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野獣死すべし



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野獣死すべしの評価: 4.19/5点 レビュー 36件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全36件 1~20 1/2ページ
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No.36:
(4pt)

ハードボイルドの名作

今の世の中のようなコンプライアンスなど存在しない
バイオレンス作品
野獣死すべし (1979年) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:野獣死すべし (1979年) (角川文庫)より
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No.35:
(5pt)

1950年代版なろう小説

大藪春彦は高校生の時に乱読したが、また再読してしまった。なんといっても表題作が素晴らしい。冷酷な殺人マシーンと文学青年の姿が同居しており、体内に若さによる生命力と感情がどろどろ蠢き、抑えようもなく放出される。余すことなく描写されるこれらは、ハードボイルドというより青春小説だ。当時の読者から「スカッとした」「気持ちよかった」というファンレターが殺到したと言うが、それも当然だろう。主人公伊達邦彦という鬱屈からの解放が、青少年にぴたりと寄り添っているのだ。
 文章は叙事的で、淡々と事実のみが描かれる。だが最後の最後だけは違う。伊達邦彦が引き金を引くときに見せたわずかな人間味が、この小説にずしりとした重みを与えていた。
 なお復讐編も収録されており、文量も多いが、ただのおまけである。
野獣死すべし (1979年) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:野獣死すべし (1979年) (角川文庫)より
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No.34:
(5pt)

緻密な昭和の街並み

とにかく面白い。ハードボイルドの世界。
野獣死すべし (光文社文庫―伊達邦彦全集)Amazon書評・レビュー:野獣死すべし (光文社文庫―伊達邦彦全集)より
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No.33:
(3pt)

ローンウルフは革命の夢を見るか?

最近「日銀ダイヤ作戦」を再読したので、ついでに本書も久し振りに再読しました(私のは昭和58年の18版).大藪春彦さんの言わずと知れたデビュー作.作中にある伊達邦彦氏のプロフィールには、著者ご自身の生い立ちが色濃く反映されているようで、ピンピンに張り詰めた神経をそのまま荒々しく削り出したような文体には独特の迫力があります.私が初めて本書を読んだのは多分高校生ぐらいの時で、当時はその孤高の強さに憧れたものですが、今読むとかなり引いた視点から伊達邦彦氏を見つめる自分がいます.彼は他者の力に決して頼むことのない一匹狼の活動家リアリストですが、一方で既存の社会秩序を根底から覆したいと夢想する革命家ロマンチストでもあります.大衆を心の底から侮蔑する人物が大衆に支持されるわけがなく、また大衆の支持無しに革命が成就するようには私には思えません.所詮、巨大システムの中の小さなバグに過ぎないのではないかと思ってしまいます.すみません、ちょっと辛口が過ぎました.波長の合う人にとっては未だ魅力ある小説でしょうし、焼け跡世代の一つの精神的位相を示す貴重な証言でもあるのでしょう.大藪春彦さんを体験したい人には必携かと思います.

(2022年1月29日追記)つい焼け跡世代という言葉を使ってしまいましたが、10歳前後で敗戦を迎えた人達はそれぞれ大変な苦労をされたはずで、語るに語れぬ屈辱に塗れたり、またそういう境遇を克服した自負とかも含め、言葉にできない思いが一人一人あったものと想像します.私の父もその一人でした.
野獣死すべし (1979年) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:野獣死すべし (1979年) (角川文庫)より
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No.32:
(5pt)

大藪春彦の原点

やはりこの作品は大藪春彦の原点と思います。拳銃に関する描写は細かいのと何か愛着を感じるハードボイルド小説として一級品!大藪春彦中毒のスタートとなる作品です。
野獣死すべし (1979年) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:野獣死すべし (1979年) (角川文庫)より
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No.31:
(3pt)

銃器の描写が私の様な素人には理解が難しい

銃器に関する描写が多いので、私の様な素人には何のことかさっぱりです。ワルサーとか言われても知らないのでイメージで補うしかありません。サバゲーとな好きな人は楽しく読めると思います。
野獣死すべし (光文社文庫―伊達邦彦全集)Amazon書評・レビュー:野獣死すべし (光文社文庫―伊達邦彦全集)より
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No.30:
(3pt)

ハードボイルドってこういうことなの?

ダークヒーローと言われてますが、これではただの、頭のおかしな連続殺人鬼です。
野獣死すべし (1979年) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:野獣死すべし (1979年) (角川文庫)より
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No.29:
(4pt)

本にはR指定って無いんでしたっけ?

高校生の頃、大藪春彦に傾倒している友人がいて、筒井康隆に傾倒している私と彼は、お互いの事を変態だと思っていました。
久しぶりに読んで、私の考えに間違いはなかった事を再認識しました。
野獣死すべし (1979年) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:野獣死すべし (1979年) (角川文庫)より
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No.28:
(5pt)

大藪バイオレンス最高です

若い時代に読んだので青春が蘇るようです、大藪春彦がシリーズでもう一度読みたい❗
野獣死すべし (光文社文庫―伊達邦彦全集)Amazon書評・レビュー:野獣死すべし (光文社文庫―伊達邦彦全集)より
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No.27:
(5pt)

大藪春彦伝説の始まり

昔読んだのですが、再読したくなり購入しました。今読むと結構粗削りですが、未だ色褪せていないと思います。
ちなみに映画にもなっていますが、松田優作主演のものは翻案が激しすぎて原作の形を留めていません。見るなら仲代達也主演の方がおすすめです。
野獣死すべし (1979年) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:野獣死すべし (1979年) (角川文庫)より
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No.26:
(1pt)

大藪春彦さんは、描写が緻密で好きですが、この作品はいただけません。

犯罪行為の描写が多すぎです。
野獣死すべし (光文社文庫―伊達邦彦全集)Amazon書評・レビュー:野獣死すべし (光文社文庫―伊達邦彦全集)より
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No.25:
(4pt)

貴重化し始まった!?

保存も良かった。
この本は非常に少なかった。
あっても高かった。
野獣死すべし (1965年) (オーヤブ・ホットノベル・シリーズ〈2〉)Amazon書評・レビュー:野獣死すべし (1965年) (オーヤブ・ホットノベル・シリーズ〈2〉)より
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No.24:
(5pt)

情念たっぷりの名作

大藪は通俗的な作品もたくさん書いてきましたが、この作品や他の十数作品は本当にすごい作品です。
引き揚げ体験、ロシア文学、アメリカンハードボイルドが混じり合い調和し、この作品が生まれました。
内容は一匹狼の男が悪の限りを尽くす、という内容ですが、白眉なのは「野獣死すべし」のラストの相棒の真田を暗殺するシーンです。冷酷非情な主人公の伊達が、情のために相棒を殺せなくなる・・・この作品に通底している無常観がもっとも顕著に表れた名シーンだと思います。人を殺し金を奪うことが、手段ではなく目的になってしまったこれ以後の野獣死すべしシリーズは、別に読む必要はありません。この作品だけで伊達邦彦は死んだと私は思います。
野獣死すべし (光文社文庫―伊達邦彦全集)Amazon書評・レビュー:野獣死すべし (光文社文庫―伊達邦彦全集)より
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No.23:
(5pt)

大藪春彦最高!!

若い頃読んだ本だったのでまた読めて良かった。
野獣死すべし (1979年) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:野獣死すべし (1979年) (角川文庫)より
B000J8GM8C
No.22:
(4pt)

ニヒリズムと暗い激情

60年前に書かれた小説ということだが、今読んでも瑞々しい。
作中で語られる時代背景と僅かな死語によって、かろうじてこれが半世紀以上前に書かれた小説だということを自覚する。
それくらい今読んでも面白い。
以下、収録されている各話の雑感。

『野獣死すべし』
大学入学金強奪までの話。銃の知識に関して少し間違いがあるが、それでもかなりマニアックに描写されている。ガンファイトが多い。
『復讐篇』
打倒京急コンツェルンを目的に暗躍する話。話が大きくなりすぎたせいか、描写不足な面が多々ある。でもラストは好き。
『渡米篇』
二次創作?よく分からない。
野獣死すべし (光文社文庫―伊達邦彦全集)Amazon書評・レビュー:野獣死すべし (光文社文庫―伊達邦彦全集)より
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No.21:
(5pt)

温故知新

昔読んだのですが新鮮です。
ぐっと引き込まれていきます。
文体や構成が最新の小説にない新鮮さを感じます。
野獣死すべし (1965年) (オーヤブ・ホットノベル・シリーズ〈2〉)Amazon書評・レビュー:野獣死すべし (1965年) (オーヤブ・ホットノベル・シリーズ〈2〉)より
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No.20:
(4pt)

一読に値する

友人に勧められて読んでみたが、ハードボイルドに興味がないと思っていた割には面白く読めた。
野獣死すべし (1965年) (オーヤブ・ホットノベル・シリーズ〈2〉)Amazon書評・レビュー:野獣死すべし (1965年) (オーヤブ・ホットノベル・シリーズ〈2〉)より
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No.19:
(1pt)

反権力など微塵もない

引き揚げからくる権力への怒り、左翼的イデオロギーなんて、この方の評論にはよくでてきますが、少なくても私はそうは感じませんでした。
平気で弱者を盾にして、無意味に傷つけ、金を掠め取る、エロと暴力の連続です。まあ、そういう小説なのだと言ってしまえばそれまでかもしれませんが。この人の小説に評論はいらないと思う。評論を本気で信じて読んでしまいましたよ…
野獣死すべし (光文社文庫―伊達邦彦全集)Amazon書評・レビュー:野獣死すべし (光文社文庫―伊達邦彦全集)より
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No.18:
(5pt)

読み返し

学生時代に読んだものを、また読みたくなって再購入。
荒削りだが今読んでも色褪せていない大薮の傑作だと思う。
野獣死すべし (光文社文庫―伊達邦彦全集)Amazon書評・レビュー:野獣死すべし (光文社文庫―伊達邦彦全集)より
4334723489
No.17:
(5pt)

ハードボイルド

ハードボイルド小説の名作。
表題作に加えて、復讐篇も収録されている。
野獣死すべし (1965年) (オーヤブ・ホットノベル・シリーズ〈2〉)Amazon書評・レビュー:野獣死すべし (1965年) (オーヤブ・ホットノベル・シリーズ〈2〉)より
B000JAGVHM

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