千里眼
評判
千里眼の評価:
4.14/5点 レビュー 66件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全67件 41〜60 3/4ページ
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千里眼の評価:
4.14/5点 レビュー 66件。 C ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
この調子で続編が進むことを期待して、次々と読破していったが、読めば読むほど失望するハメになった。旧シリーズは、荒唐無稽なところが多くて、共感できなかったが、それでもサスペンスはあったし、構想も練られていた。★4つか4つ半をつけられる。
しかしながら、新シリーズは、まったくの手抜きである。★三つぐらいが多い。ミッドタウンだけは面白いが、肝心のトリックが最後でおかしなことになっている(科学常識に反する)。
他にも、科学常識に反する点が多く、おまけに構想はスカスカであることが多い。どうしてかと思ったが、「やたらと大量に出す粗製濫造」ということと、「文章をあえてラノベに近くする低レベル化」という双方にあるようだ。やたらと低レベルなラノベ読者をターゲットに絞っているようだが、それは文体ではまだいいにしても、内容まで粗製濫造のスカスカにするのでは褒められたものではない。一言でいえば、手抜きである。作家というものは、年数を経るにつれて上達するものだが、この作者はとても才能があるくせに、やたらと才能を浪費して、粗製濫造にしている。質を高めることに集中すれば、直木賞ぐらいは簡単にもらえるだろうが、実際には質を下げて量を増やすことばかりを狙っている。こんなことでは直木賞をもらうことも永遠にないだろう。
ただし、このシリーズ第一作である本作だけは、作者が本気で書いた入魂の作だと言える。このころは作者も金よりも作品の質を狙っていたのだろう。売れることばかりを狙ってどんどん質が低下していくのを見るのは読者としては悲しいが、かつてはこれほどの才能があったのだなあ、という記録として、本作を惜しみつつ読むといいだろう。そして、この一作だけで読むのをやめておけば、作者の名はいつまでも心に残るだろう。逆に、次々と続編を読んでいけば、初恋の美少女が下らないビッチに堕していくのを見るような、悲しい感情に襲われるだろう。
作者は最近ではQのようにトリビアをいじって得意になることが多いようだが、そこでは本作のような感動は決して生まれない。その意味で、本作は、作者の最初にして唯一の傑作として記念碑的な作品になりそうだ。
それにしても、今後も金目当てでやたらと粗製濫造をするのだとしたら、本当に悲しいことだ。作者の才能が無駄に浪費されることを惜しむ。