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震度0の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 21~40 2/3ページ
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読み終わった後の爽快感。 癖になってます。横山先生、最高です。 | ||||
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組織にいれば必ず争いがある。それは正義の側にたつ警察も例外ではではないー。 キャリア組に仕える不破警務課長の突然の失踪を機に、組織内部の対立が表面化するお話です。 某刑事ドラマの影響でキャリアvsノンキャリアの構図に興味があるので、権力闘争が好きな自分にとっては大変楽しく読めました。つまりお話の大半は駆け引きです。そもそも登場人物が不破自体に重きを置いていないのでこうなるのかもしれません。端から見れば異常な光景ですが。 震度0というタイトルも、その異様な光景を代弁しているかのようです。阪神大震災が起きているというのに、上層部は「そんなことより・・・・」という扱い。ここはまるで地震がなかったことのようになっていると。それよりも不破の失踪で表面化した揉め事をどうするかが大事、自分が大事なのだ。 この作品は終始それで一貫しています。ですので事件に重きを起きたい方にとっては物足りなさを感じるかもしれません。最後の30%くらいしかさいてないので。。。駆け引きも高度で楽しいですが欲を言えばもう少し不破の心情を深く書いてほしかったですね。 とにかく幹部というものは自身の保身にばかり気をとられていて、それで部下が傷ついても分からない。そしてそれが結果的に組織を揺らがすことになるのだと思いました。組織運営の難しさがよくわかります。 | ||||
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個人読書履歴。一般文学通算285作品目の読書完。2005/07/30 | ||||
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震度0、読了。 冒頭に登場人物の氏名と役職名、部署名(刑事、警備、警務、交通など)。さらにキャリア、ノンキャリア、そして準キャリアの表記。官舎地図、県警本部庁舎地図。 この表と図を度々参照することに。準キャリアというものも初めて知った。この辺も本編中に詳しく説明が出てきます。 阪神大震災の朝から物語が始まる。N県警は神戸には微妙な距離。応援は出さないと本庁指示。 それは置いといてこのN県警では警務課長が失踪する。地震とは全く関係無く役職、部署、キャリアが捩れて、入り混じって交錯する思惑、謀略。 各章が冒頭に説明があった人物の主観で描かれる。各章ごとにそれが入れ替わるという手法。各章は短いものでは1ページとか。細切れで移り変わる。最初は混乱したがすぐ慣れます。 失踪した警務課長の自宅の机の中には何が…。是非とも開けたい人、開けたくない人。警務課長の奥さんに誰がどうやって接触するのか。さながら机の中の争奪戦の様相に。 警察内なので暴力は無いですがすさまじい争い。欺瞞情報を出しても揚げ足を取られるので情報を小出しにしたり、情報を隠したり。隠されたので、こっちもしばらくの間、隠すという陰湿な報復。その他、権謀術数の限りを尽くした権力闘争 警察ネタの読み物は記憶にある所ではゼロの外事警察ぐらいしか思い当たらない。 でもこれもスパイではないけどエスピオナージュ的な匂いがぷんぷん。組織内で、各組織を挙げて、上司と部下と、様々な駆け引きが延々と蠢く。 最後のカタルシスはすさまじかった。読後感も圧倒的で満足。最後の冬木対その他の会議の件は何回も再読してしまった。 著者は、横山秀夫ね。半落ちの。うーん全くこの辺押さえてなかった。ブックオフで色々揃えちまっただ。 調べたら、映画化されてたのね。震度0 [DVD]。 上川隆也が冬木役か。これはちょっと見てみたくなった。 | ||||
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物語の舞台は、警察署と官舎・公舎のみ。登場人物は多い。しかも突然でてくる。なのに、話が繋がるから不思議。すごい作家だと思う。でも、この作品を映画化したらどうなるのだろう。人々の駆け引きと葛藤の内面をどう表現するか?とても難しいと思う。でも、観てみたいな。まさか、もう映画化されてたりして? | ||||
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これはすごい!と、思った。 今という状況だからよけいはまったのかもしれない。 関西方面で起こった大地震、それを援護すべきN県警察ではしかし、 組織の肝であるキーマンが一人、行方不明になっていた。 キーマンの周りの部長たちの思惑が複雑にからむ。 汚職のもみ消しを頼んでいた本部長、天下り先を保全したい部長、 なにかあるとにらんで立ち回る若い野心家の警務部長。 完全なパワーゲームが進む裏で、官舎にて留守を預かる妻達もまた、 嫉妬と腹の探り合いとに忙しい。 本当の意味で助けを求める人がいて、さらに人が一人行方不明で、 だのに自分の立場と保身だけを考えて汲々とする愚かさをでも、 実際に何人が笑えるんだろうか? 自分をここにおいてみて、この不正直な嘘ばっかりの世界で、 だけど自分だったらどうできたかと考える。 あたしは誰だろう? | ||||
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未曾有の大災害と同時進行で起こる、一警察官の失踪をめぐる地方の警察内部での醜い権力争い。本人の安否はもちろん、国民の安全や正義などまるで眼中になく、ひたすら自分の出世や退職後の天下り先のことだけを計算して動く人間たちの醜悪さを徹底して描いている。 そして、そんな醜悪な論理とはまったく異質の、人間らしい感情でキーパーソンが動いていたことから訪れる意外な結末。 最後に一抹の清涼感を得られる。 大掛かりなトリックなどなくても、十分読ませるミステリーを開拓した作者の、今のところ、最も好きな作品である。『影の季節』(上川隆也が主演した2時間ドラマがシリーズ化されている)、『半落ち』よりも良かった。そもそも、やたら評価されていた『クライマーズ・ハイ』はどこがいいのかさっぱりわからなかったから。 | ||||
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なーんかダラダラした展開だなぁ。阪神大震災はどう絡んでくるのよ。 などと思いながら、惰性でページをめくる。徹夜して続きが読みたい!と思わせる小説ではない。 しかし、ラストが予想外でしかも心に響いたので、かろうじて星四つに。 県警における、キャリア同士の思惑、キャリアと地元採用の叩き上げノンキャリ幹部の思考過程、 読み応えがありました。 現実の県警組織がどこまでリアルに描かれているのかは分からないけど、 幹部の妻たちもポイントポイントでいい味を出していたと思う。 ただ、自分的には、県警幹部の妻たちの心理描写がやや稚拙だったように感じた。 さすがに同期のライバルの家庭がどんな家電製品を買ったかまでは気にしないのでは・・・? | ||||
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人間なんて、一枚薄皮を剥がせば皆化け物さーーー。 ある映画の主人公がそんなことを言っていたとか言っていないとか、適当にセリフをでっちあげてみたものの、あながちそんな感じの一冊。地方の県警幹部同士の軋轢、疑心、泥沼。 「事件は会議室で起こっているんだ!」ということを僕たちは忘れてはいけない。 | ||||
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阪神大震災の最中に、N県警警務課長の不破が姿を消した。その手がかりを得るための、6人の最高幹部たち各々の思惑と駆け引きがあって面白いですね。キャリア組とノンキャリア組の攻防と非常事態なのに6人が一枚岩にならず、それそれ内輪もめをすることに関しては、阪神大震災の被害の大変さと対比して余りにも滑稽に見えました。この大変なときに、警察は何をやっているのかと思うのでしょう。 自分だけがよければいい、自分の仕事だけがうまくいっていれば後のことは知らない。結局、保身と野心だけ。本書の中の警察内部はそういう社会なんだろう。 震度0というタイトルは、何もなかったということなんだろうが、本書ではどういう意味なんでしょうか?阪神大震災の6から7に関しての対比なんであろうが、結果の詳細が記述されていないので、いまいちわかりずらいように感じます。 私の感想としては、最高幹部6人のそれぞれの攻防と思惑は面白いとおもいます。それでも、結論はどうなのかなという感じがするね。結局誰も気持ちが晴れないままなのではとおもいますからね。 | ||||
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神戸大震災と同時期に起こった隣県N県の県警内部で起こった幹部失踪事件を追ったものだ。 神戸大震災を時間軸に使い、県警内部の複雑な人間関係、出世、嫉妬、ねたみ、など人間の抱える部分がすべて出ている。 官舎という視点から、幹部の妻たちの複雑な気持ちなども重厚に書かれている。 ミステリー度は低いものの、人間模様を見事に描いている。 | ||||
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警察のどろどろした権力争いを描いた書。 ひとりの課長の失踪から人のいろいろな動きが見られて面白い。 現実もこうなのか?と思う。 で、このタイトル。 確かに「震度0」なのだがわざわざ震災にかこつけてつける必要あったのだろうか? ここは疑問に思う。 捻らず素直なタイトルのほうが良かったと私は思う。 | ||||
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警察内部の権力闘争がありありと描かれている。自分が警察官ではないので実際のことはよくわからないが、興味深く読ませてもらった。阪神大震災をよそに各々が自己の利益に固執して足掻いている様は人間の醜さを表していると思った。ただ、震災の当事者が読んだら腹立たしくなるのではないかと感じた。 | ||||
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関西大震災が発生時に震源地から遠く離れた県警の内輪もめを描く。 人事異動の季節に本部長初めキャリア組みの信頼の厚い警備課長が失踪と同時に関西で大地震が発生する。 県警として一枚岩として対処しないといけない事態であるが、キャリアとノンキャリアの幹部が集結しては、それぞれの幹部の保身や思惑の為の緻密な心理戦が展開される。 構成が面白いこともあり一気に読めてしまう小説であり、警察という巨大機構の構造的な問題も改めて浮かび上がらせる。 | ||||
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ストーリー展開☆☆☆☆ 人物描写☆☆☆☆☆ 設定☆☆☆☆ 動機☆ 人物描写と人間関係描写はさすが横山氏. 人間関係もおもしろい. 官僚としての警察官がよくかけている. しかし,難点は多い. 最後に明かされる理由が弱すぎる. 他のレビューにあるように,大震災との関係も.はじめに「震度0」という題ありきかと疑わせる. ちなみに,ドラマ化されたが,原作を読んだ方は見ない方がよい. かえって不満が増す. | ||||
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阪神淡路大震災・・・ あの震災後のテレビでの映像がまだ心には、何の被害にあっていない私にも強烈かつ鮮明に今でも心に残っています。 復興までには相当な大変な思いされていらっしゃる方ばかりですし お年寄りの孤独死などもクローズアップされていて心からの復興は、まだまだ大きな課題を残していますね。 見た目はすっかり奇麗な街並みになっていますが、被災に遭われた方の心の傷は相当なものだと私は思っています。 この作品はそんな方々の心情を理解された上で書かれたものでしょうか?・・・物凄く疑問に思いました。 別に震災をあえて対照に引き合いに出すことまでしなくてよいのでは? そんな思いに駆られました。 そんな 激震のなかでのN県警の内部のNo.2とも言われる人望も厚い不破警部の謎の失踪。 事件性があるのか?安否は? 県警内部での昇進をかけた キャリア組みノンキャリア組みの6名のそれぞれの思惑・・・安否を気遣うより自分の昇進、県警の不祥事発覚に繋がらないかと 様々な思惑が交差し醜い人間模様の描写になっている。 この辺の警察内部の推理は面白いものではありました。 警察内部を描く推移小説は一般的な推理小説とは趣が違いますね。 後半部分からの追い上げは 一気に読み込んでしまいました。 最期の展開は予想外! 一つ注文をつけさせて頂けるならば N県警が震度0になるにはある意味 一言でも最期に震災に遭われた方々にお見舞いなり冥福を祈る言葉があってもよいのではないでしょうか・・・ 皆さんは いかが思われましたか? | ||||
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複線が巧妙に張られていて、最後にロシアこけしマトリョーシカ3体分くらいの謎が猛烈な勢いでスパッスパッと剥がされてゆく。 警察内部の暗闘。その異常な世界を緊密にを描いていて、各部の争い、女の戦い、闇社会とのつながりなど、長編らしい多彩さはある。そのサスペンスの盛り上がり具合などについては、、横山作品最高レベルとは言えないが、十分に一級の作品であり、親しい友にも薦められるレベル。 一番最後に感じたのは、どす黒くも描いているけれど、作家の、警察組織に対する、暖かい愛であり、応援したいという深い想いであった。作者の警察への熱い理解、熱い支持。それが一番感動的。いい感じの愛情だ。そこのところは、ずっと忘れないだろうと思う。 | ||||
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N県警本部警務課長、不破義人の突然の失踪。 それは阪神大震災が起こった日のことだった。 延々と流される被災地の映像を尻目に N県警をめぐる人々のさまざまな思いが交錯する。 怒りと悲しみ、追従と軽蔑、絶望と希望・・・。 キャリアとノンキャリアの対立、消えた婦警の話、 指名手配の男、地下社会の大物の動きなど激震が県警を襲う。 そのとき人々は。そして消えた男の行方は・・・。 さまざまな人物の目を通して 一つの出来事にフォーカスしていくのは 横山秀夫の十八番である。本作では途中まで読んだ段階では、 その手法が逆に話の展開をわかりにくくしているのでは?と思わされたが、 さすがは横山秀夫、最後の怒涛の展開と驚愕の真相にはうならされた。 なにがあろうとも「震度0」を貫き通そうとする男たちの哀しさと それが覆されることを予感させるラストシーンに余韻が残った。 | ||||
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震度0という題名のわりには、あまり阪神大震災は重要ではない。 何が震度0なのか、最後まで分からないが納得はする。 不破という警察官が一人居なくなる。それだけでここまで話を膨らませることができるのは素晴らしいと思う。 ・・・・が、登場人物の腹の中を細かく描きすぎて主題が絞りきれていない。 警察官でもあくまで、「一人の人間」であることを強調しようとして、まとまらなくなったのかもしれない。「自分さえ良ければ良い」と誰もが心の底ではいつも思っている・・・。それがそても悲しい・・。 そのことが、よく分かるヒューマンドラマのような作品だ。 読み終わった後で、じわー、と泣かせるのは、横山秀夫の筆力のなせる技だろう。 | ||||
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阪神大震災が勃発した朝、N県警の金看板を背負う最高幹部の一人が失踪した。蒸発か?事件か?それとも・・・人望厚い警務課長の失踪にN県警が揺れる。「この件はトップシークレットです」・・・キャリア組の本部長と警務部長、準キャリアの警備部長、ノンキャリアの刑事部長、生活安全部長、交通安全部長からなる6人の幹部は、それぞれの思惑を胸に独自の捜査に乗り出した。 「公社銀座」と揶揄される公社で隣合って暮らす幹部とそれぞれの妻たち。ずらずら出てくる登場人物と各々の所帯の並び具合が気になり、読み始めはページを繰ったり戻したりでなかなか進まなかったが、後半を過ぎるとグイグイ読み進んだ。「キャリア VS 地元の叩き上げ」という横山氏が描き続ける警察内部の対立をベースに、妻たちも巻き込んでの利害、保身、出世欲、 競争を赤裸々に描きながら、人間の怖さを存分に思い知らせてくれる。 また、噂が情報となり、憶測がいつしか警務課長の別人格を作り上げていく過程や、刻一刻と拡大する震災被害の報道さえも幹部たちの眼の端を流れ過ぎるといった描写が空恐ろしく、思わず「刑事の気概はどこにいった!!!」と叫びたくなった。オチをぼかしたところが、唯一の慰めになった。 | ||||
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