借金取りの王子: 君たちに明日はない2

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評判

借金取りの王子: 君たちに明日はない2の評価:

4.19/5点 レビュー 68件。 A ランク

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平均点4.19pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全24件 21〜24 2/2ページ
No.4
(3pt)

テレビドラマにそのままできる、読者層を下げて間口を広げた作品

今回の作品は、「ワイルドソウル」、「ヒートアイランド」、「ゆりかごで
眠れ」に続いて4冊目として読み始めました。これまでの作品が、ハードボイ
ルド、ドライブ感、怒り、90年代の日本車がキーワードだったのですが、一
転して今回の本はショートコラム的な軽い内容です。

 といっても、さすがに垣根氏らしく最近のリストラについて、人員整理会社
・人材派遣会社の裏側を取材したと思われる時事ネタが散りばめられています。

 ただ、本人が意図的に読者層のレベルを下げたかったのか、セリフや言葉遣い
が現代的ないしは間違っている所があり、携帯小説・ブログ小説の印象もありました。

 新しい読者層を開拓したかったのか、筆者もハードボイルドから気分転換をし
たかったのかも知れません。

 最近のテレビドラマにできそうな内容です。昨今は、社会性が少しあり、物
語が分かりやすいのが流行のようだからです。

 シリーズ1冊目、3冊目があるようですが、しばらく時間をおいて読みたくなっ
たら、購入を検討したいと思います。

p.s. 今回は珍しく、90年代の日本車ではなく、ダイハツのコペンが主人公の車
でした。ロードスターもちょっと出てきます。
借金取りの王子 Amazon書評・レビュー: 借金取りの王子より
4104750026
No.3
(3pt)

続編が楽しみ

これは、前に紹介した「君たちに明日はない」の続編。
主人公は、リストラする手伝いをする会社の社員。主に面接でリストラするのだが。そういえばこの主人公は、この会社に入る前はなにをしていたのだろう。
前回の1の時は、主人公とリストラされようとしていた40才頃のキャリアウーマンの恋愛がテーマになっていたような気がするが(これとて、確かな記憶ではないのだが…)、続編の2は、各章にそれぞれ主人公がでてきて、一話完結の、水戸黄門のような話になっている。
ただその各章にでてくるリストラ対象の準主人公が、とても魅力的で、思わず感情移入してしまう。みんな魅力的だった。
やはりサラリーマンが、一番遭遇したくないであろう状況は、退職とかリストラではないかと想像するが、そんな場面で繰り広げられる人間模様は、おもしろいのであろう。
たぶんこの話は次の続編がでると思う。たぶん作者はもう書いてしまっているのかもしれない。
で、私の予想では、この主人公と彼女は別れてしまい、彼女は主人公の社長と付き合うようになり、主人公はかって自分の仕事のパートナーであり、現在は自分の彼女の下で働いている派遣社員とつきあうようになる気がする。
これが当たれば、私も相当なものだと思うが…。
借金取りの王子―君たちに明日はない〈2〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 借金取りの王子―君たちに明日はない〈2〉 (新潮文庫)より
4101329729
No.2
(3pt)

微妙・・・

作品的には、面白いし、大変よくできていると思う。
垣根が書いていなければ、星5つでもいい。
でも、これ書いてるのは垣根だというところがみそ。
この本の中では、「借金取りの王子」の評判がいい。
確かに、いい話だと思う。
でも、私がこの章を読んで思ったのは、
「俺は重松清的な話を読むために、この本を買ったのではないということ。」
このテの話は、重松清で十分。
というか、悪く言うと、浅田次郎的あざとさが見え隠れする。
「ほらいい話でしょ、ここ泣くとこですよ」的な感じを受けるのである。
ただひとつ評価できるのは、要らぬ性描写がほぼなくなったこと。
これは十分評価していい。
垣根のファンは、
1「ワイルドソウル」までの初期の作品が好きだというファン
2「クレイジーヘブン」などの過激な性描写の多い作品が好きだというファン
3「君たちに明日はない」系が好きなファン
に大別されると思うが、
1や2のカテゴリーに入る方々にとっては
この作品は「微妙」以外の何者でもないだろう。
借金取りの王子―君たちに明日はない〈2〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 借金取りの王子―君たちに明日はない〈2〉 (新潮文庫)より
4101329729
No.1
(3pt)

続きです、

「君たちに明日はない」の第2弾リストラを請け負う会社の村上真介が仕事で知り合う相手とのテンポの良いビジネス小説です。リストラという非常に重たい話題を扱いながらもエンターテイメント性が高い、それでいてエンターテイメントだけではない人物観察もあってなかなか面白かったです。もちろん今回も一筋縄ではいかない仕事に、相手に首切りを勧める嫌な仕事です。

それでも村上の葛藤はあるものの、それを隠す明るさに、彼女で年上の陽子の物の考え方に共感持てました。ドライでなければならない場面と、能天気になってリフレッシュできて楽しめる時間の必要性が。オンとオフの切り替えの重要性は私も仕事をしていてつくづく感じます。

今回は中でもタイトルになっている「借金取りの王子」の話しが1番面白く、短編小説としても良かったといえる完成度だと思います。村上と陽子のような関係に近い王子と店長の関係、その後の2人の関係も含めてなかなか面白かったです。ほろっとさせる話しで、臭くないです。また、「辞めても死ぬわけじゃない」というのがまた良い言葉で、それを乗り越えてしがない男がかっこよく見える話しも個人的には大好きです。退職金がもらえるのってとても羨ましい制度です、自営業ではありえませんしね。

果たしてこのシリーズはこれで終わりなのでしょうか?私としてはもう少し続くのではないか?と思うのですが。村上の社長である高橋の切れ者加減とこれからが気になるところです。

前作「君たちに明日はない」が面白かった方にオススメ致します。
借金取りの王子 Amazon書評・レビュー: 借金取りの王子より
4104750026