インコは戻ってきたか

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評判

インコは戻ってきたかの評価:

4.09/5点 レビュー 23件。 C ランク

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平均点4.09pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全26件 21〜26 2/2ページ
No.6
(5pt)

恋愛小説ではない、でも切ない!

篠田氏の文章は乾いていて、それでいて熱い。この物語の舞台であるキプロスによく似ている、と思います。民族間の複雑な事情や暴動等、ハードな設定です。にもかかわらず、とても切ない気持ちになるのは、心理描写がめちゃくちゃ上手いからでしょう。極限状態の下、すれ違っていた気持ちが通い合う一瞬。純粋な恋愛小説よりも琴線に触れました。
インコは戻ってきたか (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: インコは戻ってきたか (集英社文庫)より
4087476979
No.5
(4pt)

一度は読んで欲しい本

若い女性をターゲットにした、旅行記事メインの雑誌「サン・クレール」で、編集者を務める響子・39歳。理解のあるダンナとは、セックス・レス暦14年。仕事で、地中海の小さな島国キプロス島に取材へ行くことになり、カメラマン兼コーディネータを依頼したイイ男の宗と、一週間すごせることに喜びながら、ヒースロー空港に着いた響子を待っていたのは、さえない中年男。宗の代役できたという。がっかりした響子は、代役の檜村にツンケン、ツンケン。無視したり、親切にされても、「ありがとう」をいわなかったり。ほんっと、やな女。さえないはずの檜村の意外性を発見して、恋に落ちたりすんじゃないのー?つまんねー、話だな・・と思っていたら、ストーリーは、思わぬ方向へ。ギリシャとトルコにはさまれ、アメリカや国連の意志にも振り回されっぱなしの小国・キプロスでは、内紛の火種が、そこかしこにくすぶっており、美しいだけの観光地ではない。内乱の生々しい息吹を、響子も感じるが、雑誌の取材とは関係ないから・・と、目を向けないようにしていた。だが、檜村から色々な話を聞いたり、実際にきなくさい事件に遭遇したりするうちに、響子の中でやりきれなさが広がっていく。タイトルの「インコは戻ってきたか」とは、トルコ系の少年が、ギリシャ系の少年に預けたインコのことで、トルコ系の少年イスメットは、「僕らはトルコ人でもギリシャ人でもなく、キプロス人だ」と語り、ギリシャ系の少年は、「こんな小さな島なんだから、助け合わなくては暮らしていけないんだ」と語る。・・・子供たちの方が、ずっと進歩的な考えなのである。民族同士の憎しみ合い。果てることの無い報復。それを陰で煽る武器商人。世界中に、いったいいくつ、こんな争いがあることか。日本にだってある。目をそむけているだけで。一度は読んで欲しい本でした。
インコは戻ってきたか (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: インコは戻ってきたか (集英社文庫)より
4087476979
No.4
(4pt)

『女たちのジハード』+『弥勒』

主人公は39歳の女性誌編集部員・平林響子で、ハイクラス・リゾート地であるキプロス島に出張し、初対面のカメラマン・檜山正幸と共に取材を始めるのだが…。出だしは、39歳版『女たちのジハード』と言う感じである。華やかでやりがいのありそうな職業と、海外出張にも心置きなく送り出してくれる理解ある家族にも恵まれている響子なのだが、それははあくまでも外面的なことなのである。そして、途中からは『弥勒』を彷彿とさせる展開になる。東地中海の真珠と呼ばれるキプロス島にも民族的対立が存在し、そこには国際的利害関係も絡んでいる。ハイクラス・リゾート地とはうってかわった状況下に置かれてしまった響子と檜山は、どうなってしまうのか…。響子の檜山に対する感情の起伏の描写と、ストーリー展開が見事な冒険ロマンと言えるだろう。ただし、『女たちのジハード』的な部分と『弥勒』的な部分が合わさっても相乗効果がもたらされることはなく、作品自体のインパクトを弱めてしまったのが残念である。
インコは戻ってきたか (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: インコは戻ってきたか (集英社文庫)より
4087476979
No.3
(4pt)

篠田節子恐るべし

 篠田本は「コンタクト・ゾーン」を3ヶ月ほど前に読み、今回「インコは戻ってきたか」を読んだ。 あいかわらずよく書き込まれていて、最後まで読ませるのだけど、この2作を続けると、チョット疲れる。 それは、主人公達の心のひだまでリアルに書き込まれていて、妙に読んでいる自分の心まで引きずられてしまうから・・・ また、舞台となる彼の地の空気まで肌に感じてまとわりついてくる。  篠田節子恐るべし。次は軽めの作品を手に取ることにします。
インコは戻ってきたか (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: インコは戻ってきたか (集英社文庫)より
4087476979
No.2
(5pt)

リアルタイム!!

「ã"れ、ちょうど私é"のå¹'代の女性のæ°-持ちとかがすã"くå...±æ„Ÿã§ãã‚‹é¢ç™½ã„本だよ」と言われて 借りたのが出会いのきっかã'でã-た。確かに、いつもだれかに「すみませã‚"。あなたのおかã'です。」と わび?ながら「私はすきな事ã‚'させてもらっている」という思いã‚'強いられながら、仕事ã‚'ã-たり ç"Ÿãã¦ã„かなã'ればならない女のæ°-持ちには、物凄くå...±æ„Ÿã§ããŸã-、そうやってがã‚"ばってきた自分は、はたã-て幸せなã‚"だろうか、、、という満たされないおもいã‚'持ちながらも もう、今となっては仕事ã‚'続ã'るã-かå±...å '所がないみたいな空ã-さもジンと胸に響きまã-た。だã'ど、借りてからï¼"æ-¥å¾Œã€ã‚のテロ事件が起りまã-た。まるで、本のå†...容そのままのような 緊迫ã-たä¸-界æƒ...勢。ドキドキã-て、ますます本に引!き込まれまã-た。平å'Œãªæ-¥æœ¬ã€‚そりゃあ、個ã€...にはいろいろ問題ã‚'抱えているã-、危機感がないわã'じゃない。でも、いろいろなå®-教、æ°'æ-æ€æƒ³ãŒã†ãšã¾ãæ‰€ã®ãã‚Œã¨ã¯æ¯"べ物にならないくらいの「おæ°-楽さ」です。本ã‚'通じてそれã‚'æ"¹ã‚ã¦å®Ÿæ„Ÿã-まã-た。響子と檜山のé-¢ä¿‚にも目が話せませã‚"でã-た。異国で、ã-かもどã‚"どã‚"緊迫ã-ていく状況下でのギリギリの理性、、、。そã-て、それが一æ°-に解きæ"¾ãŸã‚Œã‚‹çž¬é-"の濃密な空æ°-。読ã‚"でいて、ã"ちらまで身ä½"の芯がジンと熱くなるような。切ないような、不思議な感覚でã-た。結局、響子にとっては「忘れられない事」ではあるã'れど なにも影響(表面的には)なかった事でã-かなかった、、そうするã-かない大人のé-¢ä¿‚が一層、、切なくて。きっと、家æ-ã®ã ã‚Œã‚‚がæ!°-付かないままに、ますます響子の心は空ã-くて、満たされなくなってã-まうのじゃないか、、なã‚"て勝手な心é...ã‚'ã-てã-まいまã-た。ç"·ã¨å¥³ã®å¾®å¦™ãªã‚ºãƒ¬æ„Ÿï¼Ÿã‚'作家はみã"とにあぶりだã-ています。そう感じるのは私が女だからかもã-れませã‚"が。本å½"に、è-¦ã‚ã‚‰ã‚ŒãŸé€šã‚Šã®ã™ã°ã‚‰ã-い作å"ã§ã-た。
インコは戻ってきたか Amazon書評・レビュー: インコは戻ってきたかより
4087745392
No.1
(4pt)

主人公の想いにわくわく

主人公響子の恋情の行方と相棒男性の素性に最後まではらはらどきどき、おかげで一気に読めました。しかしそのため、舞台背景の読みとりがおろそかに。今度は落ち着いて読み直します。とても暑い日差しを感じさせてくれる、楽しい作品です。不思議なのは、出張慣れした、かつ安定した体調周期を自覚する主人公が、どうして冒頭のあのようなヘマを犯したのでしょう?
インコは戻ってきたか Amazon書評・レビュー: インコは戻ってきたかより
4087745392