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眠れぬ真珠
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眠れぬ真珠の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全72件 61~72 4/4ページ
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タイトル=主人公・咲世子の事なんだろうな?って。 読了後はますますなるほどな。と、思っております。 石田衣良が書いた小説なんて・・・。驚きました。新しい世界かな? (もしや渡辺淳一?と、思ってしまったもの。アタシ。生々しい。) 咲世子45歳と素樹28歳。 ラストが気になって、気になって。どうせうまくいかないんだろうな?・・・と。 読み終わってみても。ハッピーだったんだけど。 余韻を残しつつ、やっぱり別れしかないんだろうな。 と、改めて感じる。大人だよ。45歳! でも、かっこよかったぁ。 「東京で待っています」にやられてしまったアタクシです。 艶っぽかった。モノ。 石田衣良作品は、ほとんど読んでおりますが。 キレやスピード感、軽さを感じなかった本作品。 表現力に少々嫌味を感じてしまいましたが・・・。ね。 (装飾が多かった・・・。もっと、シンプルでもね!って!) | ||||
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45歳で更年期障害を抱える女性が、28歳の男性と恋愛に落ちる。 その先には別れがあると考えてしまうのが、 もう若くはない45歳の年齢のせいなのかもしれない。 20代の恋愛より、45歳でこれほど幸福な恋愛が巡ってきたことに 戸惑いながら愛してしまう主人公。 一度しかない人生で、女として深く愛される展開に 感情移入してしまう女性は多いと思う。 愛される気持ち 愛したい気持ち 恋愛を堪能したいときに、愛に存分に浸れる作品だと思います。 正しく、女性のツボを押さえた1冊。 | ||||
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読み始めてまず、石田衣良、なんでこんなに更年期を迎えた女の心理が分るんだとちょっと不思議な感じだったが、読み進めるに連れ、自分と重ね合わせたり、共感する部分も多く一気に読んでしまった。17歳年下の恋人は確かに心惹かれるタイプ。二人が別れるシーンでは不覚にも涙してしまい、自分でも驚く始末。ただ、エンディングはあまりに不自然でどうも納得が行かない感じ。しかし、全体として映像が浮かぶストーリーではある。きっとドラマか映画化されるんだろうな。 | ||||
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私は良く泣くんですよ。 本を読んでも、漫画読んでも、映画やTVでも。。 新聞の片隅の記事でも、なにげないエッセイでも・・ いつでもほぼ号泣してしまうんですが、この本は静かに涙が湧いてきました。 こんな涙は初めての経験です。。。 石田氏に、してやられた感が強すぎます。 残念なのは、咲世子のイメージがあまりにも例の女性を彷彿とさせてしまうのです。 植えつけやすいイメージ過ぎて、小説としての可能性を奪ってしまう感じ。 せめて、、違う職業だったら良かったなあ。書家なんかだと、良かったかも。。 | ||||
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初めのくだりは 私的には 好きじゃなかった!!でも 中盤から 展開がおもしろくなり!!最後は あなたの・・・・続きがあってもええちゃうん?? | ||||
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もちろん、よくできている小説だと思います。 登場人物のすべてが、それぞれ魅力のあるキャラクターだとも思います。 ですが…肝心な、主人公の男性がなぜ女性にそれほどまでに惹きつけられたかが 私には最後まで説得力が感じられないままでした。 それが恋に落ちるということだと言われてしまえばそうなんでしょうが(苦笑) そうか、主人公の女性に対する共鳴が足りないのかも、と書いていて気がつきました。 この年で、これくらい潔く現実と向き合って、前向きに生きていられたらいいなとは思いますが。 かっこよすぎるのかも(笑) | ||||
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どろどろした小説になってもおかしくないのに、すっきりした読後感があるのは、素樹(年下の恋人)があくまでも清涼感あるキャラクターであること、彼女の恋が彼の「手」というモチーフで、最初と最後、うまくまとまっている点にあるのではないでしょうか。 「東京DOLL」もそうでしたが、最初、ちょっと性描写がきつくて引いちゃいましたが、ストーリーにはどんどん引き込まれ一気に読めました。うーん、歳は違えどアーティスト同士なので、一般人には「ありえない!」設定かもしれませんが、純粋に憧れるな。特に年下の彼。 | ||||
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女性は中堅どころの版画家、45歳。男性はウェイター、28歳。というカバーの説明だったのですが、読んでみると男性もただのウェイターではなく、力量のある映像作家の世を忍ぶ仮の姿?でした。 話の中で版画家の恋人の男性が「フリーターかと思ったら、ちゃんとしてるじゃないか」と言っていますが、確かに、社会的に名のある芸術家と17歳したのフリーターでは、共通の話題もなければ感性もだいぶ違いそうで、突然恋に落ちるという設定には無理があります。 つまり、とんでもない組み合わせの二人、というのは実際の社会ではひそかにあるかもしれないけれど、小説にするときには現実以上の現実味が必要と言うことですね。 | ||||
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複数の人間がそれぞれの思いを胸に展開していく恋物語。下手をすればどろどろとドロ沼に陥りがちな展開なのに、全体を通してみれば気持ちはスッキリとする。 若くてもそうでなくてもいつの敏も恋には悩みはつき物。それぞれの立場から語られる恋愛物語にドキドキと胸が高鳴る。 | ||||
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いつもの石田衣良さんの作品より、大人っぽい しっとりした雰囲気だな〜と思って読み始めました。 主人公の微妙な心の揺れ、目まぐるしく展開するストーリー、 ラストは感動のあまり涙が止まりませんでした。 昨日より、明日より、今を生きているという切なさが 胸に迫る最高のラブストーリーだと思います。 | ||||
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石田衣良氏の小説は好んで読んでいましたが今回は素直にすばらしいです。 年の差のあるカップルの認識の違いや、作者の得意な空間を表す描写が冴えていました。 ただ、IWGPシリーズでスピード感が売りという認識の方も多数いると思いますが今回はしっとりとした感じです。 おもしろかったです。 | ||||
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ストーリー的には、五木寛之の「レッスン」みたいなもので、黒木瞳あたりをヒロインにして映画化するような、よくあるパターンの恋愛小説かな、と思っていたのですが、良い意味で予想を裏切ってくれました。ヒロインは、更年期障害を抱える、普通の40代バツイチ女性。子どもを持たなかったこと、もう産めないからだであろうことに、かすかに女としての悲しみを感じつつ、女性版画家として、一人で凛として生きている。からだと精神の危ういアンバランス、一回り以上も年齢の離れた男性から愛され、自然に順応してゆくそのさまは、等身大の大人の女性で、違和感がなく、一気に285ページ、読了しました。ヒロインがあたかも一人称で語っているかのような、この引き込まれ方は、いったい何なのでしょう。年下の男性を育てるという気負いもなく、いずれ別れることがわかっていても、ただ自然の流れに身を任せ、昨日よりも今日を確かに生きている。 そして今日は明日よりも、いつだって一日若い。素敵ですね。 作中に登場するストーカーの女が、そのあまりにもつらい自己の出生を語るシーンが、衝撃的で、おそらく、人間の業、生物としての女性のかなしみのようなものが、ストーりーや人物構成の、大切な伏線としてあることを感じました。「眠れぬ真珠」は、全ての女性の姿なのかも。衣良さんは 男性なのに、どうしてこんなに女性のこころやからだがよくわかって、なおかつ視線が優しいのでしょう。 久しぶりに、良質の恋愛小説を堪能しました。 | ||||
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