世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
評判
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドの評価:
4.24/5点 レビュー 267件。 B ランク
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全57件 21〜40 2/3ページ
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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドの評価:
4.24/5点 レビュー 267件。 B ランク
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ストーリーとしては何も解決していないし、何を捉えることもできませんでした。作品の後半に私の期待した(あるいは私の期待を裏切る)ような山場もないし結末もありませんでした。
文章としては、村上春樹さんの作品全体を通して見られることだと思いますが、一つの物事に用いられる文字数がとても多いです。
「文章」としてはとても優れているのかもしれませんし、村上春樹さんのファンの方はそういった特徴的な表現も魅力の一つと感じていらっしゃるのかもしれませんが、私は文章にはストーリーの展開を期待して読む傾向があるらしく、お酒や料理、主人公の性に対するこだわり等についての描写は、後々ストーリーの展開に関わってくるのかと思って読んでいました。
しかし全てはその場面限りの情景描写であり、心象描写でしかありませんでした。
読み終わってしまった今となっては、ただただ村上春樹さんの物事に対する知識や考え方を読まされていただけのように感じて、とてもショックを受けました。
私が読みたかったのは登場人物の言葉や考えであり、それを取り巻く環境の静寂や喧騒であり、物語の始まりと変化です。
表現に作家さんの個性が出るのは当たり前ですが、この本には村上春樹さんの人格自体が出てきてしまっているように思えてなりません。
私は本屋さんに行った時、最初に好きな作家さんの棚を一通り眺めてから、店中の本棚の間をグルグル回って、気になるタイトルや表紙の本を手に取って、最初の3〜5行を読んで気に入れば買うようにしています。
この本も同じようにして買いました。
読み終わって最初に考えたことは「次からは10〜15行読んでから買うか買わないかを決めることにしよう」ということでした。
私がこの本を読み返すことは恐らくないでしょう。文と文の合間に作者の顔が登場人物の如くちらついてしまい、私が文の中に入り込むのを阻まれてしまうからです。