(短編集)

鋏の記憶

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評判

鋏の記憶の評価:

4.09/5点 レビュー 11件。 D ランク

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平均点4.09pt

Amazonレビュー一覧

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全29件 21〜29 2/2ページ
No.9
(5pt)

サイコメトリー小説

本書は角川ホラー文庫ではあるが、ホラー性はあまり無く、むしろ推理とSF的要素が楽しめる傑作だ。本書は4編の中編から成るが桐生紫(ゆかり)を中心とした登場人物や背景はどれも同様である。サイコメトリーと呼ばれるある種の超能力を持つ紫が事件の真相を語るが、その内容がある時は切なく、ある時は予想もしなかった結末をもたらす。著者の作品では複雑な人間模様が織りなす心理描写が非常に繊細であるにもかかわらず、時に凄惨な事件が起こったりする。本書も例外ではない。

「3時10分の死」では、時計が何故この時間を示して止まっているのかという謎解きが面白い。

「鋏の記憶」は様々な心情の交錯する中、意外な結末が提示されるが、30年以上も前の事件の真相を探るヒントが得られたのは紫のサイコメトリーによる。最後はハッピーエンドとなっていてほっとする。

「弁当箱は知っている」での切ないサラリーマンの行為には共感が得られる。

「猫の恩返し」は犬とは正反対で忠誠を尽くす事の無い猫が恩返しをした(のかも知れない)という興味深い物語だ。

本書のブックカバーに描かれている時計や鋏などの絵は物語の内容を表している。

著者の多くの作品の中でも、傑作の一つだ。
鋏の記憶 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 鋏の記憶 (中公文庫)より
4122056977
No.8
(3pt)

少女小説風なノリ

今邑さんの本を読むのは、この本で数冊目なんですが

これは他の作品とは違っていたため、こういう雰囲気のものも書くんだと意外でした

(ノリがコバルト小説のようなライトノベルに近い)

刑事をしている親戚と同居している主人公の紫が、その特殊な力を使って事件を解決していくのが大筋ですが

4作中2作は紫が関わってなくとも解決したであろうといったもので

謎解き要素はほとんどありませんしあっと驚く展開も特にないです。

ただ、こういった能力モノにありがちな、主人公がその能力で苦悩したり

迫害されるようなシーンがないため(前者は全くないわけではないですが)

気分が暗くなったりせず、さらっと読めます。

なかなか楽しめたけれど、何かしら引っ張る要素が欲しかったかな?

シリーズ化してもおかしくない感じだったので、これで終わりなのはちょっと残念かも。

「人間が他人と分かち合えるのは、幸福より不幸かもしれない」

この一文が印象的でした。
鋏の記憶 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 鋏の記憶 (角川ホラー文庫)より
4041962048
No.7
(3pt)

少女小説風なノリ

今邑さんの本を読むのは、この本で数冊目なんですが

これは他の作品とは違っていたため、こういう雰囲気のものも書くんだと意外でした

(ノリがコバルト小説のようなライトノベルに近い)

刑事をしている親戚と同居している主人公の紫が、その特殊な力を使って事件を解決していくのが大筋ですが

4作中2作は紫が関わってなくとも解決したであろうといったもので

謎解き要素はほとんどありませんしあっと驚く展開も特にないです。

ただ、こういった能力モノにありがちな、主人公がその能力で苦悩したり

迫害されるようなシーンがないため(前者は全くないわけではないですが)

気分が暗くなったりせず、さらっと読めます。

なかなか楽しめたけれど、何かしら引っ張る要素が欲しかったかな?

シリーズ化してもおかしくない感じだったので、これで終わりなのはちょっと残念かも。

「人間が他人と分かち合えるのは、幸福より不幸かもしれない」

この一文が印象的でした。
鋏の記憶 Amazon書評・レビュー: 鋏の記憶より
4048728938
No.6
(3pt)

少女小説風なノリ

今邑さんの本を読むのは、この本で数冊目なんですが

これは他の作品とは違っていたため、こういう雰囲気のものも書くんだと意外でした

(ノリがコバルト小説のようなライトノベルに近い)

刑事をしている親戚と同居している主人公の紫が、その特殊な力を使って事件を解決していくのが大筋ですが

4作中2作は紫が関わってなくとも解決したであろうといったもので

謎解き要素はほとんどありませんしあっと驚く展開も特にないです。

ただ、こういった能力モノにありがちな、主人公がその能力で苦悩したり

迫害されるようなシーンがないため(前者は全くないわけではないですが)

気分が暗くなったりせず、さらっと読めます。

なかなか楽しめたけれど、何かしら引っ張る要素が欲しかったかな?

シリーズ化してもおかしくない感じだったので、これで終わりなのはちょっと残念かも。

「人間が他人と分かち合えるのは、幸福より不幸かもしれない」

この一文が印象的でした。
鋏の記憶 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 鋏の記憶 (中公文庫)より
4122056977
No.5
(5pt)

どんでん返しのミステリー

桐生刑事と居候の紫が事件の謎を解いていく短編ミステリー。ここまでだと普通だが、紫には物に触ると、その物の記憶を読み取ってしまうサイコメトリーの能力を持っているところがオモシロイ!!
鋏の記憶 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 鋏の記憶 (中公文庫)より
4122056977
No.4
(5pt)

どんでん返しのミステリー

桐生刑事と居候の紫が事件の謎を解いていく短編ミステリー。ここまでだと普通だが、紫には物に触ると、その物の記憶を読み取ってしまうサイコメトリーの能力を持っているところがオモシロイ!!
鋏の記憶 Amazon書評・レビュー: 鋏の記憶より
4048728938
No.3
(4pt)

身近に感じる超能力もの

角川ホラー文庫のホラーってサラサラからドロドロまでなのねと思った作品。
もちろん、サラサラです。サイコメトリー(残留物感知能力)を持つ高校生を主人公に未解決事件を解いていく表題作を含む中編四編。
超能力なんて物が出てくると妙にSFっぽくて、話の流れが急につまらなくなりがちだが、そんな嫌な感じはせず、ミステリーとしてまとまりがある。
超能力を持っているからといって万能ではない所が妙に普通っぽくて親しみも湧いた。
鋏の記憶 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 鋏の記憶 (中公文庫)より
4122056977
No.2
(4pt)

身近に感じる超能力もの

角川ホラー文庫のホラーってサラサラからドロドロまでなのねと思った作品。
もちろん、サラサラです。
サイコメトリー(残留物感知能力)を持つ高校生を主人公に未解決事件を解いていく表題作を含む中編四編。
超能力なんて物が出てくると妙にSFっぽくて、話の流れが急につまらなくなりがちだが、そんな嫌な感じはせず、ミステリーとしてまとまりがある。
超能力を持っているからといって万能ではない所が妙に普通っぽくて親しみも湧いた。
鋏の記憶 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 鋏の記憶 (角川ホラー文庫)より
4041962048
No.1
(4pt)

身近に感じる超能力もの

角川ホラー文庫のホラーってサラサラからドロドロまでなのねと思った作品。
もちろん、サラサラです。
サイコメトリー(残留物感知能力)を持つ高校生を主人公に未解決事件を解いていく表題作を含む中編四編。
超能力なんて物が出てくると妙にSFっぽくて、話の流れが急につまらなくなりがちだが、そんな嫌な感じはせず、ミステリーとしてまとまりがある。
超能力を持っているからといって万能ではない所が妙に普通っぽくて親しみも湧いた。
鋏の記憶 Amazon書評・レビュー: 鋏の記憶より
4048728938