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にわか大根 猿若町捕物帳
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にわか大根 猿若町捕物帳の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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水で晒した上に、天日で一冬乾かしたくらい、色気の抜けた っていいなあ… ピンポイントに妙に残るフレーズだ 長年連れ添うなら男女ともにそこに至った方が心穏やかでいられそう よし。そういう方向を目指そう 医者がべたべた触り始めた理由がそういうトコにあるという発想自体がなかった …ある意味、誠実な医者だな…テキトーに流す事を選ぶんじゃなくて あくまでも診察・診断しようという努力だなー…知らなきゃ気持ち悪いだけだろうが 楽しく読みました | ||||
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1巻目「巴之丞鹿の子」がおもしろかったので続けてシリーズを読んでみることにしました。が、2巻目が手に入らずこの3巻目です。1と、2も長編だそうですがこの3は3編が入った短編集です。 歌舞伎が好きなのでこの著者の歌舞伎ものが気に入っているのですが、このシリーズも歌舞伎役者や脚本の作者、江戸時代の歌舞伎界が出てくるのでツボでした。 「吉原雀」吉原で遊女が続けて亡くなった事件を主人公の南奉行所同心、玉島千蔭が調べます。 「にわか大根」上方巡業から戻ると、女形の人気役者がなぜかヘタな演技になっていた、そしてその息子が劇場で不審死してしまい・・この2つには何か関係があるのか? 「片陰」船芝居の役者が殺された事件です。当時、屋形船の上で演じる芝居があって別に船芝居の役者がいたというのは初めて知りました。江戸時代の芸能事情はおもしろいですね。 今のところ5巻目まで出ているようです。引き続き読んでいきたいです。 | ||||
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吉原にいた女性が大柄の亭主の死体を男の身長の高さの天水桶に投げ込む…って無理でしょ。蹴り転がしながら川に落とす設定ならありだったのに。あと、掏摸は4回目捕まったら死罪だから、何度もお縄になっているというのはどうでしょうか…。 | ||||
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初めて読む作家さんで、1巻目はよくわからず、2巻目の途中からだんだん惹きこまれて きました。 2巻目を読み終えて3巻目に入るまでに日にちをあけてしまったので、「お駒」が出てきて 「ああ、またこのはねっかえり娘が出てきた」と思ったのですが、そうだ、2巻目の終わり頃に、 お駒は千蔭と結ばれるのではなくて、千蔭の父親千次郎にぞっこんという番狂わせがあった のだと思い出しました。 梅が枝は、用事があると吉原から八丁堀の千蔭の屋敷まで迎えの籠を差し向けるし、 千蔭の手下の八十吉は仕事の合間でちらりちらりと女房のおしげのことを頭に浮かべたり、 手下でありながら、千蔭が立ち止まるとその後ろでつんのめりそうになることが何回かあり、 個々のユニークなキャラがわかりだしました。 次の4巻目で起こる事件とともに、千蔭たちの生活ぶりを楽しみにしたいです。 | ||||
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シリーズものを読み始めると、楽しいと同時に次が早く出ないかと気にしている。 | ||||
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シリーズ3作目です。 長らく1作目と2作目が絶版でした。出版社がかわって、光文社から出るようになった3作目だけが手に入る状態だったのですが、昨年までに光文社版がそろい、現在やっと順番通り読めるようになりました。 近藤史恵は、デビューから毎年毎年着実にうまくなる作家で、新作がいつも楽しみです。 本作は、短い描写で的確に鮮やかに情景を描き出す文章が素晴らしく、シリーズキャラクターも大変魅力的。毎回楽しみに読んでいます。 実はシリーズの順番通りに読まずに、この本から読んでも問題なくわかるようになっています。 お出かけ時、キオスクなどでこれだけあっても、「えいっ」と買っちゃって大丈夫です。 | ||||
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作者の、特に歌舞伎に関連する作品は、細かい男女の心模様や、人生の機微が織り込まれて、読後せつない余韻がしばらく残るものが多い。この作品も、捕物帳ではあるが、単純な犯人探しではない。 登場人物がそれぞれそれなりの生まれ育ちにより、現代では考えられないほど窮屈な人生の選択肢の中から、自分なりを幸せを探しだし、一生懸命に生きている様子が心に迫る。 主人公は(未だ少し抑え気味だが)非常に魅力的で、今後の展開が更に楽しみだ。 | ||||
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近藤史恵の小説は、「清掃作業員キリコ」のシリーズや「整体師合田力」のシリーズもそうだけど、シリアスなミステリーの部分と、笑える部分とのバランスがいい。 で、この本ももちろんそう。 殺人事件の真相には人間の悲しさを感じつつも、千蔭と若い義母・お駒や花魁の梅が枝とのやりとりには思わず吹き出してしまう。 猿若町シリーズの中でもこれが一番面白かった。 | ||||
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