしいひさいちのホームズパロディの域に達するエゲツなさ。廃人同然。
そういう悪どい語りを聞いた後に、ワトスンの筆の中に登場する漱石の控え目でキチンとした感じがザワザワする!島田先生オモロイ。
「ちょっと金之助〜」と思ったけれど・・・後に本作は青少年向け図書としてルビ付本で新たに出版された。その経緯もうなずける爽快な読後感が待っていた。

そしてこの2017年2月に出た電書版は、そのルビ付本に島田荘司が寄稿した青少年へのメッセージ「夢見る時代の力」が掲載されている。(注・電書版ではルビと挿絵と年譜は除かれている)島田少年の小説家はじめの一歩が描かれていてジーンときた。青少年よ、推理小説を書け!という著者のメッセージに心が熱くなる。良いもん読ませてもらいました!
読んだら漱石とホームズと島田荘司が好きになっちゃう本。小説を読み始めたばかりの若い人にもぜひ読んで貰いたい。
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