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すきま
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すきまの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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前作「うしろ」に続き、今度は「すきま」に徹底的にこだわったホラー長篇です。 一言で表現すれば、 呪われた家に引っ越した家族を襲う惨劇+和風エクソシストの活躍 というところでしょうか。 日常に少しずつ怪異が侵犯してくる正統的な漸進法に、カットバックでグロテスクな描写をはさみ込み、両者が合流して、終盤は凄まじいカタストロフィとなります。 要するに、お決まりの手法で書かれているのですが、今回は、偶数頁の最初に印 象的な文章ないし文字が来るように工夫されています。「文字禍の館」でも試みられた趣向で、ページをめくるたびに恐ろしい文章(文字)が目に飛び込んでくる仕掛けです。 内容的には、幼い少女の存在が恐怖を増幅させている点が、作者としては目新しいくらいで、同工異曲の感はまぬがれませんが、ミステリやSFの要素を排した分、ホラー小説として素直に楽しめる仕上がりとなっています。 | ||||
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これは、倉阪鬼一郎をはじめて読む人にとっては、とっつきやすい作品ではないだろうか。また、この『すきま』には、倉阪氏の作品における色々な要素が凝縮されており倉阪ファンにも十二分に楽しめる内容となっている。いつもながら、話のテンポのよさは抜群。そして今回の作品では、読む者のキャパを超えた結末にはならない(…はず)。また著者をよく知るものであるならば、ストーリーの「す・き・ま」に見え隠れする著者自身の生活に、おもわずニヤリとしてしまうのではないだろうか。 倉阪氏のファンとしてお勧めの一冊である。 | ||||
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何の必然性も恐怖も感じられない登場人物の死、幼稚なストーリー、恐怖もスリルも感じ取れない魔物との戦闘シーン、こけおどしにもならない活字の羅列…。職業作家の作品とはにわかに信じがたいほど納得できないです。金と時間を返せと言いたくなる作品でした。 | ||||
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