瑠璃の契り

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評判

瑠璃の契りの評価:

3.89/5点 レビュー 18件。 C ランク

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平均点3.89pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全30件 21〜30 2/2ページ
No.10
(4pt)

人の弱み

狸と狐の化かし合いのような世界。それが骨董の世界なのかもしれない。
人の弱みにつけ込むことで成り立つ商売も数多いのだろう。でも、その中でまっすぐに生きようと努力することも大切なのだ。
自分の目と自分の誇りを持子とが大切だと言うことが伝わってくる。
瑠璃の契り―旗師・冬狐堂 Amazon書評・レビュー: 瑠璃の契り―旗師・冬狐堂より
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No.9
(4pt)

人の弱み

狸と狐の化かし合いのような世界。それが骨董の世界なのかもしれない。
人の弱みにつけ込むことで成り立つ商売も数多いのだろう。でも、その中でまっすぐに生きようと努力することも大切なのだ。
自分の目と自分の誇りを持子とが大切だと言うことが伝わってくる。
瑠璃の契り―旗師・冬狐堂 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 瑠璃の契り―旗師・冬狐堂 (文春文庫)より
4167717581
No.8
(4pt)

厳しくも魅力的な世界

店舗を持たない骨董商・旗師として厳しくも魅力的な世界を渡り歩く陶子のシリーズ短編集。商品の質は良いのに、幾度も返品される人形を同業者から預かりその謎解きをする「倣雛心中」陶子が美大生時代の同級生の画集が送られてくることに端をなした「苦い狐」博多で手に入れた瑠璃の杯を、陶子の友人のカメラマン・硝子が珍しい執着をみせたところから広がる「瑠璃の契り」元夫に頼まれ手に入れた、瞳孔がひらいた人間そっくりに造られた人形とその後行方不明になった彼をおう「黒髪のクピド」の四作が収録されています。今回、陶子は冒頭から旗師の商売道具である目に、病を得てしまいます。そのことは隠しきれず、陶子を試すような同業者の罠もあり…。友人の硝子や知り合いの骨董商、元夫などとの関係や会話も自立した厳しさと暖かさがない交ぜになって魅力的です。他のシリーズの登場人物が登場することも多いこのシリーズ、今回は「親不孝通りディテクティブ」から一人、登場しています。
瑠璃の契り―旗師・冬狐堂 Amazon書評・レビュー: 瑠璃の契り―旗師・冬狐堂より
4163236600
No.7
(4pt)

厳しくも魅力的な世界

店舗を持たない骨董商・旗師として厳しくも魅力的な世界を渡り歩く陶子のシリーズ短編集。商品の質は良いのに、幾度も返品される人形を同業者から預かりその謎解きをする「倣雛心中」陶子が美大生時代の同級生の画集が送られてくることに端をなした「苦い狐」博多で手に入れた瑠璃の杯を、陶子の友人のカメラマン・硝子が珍しい執着をみせたところから広がる「瑠璃の契り」元夫に頼まれ手に入れた、瞳孔がひらいた人間そっくりに造られた人形とその後行方不明になった彼をおう「黒髪のクピド」の四作が収録されています。今回、陶子は冒頭から旗師の商売道具である目に、病を得てしまいます。そのことは隠しきれず、陶子を試すような同業者の罠もあり…。友人の硝子や知り合いの骨董商、元夫などとの関係や会話も自立した厳しさと暖かさがない交ぜになって魅力的です。他のシリーズの登場人物が登場することも多いこのシリーズ、今回は「親不孝通りディテクティブ」から一人、登場しています。
瑠璃の契り―旗師・冬狐堂 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 瑠璃の契り―旗師・冬狐堂 (文春文庫)より
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No.6
(4pt)

今作も秀作揃いの短編集

 冬の狐こと、骨董旗師の冬狐堂の女主人、宇佐見陶子のシリーズ文庫最新作です(シリーズの長編は講談社から「狐罠」「狐闇」と文庫でも出ています。こちらの文春文庫の方は短編連作集ですが、主人公などは同じなので同一シリーズとして取り扱うほうがいいでしょう)。
 骨董の世界において、自らの店舗を持たず、競り市や地方の倉等から己れの「目利き」を頼りに骨董品を仕入れまた別の業者や客に転売することで成り立つ旗師は、常に商品をまわし続けること、またおかしな商品を仕入れたり売らないことで信用を勝ち得続けなければならない過酷な職業。ましてや普通の業界と違って、お互いがお互いを騙そうとしたり、出自自体がわからない品が行き来する暗い世界。 
 そんな中で生きる陶子も、いつしか目利きとして名が売れていきます。 
 それだけに時には腕を試され、はめられそうになる時もあります。この作品でも、彼女は目利きであるが故に逆にそうした罠にはまり危地に陥るのですが、、、果たして彼女はその危地を脱することができるのか。
 本作には「倣雛心中」「苦い狐」「瑠璃の誓い」「黒髪のクピド」と四つの短編が収められていますがどれも秀逸です。なかなかに厳しく張りつめた展開の作品が多く、息をつめて読んでしまいますが、それも心地よい疲れです。本作では友人の横尾硝子が、事件の中であるときはワトスンとして、あるときはパートナーとして、あるときは事件の当事者の一人として大きく絡んできますが、そのときどきの二人の会話やお互いへの気遣いや連帯が非常に強く描かれていてそのあたりも読みどころの一つでしょう。 
 おすすめできる一冊です。5の4です。
瑠璃の契り―旗師・冬狐堂 Amazon書評・レビュー: 瑠璃の契り―旗師・冬狐堂より
4163236600
No.5
(4pt)

今作も秀作揃いの短編集

 冬の狐こと、骨董旗師の冬狐堂の女主人、宇佐見陶子のシリーズ文庫最新作です(シリーズの長編は講談社から「狐罠」「狐闇」と文庫でも出ています。こちらの文春文庫の方は短編連作集ですが、主人公などは同じなので同一シリーズとして取り扱うほうがいいでしょう)。
 骨董の世界において、自らの店舗を持たず、競り市や地方の倉等から己れの「目利き」を頼りに骨董品を仕入れまた別の業者や客に転売することで成り立つ旗師は、常に商品をまわし続けること、またおかしな商品を仕入れたり売らないことで信用を勝ち得続けなければならない過酷な職業。ましてや普通の業界と違って、お互いがお互いを騙そうとしたり、出自自体がわからない品が行き来する暗い世界。 
 そんな中で生きる陶子も、いつしか目利きとして名が売れていきます。 
 それだけに時には腕を試され、はめられそうになる時もあります。この作品でも、彼女は目利きであるが故に逆にそうした罠にはまり危地に陥るのですが、、、果たして彼女はその危地を脱することができるのか。
 本作には「倣雛心中」「苦い狐」「瑠璃の誓い」「黒髪のクピド」と四つの短編が収められていますがどれも秀逸です。なかなかに厳しく張りつめた展開の作品が多く、息をつめて読んでしまいますが、それも心地よい疲れです。本作では友人の横尾硝子が、事件の中であるときはワトスンとして、あるときはパートナーとして、あるときは事件の当事者の一人として大きく絡んできますが、そのときどきの二人の会話やお互いへの気遣いや連帯が非常に強く描かれていてそのあたりも読みどころの一つでしょう。 
 おすすめできる一冊です。5の4です。
瑠璃の契り―旗師・冬狐堂 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 瑠璃の契り―旗師・冬狐堂 (文春文庫)より
4167717581
No.4
(5pt)

第二短編集!

冬狐堂シリーズの第一短編集「緋友禅 」より、私はこちらの方が性に合った。
前作の方が、暗く粘度が高かったような気がする。骨董の世界で”魑魅魍魎”が襲いかかってくるのを必死で戦い抜くのは面白い話ではあるが、こちらの気分まで毒される時がある...
対して、こちらは、陶子の周囲の人間が絡む話が多かったせいか、この女性の、そのヒトへの情の厚さが表に出て、なにやらほぅっとできた。
心持ちの悪くない主人公というのは、読んでいて良いものだなと思った。
瑠璃の契り―旗師・冬狐堂 Amazon書評・レビュー: 瑠璃の契り―旗師・冬狐堂より
4163236600
No.3
(5pt)

第二短編集!

冬狐堂シリーズの第一短編集「緋友禅 」より、私はこちらの方が性に合った。
前作の方が、暗く粘度が高かったような気がする。骨董の世界で”魑魅魍魎”が襲いかかってくるのを必死で戦い抜くのは面白い話ではあるが、こちらの気分まで毒される時がある...
対して、こちらは、陶子の周囲の人間が絡む話が多かったせいか、この女性の、そのヒトへの情の厚さが表に出て、なにやらほぅっとできた。
心持ちの悪くない主人公というのは、読んでいて良いものだなと思った。
瑠璃の契り―旗師・冬狐堂 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 瑠璃の契り―旗師・冬狐堂 (文春文庫)より
4167717581
No.2
(3pt)

心に秘められた思いを映す謎

 我が家ではちょっと人気の北森鴻。今回は副題が「旗師・冬狐堂」とあります。旗師とは、店舗を持たない骨董業者のこと。主人公の宇佐美陶子は、骨董目利きの要である目を患いながら、骨董にまつわる様々な謎に引き込まれていきます。ここに収められた4編は、一編一編独立した物語でありながら、プロフェッサーD・人形・カメラマン横尾硝子などのキイワードに引きずられるように、人の心に秘められた思いをさらけ出していく点が共通しています。それは、笑顔に隠された悪意であったり、夢を断念させられた思い出であったり、隠されていた思慕であったり、旧家の悪行であったり。 ここで北森鴻の筆が描くものは、謎解きというより、それに絡まる人の心です。どろどろした人の性(さが)が表に出ていて、読後感はウェットですね。同じ作者の「蛍坂」のしっとり感に比べて、やや後味が良くないかな。でも、骨董品に関する薀蓄や取りあげられた品物の描写が詳しくて、物知りになった気分です。冬狐堂シリーズは他にもありますが、どうしようかな。
瑠璃の契り―旗師・冬狐堂 Amazon書評・レビュー: 瑠璃の契り―旗師・冬狐堂より
4163236600
No.1
(4pt)

骨董の闇、過去の闇の中を行く“冬の狐”が魅力的な作品集

 古美術・骨董業界で旗師を生業としている冬狐堂こと宇佐見陶子。生き馬の目を抜くような世界で、プロの目利きとして行動する彼女を主人公にした話が四つ収められた作品集。「倣雛(ならいびな)心中」「苦い狐」「瑠璃の契り」「黒髪のクピド」の順に収録されている。前作の『緋友禅』以来、二年ぶりとなる冬狐堂シリーズの作品集である。 仕掛けられた罠に傷つきながらも、歯を食いしばるようにして行動していく一匹狼の“冬の狐”、彼女が行動していく姿がいい。彼女が身にまとっている凛とした清々しさ、そこにまず惹かれる。彼女の親友として登場するカメラマンの横尾硝子も素敵だ。ともすれば気持ちが萎えそうになる陶子の前に絶妙のタイミングで現れ、彼女の気力を奮い立たせる、いわばカンフル剤の役割を担うのが硝子である。陶子に対して、歯に衣着せない物言いで叱咤激励する硝子が、話の中でキラリと光っているように思う。 話の味わいとしては、競り市などで冬狐堂が手に入れる人形や切り子碗といった骨董品にまとわりついている“闇”の雰囲気、古い器物に宿る生命の気のようなものが立ち上がってくるところが印象に残る。古くからある道具や玩具、絵や器物などには魂が宿ることがあるという。そうした年代物の骨董品にスポットライトを当てて、そこに込められた職人の思いを浮かび上がらせて見せてくれるところに、冬狐堂シリーズのもうひとつの旨味があるように思う。
瑠璃の契り―旗師・冬狐堂 Amazon書評・レビュー: 瑠璃の契り―旗師・冬狐堂より
4163236600