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カッコウの卵は誰のもの
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カッコウの卵は誰のものの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全65件 41~60 3/4ページ
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面白かったです! 先が気になり脳内映像と共に一気に読めました。 スキーの元日本代表・緋田には、同じくスキーヤーの娘・風美がいる。母親の智代は、風美が2歳になる前に自殺していた。緋田は、智代の遺品から流産の事実を知る。では、風美の出生は? そんななか、緋田父子の遺伝子についてスポーツ医学的研究の要請が……。さらに、風美の競技出場を妨害する脅迫状が届く。複雑にもつれた殺意……。 読み始めはスポーツエンタテイメント物かと思いきや、出生の秘密が徐々に暴かれて行くミステリーあり、事故か他殺か、そしてその犯人は?と言う推理小説の部分あり、又東野圭吾作品に欠かせない肉親の愛情物語ありの、盛りだくさんの内容になっています。 盛りだくさんの内容でありながら、過度な所もなくスッキリとした洗練された小説に仕上がっているのはやはり作者の力量だと思います。 ただ風美が実の両親の存在を知らずに一生を終えるのは、それはそれで複雑な想いもしましたが、その辺はタイトルで深く考える様になっているんでしょうね。 | ||||
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この「カッコウの卵は誰のもの」は、デビュー直後に立て続けに出版された「魔球」、「鳥人計画」に次ぐ、東野圭吾の3作目の長編スポーツ・ミステリになるのだが、特に、同じスキー競技を題材としている点や、スポーツ科学を作品の重要な要素に取り入れているという共通性から、否応なしに、「鳥人計画」を思い起こしてしまうところがある。 その「鳥人計画」は、ラストのどんでん返しには、さすがと思わせるところはあったものの、スキーのジャンプという、必ずしも一般的ではないスポーツの専門的・科学的描写に深く入り込み過ぎてしまったところがあり、正直いって、東野作品としては珍しく、退屈を感じてしまうところがある作品だった。 それと比べると、この作品は、専門的描写はほどほどに、ミステリと、東野圭吾お得意の人間描写に重点を置いているので、そうした退屈は全く感じさせない。そういった点では、むしろ、内容的には、「魔球」の方に近いといっていいだろう。 その「魔球」は、私は初期の傑作だと思っており、単なるスポーツ・ミステリを超えたミステリであり、凄絶な人間ドラマでもあったと思っているのだが、それでは、すでにベテランの域に入った今の時期に書かれたこの作品が、それを上回るような感動を与えてくれるものであったのかどうかという点になると、いささか、首を傾げざるを得ないところがある。 たしかに、この作品にも、人間ドラマはあるし、泣かせるポイントもある(もちろん、ミステリとして必須の、どんでん返しもある)。しかし、どこか、感動が軽いのだ。私には、どう書けば読者を感動させることができるのかといったツボを完全に掌中に収めてしまったエンターテイナーの域に達した東野圭吾が、予定どおり、しっかりまとめ上げてみせたという「そつのなさ」、「上手さ」は感じられるものの、「魔球」で感じたような深い感動までは感じることができなかったのだ。 | ||||
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この「カッコウの卵は誰のもの」は、デビュー直後に立て続けに出版された「魔球」、「鳥人計画」に次ぐ、東野圭吾の3作目の長編スポーツ・ミステリになるのだが、特に、同じスキー競技を題材としている点や、スポーツ科学を作品の重要な要素に取り入れているという共通性から、否応なしに、「鳥人計画」を思い起こしてしまうところがある。 その「鳥人計画」は、ラストのどんでん返しには、さすがと思わせるところはあったものの、スキーのジャンプという、必ずしも一般的ではないスポーツの専門的・科学的描写に深く入り込み過ぎてしまったところがあり、正直いって、東野作品としては珍しく、退屈を感じてしまうところがある作品だった。 それと比べると、この作品は、専門的描写はほどほどに、ミステリと、東野圭吾お得意の人間描写に重点を置いているので、そうした退屈は全く感じさせない。そういった点では、むしろ、内容的には、「魔球」の方に近いといっていいだろう。 その「魔球」は、私は初期の傑作だと思っており、単なるスポーツ・ミステリを超えたミステリであり、凄絶な人間ドラマでもあったと思っているのだが、それでは、すでにベテランの域に入った今の時期に書かれたこの作品が、それを上回るような感動を与えてくれるものであったのかどうかという点になると、いささか、首を傾げざるを得ないところがある。 たしかに、この作品にも、人間ドラマはあるし、泣かせるポイントもある(もちろん、ミステリとして必須の、どんでん返しもある)。しかし、どこか、感動が軽いのだ。私には、どう書けば読者を感動させることができるのかといったツボを完全に掌中に収めてしまったエンターテイナーの域に達した東野圭吾が、予定どおり、しっかりまとめ上げてみせたという「そつのなさ」、「上手さ」は感じられるものの、「魔球」で感じたような深い感動までは感じることができなかったのだ。 | ||||
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タイトルからは想像もつかないような内容に 夢中で読んでしまいました。 要所、要所に伏線が盛り込まれていて、まるで 「容疑者Xの献身」のような作りでした。 後に映画化?したらまた面白そうだなと思いました。 | ||||
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タイトルからは想像もつかないような内容に 夢中で読んでしまいました。 要所、要所に伏線が盛り込まれていて、まるで 「容疑者Xの献身」のような作りでした。 後に映画化?したらまた面白そうだなと思いました。 | ||||
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映画か2時間ドラマかはわかりませんが、かなり高い確率で映像化されるだろうなと感じました。 「これぞ東野圭吾の最高傑作!」とまでは呼べないとは思いますが、「子を想う親の気持ち」や、「遺伝子上ではクロスカントリーの才能があるけど、本当にやりたいことは別にある」という鳥越伸吾の葛藤など、それなりに考えさせられる所がありました。 また、特に中盤以降は予期せぬ展開があったりと、読ませる一冊でした。 | ||||
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血が繋がらない優れたスキーヤー同士の父娘、夢を失くした父と夢を持つ少年、そして父(社長)と青年(常務)の3つの親子が微妙に繋がる切なく悲しい哀と愛の物語です。 作品の奥行きやテーマの深さは、夫婦間の愛(哀)を描いた氏の「片想い」に遠く及ばないと感じましたが、一気に読ませるストーリー力はあり、親子の愛を見つめなおすきっかけを与えてくれる佳作小説ではないでしょうか。 余談ですが、カバーの下の物語の舞台である雪降る札幌の夜景の装丁が秀逸で、2007年の旅を想起させました。 | ||||
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映画か2時間ドラマかはわかりませんが、かなり高い確率で映像化されるだろうなと感じました。 「これぞ東野圭吾の最高傑作!」とまでは呼べないとは思いますが、「子を想う親の気持ち」や、「遺伝子上ではクロスカントリーの才能があるけど、本当にやりたいことは別にある」という鳥越伸吾の葛藤など、それなりに考えさせられる所がありました。 また、特に中盤以降は予期せぬ展開があったりと、読ませる一冊でした。 | ||||
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血が繋がらない優れたスキーヤー同士の父娘、夢を失くした父と夢を持つ少年、そして父(社長)と青年(常務)の3つの親子が微妙に繋がる切なく悲しい哀と愛の物語です。 作品の奥行きやテーマの深さは、夫婦間の愛(哀)を描いた氏の「片想い」に遠く及ばないと感じましたが、一気に読ませるストーリー力はあり、親子の愛を見つめなおすきっかけを与えてくれる佳作小説ではないでしょうか。 余談ですが、カバーの下の物語の舞台である雪降る札幌の夜景の装丁が秀逸で、2007年の旅を想起させました。 | ||||
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この作家ならこれくらいの作品は片手でも書ける。とでも言えるくらい、片手間で書いたのではないかと疑うほど、いままでの作品と比べると迫力に欠ける。 しかし、面白くて一気に読んだ。 面白いことは認める。 2時間ドラマに適した物語だね。 | ||||
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この作家ならこれくらいの作品は片手でも書ける。とでも言えるくらい、片手間で書いたのではないかと疑うほど、いままでの作品と比べると迫力に欠ける。 しかし、面白くて一気に読んだ。 面白いことは認める。 2時間ドラマに適した物語だね。 | ||||
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面白かったです。 今の季節にぴったりの、スキーを題材にしたミステリーです。 北海道や新潟などの地名が出てくるので、それらの土地を思い浮かべながら読めたのがまた良かったです。 展開が早いので、飽きずに読めるところもおすすめ。 ラストを予想しながら読んでいたのですが、 かなり裏切られました。 (でも東野作品では以前似たようなものがありましたね。どの作品かいうとネタバレになってしまいますが) 本当の悪人が登場しないからこそ切ない話ですね。 ラストは賛否両論というか、セオリー通りではない気もします。 私は好きです。 | ||||
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親っていうものは、子を愛しているんです。 血のつながりが親なのか、育てたのが親なのか、 それが間違っている型とかは、誰にも言えないですよね。 東野さんの作品は、普通の、当たり前の、人を想う愛を感じさせてくれます。 | ||||
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親っていうものは、子を愛しているんです。 血のつながりが親なのか、育てたのが親なのか、 それが間違っている型とかは、誰にも言えないですよね。 東野さんの作品は、普通の、当たり前の、人を想う愛を感じさせてくれます。 | ||||
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面白かったです。 今の季節にぴったりの、スキーを題材にしたミステリーです。 北海道や新潟などの地名が出てくるので、それらの土地を思い浮かべながら読めたのがまた良かったです。 展開が早いので、飽きずに読めるところもおすすめ。 ラストを予想しながら読んでいたのですが、 かなり裏切られました。 (でも東野作品では以前似たようなものがありましたね。どの作品かいうとネタバレになってしまいますが) 本当の悪人が登場しないからこそ切ない話ですね。 ラストは賛否両論というか、セオリー通りではない気もします。 私は好きです。 | ||||
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東野さんの作品の中でも1番好きです 心が温かくなりました 二転三転して出てくる驚きの真実にハラハラして一気に読んでしまいました 人の優しさ、いかに親が子を想っているのか。 大切なことに気付かせてくれる、胸が熱くなる作品です。 買って良かったです! | ||||
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カッコウの託卵という生態を知っている人なら、タイトルから血のつながっていない親子の話であるだろうと想像はつく。だが、そこは東野圭吾である。ある事件をきっかけに、父親(実の父ではないわけで、そのことにずっと罪の意識をもってきた)による実の母親探しが始まる。これが、とうてい予想できない展開になる。だから、先が読みたくなる。久々に一気に読んでしまった。事件の方も意外な展開を見せ、こちらもまた予想がつかない。東野圭吾の本領発揮といったところだ。そして、カッコウの卵には、実はもう一つの意味がある。これも予想外だったことの一つなのだが、ちょっと考えさせられるテーマである。詳しくは自分で読んで考えていただきたい。カッコウの卵は、はたしてだれのものなのか。 | ||||
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東野好きには、たまらない一冊です。いやあ、面白かった。スキーやりたくなります。選手生活なんて、まったくわからないし、遺伝子うんぬんなんて、そんな科学的なことを言われてもと思いましたが、わかりやすく書けていて、昔読んだ『鳥人計画』よりも、ぜんぜんわかりやすい!ミステリ−もこのネタで来るか?という感じで、今更ながら、東野圭吾の引きだしの多さにびっくりします。 | ||||
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東野さんの作品の中でも1番好きです 心が温かくなりました二転三転して出てくる驚きの真実にハラハラして一気に読んでしまいました人の優しさ、いかに親が子を想っているのか。大切なことに気付かせてくれる、胸が熱くなる作品です。買って良かったです! | ||||
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カッコウの託卵という生態を知っている人なら、タイトルから血のつながっていない親子の話であるだろうと想像はつく。だが、そこは東野圭吾である。ある事件をきっかけに、父親(実の父ではないわけで、そのことにずっと罪の意識をもってきた)による実の母親探しが始まる。これが、とうてい予想できない展開になる。だから、先が読みたくなる。久々に一気に読んでしまった。事件の方も意外な展開を見せ、こちらもまた予想がつかない。東野圭吾の本領発揮といったところだ。そして、カッコウの卵には、実はもう一つの意味がある。これも予想外だったことの一つなのだが、ちょっと考えさせられるテーマである。詳しくは自分で読んで考えていただきたい。カッコウの卵は、はたしてだれのものなのか。 | ||||
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