月の砂漠をさばさばと

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評判

月の砂漠をさばさばとの評価:

4.30/5点 レビュー 46件。 B ランク

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平均点4.30pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全92件 81〜92 5/5ページ
No.12
(3pt)

さばさば

 1999年に出た単行本の文庫化。
 ミステリではないので、間違えて買わないようにご注意。12の話からなる児童文学。
 イラストも可愛らしいし、読んでいてほんわかとしてくるような物語。主人公である少女の発想が面白い。大人には考えられないような柔軟なアイディアが、世界を違ったふうに見せてくれる。母と子の優しい関係も心地よい。
 しかし、北村薫氏がこれを執筆している様子を思い浮かべると、なんだかこちらが恥ずかしくなってくる。
月の砂漠をさばさばと (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 月の砂漠をさばさばと (新潮文庫)より
4101373272
No.11
(2pt)

北村薫の楽園

北村薫の作品は、とてもきめ細やかで丁寧な観察がされている。
そんなベルベットの肌触りが心地よい時もあるが、逆に、まとわりつくような鬱陶しさ息苦しさを感じさせるときもある。
優しすぎる母親、賢すぎる少女、思いやり溢れる大人。それが理想の王国に見えたり、心地よい楽園に見えたりする人もいて、もちろん私にだってそう見えるときもある。しかし同時に、その楽園の住人以外の存在を排除しようとする意識が見え隠れして、柔らかな肌触りの下の頑なな心を恐ろく感じさせもする。
そう、私にとっては北村薫の楽園は住み心地のよい所ではない。むしろ、怖いもの見たさにお化け屋敷に入る心境にも似ている。そして現実の世界が北村薫の楽園ではなくてよかった、と安心するのだ。
月の砂漠をさばさばと (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 月の砂漠をさばさばと (新潮文庫)より
4101373272
No.10
(5pt)

やわらかいひかり

さきちゃんとおかあさんの関係がすごくいいです。
お互いを大切に思いやっていながらも、その距離感が絶妙で。
何気ない日常に喜怒哀楽がつまった、あったかい作品で、
“しあわせってこういうことなんだな〜”って、ほんわかした気分になれます。
そんな中にも強くたくましく。そして、やさしく。大事にしたいことがつまっています。
こんな風になれたら、どんなに素敵だろうなぁ☆と、ちょっぴり分かち合いたい・・そんな気分になりました。
何度だって読み返したくなる。大好きな一冊です。
おーなり由子さんの挿絵もほのぼのしていてピッタリです☆★
『花王に豆まくとおもう』←気になった方ぜひ読んでみてください♪
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4101373272
No.9
(5pt)

自然体でいこう♪

メルヘンやファンタジーは、生活の中にちゃんとある。かわいいことや、こわいこと、おかしなこと、ひみつのこと。さきちゃんとお母さんの自然体のやりとりが素敵。トラウマだの何だのと物騒なことを言われますが、家族の愛って、すぐそばにあることが断然多いんだよな、と思わせてくれます。こどもでも、おとなでも、お互いのことばを聴けば、世界は二倍に広がる。そんなことを気付かせてくれる一冊です。おーなり由子さんの挿絵もかわいらしくて、それを見てるだけでも、疲れた心に効いてきますよ。
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4101373272
No.8
(4pt)

久々に読んだ北村作品は・・・

“円紫さんと私シリーズ”に魅せられ、当時の北村作品を読み尽くし、そして少々食傷気味にあった私がこの本を手に取るきっかけになったのは一つのテレビ番組でした。母校の生徒を相手に的確に授業のテーマを引き出していく様は、さすが元教師だと尊敬しました。覆面作家と言われた氏が性別も定かではない中、その作風や登場人物の内面描写から「きっと女性だろう」と言われていたことは有名ですが、逆に ‘女の子たる’に固執し過ぎているようにも思え、あまりにもいい子ちゃん過ぎる主人公やちょっと違和感を感じる台詞回しが反って不自然な気がしたのが北村作品から遠ざかっていた理由です。 久しぶりに手にした本作はそんな懸念を吹き飛ばすものでした。さきちゃんもお母さんもとても自然で、これまた最近氾濫している「日常の謎」と言うよりは「駄洒落ことば遊び」を楽しむような感覚でしょうか。さきちゃんは「家庭の事情を抱える子」ですが、それを優しく包むお母さんの存在がとてもよかったです。また梨木香歩さんの解説を読み、作者のプロフィールの羅列、自分との交友関係、作品の個人的な感想をつらつらと書き連ねる「解説(のようなもの)」が多い中、久しぶりに本当の「解説」を読んだと思いました。
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4101373272
No.7
(5pt)

愛っていうもの 大切にすべきもの 守るべきもの

「もし私が子供を生んで育てていくのなら、こんなお母さんに私もなろう。こんな親子になろう」と、素直に思えました。つまり、どこにでもあるような、ごくごく普通のありきたりな生活なんだけれども、ほんとうはそういった普遍性のあるものこそもっとも愛すべき生き方なのだと、大切にしなければいけない生き方なのだと、思わざるをえなかったのです。それに、おーなり由子さんの絵は、そんな雰囲気を確実にかもし出してくれています。あったかぁい、毛布のようなぬくもりが伝わってくる一冊です。
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4101373272
No.6
(4pt)

現実に近い理想

無理なくスッと入ってくる感じがしました。おとぎ話っぽいとか思われそうだけれど、しっかりとした現実も組み込んであってうならせられます。理解のある大人たち・純粋無垢な子供たち、という登場人物は理想的すぎるかもしれませんが、その理想は決して遠いものではないのです。ちょっと努力すれば叶うかもしれない理想。この本にはそんな魅力がありました。イラストもとっても可愛くて、大事に読めば読むほど味わいが出てきます。
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4101373272
No.5
(5pt)

さわやかな感触でした(^^♪

 こんな心地よい作品に出会ったのは久しぶりでした。9歳の女の子と母親のやり取りがとっても大切な宝石のようでした。読み終えて、早速9歳の娘と一緒に読みました。娘の表情を見ながら読んでいくのが幸せでした。反抗期を迎え始めた子供を持つ親たちに薦めたい本です。
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4101373272
No.4
(4pt)

梨木香歩の解説は素晴らしい

この文庫の梨木香歩の解説はパーフェクトである。『日常は意識して守護されなければならない。』北村薫の魅力をこの一言で見事に現してくれて、私はいたく満足である。そうなのだ。『私と円紫』シリーズにしても『覆面作家』シリーズにしても、その隠れた『本格推理』水準の高さを誉めた解説子は多くいたが、北村が何故日常にあれほどこだわっていたかを解説してくれた人はいなかった。この本は母と子供の物語である。母親が読んでも充分に面白いだろうが、本当は父親こそ読むべきだろうと思う。母親にこんなにもおかしく面白く知性に満ちた子供との関係を任せて良いものだろうか、ときっと思うだろうから。
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4101373272
No.3
(5pt)

大人の宝物の絵本

お母さんと女の子の可愛いやり取りや普段の生活の中での微笑ましい出来事が盛り沢山。「友達親子」その言葉がピッタリなのです。子供の心を持ったお母さんと大人びているけどお母さんの作家と言うお仕事がちょっぴり自慢の小学生のさきちゃん。読んでいてふんわりしてそれでいて、ピリッと笑いが入っていて。北村先生の意外な一面も垣間見られるし、おーなりさんのイラストも心が和んでいいですよ!私のいつでもいつまでも読み返す楽しみがある一冊です。
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4101373272
No.2
(5pt)

ほほえましい母と子チーム

子供が苦手な私でさえ、サキちゃんとママのやりとりを見ていると、親子っていいなあ、とやさしい気持ちになります。サキちゃんとママは、守る・守られる、とか教育する・されるなんていう一方的な関係ではなく、一つの「チーム」のように仲良しで対等です。彼女らの日常はささやかなやさしさと愛情に満ちていて、親子とはかくありたいなあ、というあたたかさです。親子で読んでもいいかも。
月の砂漠をさばさばと (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 月の砂漠をさばさばと (新潮文庫)より
4101373272
No.1
(5pt)

人生を2回生きる

子どもと暮らしていると、2回目の人生を生きているようなきがします。この本を読んでいると、子どもが身近にいなくても、また8歳にもどったような感覚になります。子ども心、のせつない気分、を思い出します。
月の砂漠をさばさばと (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 月の砂漠をさばさばと (新潮文庫)より
4101373272