対立: P分署捜査班
評判
対立: P分署捜査班の評価:
4.33/5点 レビュー 3件。 - ランク
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1〜2 1/1ページ
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対立: P分署捜査班の評価:
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不祥事を起こして閉鎖の危機にある警察署に寄せ集められた「ろくでなし刑事たち」が協力し、各人各様の能力を発揮して難事件を解決していく面白さに加え、ナポリの下町の庶民的で猥雑な雰囲気とナポリ湾の絶景を臨む高級住宅地のアンバランスさが物語に彩りを添えている。
ナポリに行ったことのある人なら、トレド通りを抜けてナポリ湾に至る地域のイメージはなるほどと思い当たるのではないか。
本書の物語は、伝統的な天然酵母を使うパン屋の主人の殺人事件だが、彼がマフィアの銃撃事件の証人であったために組織犯罪特捜部との対立がメインとなる。実は、イタリアの司法当局とマフィアの闘いは担当裁判官や検察官が殺害されたほど激烈なのだが、イタリアの読者は誰でも知っているその背景を解説では触れてほしかった。
他方、刑事たちの私生活が描かれるのが警察ものの最近の定番だが、「ろくでなし刑事たち」の場合は、離婚して娘との生活に悩みつつ密かに恋人との逢瀬を続けるロヤコーノ、障害者の息子の介護をしつつ特別扱いされたくないと思うオッタヴィア、ゴミ箱から救助した赤ちゃんに情が移り養子にしたいと悩むロマーノ、同性愛で親との葛藤に悩むアレックス等々、現代イタリア社会の断面を垣間見させてくれる多彩な設定であり、とても興味深い。