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共犯マジック
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共犯マジックの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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運命の連鎖って使い古された表現ですが、一冊の本を振り出しに係った人の運命が次々と変わっていく、マジックという表題が相応しい内容だと思いました。 | ||||
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不幸な未来を占う本に関わった人たちの物語。手に入れた人や売った人達のその後が短編のように語られ、関わりあっていきます。結構な数の人たちが登場しますし、最初から最後までひたすら暗く、登場人物たちがもれなく不幸になるので、読んでいると落ち込んでくることもあるかもしれません。 帯の『絶望に震える』はなかなかキャッチーでいいですね。確かに昭和史に残るような事件をこれだけ出されると、期待値も高まります。ただその壮大な材料に比例した終わり方だったらもっと良かったのになあ、という感じは正直受けました。 | ||||
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この著者の作品は初めて読みました。 面白かったです。ありがとうございました。 | ||||
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ストーリーの発想は映画になりそうなぐらい面白いのに、 いろんな事件を引っ張り込みすぎてとっ散らかっている。 章ごとに新しい登場人物が出るたびに 「これは最終的にちゃんと辻褄を合わせてくれるんだろうか」 と不安と期待にかられた。結果的には不安のほうが当たった。 どの登場人物にも感情移入できなかったのも残念だった。 この本、意外と映画化などでざっくり削られてしまえば、 基幹ストーリーが生きて、魅力的な作品になるのではないでしょうか。 | ||||
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鮎川賞からデビューした氏だが、本格志向というよりはトリッキーなプロットによるどんでん返しによる連作短編にその本領を発揮した作者の代表作とも言える連作短編集である。 不幸を予知する架空のフォーチューンブックを軸としてある瞬間に絡まった登場人物達が時代の変遷を経てそれぞれが更に絡み合って最後に一つの全体像を提示するという連作短編ならではの趣向が味わえる。 氏の作品としてはページ数は少ないのだが、その少ないページ数になかに、雄大なスケールの昭和戦後のある事件ネタを活用しており、最後に明らかになる真相は非常に印象的である。 レビューでは普通評価が多いが、全く持っておかしい評価である。真相が分かってもスッキリ解決しないとか、こんな事件と登場人物が重なるワケないとか、全くもってこの種の連作短編の楽しみ方を理解していていない人が評価しているようだ。今挙げた点は連作短編における最大の長所なのだが。 間違いなく氏の指折りの傑作である。 | ||||
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数年前に亡くなった北森のノンシリーズものミステリ。2001年の作品。 いくつかの連作のような形式をとっているが実は、、、というふれこみ。 帯紙には「昭和史最悪の事件の連鎖その先にある絶望に震える!」といった刺激的な文句が躍る。 冒頭から登場する謎の占書「フォーチュン・ブック」を軸に、物語は展開する。 たまたま同じ日に同じ場所でこの本を入手した数人の男女。 昭和史に残るある事件を絡めつつ、彼らのその後の運命が流れ流れていくさまを・・・という話。 読み終わっての感想だが、なんというか、これはミステリというよりは一種のホラーなんじゃないかと。 読んでワクワクしないファンタジー、とも言える。 上述したような流れに沿って物語は展開するのだが、運命の連鎖というか、不幸な偶然というか、そういったものがあまりにも不自然にかたよっていて、これに対しての論理的説明は難しい。どう無理をしても、神の意志か悪魔が糸を引いているのか、という解釈になってしまうように思える。 最後にはすっきり!という形でもないので、さらにモヤモヤが残る。 ちょっとこれは評価が割れるのでは、という印象だ。 | ||||
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連作短編と言うにはとっちらかってるし、 長編と言うには謎が解けた時のカタルシスが無い。 最後までどうにも掴みどころの無い作品でした | ||||
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他の方が書かれているように、フォーチュンブックという 不幸だけを予言する禁断の占いの本を手にした軸にした話。 短編の連作を得意とする作者なので、これもそう見えるけ れども、最初から一つの物語として構成するつもりがあった ことは、冒頭からも分かる。 ただ、そうだとすると、後半になって話の軸がぶれている ように見えるので、少し星を落とすしかない。残念。 アイディアそのものは興味をそそるし、それぞれの物語も 個別には読んでいてそれなりに面白いので、全体があまり気 にならない人にはよいかもしれない。 | ||||
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他の方が書かれているように、フォーチュンブックという 不幸だけを予言する禁断の占いの本を手にした軸にした話。 短編の連作を得意とする作者なので、これもそう見えるけ れども、最初から一つの物語として構成するつもりがあった ことは、冒頭からも分かる。 ただ、そうだとすると、後半になって話の軸がぶれている ように見えるので、少し星を落とすしかない。残念。 アイディアそのものは興味をそそるし、それぞれの物語も 個別には読んでいてそれなりに面白いので、全体があまり気 にならない人にはよいかもしれない。 | ||||
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あまりに過去の事件にこだわりすぎたという印象。 そんなに狭い人間関係で事件は発生しないだろうという感じがする。 色々なエピソードを詰め込んだために、どのエピソードも少しずつ消化不良になってしまった感じだ。 本が引き起こした出来事にしては、あまりに世界が広すぎる。 | ||||
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2001年に出た単行本の文庫化。 著者のお得意の連作短編。『フォーチュンブック』という占いの本を中心に、7つの物語が綴られている。 帝銀事件とか、三億円事件とかの、歴史上の大犯罪にも触れられており、けっこう壮大な作品だった。張り巡らされた伏線、あっといわせる結末、多くの人間の人生が一点に収束していくこと。物語としては相当な工夫があり、楽しむことが出来た。 一方で、欠点も目立つ。語り残された事柄が多いし、大風呂敷を広げすぎたのでは。 | ||||
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不幸のみを予言するという占い書フォーチュンブック。本を手にしたその時、歯車は回り始めたのか、狂い始めたのか。昭和の大事件を素材に、いくつもの事件と人とが交錯する連作のミステリ。それぞれの短編が段々と絡み合いながら、最終話へとなだれ込んでいく。それぞれの影を抱えた登場人物達に、昭和の影を彩った事件。不幸を予言する占い書に相応しい、繊細で緻密でありながらも不可思議でおぼろげな読感・読後感。あなたは、フォーチュンブックを読みますか? | ||||
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人の不幸のみを予言する謎の占い書である フォーチュンブックを中心に、運命的な交差をしていく 男女七人の話というところに引かれて手に取りました。 北森さんの作品は、孔雀狂想曲を読んだことがあって それがおもしろく私の好みに合っていたので期待して読みました。 結果は、私が期待していたようなものではありませんでしたが、 十分楽しめました。 本書は連作の形をとっているのですが、プロローグで示された登場人物 (なのかな?と思わせる男女達)がどのような形でその後に出てくるか そして、最後にどんなオチがあるのかどきどきしながら読めました。 元ネタの事件をリアルタイムで知らない世代なので、その知識があれば もっと深く楽しめたかもしれません。 | ||||
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人の不幸のみを予言する謎の占い書であるフォーチュンブックを中心に、運命的な交差をしていく男女七人の話というところに引かれて手に取りました。北森さんの作品は、孔雀狂想曲を読んだことがあってそれがおもしろく私の好みに合っていたので期待して読みました。結果は、私が期待していたようなものではありませんでしたが、十分楽しめました。本書は連作の形をとっているのですが、プロローグで示された登場人物(なのかな?と思わせる男女達)がどのような形でその後に出てくるかそして、最後にどんなオチがあるのかどきどきしながら読めました。元ネタの事件をリアルタイムで知らない世代なので、その知識があればもっと深く楽しめたかもしれません。 | ||||
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