蜘蛛男

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

蜘蛛男の評価:

3.45/5点 レビュー 22件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.45pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全40件 21〜40 2/2ページ
No.20
(3pt)

推理小説とゆうより…

実は明智探偵シリーズを読むのはこれでまだ二冊目ですがこんな私でも申し訳無いですが犯人は半分もページ進んでいない内から直ぐに分かりました。正直推理小説としてはどうなんだろうって思いましたが怪奇ミステリーなお話だと思って読んだら面白いかな。ただ推理小説好きな方、グロ要素が苦手な方にはお勧めは出来ないです。
蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)より
4394301122
No.19
(4pt)

ザワザワとした胸騒ぎ

僕の読書原体験は、ポプラ社のジュヴナイル版の江戸川乱歩だ。小学校の図書館にはこのシリーズと、もう一方でルブランのルパン・シリーズがずらりと並び、児童たちに人気だった。歯抜け状態でずっと貸出中の巻もあったりして、もどかしい思いをしているうちに中学に上がり、もう少年探偵団だの怪人二十面相だのには興味をなくしてしまった。

今年は乱歩生誕120年ということで、けっこういろんなタイトルが本屋で平積みになっている。そこで、今ならむしろ興味のある乱歩を、再び手にとってみた。『蜘蛛男』はかつてジュヴナイル版で読んだことがあるが、こちらは何といっても堂々たる大人向け。エログロ色が濃厚で、よくまあ戦前の人たちはこれを歓迎したもんだなと、ある意味感心する。その後、戦時中はさすがに「けしからん」ということになったと思うが、焚書まではされなかったようである。よかったね乱歩。

本編は講談倶楽部という雑誌から依頼されて執筆され、その大ヒットを受けて乱歩はしばらく似たようなタッチの連載を続けることになる。怪奇冒険小説などと呼ばれるジャンルだが、乱歩自身は「通俗長編」と称してワンランク下の仕事と見なしていたようだ。まあ、気持ちは分からないでもない。今読むと、かなりバカバカしいというか、ムチャクチャなストーリーだ。でもそこがいいんだろう、とも思う。小学生の頃に覚えた、あのザワザワとした胸騒ぎのような感覚を、久々に味わうことができた。

創元推理文庫版には、当時の挿絵や雑誌社からのお知らせが忠実に再現されているのが楽しい。章立ての合間に、「愈々(いよいよ)出でて愈々奇怪! 驚くべき事件続発して次号は堪らぬ程面白くなる」とか、「日本に始めて生れた大探偵小説として各方面からヤンヤの賞讃を浴びせられている本篇『蜘蛛男』の、次々に展開される怪事件活場面に刮目下さい」などと書いてある。なんとなく牧歌的というか、いい時代だったんだなと思う。乱歩生誕120年、昭和は遠くなりにけり。
蜘蛛男 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 蜘蛛男 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488401031
No.18
(4pt)

ザワザワとした胸騒ぎ

僕の読書原体験は、ポプラ社のジュヴナイル版の江戸川乱歩だ。小学校の図書館にはこのシリーズと、もう一方でルブランのルパン・シリーズがずらりと並び、児童たちに人気だった。歯抜け状態でずっと貸出中の巻もあったりして、もどかしい思いをしているうちに中学に上がり、もう少年探偵団だの怪人二十面相だのには興味をなくしてしまった。

今年は乱歩生誕120年ということで、けっこういろんなタイトルが本屋で平積みになっている。そこで、今ならむしろ興味のある乱歩を、再び手にとってみた。『蜘蛛男』はかつてジュヴナイル版で読んだことがあるが、こちらは何といっても堂々たる大人向け。エログロ色が濃厚で、よくまあ戦前の人たちはこれを歓迎したもんだなと、ある意味感心する。その後、戦時中はさすがに「けしからん」ということになったと思うが、焚書まではされなかったようである。よかったね乱歩。

本編は講談倶楽部という雑誌から依頼されて執筆され、その大ヒットを受けて乱歩はしばらく似たようなタッチの連載を続けることになる。怪奇冒険小説などと呼ばれるジャンルだが、乱歩自身は「通俗長編」と称してワンランク下の仕事と見なしていたようだ。まあ、気持ちは分からないでもない。今読むと、かなりバカバカしいというか、ムチャクチャなストーリーだ。でもそこがいいんだろう、とも思う。小学生の頃に覚えた、あのザワザワとした胸騒ぎのような感覚を、久々に味わうことができた。

創元推理文庫版には、当時の挿絵や雑誌社からのお知らせが忠実に再現されているのが楽しい。章立ての合間に、「愈々(いよいよ)出でて愈々奇怪! 驚くべき事件続発して次号は堪らぬ程面白くなる」とか、「日本に始めて生れた大探偵小説として各方面からヤンヤの賞讃を浴びせられている本篇『蜘蛛男』の、次々に展開される怪事件活場面に刮目下さい」などと書いてある。なんとなく牧歌的というか、いい時代だったんだなと思う。乱歩生誕120年、昭和は遠くなりにけり。
蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)より
4394301122
No.17
(5pt)

面白い!!

やはり明智小五郎物は面白い!次に何が起こるのかワクワクさせてくれる雰囲気が抜群!人はたくさん死ぬし大袈裟な表現も多いけど、これぞ冒険活劇って感じです。難しいことは考えず乱歩の世界を堪能しましょう!
蜘蛛男 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 蜘蛛男 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488401031
No.16
(5pt)

面白い!!

やはり明智小五郎物は面白い!次に何が起こるのかワクワクさせてくれる雰囲気が抜群!人はたくさん死ぬし大袈裟な表現も多いけど、これぞ冒険活劇って感じです。難しいことは考えず乱歩の世界を堪能しましょう!
蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)より
4394301122
No.15
(2pt)

乱歩マニアのみ読めばいい

収録作品は『蜘蛛男』と解説のみです。
乱歩代表作を読みこんでいる人のみにおすすめできます。トリックもなきが如し。可愛い小悪魔平田東一・影の国の女王富士洋子・インド帰りの名探偵明智小五郎などキャラクターの魅力のみで話が進みます。
・・・はっきり言うと微妙。
蜘蛛男 江戸川乱歩ベストセレクション(8) (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 蜘蛛男 江戸川乱歩ベストセレクション(8) (角川ホラー文庫)より
4041053358
No.14
(5pt)

げろげろ、エログロ

子供向けのりライトバンしか読んだことが無かったのですが、大人向けの本作を読んでびっくりしました。
今の時代だったら、この本の出版はかなり厳しいかなと。
描写もかなりグロテスクですが、何より被害者たちに救いの無いことに驚かされます。ネタばれになるので書けませんが、現代の小説のお約束的な展開から先を読もうとすると、死体の数にびっくりするでしょう。
また、話自体も次々と見せ場を展開しながらスピーディーに進み、読者を飽きさせません。
賛美両論分かれるかもしれませんが、今の読者が読んでも楽しめる水準には十分達していると思います。
蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)より
4394301122
No.13
(5pt)

げろげろ、エログロ

子供向けのりライトバンしか読んだことが無かったのですが、大人向けの本作を読んでびっくりしました。
今の時代だったら、この本の出版はかなり厳しいかなと。
描写もかなりグロテスクですが、何より被害者たちに救いの無いことに驚かされます。ネタばれになるので書けませんが、現代の小説のお約束的な展開から先を読もうとすると、死体の数にびっくりするでしょう。
また、話自体も次々と見せ場を展開しながらスピーディーに進み、読者を飽きさせません。
賛美両論分かれるかもしれませんが、今の読者が読んでも楽しめる水準には十分達していると思います。
蜘蛛男 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 蜘蛛男 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488401031
No.12
(5pt)

乱歩の通俗タッチに酔え

乱歩の通俗長編第一作として有名だが、実はなかなかどうして面白い。犯人の正体といい、乱歩が工夫を凝らしたことがよく分かる。けっして本格ミステリではないが、スリラーとして、当時の読者を相当ハラハラドキドキさせたことであろう。

 あの東京12チャンネル(現テレビ東京)の「江戸川乱歩シリーズ明智小五郎」の第一話だったのも、うなずけるものである。当時中学生だった私は、女性の裸が出てくるだけで、ハラハラドキドキしたものだった。名優の故伊丹十三が楽しそうに出演していた。

 ストーリーは、とにかく山また山の繰り返しで、息つく暇もないほどである。もちろん、乱歩得意の迷宮「八幡の藪知らず」のほか、のちの通俗作品のネタの多くがチラチラと出てくる。
 世間の評判はあまり高くないようであるが、私は好きだ。余計なことを考えずに、乱歩の筆が進むままに、迷宮をさまよい、そのタッチに酔えばよいのだ。ただし犯人がちっとも意外じゃないが、いかにも乱歩らしくてそれもまたGOOD!だ。
蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)より
4394301122
No.11
(5pt)

乱歩の通俗タッチに酔え

乱歩の通俗長編第一作として有名だが、実はなかなかどうして面白い。犯人の正体といい、乱歩が工夫を凝らしたことがよく分かる。けっして本格ミステリではないが、スリラーとして、当時の読者を相当ハラハラドキドキさせたことであろう。

 あの東京12チャンネル(現テレビ東京)の「江戸川乱歩シリーズ明智小五郎」の第一話だったのも、うなずけるものである。当時中学生だった私は、女性の裸が出てくるだけで、ハラハラドキドキしたものだった。名優の故伊丹十三が楽しそうに出演していた。

 ストーリーは、とにかく山また山の繰り返しで、息つく暇もないほどである。もちろん、乱歩得意の迷宮「八幡の藪知らず」のほか、のちの通俗作品のネタの多くがチラチラと出てくる。
 世間の評判はあまり高くないようであるが、私は好きだ。余計なことを考えずに、乱歩の筆が進むままに、迷宮をさまよい、そのタッチに酔えばよいのだ。ただし犯人がちっとも意外じゃないが、いかにも乱歩らしくてそれもまたGOOD!だ。
蜘蛛男 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 蜘蛛男 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488401031
No.10
(2pt)

わざわざ、明智小五郎が出る幕では無い

犯人が解りやすすぎる。それにも関わらず、周りは誰一人、その人物を疑わない。 捜査を担当してる刑事は、全員白痴なのかと思ってしまう。 これなら一掃、最初から犯人を明らかにして、犯人の心理描写を描いた方がよろしかったのではないだろうか。
蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)より
4394301122
No.9
(2pt)

わざわざ、明智小五郎が出る幕では無い

犯人が解りやすすぎる。それにも関わらず、周りは誰一人、その人物を疑わない。 捜査を担当してる刑事は、全員白痴なのかと思ってしまう。 これなら一掃、最初から犯人を明らかにして、犯人の心理描写を描いた方がよろしかったのではないだろうか。
蜘蛛男 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 蜘蛛男 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488401031
No.8
(4pt)

分かっているのに面白い

江戸川乱歩の大槻ケンジ氏曰くマヌケ味が全開の本格推理というよりは怪奇冒険ものの一作。はっきり言って犯人は推理小説好きならすぐ分かってしまい意外性のかけらもないが、乱歩ならではのというか乱歩しか醸し出せないエログロ趣味が何とも言えないある意味マヌケな味わいをかもし出しており、犯人もトリックも分かりきっているのにたまらなく面白いのである。本当にトリックだけ見ればこれほどまでに稚拙なのに読み物として面白いというのは乱歩だけである。明智小五郎が活躍するのでその点でもお勧めである。期待値を下げて読めば今でも充分楽しめる作品だ。
蜘蛛男 江戸川乱歩ベストセレクション(8) (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 蜘蛛男 江戸川乱歩ベストセレクション(8) (角川ホラー文庫)より
4041053358
No.7
(2pt)

昭和の懐かしい香りがする

最近の作家が書いたとすれば、ぜったい読んでいない。
明智小五郎が懐かしく思える人には、とりあえず懐かしいからよいと思うが、
怪人20面相はここまで残虐な殺人を起こさないからよい、これはあまり好きではない
とはいうものの、怖いもの見たさに最後まで読んでしまったが
終わり1/4くらいから何となく急いで結末にした感じのTVドラマのよう。
蜘蛛男 江戸川乱歩ベストセレクション(8) (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 蜘蛛男 江戸川乱歩ベストセレクション(8) (角川ホラー文庫)より
4041053358
No.6
(3pt)

どうして犯罪へ

 明智小五郎の登場する長篇。
 怪人が登場して、次々と美女を殺していく。そういう話である。
 乱歩の定番のストーリーだが、本書の出来はいまいちだと思う。全体に大きなトリックが仕掛けられているのだが、そのせいで逆にスッキリしないというか。説明不足で割り切れない読後感が残る。
 プロットには工夫があって面白いと思う。
蜘蛛男 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 蜘蛛男 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488401031
No.5
(3pt)

どうして犯罪へ

 明智小五郎の登場する長篇。
 怪人が登場して、次々と美女を殺していく。そういう話である。
 乱歩の定番のストーリーだが、本書の出来はいまいちだと思う。全体に大きなトリックが仕掛けられているのだが、そのせいで逆にスッキリしないというか。説明不足で割り切れない読後感が残る。
 プロットには工夫があって面白いと思う。
蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)より
4394301122
No.4
(5pt)

推理小説の巨匠

奇抜な表現に当初度肝を抜かれましたね
しかし、犯人には騙されました…
狡猾、周到、残虐、こんなに恐ろしい相手をどう追い詰めていくのか…
また、追い詰められるのか…
登場人物が次々に殺されていく様には戦慄します。
手に汗にぎるシーンの連続で読み始めたら区切りをつけるのが難しいです
推理小説の巨匠が書いたこの作品一度読んでみて下さい
蜘蛛男 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 蜘蛛男 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488401031
No.3
(2pt)

子供騙しの駄作!

ある程度、噂は聞いていたものの、乱歩作品として予想以上の駄作であった。乱歩の長編でも名作『孤島の鬼』、通俗と呼ばれる『一寸法師』や『闇に蠢く』、あの悪名高い『盲獣』でさえも結構楽しめた私が、本作品だけはあまりの馬鹿馬鹿しい子供騙しに、途中で読むのが嫌になって、一年程中断していたのが、このレビューを書くためにやっと最後まで読み終わった。最後まで読んでも相変わらず荒唐無稽のストーリー展開とド素人向けのトリックがダラダラ続くだけの全くの駄作であった。探偵小説ファンからは馬鹿にされる内容である。
 乱歩ファンにとって唯一評価しうる点は、乱歩一流の扇情的文体と巻末の解説で「性のアナーキズム」と称されているエログロ犯罪の描写だが、この点も大した深みは無く中短編にもっと良いものが幾らもある。
 レベル的には少年探偵シリーズに残酷さを加味した程度のもの。
 又、本文庫シリーズの売りである「初出時の挿絵」も、無いよりはマシだが印刷が如何にも不鮮明で、ガッカリ。
 「意外な犯人」も私は表紙裏の登場人物表を見ただけで分かってしまった程、陳腐な設定であった。
蜘蛛男 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 蜘蛛男 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488401031
No.2
(2pt)

子供騙しの駄作!

ある程度、噂は聞いていたものの、乱歩作品として予想以上の駄作であった。乱歩の長編でも名作『孤島の鬼』、通俗と呼ばれる『一寸法師』や『闇に蠢く』、あの悪名高い『盲獣』でさえも結構楽しめた私が、本作品だけはあまりの馬鹿馬鹿しい子供騙しに、途中で読むのが嫌になって、一年程中断していたのが、このレビューを書くためにやっと最後まで読み終わった。最後まで読んでも相変わらず荒唐無稽のストーリー展開とド素人向けのトリックがダラダラ続くだけの全くの駄作であった。探偵小説ファンからは馬鹿にされる内容である。
 乱歩ファンにとって唯一評価しうる点は、乱歩一流の扇情的文体と巻末の解説で「性のアナーキズム」と称されているエログロ犯罪の描写だが、この点も大した深みは無く中短編にもっと良いものが幾らもある。
 レベル的には少年探偵シリーズに残酷さを加味した程度のもの。
 又、本文庫シリーズの売りである「初出時の挿絵」も、無いよりはマシだが印刷が如何にも不鮮明で、ガッカリ。
 「意外な犯人」も私は表紙裏の登場人物表を見ただけで分かってしまった程、陳腐な設定であった。
蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)より
4394301122
No.1
(1pt)

誰もいないので私が

蜘蛛男と畔柳博士の狡猾な戦いが繰り広げられる設定ですが、はっきりいってトリックは簡単、私も三分の一読んで、すぐに犯人がわかりました。後の捕り物帳はいつもの乱歩調のエログロの世界で幕を閉じていくわけですが、やはりこの本のミソは犯人当てでしょう。しかし、推理小説を読みなれている人ならすぐに分るトリックというのが難点な作品です。唯一良い点は蜘蛛男がハンニバル・レクタのような怪人に見える点とでもいいましょうか、それにしても孤島の鬼に出てくる犯人のほうが近かったような気もしますが、その点が誉めるべき点でしょう。とりあえず深く考えず気楽に読めば楽しめる作品だと思います。
蜘蛛男 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 蜘蛛男 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488401031