追想五断章

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評判

追想五断章の評価:

3.78/5点 レビュー 98件。 B ランク

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平均点3.78pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全110件 1〜20 1/6ページ
No.110
(5pt)

米澤穂信の構成力が爆発!完璧な叙述トリック

まず、構成が天才的です。五つの「断章」に分かれた物語は、最初はバラバラに感じるのに、読み進めるうちにパズルのピースがカチリとハマっていく快感がたまりません。読者をミスリードさせるための緻密な仕掛け(叙述トリック)は、もはや芸術の域です。

そして、最終章で全てが明らかになったときの衝撃と感動は筆舌に尽くしがたいものがあります。単なるトリックの面白さだけでなく、登場人物の感情や切なさが深く心に響きます。

「ミステリを読んだ!」という最高の満足感が得られる一冊です。読書体験として非常に優れているので、ネタバレを踏む前にぜひ読んでください。
追想五断章 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 追想五断章 (集英社文庫)より
4087468186
No.109
(5pt)

2度読み3度読みしたい深みのある作品

リドルストーリーというモチーフを使いつつも、味わい深く、なんとも言えない読後感が襲う。何度も繰り返し読むことで、それは深みを増す。全体を覆うダークな作風も秀逸。
追想五断章 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 追想五断章 (集英社文庫)より
4087468186
No.108
(5pt)

作中作っていいよね

作中作が出てくる作品は2倍おもしろい。この作品にはそれが5つも出てくるので10倍おもしろい。さらに書かれた経緯の過去パートと現在のパートが繰り返されるので、とにかくおもしろかった。リドルストーリーに倣い余韻を残す終わり方になる。読書を通して他人の人生を垣間見ることができるが、自分が主人公ではない。この点で作中作を読む主人公の視点と読者が一致する。我々もまた、分かったことや分からないままのことを抱えつつ人生が続いている。
追想五断章 Amazon書評・レビュー: 追想五断章より
4087713040
No.107
(5pt)

作中作っていいよね

作中作が出てくる作品は2倍おもしろい。この作品にはそれが5つも出てくるので10倍おもしろい。さらに書かれた経緯の過去パートと現在のパートが繰り返されるので、とにかくおもしろかった。リドルストーリーに倣い余韻を残す終わり方になる。読書を通して他人の人生を垣間見ることができるが、自分が主人公ではない。この点で作中作を読む主人公の視点と読者が一致する。我々もまた、分かったことや分からないままのことを抱えつつ人生が続いている。
追想五断章 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 追想五断章 (集英社文庫)より
4087468186
No.106
(5pt)

構成のしっかりした、大人の味わいのミステリー。

古書店に勤める主人公が探偵役と言う事で、ビブリオミステリーかと思ったが、少し違った。ただ芥川龍之介「藪の中」などのリドルストーリーが、話の中核になっており、多少ビブリオ的な味はある。

  さて、主人公は陰気で、あまり印象に残らないキャラ。事件も過去の話であり、故人の残した小説をめぐる、地味な感じの謎で、結末は何とも苦い。が、丁寧な心理描写で実に味わい深く、謎が解けていくに連れて、じんわりとカタルシスを覚えた。煮え切らず、敗残者的な主人公のキャラも、リアリティが感じられ、純文学的。エンタメ性は薄いが、構成のしっかりした、大人の味わいのミステリーであった。
追想五断章 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 追想五断章 (集英社文庫)より
4087468186
No.105
(5pt)

構成のしっかりした、大人の味わいのミステリー。

古書店に勤める主人公が探偵役と言う事で、ビブリオミステリーかと思ったが、少し違った。ただ芥川龍之介「藪の中」などのリドルストーリーが、話の中核になっており、多少ビブリオ的な味はある。

  さて、主人公は陰気で、あまり印象に残らないキャラ。事件も過去の話であり、故人の残した小説をめぐる、地味な感じの謎で、結末は何とも苦い。が、丁寧な心理描写で実に味わい深く、謎が解けていくに連れて、じんわりとカタルシスを覚えた。煮え切らず、敗残者的な主人公のキャラも、リアリティが感じられ、純文学的。エンタメ性は薄いが、構成のしっかりした、大人の味わいのミステリーであった。
追想五断章 Amazon書評・レビュー: 追想五断章より
4087713040
No.104
(4pt)

余韻が残る

古書店で手伝いをしている大学生のもとに、顧客から父親の遺作を探して欲しいとの依頼が舞い込む。

5編のリドルストーリーを巡る物語の巧みな構成は、筆者の実力が存分に発揮されたと感じ、静謐な雰囲気が漂うミステリーです。
追想五断章 Amazon書評・レビュー: 追想五断章より
4087713040
No.103
(4pt)

余韻が残る

古書店で手伝いをしている大学生のもとに、顧客から父親の遺作を探して欲しいとの依頼が舞い込む。

5編のリドルストーリーを巡る物語の巧みな構成は、筆者の実力が存分に発揮されたと感じ、静謐な雰囲気が漂うミステリーです。
追想五断章 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 追想五断章 (集英社文庫)より
4087468186
No.102
(5pt)

祝、直木賞受賞

米澤穂信は、ラノベ時代から学校や家庭といった日常を舞台に非日常の世界を構築して珠玉のミステリーを創るのが秀逸な作家である。

一時、流行ったセカイ系や昨今、流行の異世界転生、ファンタジー等、非日常の中に日常を描くのは比較的誤魔化しやすいが、一度読めば飽きてしまう。

米澤先生は日常を丁寧に描くことによって非日常の世界にリアリティを与えることができる稀有な才能の持ち主であり、

作品は、一見淡々と物語が進むように感じるが、キャラクターの内面が丁寧に描かれており、何度でも読み返したくなる魅力にあふれています。

現在、本格派ミステリー作家として不動の地位を築かれた米澤作品を是非ご堪能ください。
追想五断章 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 追想五断章 (集英社文庫)より
4087468186
No.101
(5pt)

祝、直木賞受賞

米澤穂信は、ラノベ時代から学校や家庭といった日常を舞台に非日常の世界を構築して珠玉のミステリーを創るのが秀逸な作家である。

一時、流行ったセカイ系や昨今、流行の異世界転生、ファンタジー等、非日常の中に日常を描くのは比較的誤魔化しやすいが、一度読めば飽きてしまう。

米澤先生は日常を丁寧に描くことによって非日常の世界にリアリティを与えることができる稀有な才能の持ち主であり、

作品は、一見淡々と物語が進むように感じるが、キャラクターの内面が丁寧に描かれており、何度でも読み返したくなる魅力にあふれています。

現在、本格派ミステリー作家として不動の地位を築かれた米澤作品を是非ご堪能ください。
追想五断章 Amazon書評・レビュー: 追想五断章より
4087713040
No.100
(5pt)

日常の中の非日常

米澤穂信は、ラノベ作家時代から学校や家庭といった日常を舞台に非日常の世界を構築して珠玉のミステリーを創るのが秀逸な作家である。一時、流行ったセカイ系や昨今、流行りの異世界系など非日常の中に日常を描くのは、比較的誤魔化しがきくが、一度読めば飽きてしまう。米澤先生は日常を丁寧に描くことによって非日常の世界にリアリティを与えることができる稀有な才能の持ち主であり作品は、一見淡々と物語が進むように感じるが登場人物の内面が丁寧に描かれていて、何度でも読み返したくなる魅力にあふれています。

現在、本格派ミステリー作家として不動の地位を築かれた米澤作品を是非ご堪能ください。
追想五断章 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 追想五断章 (集英社文庫)より
4087468186
No.99
(5pt)

精緻に組まれた物語

いやこれは上手いとしか形容のしようが無い。精密に作られた細工のような物語が紡ぎ出される。最上の作品ではないか。
追想五断章 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 追想五断章 (集英社文庫)より
4087468186
No.98
(5pt)

精緻に組まれた物語

いやこれは上手いとしか形容のしようが無い。精密に作られた細工のような物語が紡ぎ出される。最上の作品ではないか。
追想五断章 Amazon書評・レビュー: 追想五断章より
4087713040
No.97
(4pt)

オチがイマイチ。

設定は面白いけど、最後まで読むと「なんだそれ」感。
ヒロインが4歳の時に事件は起こるが、その当時してしまった事が、体格的に可能だとは思えない。逆に設定年齢を上げると思考として矛盾が起きる。実写化する時に、どえらく苦労しそうな設定。
が、ラストはさておき、ドラゴンボールを探すかのような「断章」を探して行く設定は面白かった。
途中で助手がいなくなるし、登場人物全体の、主人公に肩入れしない感が、リアルで良い。
主人公の大学生(休学中)は、設定上腐っているが、なかなか優秀な人間ですね。
実家に戻るのは勿体ない。東京にしがみ付けよ、と最後には思った(笑)
追想五断章 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 追想五断章 (集英社文庫)より
4087468186
No.96
(4pt)

オチがイマイチ。

設定は面白いけど、最後まで読むと「なんだそれ」感。
ヒロインが4歳の時に事件は起こるが、その当時してしまった事が、体格的に可能だとは思えない。逆に設定年齢を上げると思考として矛盾が起きる。実写化する時に、どえらく苦労しそうな設定。
が、ラストはさておき、ドラゴンボールを探すかのような「断章」を探して行く設定は面白かった。
途中で助手がいなくなるし、登場人物全体の、主人公に肩入れしない感が、リアルで良い。
主人公の大学生(休学中)は、設定上腐っているが、なかなか優秀な人間ですね。
実家に戻るのは勿体ない。東京にしがみ付けよ、と最後には思った(笑)
追想五断章 Amazon書評・レビュー: 追想五断章より
4087713040
No.95
(4pt)

記憶しながら読むのが大変でした。

読み進めるうちに手に入る情報を頭の中でパズルのように組み立てていく作業が非常に楽しい一冊です。
ただ読物として楽しめるかはちょっとわかりません。ミステリーを「解く」人へのオススメ度は高いです。
追想五断章 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 追想五断章 (集英社文庫)より
4087468186
No.94
(4pt)

記憶しながら読むのが大変でした。

読み進めるうちに手に入る情報を頭の中でパズルのように組み立てていく作業が非常に楽しい一冊です。
ただ読物として楽しめるかはちょっとわかりません。ミステリーを「解く」人へのオススメ度は高いです。
追想五断章 Amazon書評・レビュー: 追想五断章より
4087713040
No.93
(4pt)

技巧派と本格派が併存する数少ない作家

読後まず感じたことは、とにかくこの作者はうまいなあということ。そもそも、この本の構造からして、普通の推理小説に比べてずいぶん複雑である。ある女性から、散逸した彼女の亡父が遺した結末のない短編小説を探すよう依頼を受けた主人公が、その小説を探す過程と見つけた小説の内容を通じて、依頼人の亡父の真のメッセージを探しあてるという内容なので、決してわかりやすい話ではない。まかり間違っても、テレビの2時間ミステリーの素材にはなり得ないだろう。にもかかわらず、すらすらと話を先に進めることができる。複雑な話を分かりやすく整理して、なおかつ読者の興味をどんどん煽ることができるその手腕は、現役の日本人推理作家でも屈指のものだと思う。

さらに、本作、そして米澤穂信の素晴らしいところは、個々の登場人物の人間味がよく伝わってくることである。人間描写に力を入れすぎると、往々にしてなぞ解きの部分がお粗末で、それこそ2時間ミステリーのようにお涙頂戴になることがある。逆に、その技巧におぼれて現実にはあり得ない大掛かりな舞台設定、複雑極まりないトリックに集中するあまり、小説として人間が全く描けない作家も少なくない。新本格と呼ばれる作家にそういう人が特に多い。しかし、米澤穂信は推理作家として極めて優れた技巧を持ちながら、人間をしっかり描くことのできる稀有な作家である。

本作を含めて、米澤穂信の作品には外れがない。だから、いずれの作品も他人に自信をもって薦めることができる。ただし、本作は最後の結末の後味が決していいとは言えないので、単純明快さを好む読者には合わない可能性がある。
追想五断章 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 追想五断章 (集英社文庫)より
4087468186
No.92
(4pt)

技巧派と本格派が併存する数少ない作家

読後まず感じたことは、とにかくこの作者はうまいなあということ。そもそも、この本の構造からして、普通の推理小説に比べてずいぶん複雑である。ある女性から、散逸した彼女の亡父が遺した結末のない短編小説を探すよう依頼を受けた主人公が、その小説を探す過程と見つけた小説の内容を通じて、依頼人の亡父の真のメッセージを探しあてるという内容なので、決してわかりやすい話ではない。まかり間違っても、テレビの2時間ミステリーの素材にはなり得ないだろう。にもかかわらず、すらすらと話を先に進めることができる。複雑な話を分かりやすく整理して、なおかつ読者の興味をどんどん煽ることができるその手腕は、現役の日本人推理作家でも屈指のものだと思う。

さらに、本作、そして米澤穂信の素晴らしいところは、個々の登場人物の人間味がよく伝わってくることである。人間描写に力を入れすぎると、往々にしてなぞ解きの部分がお粗末で、それこそ2時間ミステリーのようにお涙頂戴になることがある。逆に、その技巧におぼれて現実にはあり得ない大掛かりな舞台設定、複雑極まりないトリックに集中するあまり、小説として人間が全く描けない作家も少なくない。新本格と呼ばれる作家にそういう人が特に多い。しかし、米澤穂信は推理作家として極めて優れた技巧を持ちながら、人間をしっかり描くことのできる稀有な作家である。

本作を含めて、米澤穂信の作品には外れがない。だから、いずれの作品も他人に自信をもって薦めることができる。ただし、本作は最後の結末の後味が決していいとは言えないので、単純明快さを好む読者には合わない可能性がある。
追想五断章 Amazon書評・レビュー: 追想五断章より
4087713040
No.91
(5pt)

淡々とすすむ緻密な長編

短編集ではなく長編です。
パズルのピースがカチッとはまる緻密なプロットは流石です。ただ、物語に大きな盛り上がりがありません。しかしそれもかえって淡々とした雰囲気を醸し出しているので良し悪しですかね。
追想五断章 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 追想五断章 (集英社文庫)より
4087468186