■スポンサードリンク
初恋よ、さよならのキスをしよう
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
初恋よ、さよならのキスをしようの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
柚木草平シリーズの第二弾。 娘と訪れたスキー場で高校時代の憧れの人と再会。 しかし、後日、彼女が殺害される事件が発生し、真相を探ることになります。 相変わらずなぜかモテモテの柚木。 安定の私立探偵っぷりでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
相変わらず安心して読める。なぜか、今作には付き合っている警視庁キャリアの女性が出てこない。まあ、そんなことはどうでもいい。ドゥガティのマシンに乗って珊瑚オタクの美女がいれば。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
場面設定もいいし、会話も小気味好く、ほろ苦さと甘さのバランスも上々で、調子よく進んでいたのに、後半がグズグズと崩れ出し、結末にいたっては雑な仕上がりで、せっかくの料理もこれでは台無しの感じ。残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
娘の加奈子と訪れたスキー場で、俺は偶然に高校時代の初恋の女性・卯月実可子と再会する。20年前と変わらぬ美しさの彼女だったが、再会から1ヵ月後に自らが経営する雑貨店で何者かに殺害された。彼女の娘と姪からの依頼で殺人事件の調査を開始した俺は、容疑者の高校の同級生たちを訪ねていくが……。柚木の初恋、そして高校時代、警察官を目指すきっかけとなった悲劇などが語られる、青春私立探偵シリーズ第二弾。切ない余韻の残る秀逸な傑作ミステリ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
柚木草平シリーズ、第2作。 前作に続き、美女に囲まれる主人公。 謎解きのポイントは、ストーリーが進む中で感じた違和感でした。 読んでいる自分が探偵になった気分になれます。 だらしのない男性としては、物語の最後まで気が抜けません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
単行本(スコラ,1992年)→講談社文庫(1995年)→本書。 「柚木」シリーズの第2弾。 初期の樋口作品の、様々な要素が詰まったような一冊。高校時代の思い出、魅力的なヒロインたち、なぜかモテる主人公、ハードボイルドな文体、美しい女性の恐ろしい裏側。 樋口氏の小説をある程度は読み込んできた現在では、すっきりと作品のテーマが理解できる。この人が何を書きたいのか、どこに小説としての魅力があるのか、そういうことが分かるようになってきた。 それはズバリ、女性の魅力と恐さである。男性にとっての永遠のテーマだ。美しいけれども、本当は恐ろしい。でも惹き付けられる。そのあたりが「格好良く」描かれているのである。うーむ。 女性の樋口ファンは少ないんじゃないだろうか。 ミステリとしては粗が目立つ。結末は消化しきれていない印象。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公柚木草平の軽口を期待して読んだら、今回はちょっとハズレだった気が。やはり草平のキザなセリフが冴えるのは、輝くばかりに若い女の子を相手にしたときのようです。20年前の初恋の人にからむ事件の解決だけに、登場人物の多くがそれなりの年配。会話もしみじみしてしまいがちで、「チョイ悪」オヤジ(?)柚木草平に期待する軽妙さ、鋭さにかげりが。その分、前作より謎解きが充実した印象。20年ぶりに出会う同級生たちと主人公の会話から、犯罪にいたる心理を読み取るのも、面白いかも。全体に「現実的」な印象で、柚木草平には、やはり夢を見せてもらいたいところ・・・ですが、水産研究室の助手を務める「時間の手垢に汚れない」「面倒な性格」の美女・早川佳衣との掛け合いの楽しさが嬉しいので、星は4つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
同じ初恋にさよなら・・・でも、10代ならば甘酸っぱい話になるだろう。でも、今回のお話は、20年前の初恋に、別れを告げざるを得ない中年男の物語。当然、ブラックコーヒーのように苦く、哀しいお話だ。「事件にゃ強いが女にゃ弱い」雑誌記者柚木のシリーズ2作目。上に書いたような事情で、前作に比べると、相当に暗い話になっている。もちろん、前作同様に魅力的な女性陣とのセンスあふれる会話、皮肉っぽい主人公の独白など、読ませる部分は多い。でも、その反面、主人公がやたらと内省的で、うじうじしているので、僕の好みからはちょっと外れていました。前作の軽妙洒脱で憎めない軽薄男だった主人公のほうが、魅力的でした。(内省的でうじうじしているほうが、よりハードボイルドっぽいとも言えるので、こっちが好きな人もいるでしょうね)主人公の生い立ちや若き日の暮らしぶりにスポットがあてられた作品なので、シリーズものである以上、キャラクターを理解する上で貴重な一冊ともいえるだろう。このシリーズは今後も文庫化される予定なので、楽しみにしています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
38歳、離婚暦あり。警察を辞めて、ジャーナリストまがいの仕事をしている主人公。スキー場で再会した、初恋の同級生が殺され、その犯人を捜すことに。殺された同級生の、高校時代からの仲良しグループの一人一人を訪ねて歩く主人公。その頃からの秘密、被害者やグループの一人一人の関係、想い、犯人は誰なのか、その動機は・・・。筋は単純ですが、主人公の回想や思考に引きずり込まれ、一気に読みきりました。タイトルは、甘めですが、内容は、ハードボイルド、でも、甘さが滲み出る、そんな本でした。登場人物も多くなく、大きな展開が沢山・・・という本ではないです。また、主人公の思考や行動と、登場人物達の描写が、いい塩梅で書かれているためか、非常に読みやすく、楽しめる本です。主人公の過去も少し明かされ、シリーズものの中で、はずせない一冊です。10歳になる娘との掛け合いや、気の利いた台詞なども、前作に続き、楽しいものでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シリーズ2作目です.前作同様,主人公お得意のキザや皮肉な言葉回しは健在ですが,登場人物の年齢層が高いため,その反応は年相応の落ち着いたもので,モテる主人公が女性に振りまわされるようなコミカルなところは少なめ.そのため,皮肉なども効き過ぎなようで,少しくどく感じるかもしれません.また,魅力的な女性がウリのシリーズなのですが,ヒロインについては主人公とのやり取りが少なめですし,ほかの女性たちとの会話もあっさりな反応が多いせいか,全体的にちょっと地味目な印象を受けました.タイトルについては,曖昧な感じだった前作に比べるとよくわかります.ただ,それがなんともさびしいというか,胸の詰まるような気分です.一応,1作目からの続きというかたちにはなっていますが,物語自体は単独のため,ここからでも問題ないと思います.ただ,主人公の過去などもあるので,できれば順番がよろしいかと. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
38歳、離婚暦あり。警察を辞めて、ジャーナリストまがいの仕事をしている主人公。 スキー場で再会した、初恋の同級生が殺され、その犯人を捜すことに。殺された同級生の、高校時代からの仲良しグループの一人一人を訪ねて歩く主人公。その頃からの秘密、被害者やグループの一人一人の関係、想い、犯人は誰なのか、その動機は・・・。 筋は単純ですが、主人公の回想や思考に引きずり込まれ、一気に読みきりました。タイトルは、甘めですが、内容は、ハードボイルド、でも、甘さが滲み出る、そんな本でした。 登場人物も多くなく、大きな展開が沢山・・・という本ではないです。また、主人公の思考や行動と、登場人物達の描写が、いい塩梅で書かれているためか、非常に読みやすく、楽しめる本です。 主人公の過去も少し明かされ、シリーズものの中で、はずせない一冊です。 10歳になる娘との掛け合いや、気の利いた台詞なども、前作に続き、楽しいものでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
樋口有介の探偵・柚月草平シリーズ第二作。主人公の柚月草平は元警官。現在は雑誌のルポライターをしつつ、アルバイトで私立探偵業をしています。別れた奥さんとの間に加奈子という娘がひとりいて、月一で会えることになっています。このシリーズはフジテレビが「せつない探偵」という題名で幾つかドラマ化しています。柚月役には鹿賀丈史。軽めのハードボイルドという感じでしょうか。殺された実加子の姪、早川ケイと柚月の恋愛未満の関係がこの作品に潤いを与えています。昔のソフィスケィティドコメディを思わせます。「芯の強い女性と女に弱い探偵」という組み合わせが上手いです。柚月は離婚という状況に至ってしまった事で加奈子に対し負い目があり、「俺みたいな父親と、俺が押し付けてしまった不安定な環境で、加奈子がどこまで育ってくれるか、心配はそれだけだった(8ページ)」と娘を大切に思いながらも、生来の女好きのためか「目の端を派手なスキーウェアの女たちが通り過ぎ、柄にもない俺の中の父親は、それだけでもう簡単に空中分解して(9ページ)」しまいます(笑)。そういう父と娘の関係が面白いです。柚月は基本的に女性には頭が上がらないようです。ストーリーは少し食い足りないですが、女性の描写が非常に上手く、そちらの方に魅力があります。なんとなく集めたくなるシリーズ・作家かなと思いました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!