罪深き緑の夏

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評判

罪深き緑の夏の評価:

4.27/5点 レビュー 11件。 E ランク

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平均点4.27pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全23件 21〜23 2/2ページ
No.3
(5pt)

服部氏特有の、上質な耽美の世界

 氏の最高傑作「この闇と光」から入り込み、一時期入り浸った独特の美しい世界。はっきり言ってしまえば耽美小説なのだが、この方が描くとどんな題材も上質な光を発するようになる。舞台となった美しい洋館、真夏の草の匂い、頭のすみに残るミステリアスな記憶の断片、すべてが夢のようで、どこかに残酷さを秘めている。
罪深き緑の夏 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 罪深き緑の夏 (角川文庫)より
4041785022
No.2
(5pt)

服部氏特有の、上質な耽美の世界

 氏の最高傑作「この闇と光」から入り込み、一時期入り浸った独特の美しい世界。はっきり言ってしまえば耽美小説なのだが、この方が描くとどんな題材も上質な光を発するようになる。舞台となった美しい洋館、真夏の草の匂い、頭のすみに残るミステリアスな記憶の断片、すべてが夢のようで、どこかに残酷さを秘めている。
罪深き緑の夏 Amazon書評・レビュー: 罪深き緑の夏より
4048725157
No.1
(5pt)

お伽噺のように美しいミステリー

この小説には、私が考える「ミステリー」の全てが詰まっています。
まるで詩の一節のような美しいタイトルそのままのストーリーです。
「眠りの森の美女」を思わせる洋館に住む美しい兄妹、そしてこの妹の「百合」に惹かれる醜い主人公と美男の異母兄。子供の頃の夏の日の一日の秘密が、愛憎でタペストリーのように美しく複雑に紡がれて、12年後の放火や殺人事件へと繋がっていきます。近親相姦や同性愛など、下手をすれば安っぽい耽美小説に堕する要素が繊細で美しい文章にお陰で効果的に散らばり、上質の小説に仕上がっています。読者と知恵比べするような捻ったトリックは用意されていませんが、私はそのような物理学の試験のような長々としたトリックの説明はかえって小説としての流れを損なうと思いますので、これで十分だと思います。それよりも、童話にひっかけたロマンティックともいえる(どういう意味かは読んでくださればわかります)なトリックに初めて出会い、感心しました。ミステリー小説、というよりはミステリを味付けにした珠玉の耽美小説と読んだほうが正しいのかもしれません。
罪深き緑の夏 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 罪深き緑の夏 (角川文庫)より
4041785022