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眠れぬ真珠
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眠れぬ真珠の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全72件 41~60 3/4ページ
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自身は石田衣良氏のファンなので、何冊か石田氏の著書を読んでいる。 自身にとって、今作『眠れぬ真珠』は、石田氏の著書の最高傑作に思えた。 “45歳の銅版画家である咲世子。 仕事は順調、少し贅沢ができるだけのお金と、一晩を過ごす相手もいる。 でも、不安だった。 更年期障害に悩まされる心と体も、孤独な日々も。 私はこのまま、一人で生きていくのかな・・・? 出会ってしまったのは、17歳年下の映像作家の素樹。 素樹は表の世界に戻るリハビリに、咲世子のドキュメンタリーの撮影をしたいと申し出る。 いつかは終わってしまう恋。それでも咲世子の心は急速に素樹に惹かれるのだった” といったストーリーである。 自身にとっても、恐らく多くの女性にとっても、老いることは不安である。 石田氏の作品の魅力は、女性の“老い”や“欲望”といった、 女性が否定し隠してきた部分を肯定的にとらえているところだと思う。 今作を、かっこよく書いた年の差恋愛物語として読むのではなく、 もっと自分を肯定して生きることへのヒントにして頂きたい。 | ||||
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結局は、ハッピーエンドっていう事なのでしょうか?? 45歳の版画家咲世子と28歳の映像作家の素樹。 17歳も歳の離れた恋愛は・・。 「シワだらけ」とか「たるんでいる」とか「更年期」。 こんな言葉が、何回も繰り返されます。 45歳の女性を表現するのには、まして男女の歳の差を感じさせるには、こんな言葉がわかりやすいのか? 世間は、45歳をそんな風に感じているのか・・。 同世代の私は、ちょっとショック・・。 咲世子は、年上の女として素樹を若いノアの元に送り出す事が出来たけれど、きっと私は無理。 好きなのに、別れる事なんて出来るわけがない。 自立している女、咲世子。 ダイヤモンドのような輝きはないけれど、真珠のように奥深く内面で輝いている咲世子。 そんな意味では、大人の女である咲世子に、私は憧れてしまいます。 これを読んで、ちょっとは恋がしたくなったかな・・。 | ||||
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内容を確認せずに買ってしまったのですが、未婚の45歳女性が17歳下の若い男性と恋愛する話です。 アラフォー既婚男子としては正直、誰にも感情移入できず、困りました。 作者がターゲットとしている層も私の様なアラフォー既婚男子では無いと思いますが・・・。 しかも結末が安易過ぎて、主人公と同じ立場の女性陣が変に期待したら困りますのであえて述べさせて貰いたいのは、若い男子が17歳も年上の女性に恋するのは極めて特殊な例と理解して欲しいと言う事です。 芸術家等のお洒落職業の人の生活に興味がある人は参考に出来るとは思います。 ■読んで欲しい人 ・アラフォー独身の女の人 ・お洒落職業の人の恋愛観に興味がある人 | ||||
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主人公と同世代で、自分の年齢の半分くらいの男性に強く惹かれている女性として、咲世子に強く共感しながら読みました。 素樹の持っている、年齢とは関係ない人間としての懐の深さや才能、若さゆえの激しさやあぶなっかさ、かわいらしさの絶妙なバランスに対して、40代女性としての咲世子が自然にのめりこんでいく気持ちが痛いほどわかります。そして、恋愛を通して自分を受け入れることを通して、すでにひとつの世界を確立してきているはずの咲世子が、さらに新しい自分を作り出してゆくのも、納得が行くものでした。 惜しむらくは、素樹を自分のもとから旅だたさせるためのエピソードでしょう。そこでの咲世子は、あまりに陳腐で安っぽい。その安っぽいせりふに対して、「いい女になったな」とかわけのわからない賞賛をする元彼。そこで、そこまでのこの小説のよさが大幅ダウンという印象を持ちました。若い恋人が自分を卒業して次の世界に旅立ってゆくことに対する中年女性の思いの深さを、著者は十分想像できていなかったのかも知れませんね。 でも、全体を通しては、中年の女性の生き様を素敵に描いた、いい小説だと思います。 | ||||
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悪くないけど軽い、内容が薄い。 アラフォーのための、ちょっとオシャレな恋愛小説という感じ。 スラスラ読めて、悪い気はしない。 歯医者の待ち時間なんかにいいかも。 ズシンと来る濃厚文学で、ココロをギシギシ攻められたい読者には不向き。 | ||||
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主人公は40代の女性です。 40代にはなってみないとわからない素敵なことと 残念なことと両方があるなぁとしみじみ感じることの多い・・・・ そんな40代の読者の方、男女を問わずお勧めです。 老いは未だ先、しかし若さから少し離れてしまったと感じがちな年代。 日常生活にはときめきを感じる瞬間も せつなさを感じる瞬間もなくなっていく・・・ 小説の世界で非日常を体験しましょう。 少し甘酸っぱい読後感のあるオトナ向けの一冊です。 | ||||
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主人公の女性が凛としていてすごくかっこいい。 それだけにラストが夢想的過ぎてちょっと残念。 そういいつつも読んでるこちらもちょっとポーっとなってしまう。 アラフォーのためのスイーツ小説。 | ||||
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まず、主人公の女性が「いい人」すぎる。 家にまで押しかけてきた恋敵に「彼をあきらめて」と言われ、 普通素直に受け止めるものでしょうか。 あとは散々な目にあわされたストーカーと話し合いを持って 優しい言葉をかけてあげたり。。 そして、年下男性が積極的すぎる。 無謀なまでのストレートなアプローチや海外滞在先への訪問。 こんな男性、現実に見たことないです。 その反面で、そんな非現実的な登場人物の周囲で繰り広げられるのは どこかで読んだり観たりしたことのあるプロットのつなぎ合わせ。 パジャマ姿で寛いでいる昔の恋人と現恋人が鉢合わせ、とか 別れて連絡を絶った恋人が海外の旅行先へ追いかけてくる、とか 昼ドラか?月9か?はたまたハーレクイーンか?というような浅さ。 池袋ウエストゲートパークが大好きで、何度も繰り返し観ました。 あれほど緻密に組み立てられた魅力的な話を書ける方なのに、なぜ? まるで別人のようです。 | ||||
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たまには恋愛ものを、、、という想いで選んだ一冊です。 更年期は人それぞれで、私もいつか迎えるだろうが 咲世子の様に、胸が熱くなるほど人を想う事はもうないだろう、、、 それでも、恋がしたくなった! 素樹ってどんな人なのかぁ〜と夢が膨らむばかりです。 暫くは石田病になりそうだ。 | ||||
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うーん… 期待してました…大人の恋愛小説ってゆーし…。が、、、 恋するって素晴らしい活力だ!それは認める。 ただ、素樹が何故咲世子の事を好きになったのか?それほど魅力的な女性のようには 思えないし、なんか色情婦みたいに感じてしまう。 全体的にハッキリ言うと、とても気持ち悪かった。とても気持ち悪かった…。 ノアにあれこれ話してるのはいいけど、「咲世子さんは夜の方もすごいんですってね」 みたいな、普通、そこまで話すか?!神経疑う。 し、やっぱ、気持ち悪い…。 ちょっと読むの苦痛でした。 | ||||
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私は30代ですが読んでいて咲世子の気持ちが手に取るようにわかります。 読んでいて胸が痛くなったり、好きな人と会う前の飛び上がるくらい嬉しい気分を思い出したり・・ 咲世子が泣くシーンでは私も泣きました。 好きな人を思い胸が締め付けられる・・という事を思い出しました。(年齢という障害があるからこそ余計盛り上がるのかもしれませんが) やはり恋愛に年齢は関係ない、その人に魅力があれば、年の差など吹っ飛んで恋愛できるのだと改めて痛感させられた作品。 人生の折り返し地点に立った咲世子の台詞には恋愛に限らず心に響くものが多く、色々と考えさせられました。 読後感もすーっと胸にしみるような、幸せな気分にしてくれます。 こんな小説を書いてくれた著者には感謝です。 30代以降の女性には特におすすめします。 | ||||
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咲世子と同世代の私、元彼と現在の男友達は素樹とほぼ同じで29歳。 18歳年下の彼らと関わりがあるので、どうしても自分に重ねてしまう。 (幸い、更年期障害はまだ経験なしですが) 咲世子と一緒に、素樹に恋をした。 だから、胸が苦しくて声を出して泣きながら読んだ。 セックス描写もイヤらしくなく、あらゆるシーンが自分に重なる。 石田氏の描く男性は、素樹に限らずとても素敵な男性ばかり。 特に素樹はすばらしい。 このひとに惹かれない女性はいないんじゃないのかな? つくづく、男性は年齢じゃないなぁって思う。 年齢を重ねたからといって、オトナになる訳では決してないのだ。 出逢いはいつも偶然ではなく、必然なんだということを感じた。 好きな作品がまたひとつ増えた。 | ||||
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基樹の人物像がイマイチ分からないのと、やはり男性目線で描かれた女性というのは否定出来ないです。更年期障害という文字がこれでもかと出てきて、その辺のデリカシーの無さが作者は女性ではないなと感じました。ハッピーエンドではあるけれど、同年代の女性は逆に凹む終わり方だと思いました。切なさが伝わってこないです。 | ||||
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石田さんの小説はたくさん読みましたが、これが最高傑作だと思います。 主人公の女の人がとてもチャーミングに描かれていて素敵でした。 版画の世界のことも深く描写されているし、丁寧につくられた上質の作品だと思います。ただ、恋愛相手の年下のカレが、年下らしい魅力を持ったキャラクターとして描かれてなかったのがひとつ残念でした。おっさんぽいっていうか。おっさんでいいなら、主人公がわざわざ障害を乗り越えて、体調の悪いのを押してまで、つきあおうと思う理由がもうひとつわからないままでした。 | ||||
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どちらかというと咲世子に近い年齢の私は、そうだ!独身なんだから、おばさんなんかになっていないで、うーんと若い子と恋愛を楽しもうという気持ちになりました。どうせ、年をとるのなら、かっこよく年を重ねなくてはね。恋は、年齢なんかではないと男の作家である石田衣良さんに言われると、力強い!更年期がいつかくるのかしら、母はいないし、相談する人もいない、そんな人はこの本を読むとそんなに年をとるのも悪くないかなと思うことができます。 | ||||
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久々の石田衣良&久々の恋愛小説。 と、思いきや、結構人生論っぽいところもあり、主人公・咲世子の歳の取り方、 折り返し地点を過ぎたからこその幸せというものが上手く描かれていて良かった。 歳をとることは、自分が出来ないことがわかること、自分しかできないことがわかること。 納得。 | ||||
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45歳独身のアーティスト、28歳の映像監督、仕事面では一応の成功を収めている女性が、これから羽ばたく若い男性と恋におち、しかし彼の背中を押してやるといった内容。 「第2の渡辺淳一」とも評される石田氏が、更年期の女性を主人公に据え、その心理を描いている意欲作ではありましょう。しかし、彼女の「老い」に向き合う姿勢や心のうちがもう一歩という気がしました。このテーマなら、小池真理子氏あたりならもっと突っ込んで書けそうです。 しかし、ラストが気になり、一気に読ませる筆力はさすが石田氏です。 | ||||
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最近は読み応えのある小説が(特に恋愛物)少ないので、他との比較でおもしろい小説ということでしょう。文章も上手いし。ただし、タイトルはどんなものでしょうか、もうひと工夫欲しかったところです。 咲世子の心理は良く書けていると思いますが、素樹の人物がよく分かりません。旅行先に現れるところなど、韓流ドラマのようです。 他のビューアーの方々の評判はいいようですが、非常に深いところがある一方で、浅すぎるところも散見され、少し手抜きがあるのではと、思ってしまいます。 | ||||
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石田衣良という名前から、女性だと思って読み始めたけれど、読んでいく内に、著者は男じゃないかと思い始めた。 こういう場面で、女だったら きっと何か感じるだろうな、というところで、全く主人公の気持ちを取り入れていない。 まるで、更年期の女性が、この主人公のように、考え、行動することを、男の立場から、期待して書いているようだった。 もう1つ 苦になったことは、やたらと カタカナを使っていること。 ロストバージン、エントランス、ルーティン、ファニーフェイス、とキリが無い。 前半は、特に暗くて、どんよりしていて、主人公はじめ、登場人物が好きになれなかった。 後半になると、まんざらでもないが、私が人に勧める本ではない。 | ||||
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正直参った。マスメディアによく登場する作家の作品だから、ちょっと読んでみようかと読み始めたら、引き込まれた。どうして、更年期をかけるの?石田衣良=林真理子?など疑問符を浮かべながらも、ぐんぐん引き込まれて降参。 | ||||
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